この日の訪問局は本当に迷いました。とにかく、離れ小島の未訪問局をくまなく訪問していく、というのが目標でもあります。
そんなわけで、移動距離は長くなっても、飛び飛びに残ってしまった未訪問局を片付けていきます。
しかし、働き方改革の叫ばれるこの昨今。そんなにうまくいくわけもなく…という感想に至った旅の始まりです。
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1 |
09:03 |
伊賀ゆめが丘郵便局 |
いがゆめがおか |
三重県伊賀市 |
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伊賀上野に宿泊していたので、朝はゆっくりです。
まさか伊賀市内に新しく局が誕生するとは。
そんなことを思いながら、なかなか訪問できませんでした。
周囲の局が概ね訪問済みなので、難しさがありますよね。
2023年5月に上野桑町局から移転改称した伊賀ゆめが丘局に向かいます。
名阪国道の上野東インターをくぐり、ニュータウンの中へ。
到着した局は、コンビニ型のいかにも新しい局です。
上野桑町局時代は、2019年3月に訪問しています。
今日はここから一気に移動し、未訪問局を訪問します。
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伊賀市内に未訪問局はなくなりました。
国道422号を南下していくと、国津局がありました。
訪問している局なので、通過していきます。
なんだか効率は悪いですが、仕方がありません。
というか、こういう局ばかりになってしまいました。
いつまでも後回しにしていては、訪問できませんからね。
しばらく進むと、県境にも近い集落に局。
このあたりはすごく静かで、のんびりとした雰囲気。
太郎生と書いて、たろう、と読むのは難しいです。
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神末簡易郵便局は臨時休業。働き方改革が進んでいます。
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3 |
10:01 |
御杖郵便局 |
みつえ |
奈良県宇陀郡御杖村 |
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太郎生から県境を越えて、奈良県へと入りました。
国道から外れた集落の中に神末簡易局はありました。
しかし、今日は臨時休業ということでした。
事前予告なしの臨時休業。家族旅行でしょうか。
働き方改革は、金融機関にも確実に広がっているんですね。
仕方がないので、御杖村の中心部に進み、御杖局に到着。
村の中心部とはいえ、静かな集落の雰囲気です。
人口1,300人ほどの小さな村の集配局です。
三角屋根に丸型のポストが似合っていました。
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4 |
10:18 |
山粕郵便局 |
やまがす |
奈良県宇陀郡曾爾村 |
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国道369号を西に進んでいきます。
昨日走った国道368号仁柿峠から続いている道です。
山あいを走る道ですが、快適な道が続きます。
奈良県の山あいを東西に抜ける道です。
曽爾村に入り、中心部への分かれ道を過ぎると局。
国道から少し入ったところにあって、駐車場のない局です。
タイミング的にお客さんがいたので、車を適当に置いて訪問。
小さな山里の局ですが、混雑することもあるようです。
この先、もう少し曽爾村の局を訪問していきます。
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5 |
10:24 |
曽爾長野簡易郵便局 |
そにながの |
奈良県宇陀郡曾爾村 |
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さて、国道を少し三重県方面に戻ります。
この道は伊勢本街道。
なるほど、古都と伊勢を結ぶ大切なルートなんですね。
歴史的に重要な地を結んでいるということでしょう。
すぐに青蓮寺川沿いの道に入ります。
県道81号の対岸を通る、曽爾村中心地を抜ける道です。
すぐに集落の中に局はありました。
昔ながらの小さな簡易局、といった雰囲気です。
駐車場もきちんとあるので、安心して訪問できました。
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6 |
10:32 |
曽爾郵便局 |
そに |
奈良県宇陀郡曾爾村 |
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そのまま集落の中を進み、青蓮寺川を渡って県道に。
快適な県道が続き、すぐに局はありました。
大きめの局舎で、集配局らしい雰囲気です。
曽爾村には3局の郵便局があることになります。
しかし人口は御杖村よりも少なく、1,100人ほど。
人口は激減していることがわかります。
ただ、走っていると岩山が見え、風光明媚な場所です。
国立曽爾青少年自然の家があるようです。
林間学校などで来ることがあるんでしょうかね。
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7 |
11:17 |
赤目滝簡易郵便局 |
あかめだき |
三重県名張市 |
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さて、この時点で神末の件があるので計画は崩壊です。
まあ、悔やんでも仕方がないので、この先へ向かいます。
さらに未訪問局というと、山の向こうの赤目滝です。
赤目四十八滝という名前は、聞いたことがあります。
その滝の入口の土産物屋街に局はありました。
観光地らしく風景印も設置されています。
ただ、どう考えても通常の需要はなさそうな局。
こういう局は、今後いつまで生き残れるか心配でもあります。
そんなこんなで長年の懸案事項を解消しました。
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8 |
11:27 |
滝川郵便局 |
たきがわ |
三重県名張市 |
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本当なら、赤目四十八滝散策なんてのもいいんですけどね。
いまは桜にも早いし、紅葉の季節でもない。
ちょうど観光客の少ないシーズンのようです。
県道567号を北上し、近鉄赤目口駅に出ました。
この駅はかなりローカルながら、毎時3本程度は停車します。
快速急行も停車するのはびっくりな気もします。
線路の北側に出て進んでいくと局はありました。
コンビニ型のまだ新しい局舎で、駐車場も広々としています。
名張市の局はこれでやっと完訪になりました。
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9 |
11:41 |
笠間簡易郵便局 |
かさま |
奈良県宇陀市 |
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未訪問局が飛び飛びなエリアなので、訪問も大変です。
まずは国道165号を桜井方面に進みます。
標識にも関西の地名が並んで、なんだか感無量。
すぐに奈良県に入りますが、その手前で右折します。
山を上っていく道に入り、奈良県に入ります。
県道242号に入って北上すると集落に局。
しかし局は少し高い場所にあり、車で敷地にアプローチ。
なかなか大変な立地でしたね。
局の雰囲気もなかなかカオスで、物が多い局でした。
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10 |
11:57 |
長瀬簡易郵便局 |
ながせ |
奈良県宇陀市 |
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県道781号都祁名張線に入ります。
そのまましばらく西に進み、やまなみロードに。
おお、ここは昨夕走ったところです。
やまなみロードに入ると一気に走りやすくなります。
南下して細い道に入って九十九折を下ります。
近鉄三本松駅付近から国道165号を東に。
集落に入ると局はありました。
ここで大野簡易局の一時閉鎖を知らされました。
つい先日閉鎖になったばかりのようで、悔やまれます。
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11 |
12:03 |
三本松郵便局 |
さんぼんまつ |
奈良県宇陀市 |
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国道165号に戻って西に進んでいきます。
奈良県をじっくりと訪問していくような感じです。
このあたりは訪問局と未訪問局が入り乱れます。
何度も適当に訪問しているせいですね。
国道を進んでいくと局はありました。
広い駐車スペースはアバウトに駐車してよい様子。
見た目的に大きな局舎ですが、集配局でもあるようです。
三本松駅からは少し離れていますが、旧室生村の中心局のよう。
ただ、旧役場のある中心部は、大野簡易局が近いようです。
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12 |
12:13 |
室生郵便局 |
むろう |
奈良県宇陀市 |
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大野簡易局はいつか復活することを願って。
今日はこのまま室生寺方面に向かいます。
室生トンネルで一気に南下することができます。
トンネルを抜けると、室生寺の手前に局。
お寺の門前に栄えている集落の外れです。
局は集配局で、旧室生村の村名を名乗っています。
ただ、室生村の中心部は、やはり室生口大野駅付近でしょうね。
観光地の局らしい雰囲気もあります。
今度はゆっくりと、室生寺も訪問してみたいです。
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13 |
12:34 |
榛原新町郵便局 |
はいばらしんまち |
奈良県宇陀市 |
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来た道を戻り、快適な室生トンネルをくぐります。
国道165号に出て、さらに桜井方面へ。
独特な地名が並ぶのも、奈良県らしいですね。
旧榛原町の中心地に入り、近鉄大阪線をくぐります。
すぐに線路沿いを右折すると局はありました。
近鉄榛原駅にも近く、わりと栄えています。
特急電車も一部停車する駅なので、そこそこ大きな街ですね。
駅近の局らしく、お客さんも多めでした。
駐車場こそありませんが、便利な立地だと思います。
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14 |
12:41 |
大和榛原郵便局 |
やまとはいばら |
奈良県宇陀市 |
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近鉄榛原駅前のロータリーに出ます。
こうしてみると、小ぢんまりとした駅です。
しかし、特急停車駅の貫禄がありますね。
数年前に伊勢から上本町に向かうとき、特急で停車しました。
榛原市街地も飛び飛びに訪問していました。
県道31号沿い、宇陀市役所のすぐ近くに局。
こちらはゆうゆう窓口もある大きな局ですが、未訪問でした。
ところで、局名は「大和」を冠した素適な名前。
静岡県の集配普通局だった榛原局と区別するためでしょう。
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15 |
12:50 |
桧牧簡易郵便局 |
ひのまき |
奈良県宇陀市 |
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国道369号伊勢本街道を進んでいきます。
榛原市街地を抜けるあたり、墨坂神社が気になりました。
こういう雰囲気のある神社は素敵ですよね。
いつか訪問したい場所がまた増えました。
さて、市街地を抜け、国道を進みます。
しばらく走って右折すると局はありました。
集落内のわき道沿いなので、目立つような立地ではないです。
こちらは一時閉鎖や再開、移転もあり、なかなか訪問できませんでした。
今回の訪問でやっと、このあたりの訪問局が埋まりました。
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16 |
13:02 |
内牧簡易郵便局 |
うちまき |
奈良県宇陀市 |
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国道369号をそのまま曽爾村方面に進みます。
いや、神末簡易局のことがあるので、いつかまた走る道でしょう。
まあ、よく整備されているのが救いなんですが。
途中の榛原高井局は2005年2月に訪問しています。
19年前というのには驚かされますが。
その先、旧道沿いに局はありました。
まだ新しそうな局舎は2018年の再開以降の局舎。
それまでは2002年までの特定局の局舎で営業していたそうです。
猫のこと、瓦のことなどいろいろ教えていただきました。
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17 |
13:15 |
下芳野簡易郵便局 |
しもほうの |
奈良県宇陀市 |
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国道を少し戻って、県道218号に入ります。
山あいを走る道ですが、走りやすい道です。
菟田野の市街地に出て、国道166号に出ます。
さらに県道31号を進んだ先の集落に局。
ただ、集落へは県道からわき道を入る必要があります。
田んぼの中を進んで、民家の敷地に入ると局。
狭い道なので、車を放置するのも難しく。
局の入口の坂道入口に車を置かせてもらいました。
先ほどの笠間簡易局をマイルドにしたような感じです。
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18 |
13:28 |
鷲家郵便局 |
わしか |
奈良県吉野郡東吉野村 |
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この先もうまく未訪問局を拾っていきます。
途中には東平尾簡易局もあります。
そちらも2005年に訪問しているので今日は通過です。
国道166号を南下し、東吉野村に入ります。
トンネル手前で右折して、県道16号と集落の道を進むと局。
狭い道沿いの局なので、車を置く場所に困ります。
局舎前のわずかなスペースが局の駐車場でしょう。
いかにも村の集落といった風情の小さな局です。
歴史がありそうな集落で、歩いたら楽しそうです。
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19 |
13:35 |
小川郵便局 |
おがわ |
奈良県吉野郡東吉野村 |
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その点、東吉野村はこの先も観光客の姿がありました。
いろいろなところを歩いている感じでした。
さすがは世界的観光地の奈良だと思いましたね。
県道16号をしばらく南下していくと局はありました。
吉野東吉野線なので、その連続性もあるでしょう。
まだ吉野の桜には早いので、その人たちが流れて来たか。
さて、局は大きめの局舎で、集配局でした。
東吉野村の中心局という位置付けでしょうか。
村役場もこのあたり、少し南に位置していました。
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20 |
13:50 |
四郷郵便局 |
しごう |
奈良県吉野郡東吉野村 |
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東吉野村役場のところから、県道220号に移ります。
とはいえ、ナビでは対岸の道を案内されました。
いや、県道を走った方が走りやすかったような気も。
途中に丹生川上神社なる神社がありました。
広い駐車場に観光客が数組いるようでした。
こちらの神社は有名なのかもしれません。
さらに南下していった先の集落に局はありました。
狭い県道からさらにわき道に入った坂道沿いにあります。
目立たない局ですが、局舎は新しそうです。
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21 |
14:16 |
才ヶ辻簡易郵便局 |
さいがつじ |
奈良県宇陀市 |
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とにかく神社が多いように思いました。
奈良なので、お寺の方が多そうな気もしますが。
ただ、立派な神社がたくさんある感じです。
四郷局が物理的にはどん詰まりの局。
ひたすら来た道を戻って、菟田野の市街地に。
国道166号のわき道を進んでいくと局はありました。
なかなか立派な門構えの局です。
お屋敷の門のようなところに局がある感じでした。
こういう感じ、栃木県でも訪問したような気がします。
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22 |
14:24 |
宇陀松山簡易郵便局 |
うだまつやま |
奈良県宇陀市 |
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西に進んで国道166号に復帰します。
このあたりも長閑な町村の景色です。
宇陀市とはいえ、このあたりは旧大宇陀町のエリア。
道の駅の手前、大宇陀の街並みを北上していきます。
古い街並みを進むと局は左手にありました。
まだ新しそうな局舎は、2016年に上中簡易局から移転改称した局舎。
上中簡易局は、2007年8月に訪問していました。
それからも17年経っていますし、移転改称からも8年です。
時の経つのはあっという間なんだな、と思わされます。
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23 |
14:33 |
榛原比布簡易郵便局 |
はいばらひふ |
奈良県宇陀市 |
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大宇陀市街地から東に進んでいきます。
このあたりはナビで適当に進んでいきます。
走りやすい道を走って、県道31号に出ます。
主要地方道なので、交通量も多いようです。
少し北上すると局はすぐにありました。
交差点に面した懐かし雰囲気の局舎が印象的でした。
入口の表示も榛原比布郵便局と特定局時代のもの。
1990年まで特定局だったようですね。
局舎わきの定額貯金の看板も、いい味を出しています。
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定額貯金がぐんぐん殖えた時代に思いを馳せて。
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24 |
15:03 |
橿原東竹田簡易郵便局 |
かしはらひがしたけだ |
奈良県橿原市 |
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未訪問局が近くにないので、橿原市へ移動します。
いや、御杖村の神末簡易局はとんだ離れ小島になります。
未訪問局はどこがいちばん最寄りになるんだろ。
そんなわけで、榛原から国道165号に入り、西へ。
中和幹線なる豪華な道で、桜井市から橿原市に入ります。
途中で右折すると、郊外型商業施設の裏手に局。
なんとも目立たない場所ですが、県の出先機関の裏手です。
そう考えると、一定の需要があるということでしょう。
2021年に桜井市の大福簡易局から越境移転改称しています。
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25 |
15:25 |
橿原郵便局 |
かしはら |
奈良県橿原市 |
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またまた付近の局は訪問済みの局ばかり。
十市、新口、新賀局などは、2016年8月に訪問済みです。
当時は腹痛に苦しむ一日で、後日移転改称する簡易局があり後悔しました。
国道24号を進みますが、大和八木駅付近は機能停止。
幹線国道がこんなに市街地をくねくね走るのか…。
近鉄橿原線の八木西口駅付近に局はありました。
市の中心局ですが、かなり手狭で、駐車場も狭いです。
それでもなんとか駐車場に空きもあり、訪問できました。
橿原市役所も近く、橿原市の中心地です。
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26 |
15:38 |
今井郵便局 |
いまい |
奈良県橿原市 |
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さらに訪問に困りそうな局を訪問しておきます。
ストリートビューでみても、車で近付けそうにない局。
近くのコインパーキングを検索して向かいます。
この今井地区は橿原局からもすぐの場所です。
ただ、昔ながらの街並みが保存されているようです。
まちなみ広場駐車場に車を置いて、徒歩でアプローチ。
いや、どうしてこんな街並みが残っているのか不思議です。
観光地という感じでもなく、生活の音がします。
しっかりと歩いたら、おもしろいところなんでしょう。
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27 |
15:58 |
イオンモール橿原内郵便局 |
いおんもーるかしはらない |
奈良県橿原市 |
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あと1局くらい行けるかな、というタイミングです。
そうなると、明日に残したくない局。
ショッピングモールの中の局ということになります。
イオンモール橿原までは、距離的にはすぐです。
ただ、少し渋滞もあって時間に余裕はありませんでした。
平地の駐車場に車を置いて、モール内へ。
建物の外から局の位置は確認できていました。
こうして無事に局を訪問することができました。
貯金窓口は9時~16時と他の局と違いはありませんでした。
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そんなわけで、移動距離ばかりが伸びてしまう県境越えの訪問でしたが、最後はこんなもんかな、と納得できる局数を訪問できました。
この日は天理市内に宿を確保しています。いや、けっこういい宿なんですが、安くで予約できたので宿泊します。
このあたりに来ると、いつも天理市内に泊まっている気がしますが、特定の時期以外は宿泊施設の供給過多になるんでしょうか。
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