No.679:夏の3週間北海道ドライブ・25日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2024.08.20(火) 晴れ 23 おいらせ青葉局 関局
 北海道を離れて数時間。夜の海を走るフェリーはあっという間に本州に近付き、八戸港が見えてきました。しかしぐっすりと眠れました。
 当初計画では、津軽海峡フェリーからの弘南鉄道乗り鉄、大戸瀬簡易郵便局訪問からの秋田に抜けるプランでした。
 しかし大戸瀬簡易郵便局が一時閉鎖になり、津軽地方へ行く理由がなくなり、八戸から太平洋側をのんびりと南下する計画に変更しました。

   
眠っている間にもう八戸。さあ、本州の郵便局を訪問しましょう。
 (船中泊)…(川崎近海汽船シルバーフェリー)→八戸港
1 09:03 おいらせ青葉郵便局 おいらせあおば 青森県上北郡おいらせ町

 青森県の未訪問局はもうあまりありません。
 特に太平洋側は、おいらせ町に開局したおいらせ青葉局のみ。
 八戸港を出発して、給油しながら北に進んでいきます。
 海に近いエリアを北へ北へと向かいます。
 なんだか北海道への未練のようです。
 三沢方面に進んで、しばらく行くと局はありました。
 到着が8時58分という、まさにベストなタイミングです。
 広い駐車場にコンビニ型の局舎は味気ないですが便利ですね。
 開局は2024年5月と、まだできたての匂いがしていました。

 三沢十和田下田IC~九戸IC 50.8キロ・普通車1,610円
2 09:48 江刺家郵便局 えさしか 岩手県九戸郡九戸村

 おいらせ青葉局周辺にはもう未訪問局はありません。
 そんなわけで、高速道路でワープします。
 運よく近くに三沢十和田下田インターがありました。
 大井川焼津藤枝SICばりに長い名前のインター名です。
 八戸道に入って九戸インターで出ると、そこは九戸村の集落。
 国道340号を北に向かい、わき道を入ると局はありました。
 江刺家というのはなんだか不思議な、でも岩手っぽい地名です。
 清和源氏南部氏流の九戸氏の一族の名でもあるそうです。
 ということは、江刺家家、ってことか(変換される!)。

3 10:00 伊保内郵便局 いぼない 岩手県九戸郡九戸村

 国道340号を南下して、九戸村中心地方面へ。
 このあたりの訪問順序は本当に悩みました。
 どう回っても山あいを行ったり来たりします。
 だからこそ、今日まで訪問せずにほったらかしていたんだけど。
 山あいの小さな市街地に入ると、九戸村役場の先に局。
 奥行きが長~い建物で、奥の方が集配スペース。
 村のお客さんが集まっており、賑わっていました。
 九戸村の人口は5,000人弱。
 村としては全国的にもそこそこの規模でしょうか。

4 10:29 福岡長嶺郵便局 ふくおかながみね 岩手県二戸市

 この先には戸田郵便局もありますが、まずは西へ。
 道道…じゃなくって県道24号は走りやすい道。
 だけど北海道とは比べ物にならないくらい狭いし遅い。
 仕方ないけれど、体と頭と心が北海道に慣れてしまった。
 こんなんで関東に帰れるのか、東北でリハビリです。
 県道274号に出ると二戸市街地です。
 昔ながらの街並みを北に進んでいくと局はありました。
 市街地だけあって、周辺には民家が並んでいます。
 ドラッグストアもあって、このあたりは人通りもありますね。

5 10:36 二戸郵便局 にのへ 岩手県二戸市

 長嶺局からは来た道を戻って南下します。
 県道274号二戸一戸線というなんだか不思議な道。
 まあ、二戸と一戸を結んでいるというだけなんだが。
 シティホテルがあり、二戸大橋の交差点を過ぎると局。
 二戸市役所などもこのあたりに位置しています。
 都市の中心局らしく大きな集配局です。
 ですが、駐車場は局舎の前、県道に直角に駐車するタイプ。
 これは出庫時にちょっと苦労しましたね。
 昔ながらの通りなので、これは仕方のないことなんですが。

6 10:43 二戸駅前郵便局 にのへえきまえ 岩手県二戸市

 そのまま県道274号を南下していきます。
 人が歩いていたり、商店があったり。
 局と局の間にも家が並んでいるのは、本州ですよね。
 そのまま行くと、川を渡った先に局。
 駅前から続く通りの終わりがここで、駅前局というわけか。
 その二戸駅は東北新幹線も停車するので、駅前バリューがあるんでしょう。
 そんな二戸市は人口23,000人余りと都市としては小規模。
 それでも東京まで新幹線で一本というのはすごいです。
 駅前局はまだきれいな局舎で、2022年に移転したものです。

7 10:52 鳥越簡易郵便局 とりごえ 岩手県二戸郡一戸町

 県道274号をそのままさらに南に進みます。
 少し道幅は狭くなり、馬淵川を渡る荒瀬橋も古くて狭い。
 それでも、隣町と繋がる県道なのでそこそこの車通り。
 一戸町に入り、国道4号に合流しました。
 南下していわて銀河鉄道のオーバーパスの手前で右折。
 鳥越の集落を進み、線路沿いの街並みに局。
 こちらの局では夏の暑さが話題になりました。
 北海道だけではなく、全国的にここ数年は暑いんですね。
 北国イメージの岩手県。いまじゃエアコンも必須です。

8 11:04 一戸郵便局 いちのへ 岩手県二戸郡一戸町

 鳥越簡易局前の道をそのまま南下していきます。
 この道はいわゆる国道4号の旧道なんでしょうか。
 集落を抜けてまた国道4号に合流します。
 後ろをパトカーが走っていた気がしますが、もしかして撒いた?!
 そんなに飛ばしているわけはないのにひやひや。
 さて、また国道4号を離れて市街地を進むと局。
 あれ、この道は県道274号二戸一戸線ではないですか。
 馬淵川を渡ったところに局はあり、集配局の大きめの局舎です。
 二戸郡一戸町というなんだかテストに出そうな自治体です。

9 11:15 鳥海郵便局 ちょうかい 岩手県二戸郡一戸町

 一戸の市街地を進んでいきます。
 いわて銀河鉄道の一戸駅手前で右折、線路の西へ。
 線路のアンダーパスが昔ながらの狭いものでした。
 対向車が来ないかとひやひやする狭さです。
 県道210号はバイパスに入り、長いトンネルで一気に西へ。
 山を越えると鳥海の集落で、広い道から少し入ると局はありました。
 少し大きめの局舎ですが、集配局ではありません。
 こちらの局は2024年11月より昼休みが導入されました。
 教育現場と違って、働き方改革が進んでいるのは羨ましいです。

10 11:32 小鳥谷郵便局 こずや 岩手県二戸郡一戸町

 来た道を戻るしかないので、一戸駅まで戻ります。
 一戸駅はきれいな駅舎ですが、現在は三セクの駅。
 かつては特急はつかりが停車していたと考えると寂しいです。
 国道4号に合流して、さらに県道101号に入ると局。
 このあたりは一戸駅から一駅南下した小鳥谷駅前。
 大きな局舎ですが2007年に集配は廃止されています。
 局のある街道沿いは民家が建ち並ぶ昔からの集落というか宿場町のよう。
 北海道とは違って、やはり街並みに寂しさを感じません。
 それから、小鳥谷、という地名は初見では読めませんね。

11 11:43 小繋簡易郵便局 こつなぎ 岩手県二戸郡一戸町

 国道4号に出て、しばらく南下していきます。
 局間距離は当然長いのですが、北海道の比じゃないです。
 幹線国道らしく交通量はそこそこあります。
 ただ、国道に合流したタイミングからか、前後には車がいませんでした。
 こういうときに調子に乗って飛ばすと捕まるやつ~。
 トンネルを抜けて小繋の駅の手前に局はありました。
 このあたりは集落とは言えないほど、民家が数軒あるくらい。
 県境の目時駅付近の方が家もあるんじゃないかな。
 そんな山奥感の強い局ですが、国道沿いなので便利です。

12 11:57 奥中山郵便局 おくなかやま 岩手県二戸郡一戸町

 国道4号をさらに進んでいきます。
 というか国道4号は東京まで続いているんでした。
 綾瀬に住んでいたころ、日光街道と呼んでいた道です。
 そうそう、よく買い物したニトリ梅島店も国道4号沿いだった。
 さて、次の局までの局間距離は長くて、のんびりドライブ。
 いわて銀河鉄道奥中山高原駅付近で左折すると局。
 奥中山というわりにはしっかりと集落が発達しています。
 大きめの局舎は集配局で、駐車場も広かったです。
 もっと山奥の立地なんじゃないかと思っていました。

13 12:23 北山形簡易郵便局 きたやまがた 岩手県岩手郡岩手町

 ここから南に行くと沼宮内郵便局に出ます。
 そちらは2014年8月に訪問済みです。
 もう10年も前のことですが、そのときは鹿角から抜けてきたのでした。
 そんなわけで、岩手町の局は完訪していると思っていました。
 しかしよく調べると、おっと、山あいに未訪問局発見。
 山を越えて道の駅くずまき高原から国道281号を西へ、また南へ。
 そんな感じで進んでいくと、やっとのことで北山形簡易郵便局に到着。
 このあたりはけっこう山深く、往復するだけでも結構大変。
 実際に行ってみると、そこまで僻地感はないんですけどね。

14 12:38 小屋瀬簡易郵便局 こやせ 岩手県岩手郡葛巻町

 県道253号を抜けて国道281号に出ました。
 やはり国道なので、そこそこ車は走っています。
 それでも交通量が多いってほどではなですね。
 葛巻町に入り、小屋瀬の集落に入ります。
 小中学校もある大きめの集落ですが、地名は葛巻町葛巻。
 小屋瀬というのはこのあたりの通称なんでしょう。
 そしてこの局で事件が発生。
 昨日の千歳長都駅前局と同じ事象が発生しました。
 ちゃんとフラグを回収して、もう起きませんように…。

15 13:08 葛巻郵便局 くずまき 岩手県岩手郡葛巻町

 ただ、簡易局では対応しきれず、葛巻局で事件は判明。
 小屋瀬で「なんだかおかしなことになったかも」と言っていました。
 葛巻局で昨日の件を話し、同じように通帳更新をすることに。
 なんとも短命になってしまった今回の通帳ちゃん。
 しかし長い人生で、通帳詰まりとかではない前残相違は初めてです。
 こういうことが起こるといろいろと心配になってしまいます。
 葛巻町の中心地、超立派な金持ち自治体のような町役場もありました。
 そんな中心市街地の中に局はありました。
 忙しい中、いろいろとお世話になりました。

16 13:18 岩手中村簡易郵便局 いわてなかむら 岩手県岩手郡葛巻町

 国道340号に入り、南下していきます。
 なんとも言えない場所を通る国道です。
 陸前高田から八戸に抜ける道で、内陸部を通ります。
 震災時には輸送路として利用されたという道です。
 そんな国道を進み、葛巻市街地を後に南下すると局。
 山奥という感じではなく、国道沿いには民家や田畑が続いています。
 こちらの簡易局は商店と兼業のようです。
 小さな集落にとっては大切なお店だろうなと思います。
 もう少し南にもう1局あるので、さらに南下します。

17 13:26 江刈郵便局 えかり 岩手県岩手郡葛巻町

 さらに岩泉方面へと南下していきます。
 どんどん山あいに進むわけですが、走りやすい道です。
 2車線の道がきちんと確保されています。
 しばらく走ると局は右手にありました。
 古い局舎ではないのですが、丸型のポストがありました。
 このあたりの景色にはマッチしてると思います。
 この先は、国道もなんだか激しい山道のようです。
 ずっと行くと、岩泉町の小川郵便局に出るようです。
 そちらは2019年に訪問しているので、ここから戻ります。

18 13:49 小田郵便局 こだ 岩手県岩手郡葛巻町

 葛巻市街地にまで戻り、役場を横目にさらに戻ります。
 途中で県道15号に入り、山あいを北上します。
 前には二戸駅行きのJRバスがのんびりと走っています。
 お客さんがおらず、早く着き過ぎるのか時速20キロほどで走ります。
 気付けば後方が渋滞してしまい、バスもさすがに道を譲ってくれました。
 小田地区に入ると馬淵川を渡った先に局はありました。
 独特の立地ですが、駐車場がありませんでした。
 道路から一段下がった場所にあるので、目立たない局です。
 使い勝手の課題から、今後は移転しそうな気がします。

19 14:00 田部簡易郵便局 たべ 岩手県岩手郡葛巻町

 さらに県道15号を北に進んでいきます。
 馬淵川に沿って、農地と民家が疎らに続きます。
 先ほどの二戸駅行きのバスに追い付きます。
 このあたりもバス停が小まめに設置されています。
 町役場のHPによると、町内の乗降は100円でできるそうです。
 しばらく走って田部地区に入りました。
 局は県道沿いにあり、やはり駐車場がありませんでした。
 まだ局舎は新しいので、路肩に駐車するのを前提にしているんでしょう。
 それほど交通量が多い道ではないので、これでいいんでしょう。

20 14:24 戸田郵便局 とだ 岩手県九戸郡九戸村

 この県道をこのまま進んでも、小鳥谷に出ます。
 なるほど、一戸、二戸との結び付きが強いんですね。
 昔の街道筋が東北本線沿いだったわけですもんね。
 さて、県道を戻り、途中で県道を離れて左折。
 山あいを進む道は広くはないものの、狭くもない道です。
 しばらく走って、国道340号に出ました。
 九戸村中心部方面へ走っていくと、局は右手にありました。
 戸田郵便局は九戸村に位置しています。
 これでおそらく、九戸村の郵便局は完訪です。

21 14:38 荷軽部簡易郵便局 にかるべ 岩手県久慈市

 少し南下してきた道を戻ります。
 地図にはピザ屋さんが出てきます。
 こんなところにピザ屋さんがあるのかとびっくり。
 東北地方では近年、ピザが主食になりつつありますからね。
 県道272号に入り、一気に東に進んでいきます。
 この道はなんともいえない細い道でした。
 走りづらいというほどではないですが、対向車が来ないでほしい道。
 細い道を抜けると広めの道に出て、集落に局。
 製材所の事務所のようなところにある局でした。

22 14:52 陸中山形郵便局 りくちゅうやまがた 岩手県久慈市

 県道272号を今度は南に進みます。
 こちら側は走りやすい2車線の道が続いていました。
 しばらく走ると国道281号に抜けました。
 ここからは国道を久慈方面に走ります。
 車はそんなに多くなくて、走りやすい道でした。
 2006年まで山形村だったエリアで、村の中心地に局はありました。
 国道沿いでわかりやすい場所ですが、静かな立地です。
 村の人口は2006年当時で3,000人程度でした。
 現在は2,000人を切るくらいになっているかもしれません。

23 15:05 関郵便局 せき 岩手県久慈市

 国道を少し進んでから、南下する道に入ります。
 国道上の標識も「関」を指しているので迷いませんね。
 しばらく走っていると…なんか変な音がするな。
 カーラジオを切ってみると、走行音がなんだかおかしい。
 木の枝でも挟まっているかな、と思いながら局に到着。
 いや、パンクしとるやん。
 よりによってこんな山奥で…頭真っ白で貯金をしてもらいます。
 車に戻りカー用品店を調べると、久慈市街地にある様子。
 電話をかけて、なんとか自走してお店に到着したのでした。

   
おわかりいただけただろうか…。
 車のタイヤがパンクするのは、2006年8月の大垣荒尾郵便局以来です。現在の車にはスペアタイヤがありません。こういうとき困るのか…。
 久慈市内のイエローハットで予定外の出費とタイムロスでしたが、無事にタイヤを4本交換してもらえたのはよく考えると奇跡でした。
 次の車検までにタイヤ交換は必要だったし、予定局すべての訪問はできなかったものの、雫石の宿に到着し、温泉で疲れを癒やしました。

 

 

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