No.402:夏の東北祭りめぐり・1日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2014.08.01(金) 晴れのち雨 28 那倉簡易局 山橋簡易局
 今年もお盆前の夏休みを取得し、遠出をすることにしました。昨年は北海道の道南でしたが、今年は車で行ける所へ…と思い、北東北へ。
 ちょうどこの時期は、東北のお祭りシーズン。ハイシーズンでもありますが、意外にも宿を予め予約することができました。
 7月31日の勤務後、家に帰ってから車で出発します。スタートの福島県は遠くなく、日付が変わるころには仮眠場所、中郷SAに着きました。
 高井戸IC→いわき勿来IC 193.5キロ・普通車4,980円⇒中央環状線迂回利用割引・深夜割引3,670円:お得額1,310円

   
中郷サービスエリアって、言われてみると…。
1 09:07 那倉簡易郵便局 なぐら 福島県東白川郡塙町

 悪しき思い出の中郷SAを出発します。
 罰金15,000円は、当時とても痛手だったはず…。
 いわき勿来ICを降りて、給油と朝食補給を済ませました。
 国道289号を上って行き、快適なバイパスを抜けます。
 国道349号に入り、あぶくま高原美術館が出てきました。
 隣に郵便マークのある小屋。ここか、と思い、9時を待ちます。
 しかし9時を過ぎてもシャッターが開かず、お婆ちゃんに尋ねると…。
 「この先に移転したんだよー」とのこと。
 教わった通り進むと真新しい局舎が見つかりました。

2 09:20 片貝簡易郵便局 かたかい 福島県東白川郡塙町

 スタートからあたふたな旅になりました。
 いや、これはこの先が思いやられます。
 国道といえど、広くはない国道349号をしばらく進みます。
 片貝の集落に入り、橋を渡って右手の路地に。
 しばらく進んでいくと局はありました。
 局を通り過ぎたあたりに車を置けるスペースがありました。
 局に入るとおじいちゃんが窓口の中に。
 この様子だと、今日一番乗りだったようです。
 貯金を済ませ、ここで塙町の局は完訪になりました。

3 09:52 近津郵便局 ちかつ 福島県東白川郡棚倉町

 国道を離れて、県道111号に入ります。
 Googleマップでは国道を案内したがるのですが…。
 湯岐温泉を通過し、ほどほどに狭い道が続きます。
 とはいえ、走りづらい道ではなく、快適な県道でした。
 木が茂る涼しげな道が続きます。
 磐城塙駅近くで国道118号に入り、そのまま北上します。
 近津の集落に入りしばらく進むと局はありました。
 局の駐車場は道路の向かいにも確保されていました。
 ここからは未訪問局が続くので、訪問数が増えます。

4 10:02 棚倉郵便局 たなぐら 福島県東白川郡棚倉町

 国道の旧道らしき街道筋を北上していきます。
 少しずつ街並みが賑やかになってきましたね。
 商店街の雰囲気なんかも、なんだか懐かしいような寂しいような。
 郊外型の店舗が並び、棚倉警察署を過ぎます。
 棚倉町はこのあたりでは中心となる町なんですね。
 家庭裁判所の出張所なんかもあって、その先に局がありました。
 わりと大きな局舎は、町の規模とも釣り合いが取れるのでしょう。
 棚倉町内にはいくつか局がありますが、いずれも未訪問でした。
 ここからさらに町内の局を拾っていきます。

5 10:11 東白川高野簡易郵便局 ひがししらかわたかの 福島県東白川郡棚倉町

 棚倉の市街地から西に向かって、国道に出ます。
 国道をそのまま横断してさらに西へ進みます。
 道は県道60号で、「黒磯」なんて書かれています。
 たしかにこの道を辿っていくと黒磯に出るわけか…。
 この山の向こうには、このときに訪問した伊王野の局があるようです。
 福島県でも南側のこの地は、関東の栃木県と接していること。
 改めてそのことを思い出させられました。
 県道沿いの簡易局は、入口に「東白川高野郵便局」とあります。
 なるほど、元々は特定局だったわけですね。局内も面影があります。


元特定局と思われる局舎。
6 10:26 社川郵便局 やしろかわ 福島県東白川郡棚倉町

 国道118号を北上していきます。
 すぐにトンネルに入り、山あいの景色になりました。
 国道289号に入り、坂を進んでいくと、景色が開けます。
 逆川交差点を右折すると局はすぐにありました。
 何の変哲もない地味な局ですが、お客さんは外国人が数人。
 ときどきこうした局に出会うことがありますね。
 きっと近くの工場などで働く人たちなのでしょう。
 この局の訪問で、棚倉町の局は完訪となりました。
 今日は完訪自治体を増やすことに専念する一日になります。

7 10:43 表郷郵便局 おもてごう 福島県白河市

 国道289号を白河市街地方面に向かいます。
 進んでいくとすぐに白河市に入ります。
 ここは旧表郷村のエリアです。
 長閑な景色が続き、その先に集落がありました。
 旧表郷村の中心地で、静かですがまとまって建物があります。
 国道を離れると、局はすぐにありました。
 このあたりが、元々は村の中心地だったとは、言われなければ気づきません。
 そんな風に、合併で見えなくなった自治体は多くあります。
 もっとも、合併の狙いはそこにあったのかもしれませんが。

8 10:55 古関郵便局 こせき 福島県白河市

 県道280号を進んでいきます。
 どこまでも長閑な田んぼの真ん中を進む道です。
 そんなことを言い出したら、この旅はほぼほぼ「長閑」で終わりますね。
 途中、怪しげな道路と「交差」します。
 これがいわゆる踏切跡ってやつだそうです。
 なんでも、かつて白河から棚倉に鉄道があったらしい。
 その跡が、バス道路として残されている…んだそうです。
 おもしろい発見をしつつ進むと局を見つけます。
 東北の入口のこの局で、麦茶を頂いてほっと一息。

9 11:16 白河みさか郵便局 しらかわみさか 福島県白河市

 県道76号に出ました。
 このまま進むと、「白河の関」があるわけです。
 古い関所があるから古関。
 地名の歴史を辿るのは本当に楽しいですね。
 さて、関所ではなく市街地に向かいます。
 誠に不本意ながら、一度国道に出ることになりまして。
 そのまま西へとしばらく(ちんたらと)国道を走ります。
 国道を離れてニュータウンへの道を上ると局はありました。
 落ち着いた雰囲気の静かなニュータウンでした。

10 11:25 新白河駅前郵便局 しんしらかわえきまえ 福島県白河市

 団地を下り、北西へと進みます。
 大きめのマンションが多く建ち並んでいます。
 地方都市にしてはずいぶん景気の良い景色です。
 それもそのはず、ここは東北新幹線の新白河駅前です。
 東京駅までだって新幹線で1時間ちょい。
 じゅうぶん通勤圏内という驚きの「東北」です。
 そんな新白河駅から東に大きく外れた国道の向かいに局。
 ちょっと、これは駅前じゃないんじゃないの?
 という文句の声が、どこかから聞こえてきそうです。

11 11:32 白河和尚壇簡易郵便局 しらかわおしょうだん 福島県白河市

 新白河駅の北にある踏切を渡ります。
 踏切を渡ってすぐに右折して、国道4号にぶつかるところに局。
 向かいにはタイヤ館がありましたね。
 局はこのわき道に沿って駐車場と入口があります。
 小さな簡易局で、国道から来ると見落としそうです。
 貯金を済ませて足早に局を後にしますが、信号が長いこと長いこと。
 なかなか国道に出る信号が青にならないのはどこも同じか…。
 相手は一桁国道、天下の4号。
 それを相手にイライラしたところで、始まりません。

12 11:44 磐城熊倉郵便局 いわきくまくら 福島県西白河郡西郷村

 国道4号に出て、しばらく西に進みます。
 紳士服店のところで右にそれ、適当に北上します。
 FMからは、桃を練りこんだ麺の話題が…。
 「桃の味はしない」って言っちゃってるけどそれは…。
 高い素麺を買うと、緑と赤の麺がちょこっと入ってますよね。
 あのノリでしょうかね。なんか得した気分になるやつ。
 髪の毛セットしてて白髪見つける気分と似ています。
 国道289号を西に進んでいき、ふたつめのセブンを右折すると局。
 小さな局ですが、磐城熊倉、と厳めしい名前がかっこいいです。

13 11:58 川谷郵便局 かわたに 福島県西白河郡西郷村

 国道289号をそのまま西に進んでいきます。
 標識の行先は「甲子温泉」「下郷」となっています。
 なるほど、甲子峠を貫いて会津とつながったんでしたね。
 その便利さに乗っかることなく、峠の手前の局に到着。
 トンネルの向こうの局は会津側から訪問しています。
 というわけで、走りたいと言い続けている割に走ったことのないトンネル。
 昔、酷道のサイトで紹介されていた山道の289号標識…。
 時代は変わるもんだ、と思いながら局の展示を眺めます。
 簡易局としてスタートした局の成り立ちがよくわかりました。

14 12:13 米簡易郵便局 よね 福島県西白河郡西郷村

 国道を白河方面にひたすら戻ります。
 スピードにも乗れる道で、走りやすいです。
 ただ、調子に乗って飛ばすと…危ないですね。
 東北道をくぐったところで左折します。
 その先で右折して、集落の中を東に進んでいくと局。
 住宅が建ち並んでいる集落の中にありました。
 小さな局ですが、看板が大きく、インパクトは大きいです。
 貯金を済ませると、これで西郷村の局は完訪になりました。
 この先は白河市街地に戻って訪問を続けます。

15 12:22 白河郵便局 しらかわ 福島県白河市

 白河羽鳥レイクラインに入ります。
 そのまま市街地に進んでいき、国道4号を横断します。
 東北本線の線路をくぐって、坂を上ると市街地に。
 一気に華やかな街並みになりましたね。
 東、南と進んで狭い路地から国道294号に入ると局はありました。
 昔ながらの市街地、といった雰囲気の場所です。
 時期は8月。お祭りなんかの準備も行われている様子でした。
 そんな一年の中でも賑やかな時期。いいですね。
 お客さんはそれほど多くなく、すぐに貯金できました。

16 12:29 白河中町郵便局 しらかわなかまち 福島県白河市

 そのまま旧陸羽街道の国道を東に進みます。
 国道というよりも旧街道といった雰囲気ですね。
 JR白河駅付近に出て、街道沿い右手に局はありました。
 建物は景観に配慮したのか、和風の外観です。
 そしてこの局のゴム印は本日唯一の絵柄入りでした。
 白河だるまのイラストが入っていました。
 また、貯金の後にだるまの絵葉書も頂きました。
 そんなにだるまが有名だとは知りませんでした。
 やはり、歴史ある街の郵便局には、おもしろいものがあります。

17 12:41 白河桜町郵便局 しらかわさくらまち 福島県白河市

 昔ながらの道を進んでいきます。
 道が何度もクランクしているのが城下町らしいですね。
 肝心のお城はどこなのか、と探してみます。
 なるほど、白河駅のすぐ北にあるんですね。
 駅から近い城跡。福山もこんな立地だった気がします。
 県道11号になり、クランクの先に局はありました。
 市街地ではありますが、このあたりは静かな雰囲気です。
 苗屋さんとか呉服屋さんとか、そういうものが並んでいます。
 本当の地方都市ってきっとこんな景色のことなんだろうな。

18 12:52 白河根田簡易郵便局 しらかわねだ 福島県白河市

 国道294号で北上します。
 山越えをして、国道4号に合流しました。
 ここからは福島方面に走っていきます。
 とはいってもちまちまと移動するわけです。
 萱根交差点を右折すると局はすぐに右手にありました。
 この局はかなり印象に残る局でしたね。
 醤油工場、というのか、蔵元の中に局がありました。
 何とも言えない匂いに包まれます。
 簡易局多しといえども、珍しい局です。


旅も終盤なら、醤油も買って帰りたいところ。
19 13:04 小田川郵便局 こたがわ 福島県白河市

 国道4号に戻って、北上していきます。
 道なりに進んでいくと、小田川の集落への信号に出ます。
 左折して集落の中を進んでいくと局はありました。
 局のある道は、これぞ街道筋だな、といった印象の道でした。
 まっすぐに続く道沿いに古そうな民家が並んでいます。
 古そう、とはいっても、どっしりとした構えなんですよね。
 そういう田舎とは無縁なので、なんとなく羨ましくもあります。
 地元も隣の市はそういう歴史のある街なんですがね。
 宿場町とか街道筋とか、なんとなく良い雰囲気ですよね。

20 13:15 泉崎郵便局 いずみさき 福島県西白河郡泉崎村

 国道4号をしばらく進んでいきます。
 このまま一気に北上してしまいそうになります。
 今回の旅の目的地はもっと北なのですが…。
 途中で泉崎村の市街地に進む県道に右折します。
 しばらく進むと、泉崎村の中心地に出ます。
 中心地とはいっても、駅があって役場があって…。
 これと言って大きな商店があるわけでもなく、静かです。
 そんな村落の中心に局はありました。
 古めかしい局舎が鄙びた景色によく似合います。

21 13:25 関平郵便局 せきひら 福島県西白河郡泉崎村

 県道75号をしばらく南下していきます。
 東北本線の線路をオーバーパスすると、ちょっと開けます。
 コメリがあって、セブンイレブンもありました。
 そもそも村として存続できるほどの何かがあるんでしょうね。
 近くには中核工業団地なんかもあるみたいです。
 そういうものが、村を支えているんでしょうね。
 丁字路にぶつかり、左折すると局はありました。
 丸型のポストが、まだきれいな局舎にも似合っています。
 この局の訪問で、2局だけですが泉崎村の局を完訪しました。

22 13:37 久田野郵便局 くたの 福島県白河市

 県道を西に進んでいきます。
 今日は行ったり来たりでなかなか進むことができません。
 今日は、って、今日に限ったことではないですが…。
 阿武隈川を横目にしばらく進んでいくと、局はありました。
 近くには久田野駅があります。
 東北本線の白河と泉崎の間に位置する駅です。
 地図で見ると近くにフランスベット東北工場、とあります。
 あの電動で起き上がるお昼の通販でおなじみのベッドの会社?
 なんだかフランスがぐっと身近になった気がして嬉しいです。

23 13:48 五箇郵便局 ごか 福島県白河市

 県道279号に出て、阿武隈川を渡ります。
 道なりに南下して、県道11号にぶつかりました。
 御斉所街道という名前が付けられていますね。
 なにかきっと歴史がある道なんでしょうね。
 そんな道沿いに局はありました。
 黄色い局舎が目に眩しい建物でした。
 局の近くには市役所の行政センターがあります。
 白河市街地からも離れたコミュニティなんですね。
 というわけで、ここからはさらに東に進みます。

24 14:06 釜ノ子郵便局 かまのこ 福島県白河市

 御斉所街道をそのまま東に進んでいきます。
 ショートカットしつつ県道44号に出ました。
 市役所の東庁舎というのがありまあした。
 これは単なる本庁舎に対する東西南北の東ではありません。
 旧東村、という村が2005年まであったんですね。
 これも、言われなければ気づかない歴史です。
 県道沿いに局はあり、駐車場は道路の向かいでした。
 道路の横断には注意するよう看板もありました。
 局を出たところで雨が降り始め、雲行きも怪しくなりました。

25 14:17 磐城小野田郵便局 いわきおのだ 福島県白河市

 市道を経由して県道75号に出ました。
 そのまま道なりに東に進んでいきます。
 小さな集落をいくつか抜けると、局は右手にありました。
 局に着くころには雨も本降りになっていました。
 釜ノ子で傘を出しておいて良かった…。
 雨は一気に強くなり、少しの距離でも濡れてしまいます。
 そんなこんなで貯金を済ませました。
 終わって局を出ると、雨も小降りになっていました。
 降ったり止んだりの雨に、ここから悩まされるのです。

26 14:29 浅川郵便局 あさかわ 福島県石川郡浅川町

 その雨というのが、今日だけではなかったのですが…。
 この旅は、ずっと雨との闘いだったような気がします。
 そんなことはつゆ知らずの旅の初日。
 車は石川郡浅川町に入りました。
 お盆の時期に花火があるようで、PRの看板もありました。
 そんなに有名だとは!気になりますね。
 町の中心地、街道沿いに局はありました。
 浅川町は局がここしかないので、お客さんも多めです。
 そして、白河市に続き、浅川町も完訪になりました。

27 14:42 板橋簡易郵便局 いたばし 福島県石川郡石川町

 「板橋」の標識に従って県道276号を進みます。
 しばらくは山を上る道です。
 とはいえ、道幅も広く、走りやすい道が続きます。
 石川町に入り、丁字路にぶつかったら左折します。
 すると、すぐに左手に局はありました。
 商店に併設されていますが、局の看板も目立ちます。
 窓口には小さな子供の姿もありました。
 夏休みをなんとなく実感させるほのぼのな景色でした。
 そしてそれとは裏腹に、雷鳴が山あいに響いてきました。

28 14:48 山橋簡易郵便局 やまはし 福島県石川郡石川町

 土砂降りになった雨の中、車を走らせます。
 もう降りたくない!というくらいの大雨です。
 雷も怖いし、なにせ急すぎます。
 そうこう言っている間に局に到着しました。
 酒屋さんに併設されている小さな局です。
 入口のドアは開け放たれていましたが、降り込まないかな。
 これにて石川町の局も完訪となりました。
 時間的にはかなり早いですが、行ける範囲に局はありません。
 今日はここでおしまいにして、宿へと向かいます。

   
   
   
飯坂温泉のお気に入りの宿へ。折しも今日はわらじ祭り。
 飯坂温泉までの道のりはそれほど遠くはありませんでした。大雨も、石川の市街地を抜けるまでは相当なものでした。
 道路のいたるところで池や川のようになっていて、前に進もうにも薦めない状況でした。しかし、石川を抜けると一気に回復しました。
 飯坂温泉では、以前にも泊まった大好きな宿に宿泊。電車で福島駅まで行き、わらじ祭りも見てきました。
 懸賞生活でおなじみ(いつの時代だよ!)のなすびさんを見かけました。手を振ると、ポーズもしてくれました。懐かしい顔でした。

 

 

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