今年の夏は、出勤日の並びがよく、例年以上に長期の休暇を取得できました。昨年も同じようなことを話していましたが、今年もです。
そんなわけで、金曜日の勤務後に出発し東北道を北上。菅生PAで仮眠して青森まで向かい、津軽海峡フェリーで函館に上陸を果たしました。
天候も心配されますが、長期の旅の天候の悩みは付き物。そんなわけで、まずは道南の未訪問郵便局から順番に訪問していきます。
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★ 7月26日(金)~28日(日)天気:雨 仕事終わりに出発し、東北道を北上。フェリーで函館に上陸します。 |
用賀出入口~青森IC(村田IC:賢い料金適用) 718.1キロ・普通車11,290円
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青森港~函館港 津軽海峡フェリー(海割ドライブプラス・ビューシート) 普通車18,250円
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青森港では八甲田丸を見学し、青森駅で列車を観察してからフェリーで北海道に渡ります。
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★ 7月29日(月)天気:雨 ずっと雨続きですが、今日は大雨。どうなることか。 |
1 |
09:02 |
渡島濁川郵便局 |
おしまにごりかわ |
北海道茅部郡森町 |
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厚沢部町の宿に宿泊していました。
温泉にのんびりと浸かって出発する朝は、絶賛大雨です。
厚沢部町は2013年8月に訪問しています。
あの頃はちょうど太田トンネルが開通して、太櫓まで向かったのでした。
さて、海沿いまで出てまた山あいに進んでいきます。
地図で見ても「なぜここに」という場所に集落と局。
温泉街というほど賑やかではないし、今後が心配です。
局名に渡島が付くのがとってもうれしいですね。
そんな人の気配も少ない静かな山里からスタートです。
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2 |
09:18 |
石倉郵便局 |
いしくら |
北海道茅部郡森町 |
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道道778号を戻って、国道5号まで来ました。
オーシャンビューが過ぎる最高の景色…のはずです。
今日は雨に煙り、濁った茶色い海が広がります。
8月というのになんだか凄みを感じる寒々しい景色です。
国道を北上していくと、線路をくぐるアンダーパス。
何とも言えない場所に局がありました。
線路沿いにあるんですが、集落というほど家がない場所です。
調べると、2022年3月までJR本石倉駅があったんだそう。
駅があったと言われると、なるほど局があっても不思議はないです。
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3 |
09:24 |
茂無部簡易郵便局 |
もなしべ |
北海道二海郡八雲町 |
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国道に戻ってしばらく北に進んでいきます。
JR石倉駅の看板が出てきました。
本石倉駅は廃止になりましたが、石倉駅は存続。
とはいえ、石倉駅だって利用は芳しくないんでしょう。
茂無部川を渡って八雲町に入りました。
線路を渡って海沿いの道を進むと局はありました。
特急列車で通過したら一瞬だろうな、というささやかな集落。
そんなところにもきちんと局があるのは、生活があるからですね。
ここからはしばらく、八雲町内の局を訪問します。
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4 |
09:32 |
落部郵便局 |
おとしべ |
北海道二海郡八雲町 |
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このあたり、スーパー秘境ではないんですが、やはり人は少ない。
北海道はやはり、本州より密度が低い感じがします。
これでも、道南は東北に似ている部分も多いんでしょうが。
しばらく行くと、落部駅近くの集落に局はありました。
国道と道道の交差点に面している微妙な立地です。
この広大な北海道で、ちょっと訪問しづらい場所ですね。
JR落部駅へは前日にも立ち寄っていました。
列車を撮影したりしながら宿のチェックインまで時間を潰しました。
厚沢部からの道道の合流地点で、今朝も通りました。
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JR落部駅は趣のある駅舎。特急北斗が一瞬で通過していきました。
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5 |
09:41 |
野田生郵便局 |
のだおい |
北海道二海郡八雲町 |
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国道5号は道南の大動脈でもあります。
このまましばらく海沿いを北に進んでいきます。
道央道の落部インターを横目に進み、JR野田生駅への道を入ります。
駅前らしい道ですが、建物も少なく静かな印象。
三角屋根が特徴的ですが、耐震補強も入っていかつい印象。
それにしても、駅のある集落なのでそれなりに開けています。
この函館本線が北海道新幹線の延伸開業でどうなることか。
廃線になる、あるいは貨物専用になるなんて報道もあります。
この野田生駅がいつまで存続するかも未知数なんですよね。
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6 |
09:49 |
山越郵便局 |
やまこし |
北海道二海郡八雲町 |
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さらに国道5号を北に進んでいきます。
この国道5号は函館市から札幌市を結ぶ大動脈です。
高速道路が並行していますが、交通量も多いです。
そんな国道沿いに局はありました。
国道沿いに狭い駐車スペースなので、少し訪問しづらいです。
スピードに乗っていると、通過してしまいそうですね。
それにしてもこのあたりは、局がこまめにあります。
北海道内では局間距離が安定しているんだと思います。
それだけ、人が住んでいる集落が続いているということなんですが。
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7 |
10:01 |
八雲駅前郵便局 |
やくもえきまえ |
北海道二海郡八雲町 |
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海を眺める景色から、徐々に市街地に入ります。
何もないところからいきなり街になる感じです。
これが北海道なんだろうな。
と、今後色々な町を巡りますが、そう思いました。
八雲市街地に入り、線路沿いを進むとJR八雲駅です。
その駅前通りを進むと局はありました。
やはり需要があるのか、お客さんもいましたね。
八雲には新幹線開業後、新八雲駅が設置される予定です。
そういう意味では、これからも鉄道と繋がりのある街でしょう。
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8 |
10:10 |
八雲宮園郵便局 |
やくもみやぞの |
三重県二海郡八雲町 |
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八雲町はこの近辺では大きな町ということになります。
人口は15,000人ほど。それほど大きくないか。
いや、北海道ではけっこう大きな町ですよ。
そういうことは、この旅でこの後痛いほど実感しました。
さて、JR函館本線の西側に出て、住宅街を進むと局。
まだ新しそうな局舎で、駐車場も利便性が高いです。
道路工事をしていて、道幅を広げるのでしょうか。
市街化が進んで交通量が増えたんでしょうか。
町ではありますが、市街地は広い八雲町の市街地です。
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9 |
10:19 |
八雲郵便局 |
やくも |
北海道二海郡八雲町 |
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線路を渡って市街地の北西側に出ます。
木彫り熊資料館というのが地図にはありました。
なるほど、木彫り熊といえば北海道土産ですね。
実家にもあったけれど、どこに飾るのが正解なんだろうな。
そういうお土産、昔はいっぱいありましたよね。
こけしに赤べこに、頭に毛の生えた四角い木製の馬とか。
八雲郵便局は大きな局で、町の中心局らしく集配局でした。
今日の訪問では初の集配局でもあります。
ただ、ゆうゆう窓口はこの局には設置されていません。
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10 |
10:41 |
黒岩郵便局 |
くろいわ |
北海道二海郡八雲町 |
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国道5号に出て、JR函館本線と並んで北に進みます。
列車本数が多い区間ではないですが、特急街道でもあります。
いや、特急は北斗号しか走らないんですがね。
というか、そもそも普通列車が少ないんですよね。
そういう路線は特急街道とは呼ばないのか。
しばらく走ると国道沿いに局はありました。
洋風でわりと新しそうな局舎の局でした。
局の近くで工事が行われていて、片側交互通行でした。
少し渋滞というか、車列が伸びてのんびりと進んでいきました。
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11 |
10:54 |
国縫郵便局 |
くんぬい |
北海道山越郡長万部町 |
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国道を進み、次の集落はいよいよ長万部町に入ります。
JR国縫駅などもある比較的まとまった集落に入りました。
国道沿いに大きめの局舎がありました。
元々は集配局だったのでしょうが、現在は無集配局です。
局を訪問すると、今度は西に進んでいくことになります。
このルートは、かつての国鉄瀬棚線が走っていたルートでもあります。
瀬棚線の廃止は1987年3月と、国鉄民営化の直前です。
列車が走っていたらと考えると、少し寂しい気持ちになります。
いや、北海道の鉄道を取り巻く事情は、現在もなお、厳しいです。
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12 |
11:16 |
花石郵便局 |
はないし |
北海道瀬棚郡今金町 |
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国道230号を西にしばらく進んでいきます。
茶屋川の集落、というほどのでもない場所を通過します。
ここにもかつて駅があったのか、と思いました。
美利河ダムを横目に快適な山道を走ると花石の局。
国道から少し入ったところにあって、局の周囲は民家もありません。
かつては国鉄花石駅もありましたが、線路跡は現在は国道に。
当時の面影はないんですが、郵便局はその当時のままなんでしょうね。
昔の航空写真を見て、ここが郵便局だろうな、と探します。
さて、今金町内をしばらく訪問していきます。
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13 |
11:27 |
種川郵便局 |
たねかわ |
北海道瀬棚郡今金町 |
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鉄道のないエリアのなんだか寂しい雰囲気。
それも、元々なかったのではなく、廃線になった町。
なんだか物悲しい雰囲気というのを感じてしまいます。
かつては栄えたんだろうな、というのが伝わってきます。
その点が、厚沢部町なんかとはちょっと違う感じですよね。
国道230号は今金市街地に向けて平地に入ります。
とはいえ、畑が広がる長閑な、というか北海道らしい景色。
その中を進んでいくと局は国道沿いにありました。
種川駅はこの局の少し南にあったようです。
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14 |
11:38 |
今金郵便局 |
いまがね |
北海道瀬棚郡い今金町 |
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国道230号をそのまま西に進んでいきます。
交通量の多い道ではないので、快適に進みます。
というか、全然車がいない道を進み、車が見えると市街地。
今金町の中心地を進むと、国道沿いに局はありました。
国道沿いといっても、交通量も信号もほとんどないです。
大きな局舎で、町の中心局だとわかります。
集配局でもあり、お客さんがほかにも1名いました。
局の南側に、やはりかつての国鉄今金駅があったようです。
まとまった市街地で、鉄道の需要はあったと思います。
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15 |
11:51 |
丹羽郵便局 |
にわ |
北海道久遠郡せたな町 |
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今金町役場を横目に、さらに海側へと向かいます。
天気がよかったら、もっと景色もいいんだろうなと。
それはどこを旅しても同じ感想なんでしょうけど。
しばらく進むと檜山北高校がありました。
今金高校と北檜山高校がルーツになっているようです。
北檜山では。旧北檜山町の地が濃すぎるということでしょうかね。
その檜山北高校の近く局はありました。
国道沿い。路肩こそ広いものの、駐車場はありませんでした。
ここからはせたな町の局を訪問していきます。
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16 |
12:16 |
島歌郵便局 |
しまうた |
北海道久遠郡せたな町 |
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せたな町の局を訪問といっても、数局のみです。
やはり2013年に瀬棚局や北桧山局を訪問しています。
国道229号に入ってここからは海沿いを北へ。
瀬棚市街地を抜け、海沿いの人家もまばらなエリアです。
何もない海沿いの道を進んでいくと、いや、急に郵便局。
言い方が正しいかはわかりませんが、火山の避難シェルターみたいな雰囲気。
頑丈そうだけど独特すぎる外観の局舎が、何もない海沿いにあります。
なんだか沖縄の民謡でも聞こえてきそうな長閑な名前ですが…。
雨と風のせいもあり、寂しくて心配になってしまう局でした。
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17 |
12:31 |
島牧栄浜簡易郵便局 |
しままきさかえはま |
北海道島牧郡島牧村 |
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この先の国道はとにかくよく整備されていました。
交通量は多くないですが、遅いトレーラーを追い抜いて進みます。
この先、局に着くたびにトレーラーが追い付いてしまいます。
だから、その都度同じトレーラーを追い抜くので、さぞ奇妙だったでしょう。
さて、海沿いを進んでいくと局はありました。
島歌局とは違って、こちらは集落内にあります。
付近には小さいながらも温泉旅館があるなど、民家も多いです。
お天気がよかったらめちゃめちゃ素敵なロケーションでしょう。
いや、天気のことはもう言うまい。神様しか知らぬこと。
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18 |
12:41 |
原歌簡易郵便局 |
はらうた |
北海道島牧郡島牧村 |
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海沿いをひたすら進んでいきます。
この国道、ドライブしたら楽しいだろうな。
このあたり(と言っても大きな街はないけど)に住んでたら来ただろうな。
国道を進んでいくと、局は右手にありました。
駐車場がないので、路肩の広がったところに駐車します。
なるほど、局内は特定局のような雰囲気です。
調べてみると、2006年に廃止された原歌局跡に設置。
局舎は特定局時代の局舎なんでしょうね。
島歌に続いて、ここでも呑気に歌を歌っています。
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19 |
12:45 |
島牧元町簡易郵便局 |
しままきもとまち |
北海道島牧郡島牧村 |
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この次の局までは、謎の局間距離です。
地方都市の中心地でもこんなに密集していないだろうと。
国道を1.8kmとナビでは表示されています。
車で2分。歩いても20分。
いや、歩くとさすがに遠く感じますね。
国道をスイスイ走っていると右手の公民館のようなところに局。
油断しているとあっさり通過してしまうと思います。
公民館風の施設なので、駐車場は広く取られています。
まとまった集落で、むしろなぜ原歌に特定局があったのだろう。
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20 |
12:55 |
島牧郵便局 |
しままき |
北海道島牧郡島牧村 |
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国道229号を小樽方面に進んでいきます。
小樽は決して近くないけれど、海沿いを走ればいつか着きます。
道の駅よってけ!島牧というストレートな名前です。
国道から海側に入り込んでいて、賑わい具合はわかりません。
いや、この大雨ではお客さんも少ないのかな。
島牧村役場のある村の中心に局はありました。
国道から少し入ったところにある局です。
村の中心局なので、集配局でした。
それからATMも土日含めて利用できる親切な局です。
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21 |
13:01 |
後志豊浜簡易郵便局 |
しりべしとよはま |
北海道島牧郡島牧村 |
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そのまま国道を北に進んでいきます。
交通量が若干増えたような、そうでもないような。
島牧村は北に向かって生活圏が広がるんでしょうか。
長いトンネルを抜けて、そのまま行くと右手に局。
簡易局ですが、駐車場もあって、局舎もまだ新しそうです。
北海道の広さについて、局の方と話題になりました。
いや、北海道の中に描かれた神奈川県の小ささよ。
そう考えると、今日既に熱海から小山くらいまで走っていますよね。
局名に後志が冠せられているのが素敵だと思いました。
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22 |
13:09 |
本目郵便局 |
ほんめ |
北海道島牧郡島牧村 |
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国道229号をそのまま進んでいきます。
今日の旅の大半はこの国道沿いなんじゃないか。
このまま余市まで走ってもおもしろいだろうな。
でもまあ、天気のよい日に取っておきたい道ですね。
しばらく行くと国道沿いに局はありました。
本目の集落は折川の河口に集落がまとまっています。
直営局が置かれているのも納得という感じはしますね。
局舎もまだ新しそうな、近代的なものでした。
先客もいて、一定の需要がありそうな局だと思いました。
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23 |
13:17 |
歌島簡易郵便局 |
うたしま |
北海道島牧郡島牧村 |
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この国道は、雷電国道とも呼ばれています。
この先にある雷電山に因んでいるんでしょう。
かつてはトンネルの数が日本一だったそうです。
道路改良が進んで、現在は1位ではないみたいですが。
次の歌島の集落は、国道沿いに民家が建ち並びます。
漁村のイメージで、それほど数は多くありません。
郵便局も国道沿いですが、駐車場はありませんでした。
局舎を見た感じは、かつて特定局だったようです。
調べると1985年まで特定局だったようで、わりと昔です。
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24 |
13:32 |
寿都郵便局 |
すっつ |
北海道寿都郡寿都町 |
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日本海追分ソーランラインという愛称が付いています。
なるほど、そういう文化的な歴史があるわけですね。
積丹半島あたりはソーラン節の発祥の地だそうです。
弁慶岬をしっかり回り込んで、寿都町の市街地に入ります。
ひさしぶりにまとまった集落という感じです。
町の中心部に局はあり、集配局でした。
大きめの局舎で、やはり町の中心局らしいと思います。
寿都町も鉄道は通っていません。
車でないと来られない町の郵便局は意外と多いです。
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25 |
13:39 |
樽岸簡易郵便局 |
たるきし |
北海道寿都郡寿都町 |
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寿都町の人口は2,600人余りと規模は小さいです。
面積はそれほど広くなく、島牧村の4~5分の1くらいです。
人口は島牧村が1,200人余りでしたからね。
郵便局の配置は面積比なので、島牧村は局数が多かったです。
国道229号はこのあたりでは南下することになります。
北に向かいたくても南下するのは、地形的なものです。
特徴的な屋根の局舎は簡易局らしいな、と思い中に入りました。
すると、意外や意外、局内は旧特定局の雰囲気です。
なるほど2007年までは樽岸郵便局が置かれていたんですね。
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26 |
13:44 |
湯別簡易郵便局 |
ゆべつ |
北海道寿都郡寿都町 |
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このあたり、特定局から簡易局への変更が多いです。
北海道の人口規模を考えれば当然でもあるんですが。
それも昭和の時代から積極的に行われていたんですね。
ライフラインとして簡易局が生き残っていることにも感謝です。
国道が北上に転じるあたり、少しわき道に入ります。
局はコミュニティセンターのような建物の一角にありました。
建物自体は新しく、局も明るい雰囲気でした。
駐車場に戻ると、駅名標のようなものがありました。
寿都鉄道湯別駅跡だそうで、1968年に休止、その後廃止されています。
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湯別駅跡。寿都鉄道の歴史も波乱です。
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27 |
13:53 |
歌棄郵便局 |
うたすつ |
北海道寿都郡寿都町 |
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国道229号に復帰して、そのまま北に進んでいきます。
もうそろそろ、この国道ともお別れです。
すぐに歌棄郵便局に到着。
古めかしい局舎ですが、お客さんもいました。
近くにはセイコーマートもあって、まとまった集落でした。
セコマの向かいにはレストランもあって、気になりました。
さて、島歌から原歌、歌島と牧歌的な地名が続いて、急に歌棄。
急に何があったんあろうと心配になってしまいます。
普通の女の子に戻りたいと思ったんでしょうか。
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28 |
14:03 |
美谷簡易郵便局 |
びや |
北海道寿都郡寿都町 |
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まあ、普通の女の子に戻っても数十年後に紅白出ますよね。
結局それは普通の女の子じゃないんですよね。
何の話をしているのかと怒られそうですが。
そのまま国道を北上していくと局は右手にありました。
美谷、とは素敵な漢字を充ててきましたね。
ビヤという発音的に、アイヌ語が起源でしょうか。
北海道の地名は、充てた漢字で印象が全然違いますからね。
ブランド戦略にも似たものを感じてしまいます。
できるだけ、素敵な漢字を充てたんだとは思うけど。
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29 |
14:12 |
磯谷郵便局 |
いそや |
北海道寿都郡寿都町 |
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さらに国道229号を進んでいきます。
寿都を境に交通量はそこそこありますね。
数台が連なって走る感じになってきました。
これが積丹半島まで続くとは思えませんが。
蘭越町との境界を手前に、集落に局はありました。
駐在所などのもある、国道沿いに続く感じの南北に長い集落。
国道の山側に大きめの局舎がありました。
現在は集配局ではないですが、局舎的に元々は集配局でしょう。
磯谷というくらいの海と川の景色が広がっています。
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30 |
14:20 |
後志港町簡易郵便局 |
しりべしみなとまち |
北海道磯谷郡蘭越町 |
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そう思っていると、磯谷郡蘭越町に入ります。
蘭越町は、JR函館本線の印象で、山あいのイメージです。
蘭越駅こそ山あいですが、海沿いにも広がっていたんですね。
川を渡って国道を離れ、集落に入ると局。
国道をそのまま進むと道の駅なんかもある場所です。
津波避難タワーだの介護予防拠点センターだのあります。
小さな集落なのに、新しくて立派な施設が並んでいてびっくりです。
とはいえ、簡易局は独立した局舎でした。
絵に描いたような北海道らしい?三角屋根の局舎でした。
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31 |
14:33 |
名駒郵便局 |
なこま |
北海道磯谷郡蘭越町 |
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道道229号を山あいに向かって進んでいきます。
国道から離れた道道も同じ229号なのは偶然でしょうか。
尻別川沿いを進み、しばらく先で宝橋を渡ります。
道道267号に入ると局はありました。
蘭越町の出張所もある名駒の集落ですが、小規模です。
昔ながらの局舎に、小さな窓が似合います。
北国の冬は厳しいんだろうなって思います。
こういう細かなところに北海道を感じてしまう旅のスタートです。
いや、この先どれだけ北海道を好きになったことか。
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32 |
14:44 |
蘭越郵便局 |
らんこし |
北海道磯谷郡蘭越町 |
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道道267号を進み、だんだんと蘭越町中心部に。
ひさしぶりに国道5号に合流しました。
少し走ると蘭越町の中心部で、右折すると局。
JR蘭越駅付近に市街地は広がっているようでした。
この区間も数年後には廃止になってしまうのでしょうか。
それまでに、列車でも訪れたい景色だともいました。
蘭越郵便局は駐車場も広く、集配局でした。
他にもお客さんがいて、やはり町の中心局だと思いました。
ここからは針路を南に向け、未訪問局を埋めていきます。
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33 |
14:56 |
目名郵便局 |
めな |
北海道磯谷郡蘭越町 |
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JR函館本線の踏切を渡って、道道934号へ。
この道沿いに民家は少ないものの、交通量はあります。
どうやら遠回りの国道5号をショートカットしてくれるみたい。
相生蘭越線なので、本当にその目的の道でしょう。
当然、国道5号に合流し、南下して除雪ステーションを右折。
また線路を渡って左折すると、目名の集落です。
JR目名駅前に大きなログハウス型の局舎がありました。
駅も同じくログハウス型でかわいらしいものでした。
鉄路の今後は心配ですが、集落は意外と建物が多かったです。
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34 |
15:10 |
熱郛郵便局 |
ねっぷ |
北海道寿都郡黒松内町 |
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国道5号まで抜けまして、さらに南下していきます。
峠越えのような区間で、人家はありません。
JR函館本線は少し国道から離れて走っています。
のんびりと走る列車を想像しながら進みます。
この山あいには、かつて上目名駅があったはずです。
スノーシェッドの踏切があるというので、気になっています。
さて、熱郛駅近くの集落、国道沿いの道の駅に局。
道の駅にあるということで、駐車場は何も心配がありません。
一応、郵便局側の建物に面して駐車場もあります。
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35 |
15:21 |
黒松内郵便局 |
くろまつない |
北海道寿都郡黒松内町 |
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熱郛、という地名が好きです。
郛の字をどんな時に使うんだろう…。
「くるわ」と読むそうで、城郭を意味するんですね。
そういわれても全然納得したわけじゃないんですが。
熱郛駅前を通過し、道道265号を西に進みます。
さらに寿都から延びる道道9号に入って南下すると黒松内の市街地です。
JR黒松内駅付近の道を入ると局はありました。
あまり目立ちませんが、町の中心の集配局です。
小ぢんまりとしていますが、集配スペースがありました。
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36 |
15:44 |
長万部郵便局 |
おしゃまんべ |
北海道山越郡長万部町 |
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このあたりでとっくに16時の予定でしたが、まだ時間があります。
長万部局を訪問できると、明日が大幅に楽になります。
そんなわけで、国道5号をしばらく南下します。
さすがに幹線国道、やがて遅い車が前に来ます。
何台かは追い抜いていましたが、なかなかそうもいかず。
のんびりと長万部の市街地まで来ました。
駅前ではなく、長万部町役場がある国道のちょっと内側に局。
役場も国道5号に面しているわけではなく、背中を向けています。
大きな局で、集配局、しかもゆうゆう窓口がありました。
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37 |
15:58 |
静狩郵便局 |
しずかり |
北海道山越郡長万部町 |
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微妙に時間がるので、勢いでもう1局目指します。
到着して16時を過ぎていたら仕方ないということで。
国道37号はこの先、交通量はそれほど多くありません。
この先の豊浦町は胆振なので、県境のような感じでしょうか。
走りやすい道をスイスイ進み、途中で国道を離れます。
JR静狩駅を過ぎ、その先に局はありました。
小さな局ですが、ここまでは長万部町です。
この局を訪問できたことで、明日のスタートもかなり楽です。
ただ、今日の大雨でいろいろと不安な要素が出てきました。
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ニュースの交通情報で、道道608号大岸礼文停車場線の通行止めを知りました。これは明日の訪問に響くのか、礼文局に電話で確認しました。
結果的に、通行止めでなくても通行できる時間帯が限られていて、翌日も国道を迂回することで無事でした。
しかし旅のスタートは波乱の大雨。やっとのことで伊達市にある宿にチェックインし、おいしい夕飯をいただいてぐっすりでした。
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