No.243:うつくしま弥生の陣・2日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2010.03.30(火) 晴れ 28 町北町簡易局 西小川局
 宿を出発し、朝日が雪山を照らすきれいな街並みを進んでいきます。
 会津若松市街地は、朝の通勤ラッシュらしく、交通量も多めですが、渋滞というほどの混雑は起きていません。
 とりあえず国道49号に抜けて、新潟方面への車線に入りました。
1 09:03 町北町簡易郵便局 まちきたまち 福島県会津若松市

 よんきゅーはいわきと新潟を結ぶ国道。
 大動脈らしく、会津若松でも片側2車線の道。
 新潟方面に少し進み、荒久田交差点まで行きます。
 交差点を南下すると、すぐに局はありました。
 会津若松市内の局はほぼ完訪して昨日を迎えました。
 しかし、2008年8月5日の訪問後、新たに貯金を開始した局が…。
 それがこの局だったわけです。
 9時ジャストに局に入り、貯金を無事に済ませました。
 しかし…この後の行程は、季節外れの雪によって波乱の展開に!

2 09:22 磐梯郵便局 ばんだい 福島県耶麻郡磐梯町

 予定では、磐越道に乗って、磐梯河東インターまで行くつもりでした。
 しかし残念なことに、雪の影響がまだ残り、チェーン規制が。
 ノーマルタイヤの身としては、これはどうしようもありません。
 仕方がないので、国道49号を郡山方面に進みます。
 八田交差点から県道64号に入り、磐梯河東インターをくぐります。
 高速道路に乗らなくとも、10分程度でここまで到達しました。
 さらに磐梯町の中心地に抜け、役場の近くにある局に着きました。
 天気はどんよりとした曇り空で、走る列車の赤色が映えていました。
 町に唯一の局なので、磐梯町の局は完訪となりました。

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東北道から見る安達太良山は、広い空に悠々と。
3 10:12 杉田郵便局 すぎた 福島県二本松市

 そもそも、裏磐梯を訪問予定だった今日。
 雪と冬季閉鎖を知り、今日は断念して臨んだルート。
 しかしチェーン規制で高速道路も…と、磐越道のチェーン規制が解除に。
 9時半ごろ、磐梯河東インターから磐越道に乗ります。
 一気に二本松インターに飛びます。
 スイスイ走って、二本松インターから県道355号に。
 国道4号へのランプの途中から、杉田駅付近に向かいます。
 局は杉田の駅前に位置していました。
 東北本線にそんな駅があるとも初めて知りました。

4 10:23 二本松郵便局 にほんまつ 福島県二本松市

 国道4号を盛岡方面に北上していきます。
 二本松の市街地も近づいてきているようです。
 県道129号に入り、二本松市街地に向かいます。
 左手に二本松市役所がありました。
 二本松という街自体、あまりメジャーじゃないんだろうな。
 線路を越えて、県道129号を右折します。
 と、年度末恒例の工事が…幸いしました。
 渋滞の中の車から写真を撮影し、反対車線を少し走って局に。
 ゴム印は「菊人形と歴史のまち」とありました。

5 10:42 二本松亀谷郵便局 にほんまつかめがい 福島県二本松市

 渋滞を前になすすべなく、渋滞に巻き込まれます。
 県道129号を二本松駅方面に東へ。
 渋滞の元凶の交差点を過ぎると、スイスイ進みます。
 県道355号に入り、局は右手に位置していました。
 隣の会計事務所?の前の駐車場が局のものでした。
 風景印も設置されていて、何気なく観光のPRもされていました。
 菊人形まつりのCMは、そういえばテレビで放映されていますね。
 ところで、この局の前の亀谷坂という坂が、ほんとに圧巻でした。
 つらつらと続く坂は、おしゃれな置物などで飾られていました。


亀谷坂。自転車で下ったら気持ちよかろう。
6 10:52 二本松竹田町郵便局 にほんまつたけだまち 福島県二本松市

 そんな坂道で写真を撮影してから北上します。
 車だからいいものの、徒歩や自転車はきついな…。
 小高い山を越えて、県道129号にぶつかったら右折します。
 すぐに左手に局はありました。
 道路は整備の途中のようで、概ね完成していましたが駐車場は砂利。
 局の向かいにある大七酒造の大きな建物が印象的です。
 酒造会社がこんな街中にあると、不思議な感じです。
 この酒造会社の酒ですが、この先、酒屋を通るたびに看板を見かけました。
 いわゆる地酒なんでしょうが、日本酒はあまり飲まないのでスルー。

7 11:07 安達郵便局 あだちく 福島県二本松市

 県道129号を安達方面に向かいます。
 途中で県道は左手に折れていきます。
 直進していくと智恵子の森団地です。
 県道沿いには、高村智恵子の生家もあります。
 これに関しては、昨年夏に訪問しているので通過します。
 コープマートの交差点で左折、北上すると局は左手に。
 大きめの局舎は、旧安達町の中心局だったことを物語ります。
 智恵子のふるさと、のゴム印もここの土地ならではですね。
 たしかに、空は広く美しい、安達の街です。

8 11:25 上川崎郵便局 かみかわさき 福島県二本松市

 県道117号に入ります。
 国道4号をくぐって、さらに東に進みます。
 県道をしばらく進みますが、なかなか快適な道でした。
 丘を縫うように進む道は、適度にスピードに乗れる道です。
 上川崎の支所の先に局はありました。
 和紙の生産があるのか、隣にはそれに関する施設がありました。
 それから、局は「バス待ち郵便局」に指定されています。
 これは、バスを待つのに局の中にいてもいいですよ、というものです。
 乗り遅れにご注意くださいの注意書きが、なるほど、と思わせます。

9 11:40 二本松大平郵便局 にほんまつおおたいら 福島県二本松市

 来た道を戻っていきます。
 適当なところで国道4号のバイパスに入ります。
 郡山方面に南下していき、安達ヶ原入口交差点を右折。
 ぐるりと回りこんで阿武隈川を渡って川の右岸へ。
 セブンイレブンの交差点を右折、少し南下して左折します。
 東北新幹線の線路を越えて、しばらく行くと広い道に。
 左折すると、大きな標柱のある局に到着です。
 山間部らしからぬ看板の存在感でした。
 局の前には丸型ポストがあり、それは長閑だな、と思いました。

10 11:49 平石郵便局 ひらいし 福島県二本松市

 大平局の前の道を西へ進んでいきます。
 集落に入って、左手に道があるので左折します。
 つきあたりが国道459号です。
 すぐに二本松二中方面への道を右折します。
 中学校を右目に、小高い丘を越えると局は右手にありました。
 付近はのそかな景色が広がるばかりです。
 住宅が密集しているわけでもなく、静かな場所です。
 貯金を済ませると、次は来た道を引き返していくことになります。
 この調子でいわきまで到達できるのか、心配でした。

11 12:04 岩代郵便局 いわしろ 福島県二本松市

 国道459号まで戻ります。
 二本松二中から東にショートカットする道があるので右折しました。
 しばらくは山あいを走る道へと変化します。
 特に交通量が多いわけでも、スピードに乗れるわけでもありません。
 国道40号バイパスを分け、つきあたったら右折。
 岩代の市街地に入り、国道は左へ、県道40号は直進。
 県道を進み、すぐに右折すると局はありました。
 目立たない場所にありますが、旧岩代町の中心、大きな局舎です。
 東禅寺の門前になっていて、静かな場所だと思いました。


岩代局の前、東禅寺の入口。
12 12:20 新殿郵便局 にいどの 福島県二本松市

 国道459号に入って、東に向かいます。
 旧岩代町役場など、公共施設が集まっている所を通過。
 なんでもこの町は、富士山が見える北限なんだそうです。
 国道は整備されているものの、ところどころ狭い区間があります。
 それも工事が進められ、いずれ快適な道になる模様。
 西新殿の集落に入ると、旧道が左手に。
 2つ目の信号交差点を左折すると、局の背中が見えました。
 特徴は特にないものの、局の入口の表記が縦書きでした。
 小さな集落ながら、一定の利用はありそうな局です。

13 12:36 瀬川郵便局 せがわ 福島県田村市

 国道459号から南に延びる道に入ります。
 農道のような雰囲気ですが、確実に山を越えます。
 適当に走っていくと、国道349号へのショートカットになります。
 国道349号を南下していき、集落に入ります。
 県道50号との合流地点は見通しが悪いです。
 こういうところにこそ、信号があった方がいいような気がするのですが…。
 その先、局は国道沿い左手に位置していました。
 小さな局ですが、集配センターがありました。
 ゲームセンターのセガワールドは併設されていません。

14 12:48 沢石簡易郵便局 さわいし 福島県田村郡三春町

 さて、ここからが迷子になりそうでした。
 国道沿いに「実沢方面」とあるので、右折します。
 実沢というのが、沢石簡易局の所在地だからです。
 しかし道は細くなり、迷子になることは必至です。
 国道に戻り、セブンイレブンのある交差点から県道119号に入ります。
 この道なら、そのまま走っていけば局は右手に現れます。
 大型車の抜け道になっていて、集落内はちょっと危険です。
 この先は三春町の局を拾っていくことになります。
 「町」とはいえ、比較的規模の大きな町なので、長い付き合いになります。

15 12:57 要田郵便局 かなめだ 福島県田村郡三春町

 県道299号に入ります。
 ここには案内標識などはなかったので、沢石からすぐに左折します。
 しばらくは細い県道を南下していきます。
 左手に磐越東線の線路が出てきて並走します。
 踏切を渡って、交差点の手前に局はありました。
 付近には「要田駅」もありますが、読みは「かなめた」です。
 局名は「かなめだ」なので、濁るか濁らないかの違いです。
 要、というくらいなので、この付近はきっと重要だったんでしょうね。
 稲作に向いている肥えた土地なのでしょうか。

16 13:11 三春郵便局 みはる 福島県田村郡三春町

 県道50号に入り、南下します。
 ゆっくりな軽トラックにいらいらしながら、ゆっくりいきます。
 国道288号に出たら右折します。
 大半の交通はバイパスに流れているので、のんびりした道です。
 三春警察署を過ぎ、まほらの交差点で左折します。
 整備された町並みは一流の観光地のような雰囲気です。
 ここだけ温泉街か地方都市の中心地に来たかのようです。
 三春局は日本郵便の支店もあり、この町の規模の大きさを物語ります。
 警察署と「普通局」がある町は、たいてい規模の大きな町です。


これは三春小学校の入口なんです。
17 13:17 三春八幡町郵便局 みはるはちまんまち 福島県田村郡三春町

 来た道を戻り、まほらの前も直進します。
 国道288号に沿って左折、しばらく進みます。
 小都市のような雰囲気の中、左手にスーパーがあります。
 福島県内ではおなじみ、ヨークベニマルです。
 なんちゃってイトーヨーカドーと呼ばれていたのは、看板のせい。
 本来ブルーの部分がグリーンになっているんです。
 いまはセブンアンドアイの系列になっているのかな?
 向かいの局は小さなもので、車も2台ほどしか停められません。
 向かいにヨークの駐車場があるので、そちらも拝借できそうです。

18 13:24 三春駅前郵便局 みはるえきまえ 福島県田村郡三春町

 来た道を戻って、県道28号に入ります。
 三春駅方面の標識に従って進みます。
 三春の町の中心地には鉄道が乗り入れていません。
 駅は市街地から離れた場所に位置しています。
 局は県道沿い左手にありました。
 外観はログハウス調になっていて、おもしろいものです。
 「梅桃桜の里」というのが、三春を表しています。
 つまり、梅、桃、桜と3つの春がやってくる。
 それが三春の由来。


三春の滝桜は日本三大巨桜。まだつぼみもふくらまず。
19 13:50 中郷簡易郵便局 なかさと 福島県田村郡三春町

 県道28号で三春の中心地に戻ります。
 三春局前も通過し、県道40号から南下していきます。
 基本的には滝桜の看板に沿っていけばいいんです。
 4月に入ると、周囲の道路は規制されるので、ガラガラの県道にほっとします。
 滝桜の前を通ったので、せっかくなので立ち寄ります。
 開花したらこうはいかないだろうな、と思いつつ写真撮影。
 それでも5人ほど写真を撮っている人がいました。
 県道57号に入り、GS付近に局はありますが周囲に集落はなし。
 役場受託で、集落は湖に沈んでしまったんだそうです。

20 14:01 芦沢郵便局 あしざわ 福島県田村市

 県道57号を東へと進んでいきます。
 山越えの道ではありますが、整備された道です。
 こういう道なら走りやすいんですよね。
 県道300号とぶつかったら左折します。
 局はすぐに左手に位置していました。
 サラリーマンらしきお客さんが一人いましたが、他県からのお客さんのよう。
 局前の県道は意外と交通量があり、バックはしづらかったです。
 どんなに山間部でも、ときどきこういう局ってありますね。
 こんな所で事故に遭うわけにいかないので、慎重に…。

21 14:16 七郷郵便局 ななさと 福島県田村市

 県道57号を南下していきます。
 地図を見ても、少しの間局はないので、スピードに乗ります。
 スイスイ走っていき、県道300号に入ります。
 国道349号に入ると局はありました。
 交差点付近は整備されていて、道も広くなっています。
 しかし…局は古いままのようでした。
 場所としては、磐越道の阿武隈高原サービスエリア付近です。
 とはいえ、高速道路ははるか頭上を走っています。

22 14:25 下大越簡易郵便局 しもおおごえ 福島県田村市

 国道349号を北上し、県道57号に入ります。
 そのまま東に進んでいきます。
 途中で左折する広い道があるので、そちらへ。
 妙にスピードに乗る道なので、前の車についていきます。
 県道19号と交差して、磐越東線の線路を越えます。
 つきあたったら右折して進んでいきます。
 左手に局はあり、医者と駐車場をシェアしていました。
 写真に童が写っていますが、心霊写真ではありません。
 ちょうど軽トラックに乗ってやって来たんです(運転は母)。

23 14:35 大越郵便局 おおごえ 福島県田村市

 県道19号に出て南下していきます。
 ここもまたスピードに乗る(この表現は正しいか)道です。
 ものの数分で、左手に大越駅がありました。
 右手に局があり、車を停めて局へ。
 大きめの局舎でしたが、小さな声で話します。
 貯金と風景印はすぐに済みました。
 写真に写る愛車はすこぶる汚い…。
 これは、昨日雪道を走ったせいです。
 いわきナンバーの地域では、こんなに汚れないんだろうな。

24 14:46 菅谷郵便局 すがや 福島県田村市

 県道を南下していきます。
 基本的に磐越東線の線路に沿っています。
 途中で踏切を渡るんですが、踏切って最近珍しいですよね。
 交通量の多い主要地方道なのに踏切っていいのかなって。
 ま、列車の方がほとんど走らないからいいのか。
 とか思っていると、菅谷の集落に入ります。
 旧滝根町のエリアで、局は左手にありました。
 この局での写真撮影には苦労しました。
 白い局舎は真っ暗な写りになってしまうんですよね…。

25 14:56 滝根郵便局 たきね 福島県田村市

 県道を走り、音楽を聴きながらスイスイ。
 i-Podから流れるのは「♪Do The Hustle」。
 あれ、こんな曲はいってたっけとか思いながら走ります。
 旧滝根町の中心地に入り、県道36号を右に。
 局は交差点にほぼ面して位置していました
 旧役場の隣にある局です。
 とはいっても、滝根町なんていう町を知らなかったんですよね。
 田村市のエリアは、なかなか地味な町ばかりが集まっています。
 三春町が合併しなかったのも、そういうことが原因でしょうか。

26 15:28 川前郵便局 かわまえ 福島県いわき市

 この先は一気にぶっ飛びます。
 県道を南下、小野町に入ったらすぐに左折します。
 県道66号をいわき方面に進んでいきます。
 小町簡易局がありますが、ここも訪問済みなので通過します。
 さらに夏井局の前も通過、どんどん進んでいきます。
 線路沿いの山道は、なんだかいつの日か走ったことがあるような長閑さ。
 県道41号は川と線路に挟まれて川前の集落に30分ほどかけて到着。
 川前小中学校の入口に従って進むと、局はありました。
 不似合いなほど大きな局舎には面喰ってしまいました。

27 15:53 西小川郵便局 にしおがわ 福島県いわき市

 本当に郵便局に乏しいエリアです。
 県道を何キロもひたすら走っていくんです。
 しかも狭い、しかも抜け道利用されている。
 走りにくいんですが、嫌いじゃない道です。
 まぁ、人生に一度走るか走らないかの道ですからね。
 県道135号に入り、目の前に小川郵便局が…。
 ありますが右折して西小川局を目指します。
 15時50分の思惑は、こうして成功するのでした。
 貯金、風景印押印を15時55分までに済ませて、いざ出発。

28 16:00 小川郵便局 おがわ 福島県いわき市

 来た道を3分ほどで戻り、局へ。
 小川郵便局は県道沿いに位置していました。
 16時前ぎりぎりで貯金をお願いしました。
 風景印を押してもらっている間に16時になりました。
 ここは小川郷と呼ばれている地域です。
 詩人、草野心平のふるさとでもあるようです。
 今日一日で、高村智恵子にも草野心平にも会いました。
 空から池の蛙まで詩にしてしまう。
 福島県には、そんな素朴な風景がよく似合います。

 
今日の宿は吉野谷鉱泉。ニュータウンの真ん中にすごい場所が。
 今日の旅路は長かった。なにせ、会津から中通り、浜通りまで一気に横断してきたことになりますからね。
 そんな疲れを癒す宿が、いわき市中心地のニュータウンの中にありました。
 こんなにおもしろい宿は全国探してもないというくらいの宿。夕飯も、思っていた以上に豪華でした。
 宿泊客は自分と、もう1人しかいなかったようで、のんびりとできました。ここはおすすめです。

 

 

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