宿を出発し、朝日が雪山を照らすきれいな街並みを進んでいきます。
会津若松市街地は、朝の通勤ラッシュらしく、交通量も多めですが、渋滞というほどの混雑は起きていません。
とりあえず国道49号に抜けて、新潟方面への車線に入りました。
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1 |
09:03 |
町北町簡易郵便局 |
まちきたまち |
福島県会津若松市 |
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よんきゅーはいわきと新潟を結ぶ国道。
大動脈らしく、会津若松でも片側2車線の道。
新潟方面に少し進み、荒久田交差点まで行きます。
交差点を南下すると、すぐに局はありました。
会津若松市内の局はほぼ完訪して昨日を迎えました。
しかし、2008年8月5日の訪問後、新たに貯金を開始した局が…。
それがこの局だったわけです。
9時ジャストに局に入り、貯金を無事に済ませました。
しかし…この後の行程は、季節外れの雪によって波乱の展開に!
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2 |
09:22 |
磐梯郵便局 |
ばんだい |
福島県耶麻郡磐梯町 |
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予定では、磐越道に乗って、磐梯河東インターまで行くつもりでした。
しかし残念なことに、雪の影響がまだ残り、チェーン規制が。
ノーマルタイヤの身としては、これはどうしようもありません。
仕方がないので、国道49号を郡山方面に進みます。
八田交差点から県道64号に入り、磐梯河東インターをくぐります。
高速道路に乗らなくとも、10分程度でここまで到達しました。
さらに磐梯町の中心地に抜け、役場の近くにある局に着きました。
天気はどんよりとした曇り空で、走る列車の赤色が映えていました。
町に唯一の局なので、磐梯町の局は完訪となりました。
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磐梯河東IC→二本松IC 55.9キロ・普通車1,600円⇒平日昼間割引1,100円:お得額500円
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東北道から見る安達太良山は、広い空に悠々と。
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3 |
10:12 |
杉田郵便局 |
すぎた |
福島県二本松市 |
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そもそも、裏磐梯を訪問予定だった今日。
雪と冬季閉鎖を知り、今日は断念して臨んだルート。
しかしチェーン規制で高速道路も…と、磐越道のチェーン規制が解除に。
9時半ごろ、磐梯河東インターから磐越道に乗ります。
一気に二本松インターに飛びます。
スイスイ走って、二本松インターから県道355号に。
国道4号へのランプの途中から、杉田駅付近に向かいます。
局は杉田の駅前に位置していました。
東北本線にそんな駅があるとも初めて知りました。
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4 |
10:23 |
二本松郵便局 |
にほんまつ |
福島県二本松市 |
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国道4号を盛岡方面に北上していきます。
二本松の市街地も近づいてきているようです。
県道129号に入り、二本松市街地に向かいます。
左手に二本松市役所がありました。
二本松という街自体、あまりメジャーじゃないんだろうな。
線路を越えて、県道129号を右折します。
と、年度末恒例の工事が…幸いしました。
渋滞の中の車から写真を撮影し、反対車線を少し走って局に。
ゴム印は「菊人形と歴史のまち」とありました。
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5 |
10:42 |
二本松亀谷郵便局 |
にほんまつかめがい |
福島県二本松市 |
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渋滞を前になすすべなく、渋滞に巻き込まれます。
県道129号を二本松駅方面に東へ。
渋滞の元凶の交差点を過ぎると、スイスイ進みます。
県道355号に入り、局は右手に位置していました。
隣の会計事務所?の前の駐車場が局のものでした。
風景印も設置されていて、何気なく観光のPRもされていました。
菊人形まつりのCMは、そういえばテレビで放映されていますね。
ところで、この局の前の亀谷坂という坂が、ほんとに圧巻でした。
つらつらと続く坂は、おしゃれな置物などで飾られていました。
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亀谷坂。自転車で下ったら気持ちよかろう。
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6 |
10:52 |
二本松竹田町郵便局 |
にほんまつたけだまち |
福島県二本松市 |
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そんな坂道で写真を撮影してから北上します。
車だからいいものの、徒歩や自転車はきついな…。
小高い山を越えて、県道129号にぶつかったら右折します。
すぐに左手に局はありました。
道路は整備の途中のようで、概ね完成していましたが駐車場は砂利。
局の向かいにある大七酒造の大きな建物が印象的です。
酒造会社がこんな街中にあると、不思議な感じです。
この酒造会社の酒ですが、この先、酒屋を通るたびに看板を見かけました。
いわゆる地酒なんでしょうが、日本酒はあまり飲まないのでスルー。
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7 |
11:07 |
安達郵便局 |
あだちく |
福島県二本松市 |
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県道129号を安達方面に向かいます。
途中で県道は左手に折れていきます。
直進していくと智恵子の森団地です。
県道沿いには、高村智恵子の生家もあります。
これに関しては、昨年夏に訪問しているので通過します。
コープマートの交差点で左折、北上すると局は左手に。
大きめの局舎は、旧安達町の中心局だったことを物語ります。
智恵子のふるさと、のゴム印もここの土地ならではですね。
たしかに、空は広く美しい、安達の街です。
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8 |
11:25 |
上川崎郵便局 |
かみかわさき |
福島県二本松市 |
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県道117号に入ります。
国道4号をくぐって、さらに東に進みます。
県道をしばらく進みますが、なかなか快適な道でした。
丘を縫うように進む道は、適度にスピードに乗れる道です。
上川崎の支所の先に局はありました。
和紙の生産があるのか、隣にはそれに関する施設がありました。
それから、局は「バス待ち郵便局」に指定されています。
これは、バスを待つのに局の中にいてもいいですよ、というものです。
乗り遅れにご注意くださいの注意書きが、なるほど、と思わせます。
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9 |
11:40 |
二本松大平郵便局 |
にほんまつおおたいら |
福島県二本松市 |
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来た道を戻っていきます。
適当なところで国道4号のバイパスに入ります。
郡山方面に南下していき、安達ヶ原入口交差点を右折。
ぐるりと回りこんで阿武隈川を渡って川の右岸へ。
セブンイレブンの交差点を右折、少し南下して左折します。
東北新幹線の線路を越えて、しばらく行くと広い道に。
左折すると、大きな標柱のある局に到着です。
山間部らしからぬ看板の存在感でした。
局の前には丸型ポストがあり、それは長閑だな、と思いました。
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10 |
11:49 |
平石郵便局 |
ひらいし |
福島県二本松市 |
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大平局の前の道を西へ進んでいきます。
集落に入って、左手に道があるので左折します。
つきあたりが国道459号です。
すぐに二本松二中方面への道を右折します。
中学校を右目に、小高い丘を越えると局は右手にありました。
付近はのそかな景色が広がるばかりです。
住宅が密集しているわけでもなく、静かな場所です。
貯金を済ませると、次は来た道を引き返していくことになります。
この調子でいわきまで到達できるのか、心配でした。
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11 |
12:04 |
岩代郵便局 |
いわしろ |
福島県二本松市 |
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国道459号まで戻ります。
二本松二中から東にショートカットする道があるので右折しました。
しばらくは山あいを走る道へと変化します。
特に交通量が多いわけでも、スピードに乗れるわけでもありません。
国道40号バイパスを分け、つきあたったら右折。
岩代の市街地に入り、国道は左へ、県道40号は直進。
県道を進み、すぐに右折すると局はありました。
目立たない場所にありますが、旧岩代町の中心、大きな局舎です。
東禅寺の門前になっていて、静かな場所だと思いました。
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岩代局の前、東禅寺の入口。
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12 |
12:20 |
新殿郵便局 |
にいどの |
福島県二本松市 |
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国道459号に入って、東に向かいます。
旧岩代町役場など、公共施設が集まっている所を通過。
なんでもこの町は、富士山が見える北限なんだそうです。
国道は整備されているものの、ところどころ狭い区間があります。
それも工事が進められ、いずれ快適な道になる模様。
西新殿の集落に入ると、旧道が左手に。
2つ目の信号交差点を左折すると、局の背中が見えました。
特徴は特にないものの、局の入口の表記が縦書きでした。
小さな集落ながら、一定の利用はありそうな局です。
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13 |
12:36 |
瀬川郵便局 |
せがわ |
福島県田村市 |
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国道459号から南に延びる道に入ります。
農道のような雰囲気ですが、確実に山を越えます。
適当に走っていくと、国道349号へのショートカットになります。
国道349号を南下していき、集落に入ります。
県道50号との合流地点は見通しが悪いです。
こういうところにこそ、信号があった方がいいような気がするのですが…。
その先、局は国道沿い左手に位置していました。
小さな局ですが、集配センターがありました。
ゲームセンターのセガワールドは併設されていません。
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14 |
12:48 |
沢石簡易郵便局 |
さわいし |
福島県田村郡三春町 |
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さて、ここからが迷子になりそうでした。
国道沿いに「実沢方面」とあるので、右折します。
実沢というのが、沢石簡易局の所在地だからです。
しかし道は細くなり、迷子になることは必至です。
国道に戻り、セブンイレブンのある交差点から県道119号に入ります。
この道なら、そのまま走っていけば局は右手に現れます。
大型車の抜け道になっていて、集落内はちょっと危険です。
この先は三春町の局を拾っていくことになります。
「町」とはいえ、比較的規模の大きな町なので、長い付き合いになります。
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15 |
12:57 |
要田郵便局 |
かなめだ |
福島県田村郡三春町 |
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県道299号に入ります。
ここには案内標識などはなかったので、沢石からすぐに左折します。
しばらくは細い県道を南下していきます。
左手に磐越東線の線路が出てきて並走します。
踏切を渡って、交差点の手前に局はありました。
付近には「要田駅」もありますが、読みは「かなめた」です。
局名は「かなめだ」なので、濁るか濁らないかの違いです。
要、というくらいなので、この付近はきっと重要だったんでしょうね。
稲作に向いている肥えた土地なのでしょうか。
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16 |
13:11 |
三春郵便局 |
みはる |
福島県田村郡三春町 |
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県道50号に入り、南下します。
ゆっくりな軽トラックにいらいらしながら、ゆっくりいきます。
国道288号に出たら右折します。
大半の交通はバイパスに流れているので、のんびりした道です。
三春警察署を過ぎ、まほらの交差点で左折します。
整備された町並みは一流の観光地のような雰囲気です。
ここだけ温泉街か地方都市の中心地に来たかのようです。
三春局は日本郵便の支店もあり、この町の規模の大きさを物語ります。
警察署と「普通局」がある町は、たいてい規模の大きな町です。
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これは三春小学校の入口なんです。
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17 |
13:17 |
三春八幡町郵便局 |
みはるはちまんまち |
福島県田村郡三春町 |
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来た道を戻り、まほらの前も直進します。
国道288号に沿って左折、しばらく進みます。
小都市のような雰囲気の中、左手にスーパーがあります。
福島県内ではおなじみ、ヨークベニマルです。
なんちゃってイトーヨーカドーと呼ばれていたのは、看板のせい。
本来ブルーの部分がグリーンになっているんです。
いまはセブンアンドアイの系列になっているのかな?
向かいの局は小さなもので、車も2台ほどしか停められません。
向かいにヨークの駐車場があるので、そちらも拝借できそうです。
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18 |
13:24 |
三春駅前郵便局 |
みはるえきまえ |
福島県田村郡三春町 |
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来た道を戻って、県道28号に入ります。
三春駅方面の標識に従って進みます。
三春の町の中心地には鉄道が乗り入れていません。
駅は市街地から離れた場所に位置しています。
局は県道沿い左手にありました。
外観はログハウス調になっていて、おもしろいものです。
「梅桃桜の里」というのが、三春を表しています。
つまり、梅、桃、桜と3つの春がやってくる。
それが三春の由来。
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三春の滝桜は日本三大巨桜。まだつぼみもふくらまず。
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19 |
13:50 |
中郷簡易郵便局 |
なかさと |
福島県田村郡三春町 |
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県道28号で三春の中心地に戻ります。
三春局前も通過し、県道40号から南下していきます。
基本的には滝桜の看板に沿っていけばいいんです。
4月に入ると、周囲の道路は規制されるので、ガラガラの県道にほっとします。
滝桜の前を通ったので、せっかくなので立ち寄ります。
開花したらこうはいかないだろうな、と思いつつ写真撮影。
それでも5人ほど写真を撮っている人がいました。
県道57号に入り、GS付近に局はありますが周囲に集落はなし。
役場受託で、集落は湖に沈んでしまったんだそうです。
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20 |
14:01 |
芦沢郵便局 |
あしざわ |
福島県田村市 |
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県道57号を東へと進んでいきます。
山越えの道ではありますが、整備された道です。
こういう道なら走りやすいんですよね。
県道300号とぶつかったら左折します。
局はすぐに左手に位置していました。
サラリーマンらしきお客さんが一人いましたが、他県からのお客さんのよう。
局前の県道は意外と交通量があり、バックはしづらかったです。
どんなに山間部でも、ときどきこういう局ってありますね。
こんな所で事故に遭うわけにいかないので、慎重に…。
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21 |
14:16 |
七郷郵便局 |
ななさと |
福島県田村市 |
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県道57号を南下していきます。
地図を見ても、少しの間局はないので、スピードに乗ります。
スイスイ走っていき、県道300号に入ります。
国道349号に入ると局はありました。
交差点付近は整備されていて、道も広くなっています。
しかし…局は古いままのようでした。
場所としては、磐越道の阿武隈高原サービスエリア付近です。
とはいえ、高速道路ははるか頭上を走っています。
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22 |
14:25 |
下大越簡易郵便局 |
しもおおごえ |
福島県田村市 |
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国道349号を北上し、県道57号に入ります。
そのまま東に進んでいきます。
途中で左折する広い道があるので、そちらへ。
妙にスピードに乗る道なので、前の車についていきます。
県道19号と交差して、磐越東線の線路を越えます。
つきあたったら右折して進んでいきます。
左手に局はあり、医者と駐車場をシェアしていました。
写真に童が写っていますが、心霊写真ではありません。
ちょうど軽トラックに乗ってやって来たんです(運転は母)。
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23 |
14:35 |
大越郵便局 |
おおごえ |
福島県田村市 |
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県道19号に出て南下していきます。
ここもまたスピードに乗る(この表現は正しいか)道です。
ものの数分で、左手に大越駅がありました。
右手に局があり、車を停めて局へ。
大きめの局舎でしたが、小さな声で話します。
貯金と風景印はすぐに済みました。
写真に写る愛車はすこぶる汚い…。
これは、昨日雪道を走ったせいです。
いわきナンバーの地域では、こんなに汚れないんだろうな。
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24 |
14:46 |
菅谷郵便局 |
すがや |
福島県田村市 |
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県道を南下していきます。
基本的に磐越東線の線路に沿っています。
途中で踏切を渡るんですが、踏切って最近珍しいですよね。
交通量の多い主要地方道なのに踏切っていいのかなって。
ま、列車の方がほとんど走らないからいいのか。
とか思っていると、菅谷の集落に入ります。
旧滝根町のエリアで、局は左手にありました。
この局での写真撮影には苦労しました。
白い局舎は真っ暗な写りになってしまうんですよね…。
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25 |
14:56 |
滝根郵便局 |
たきね |
福島県田村市 |
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県道を走り、音楽を聴きながらスイスイ。
i-Podから流れるのは「♪Do The Hustle」。
あれ、こんな曲はいってたっけとか思いながら走ります。
旧滝根町の中心地に入り、県道36号を右に。
局は交差点にほぼ面して位置していました
旧役場の隣にある局です。
とはいっても、滝根町なんていう町を知らなかったんですよね。
田村市のエリアは、なかなか地味な町ばかりが集まっています。
三春町が合併しなかったのも、そういうことが原因でしょうか。
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26 |
15:28 |
川前郵便局 |
かわまえ |
福島県いわき市 |
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この先は一気にぶっ飛びます。
県道を南下、小野町に入ったらすぐに左折します。
県道66号をいわき方面に進んでいきます。
小町簡易局がありますが、ここも訪問済みなので通過します。
さらに夏井局の前も通過、どんどん進んでいきます。
線路沿いの山道は、なんだかいつの日か走ったことがあるような長閑さ。
県道41号は川と線路に挟まれて川前の集落に30分ほどかけて到着。
川前小中学校の入口に従って進むと、局はありました。
不似合いなほど大きな局舎には面喰ってしまいました。
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27 |
15:53 |
西小川郵便局 |
にしおがわ |
福島県いわき市 |
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本当に郵便局に乏しいエリアです。
県道を何キロもひたすら走っていくんです。
しかも狭い、しかも抜け道利用されている。
走りにくいんですが、嫌いじゃない道です。
まぁ、人生に一度走るか走らないかの道ですからね。
県道135号に入り、目の前に小川郵便局が…。
ありますが右折して西小川局を目指します。
15時50分の思惑は、こうして成功するのでした。
貯金、風景印押印を15時55分までに済ませて、いざ出発。
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28 |
16:00 |
小川郵便局 |
おがわ |
福島県いわき市 |
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来た道を3分ほどで戻り、局へ。
小川郵便局は県道沿いに位置していました。
16時前ぎりぎりで貯金をお願いしました。
風景印を押してもらっている間に16時になりました。
ここは小川郷と呼ばれている地域です。
詩人、草野心平のふるさとでもあるようです。
今日一日で、高村智恵子にも草野心平にも会いました。
空から池の蛙まで詩にしてしまう。
福島県には、そんな素朴な風景がよく似合います。
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今日の宿は吉野谷鉱泉。ニュータウンの真ん中にすごい場所が。
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今日の旅路は長かった。なにせ、会津から中通り、浜通りまで一気に横断してきたことになりますからね。
そんな疲れを癒す宿が、いわき市中心地のニュータウンの中にありました。
こんなにおもしろい宿は全国探してもないというくらいの宿。夕飯も、思っていた以上に豪華でした。
宿泊客は自分と、もう1人しかいなかったようで、のんびりとできました。ここはおすすめです。
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