火曜日から木曜日までは、レンタカーを借りて渡島半島をのんびりと(のんびりと?)訪問していこうと思います。
渡島半島は先端が二手に分かれていて、太平洋側の亀田半島、日本海側の松前半島という二つの半島になっています。
今日は、太平洋側の亀田半島を時計回りに回っていくことにします。朝は薄曇り。霧の多い北海道の夏。天気も心配です。
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港小学校前→(函館バス)→棒二森屋前
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ダイハツMOVE。いや、ずいぶんと進化したもんですな。
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1 |
09:02 |
渡島昭和簡易郵便局 |
おしましょうわ |
北海道函館市 |
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函館駅近くのレンタカー屋さんに行きました。
駅のほぼ向かいにあるオリックスレンタカーです。
8時から借りることになっていましたが、手続きなどに時間がかかりました。
とはいっても、まだ9時まではかなり時間があります。
借りた車は最新の、ほぼ新車のMOVEでした。かなり快適です。
大沼国道を北へ北へと進んで行き、五稜郭駅などを過ぎます。
時間調整のために休憩しようと寄ったセブンイレブンの隣がこの局でした。
結局、ここで今日のコースを決めて、9時の開局を待ちました。
近くには函館昭和局がありますが、そちらは明日、訪問します。
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2 |
09:16 |
函館流通センター内簡易郵便局 |
はこだてりゅうつうせんたーない |
北海道函館市 |
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大沼国道から産業道路に入ります。
函館本線の線路をオーバーパスしました。
すぐに信号の交差点を右折します。
流通センターの中に局はありました。
貯金をしようとすると、ゴム印をいろいろ選ばせてくれました。
なんと、受託者の方も簡易局を専門で旅行貯金をしていらっしゃるそうです。
そんなこともあって、絵柄入りのゴム印を作ることにしたのだそうです。
さらに、通帳のインク移りを防止する専用の吸い取り紙を頂きました。
ちょうど通帳サイズになっていて、これは今後、重宝しそうです。
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3 |
09:28 |
函館桔梗郵便局 |
はこだてききょう |
北海道函館市 |
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流通センターから北に向かいます。
一気に田園風景が広がる北海道らしい景色になりました。
国道5号に出たいのですが、どこで右折しようかな…。
前の車が右折するタイミングでついていきました。
なんだかダートの投げやりな道でびっくりしましたね。
ただ、函館本線の線路は、ちゃんと踏切で横断することができました。
国道に出て北上していくと、局は右手にありました。
このあたりは桔梗町の集落になっていて、わりと賑やかな雰囲気です。
風景印はキキョウの形をしていて、局名に由来するのでしょうね。
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4 |
09:34 |
七飯大川簡易郵便局 |
ななえおおかわ |
北海道亀田郡七飯町 |
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国道を長万部方面に向かっていきます。
しばらくは道なりに進んでいきます。
函館市を出て、七飯町に入りました。
亀田郡というものの由来は、昨日話題に上がった亀田市と関連するんでしょうね。
道なりに進んでいくと、局は国道沿い左手にありました。
路肩が広いのでそのまま駐車できそうですが、駐車場に停めました。
北海道ではだいたい駐車場のことで困ることはないので安心です。
まあそうはいかないっていう局ももちろんあるんですがね。
七飯町の局を初訪問しました。ここからは付近を彷徨います。
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5 |
09:41 |
大中山郵便局 |
おおなかやま |
北海道亀田郡七飯町 |
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大沼国道をさらに北へ進んでいきます。
読んで字のごとく、大沼公園につながっているんですね。
大沼公園ってそんなに知名度のある観光地なんですね。
いいところだとは聞きますが、実際ゆっくり訪ねたことはないです。
しばらく走ると、局は国道沿いにありました。
元々は集配局だったようで、大き目の建物が印象的でした。
風景印にも描かれている「赤松街道」は国道5号のこのあたりの区間です。
なんでも江戸時代からの赤松が街道沿いに植わっているんだそうで。
北海道の歴史の始まりにも触れる、そんな旅路です。
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6 |
09:52 |
緑町簡易郵便局 |
みどりまち |
北海道亀田郡七飯町 |
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あかまつ公園のところまで来ました。
街道の赤松はたしかに美しいですね。
…いや待て!赤松ってマツタケが生えるんじゃなかったっけ。
秋にまた来たいですね\(^o^)/
国道を離れ函館本線を渡ってから右折します。
信号交差点を右折、さらに右折すると局はありました。
小さな簡易局ですが、かわいらしい局舎ですね。
局名にちなんでか、緑色のスタンプとクローバーのイラスト。
こういう細かなところが、我々にはうれしいんですよね。
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7 |
10:03 |
七飯郵便局 |
ななえ |
北海道亀田郡七飯町 |
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函館本線の線路を渡って七飯駅前に出ます。
駅はわりとしっかりとした造りでしたね。
ここから函館方面へはお客さんの流れも多いようです。
七飯~函館を運転する列車も多く設定されています。
国道に出て長万部方面に向かうと局は右手にありました。
大きな局舎で、お客さんの数もそれなりに多めでした。
ゴム印は枠付きで、リンゴのイラストも描かれています。
リンゴの栽培が古くから行われているんだそうです。
ここからは大野町方面に向かっていきたいと思います。
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8 |
10:16 |
北斗北郵便局 |
ほくときた |
北海道北斗市 |
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七飯局の裏手には七重小学校があります。
七飯中、七飯高、七飯養護と他の校種は町名と同じ綴りです。
こういうところにも、きっと深い歴史があるんでしょうね。
道道676号を西に進んでいきます。
線路をアンダーパスし、大野国道を横断してつきあたりに。
南下していくと、北斗市役所の分庁舎の向かいに局はありました。
ここは旧大野町の中心地で、上磯町との合併で北斗市になりました。
それだけではなく、大野郵便局を北斗北郵便局に改称しているんですね。
以前は、合併に伴う郵便局名の改称もよく見られましたよね。
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9 |
10:25 |
大野駅前郵便局 |
おおのえきまえ |
北海道北斗市 |
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市街地を北へ北へと進んでいきます。
大野国道を渡りつつ、渡島大野駅方面に向かいます。
線路をくぐるアンダーパスの手前で右折すると局はあります。
この局は、いずれ行っておかねばと思っていた局です。
というのも、近くの渡島大野駅は、新幹線開業時に駅名が変わります。
(駅名が変わる、ということしか言えないのが、アレなんですけどね)。
ということで、新幹線開業前に訪問しておきたかったわけですね。
ところで、駅名は渡島大野駅ですが、局名は渡島がつきません。
同様に、函館バスの停留所も大野駅前を名乗っているのです。
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2015年度の開業までには、ここが一大ターミナル駅になる予定。ほんとかよ?!
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10 |
10:40 |
峠下簡易郵便局 |
とうげした |
北海道亀田郡七飯町 |
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新幹線の工事が本格的な駅前を通過します。
渡島大野駅の東側にあるアンパスから北へ向かいます。
ほんとにここが新幹線の駅になるの?というような長閑な景色。
岐阜県民に言われたくないわとか怒られそうですが。
「新幹線駅が必ずしも賑わいを生むわけではない」とだけ言っておきましょう。
大沼国道に出たら左折し、局を探します。
局はセブンイレブンの一角にありました。
駐車場に車を置き、局を訪問します。
ゴム印は絵柄入りで4種類用意されていてうれしいですね。
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11 |
10:55 |
軍川簡易郵便局 |
いくさがわ |
北海道亀田郡七飯町 |
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さて、大沼国道を北へと向かいます。
ここからは山越えの区間で、なだらかな坂道が続きます。
交通量も多く、途中のトンネルも含め、片側2車線の道が続きます。
大沼トンネルを抜けると、右折レーンに入ります。
小沼の南を通り、JR大沼駅前を右折します。
しばらく道なりに進んでいくと、焼き肉レストランの隣に局はありました。
以前はこの焼き肉屋の中に局があったらしいですが、真相は?
この局は今日のルートでは「寄り道」にあたります。
軌道修正をはかるために、来た道を素早く戻ることにします。
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12 |
11:05 |
大沼郵便局 |
おおぬま |
北海道亀田郡七飯町 |
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大沼駅のところで右折します。
少し北上すると、きれいな街並みに出ました。
観光地としても名高い大沼公園のエリアです。
大沼駅から大沼公園駅はすぐの距離なんですがね。
おっと、大沼駅は硬券入場券を売っていたのか…ショック。
さて、大沼郵便局は広い道沿いに位置しています。
駅からは少し離れているので、賑やかさには欠ける感じがします。
観光客がたくさん利用するような局ではなさそうですね。
風景印は、歴史を感じさせるようなデザインでした。
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北海道にはまだまだダート路が多い。
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13 |
11:32 |
駒ケ岳郵便局 |
こまがたけ |
北海道茅部郡森町 |
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道道43号を進んでいきます。
いや、地図を見た人はわかるかと思いますが…。
道道43号は2本あるんですね!
北側の細い道の方を進んでいきます。なんかガッタガタ。
細い道を抜けて抜けて…もっといい道があったろうに。
素直に国道から回った方がよっぽど早かったと思いますね。
駒ヶ岳駅近くの静かな静かな集落の中に局はありました。
この集落自体も小さいですが、局がいつまであるのか心配になります。
南北の集落が遠いので、当面は存続してくれることと思います。
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14 |
11:49 |
富士見町簡易郵便局 |
ふじみちょう |
北海道茅部郡森町 |
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国道5号を北上していきます。
下りになって、森町の中心地が見えてきました。
函館からもそれほど距離はないんですね。
インターを過ぎ、道の駅を通過します。
森町の中心地を横目に一気に町はずれまで行きます。
国道沿い右手、ギフトショップみたいなところが局です。
局名は森町などが付かない、シンプルなものです。
訪問後は、森町の中心地を訪問していきます。
ここより北へ行くと、大幅なコースアウトになりそうなので。
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15 |
11:55 |
森本町郵便局 |
もりほんちょう |
北海道茅部郡森町 |
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国道から、森町市街地への道道に入ります。
しばらくはこの道沿いの訪問が続きます。
海側を複線の非電化の線路が走っているのは、なんだか不思議です。
こんな景色は北海道くらいしか見られないのでは。
森駅の手前、局はありました。
ほとんど駅前局を名乗っても良いほどの場所です。
森駅は旅行者からも名前を知られる駅ですね。
いかめしが有名だったり、特急列車が停まったりと、耳にする機会が多いです。
しかし森駅でも硬券入場券を買わなかったことに後悔。
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16 |
12:02 |
森郵便局 |
もり |
北海道茅部郡森町 |
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特に「鉄道が一番」というわけではないんです。
でも列車に乗るのは好きなので、硬券入場券は集めたいんですね。
目的がなんだかわからなくなっちゃいそうですが。
森町役場のあたりに局はありました。
ちなみに森町は「もりまち」と読んで、道内唯一の「まち」です。
静岡県の森町も、たしか県内唯一の「まち」読みでしたね。
大きな局舎で、お客さんも数人いました。
風景印にはイカが描かれています。
やはり森町=イカはイメージ通りなんですね。
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17 |
12:09 |
森港郵便局 |
もりみなと |
北海道茅部郡森町 |
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道道1028号に入ります。
いや、1000超えちゃうあたりがもうなんだか、でっかいどう。
さて、東森駅近くに局はありました。
この道はメインの街道筋ではない物の、交通量はあります。
周辺はわりと住宅地が広がっていますね。
森町港町というのが所在地で、港そのものは指していないんですね。
町の名前がシンプルなだけに、なんだか森港もしっくりきます。
もちろん「もりこう」という港もあります。
調べてみると、森港は思いのほか大きな港みたいですね。
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18 |
12:13 |
尾白内郵便局 |
おしろない |
北海道茅部郡森町 |
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さらに道道を進んでいきます。
砂原周りの函館本線が並んで走る道です。
まだ乗ったことがないので、ぜひ乗ってみたいもんです。
尾白内駅近くの道道沿いに局はありました。
見た感じからレトロな、というか、懐かしい感じがありますね。
定額貯金の文字の左の四角には、たぶん郵便貯金のマークがあったのでしょう。
民営化後に、ちゃんと塗りつぶしたのかな。
単に塗装が剥げてしまっただけとは思えないしな。
北海道らしい局名の局に出会い、さらに旅は続きます。
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19 |
12:23 |
掛澗郵便局 |
かかりま |
北海道茅部郡森町 |
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途中で国道278号に抜けます。
尾白内と掛澗の間に、うまい具合に道があるんですよね。
その道に入るにはちょっと不案内ですが、2車線の道です。
国道に出たら、砂原市街地方面に向かいます。
道なりに進んでいくと、局は国道沿いにありました。
掛澗というのは地名のようで、掛澗駅も近くにあります。
局舎は新しい感じではないですが、おもしろい構造ですね。
天気も良くなって、日光が存分に降り注いでくる感じです。
砂原市街地方面にさらに向かっていくことにします。
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20 |
12:29 |
砂原郵便局 |
さわら |
北海道茅部郡森町 |
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国道を鹿部方面に進んでいきます。
駒ヶ岳が少しだけ見えるようになりました。
いや、なかなか特異な形というか、火山らしい山容ですね。
けっこうごっつい感じの山です。
もっとしっかりと拝みたいところですね。
そうこう言っているうちに局に到着しました。
旧砂原町の中心局です。
2005年の合併で森町になりましたが、地名は一気に変わっています。
砂原町内の字名がほぼ全滅しているのが、凄まじいですね。
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21 |
12:49 |
鹿部本別簡易郵便局 |
しかべほんべつ |
北海道茅部郡鹿部町 |
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国道278号をそのまま進んでいきます。
郵便局検索でも「あれ?」と思うほど局間距離が開くところです。
実際はそれほど滅茶苦茶に遠い距離ではないのですがね。
しばらく走ると鹿部町に入りました。
さらに鹿部駅への道が分かれ、その先、国道から離れて市街地へ。
鹿部駅は市街地からかなり離れているような印象です。
海沿いの船溜まりなどを見ながら進むと集落の中ほどの局。
小さな簡易局で、お昼ののんびりとした雰囲気がありました。
鹿部町内はここと鹿部局だけなので、簡単に回れそうです。
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22 |
12:57 |
鹿部郵便局 |
しかべ |
北海道茅部郡鹿部町 |
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国道に復帰し、しばらく恵山方面に。
ようやく市街地らしくなってきましたね。
役場にスーパーにと、だいたいのものはそろっています。
そんな国道沿いに局はありました。
この町は間歇泉公園などもあって、観光に力を入れています。
実際、間歇泉だけでどれほどの観光客があるかはわかりませんが…。
間歇泉にはそれほどの興味もないので、今日は立ち寄りません。
貯金と風景印押印をしてもらいます。
風景印は貝殻をかたどったデザインで、砂原局とも似ています。
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23 |
13:11 |
双見簡易郵便局 |
ふたみ |
北海道函館市 |
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調べてみると、鹿部町はホタテの産地だそうです。
ホタテは貝の中で一番好きなので、これは興味ありです。
また、機会があれば来てみたいところですね。
そんなことを思いながら国道を走っていきます。
恵山方面にしばらく走ると、函館市のカントリーサインが。
市町村合併によって、ここまで函館市のエリアになっているんですね。
集落に入ってしばらく進むと、局は右手にありました。
酒屋さんと一緒になっていてわかりやすいと思います。
端末が緊急のメンテナンスで、しばし休憩となりました。
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24 |
13:18 |
大船郵便局 |
おおふね |
北海道函館市 |
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国道278号を恵山方面に向かっていきます。
恵山国道なんて名前が付いていますね。
道南では「恵山」というものにそんなにブランド力があるんでしょうか。
国道は、これぞ北海道!とは違う景色を進みます。
なんというか、寂しい漁村の風景のような。
富山と新潟の県境みたいな雰囲気の中を進みます。
小さな集落に入り、進んでいくと局は海側にありました。
局名は鎌倉の銀行直営店併設某局と同じですが、読み方が違います。
どこも空いている局が多く、順調に進みます。
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25 |
13:26 |
臼尻郵便局 |
うすじり |
北海道函館市 |
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引き続き国道を進んでいきます。
国道のバイパスが山側に開通していて、通過利用はそちらに流れます。
とはいえ、現道も元より交通量は多くはないのです。
大き目の集落に入り、漁港などが目に入ります。
進んでいくと、国道沿い、右手に局はありました。
道路からは一段高い場所に建物がありました。
古めかしい局舎が、漁村の鄙びた景色によく似合っています。
この局ですが、いまひとつ車を停める場所に困ってしまいました。
もしかしたらちゃんとした駐車場がどこかにあるのかもしれません。
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26 |
13:31 |
安浦簡易郵便局 |
やすうら |
北海道函館市 |
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国道278号を進んでいきます。
左手に海、右手に山、という景色は基本的に変わりません。
数キロおきに、中小の集落が点在する、といったところです。
助かるのは、海沿いの一本道に集落が続くことですね。
山の中に行き止まりの道道が…みたいなのがないのです。
そして安浦の集落に入ると局は右手にありました。
簡易局ではありますが、わりとまとまった集落のように思えました。
この局を過ぎると、いよいよ南茅部の中心地に入ります。
少しずつ景色が開けて、賑やかな街並みが見えてきました。
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27 |
13:38 |
南茅部郵便局 |
みなみかやべ |
北海道函館市 |
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市役所支所などのある地区に出ました。
川汲町(かっくみちょう)と呼ばれるエリアです。
旧南茅部町の中心地でもあります。
恵山国道沿いは古くからの集落といった感じです。
山側に走るバイパス沿いに、大き目のお店などはあるみたいです。
郵便局は、集落をやや過ぎたあたりにありました。
それでも、わりと規模の大きな局舎だと思います。
さすがは元町の中心局だけのことはありますね。
コンビニなんかもいくつかあって、生活には不便なさそうです。
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28 |
13:47 |
尾札部郵便局 |
おさつべ |
北海道函館市 |
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恵山国道を進んでいきます。
昆布がとれるのか、大量に積んだ軽トラックなどがいます。
それを吊るして、昆布のカーテンになっていたり…。
はたまた敷き詰めて、昆布のカーペットになっていたり…。
ニトリもそろそろ目をつけるであろう、インテリアとしての昆布の魅力。
匂いに飽きがくるでしょうね。
バイパスと合流する交差点の手前に局はありました。
旧局舎と並んでいて、一瞬旧局舎に足が向いてしまいました。
新しい建物はかわいらしい尖塔があって、景色に似合います。
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29 |
13:55 |
木直郵便局 |
きなおし |
北海道函館市 |
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ここからはしばらく局間距離が長くなります。
海沿いをほぼ東に進んでいくような格好です。
人家が途切れ、ときどき作業小屋みたいなのがあります。
そしてまた小さな集落が現れて、局は見つかりました。
静かな集落で、お客さんの姿もありませんでした。
「次は古部は貯金やってないから、椴法華かな」。
と言われ、あれ?と思ってしまいました。
携帯検索では「貯金」タブの「貯金」欄が為替同様マルになっています。
うーん、いまひとつ情報を信じきれず、古部に向かいます。
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漁協受託の簡易局。たしかに貯金の文字はなく、公式HPをPCで見ると貯金はバツに。
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30 |
14:15 |
椴法華郵便局 |
とどほっけ |
北海道函館市 |
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古部簡易局は、国道から漁港に下りる途中にあります。
最初はちょっと迷子になりつつ、やっと見つけました。
やはり木直の局員さんの情報どおり、貯金はやっていませんでした。
国道に復帰して恵山方面を目指します。
長くて暗くて狭いトンネルを抜けると、空は一転、曇天に。
そして椴法華の集落に入りました。
ここは旧椴法華村の集落ですが、実に静かです。
それにしても「椴法華」の地名は読めないですね。
椴の字が読めないことが大きいんでしょうね、きっと。
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31 |
14:26 |
古武井郵便局 |
こぶい |
北海道函館市 |
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国道278号を進んでいきます。
小高い山を越えるようなイメージで進みます。
さっきまでの晴天がうその様に天気が悪いです。
なだらかな下り坂が続いてしばらく行くと局はありました。
市役所支所なんかもある集落の中に局はありました。
国道沿いで、大きな局なので見つかりやすいと思います。
局では貯金と風景印押印をしてもらいました。
相変わらず静かな集落で、歩いている人の姿もありませんでした。
ここからは国道を久しぶりに離れ、行き止まりの集落に向かいます。
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32 |
14:39 |
恵山郵便局 |
えさん |
北海道函館市 |
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道道635号に入って進みます。
恵山(Mt.Esan)方面に向かう道です。
途中までは2車線の広い道が続いていました。
そして途中からは狭い道になりました。
恵山への広い道が分かれて、その先に局はありました。
旧恵山町の町名を名乗ってはいるものの、地味な局です。
きっと国道沿いでもある古武井の方が目立つのでしょう。
ここでは風景印の押印に失敗があったので、押印したハガキを頂きました。
こうした対応はその都度、局の人が考えてくれます。
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33 |
14:45 |
渡島御崎簡易郵便局 |
おしまみさき |
北海道函館市 |
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道道をさらに進んでいきます。
集落を抜けて、海沿いの道になりました。
と、大きなバスが出てきてびっくりしました。
函館駅の方まで行く路線バスなんですね。
さらに進んでいくと、小さな商店が目に入りました。
局はその商店の中にありました。
元気な受託者のおじさんが迎えてくれました。
そういえばこの旅では、この局のような看板の商店をたくさん見ました。
コカコーラとスプライトの、標準的な仕様なんでしょうか。
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34 |
15:02 |
尻岸内郵便局 |
しりきしない |
北海道函館市 |
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国道278号に合流します。
ここからは函館市街地方面に向かいます。
今日の宿は恵山にとっているのですが、時間までは回りましょう。
道の駅なとわえさんを過ぎて、しばらくいくとセブンイレブンがあります。
その交差点を右折すると局はありました。
大きな局舎が印象的な局です。
付近にはえさん小学校や総合体育館もあり、まとまった集落です。
それから、局名がなんとも北海道らしい雰囲気ですね。
~内という地名は、北海道に来たことを実感させてくれます。
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35 |
15:07 |
大澗簡易郵便局 |
おおま |
北海道函館市 |
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道道41号に入ります。
えさん小学校を過ぎ、狭くなりながらも道道は続きます。
集落は尻岸内の局のあたりからずっと家並みが続いています。
しばらく走ると局はありました。
漁港の入口のような場所になっていました。
小さな局で、貯金後に飴ちゃんを頂きました。
ところで局名の「澗」ですが、めったに見かける字ではないですね。
しかし今日は、掛澗に続いて二度目の「澗」です。
さんずいだから、水に関する漢字。小川とかそんな感じでしょうか。
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36 |
15:16 |
日浦簡易郵便局 |
ひうら |
北海道函館市 |
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海沿いの道道はどんどん寂しくなります。
人家が途切れて、波打ち際を進む道になりました。
すると、海に岩がごろごろと転がる景色に出ます。
小さなトンネルをいくつも抜けるような道になります。
ここが道南金剛と呼ばれているところです。
なんとなく、北海道に来たなという印象を受ける場所です。
その先、国道に合流し、すぐに集落内に入る路地に進みます。
商店と一緒になった局は、なんだか時が止まったようでした。
時間的にまだ先へ進めそうなので、このまま訪問を続けます。
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恵山国道を函館市街地に進みます。
標識には湯川とか函館駅の文字が並びます。
同じ市内とはいえ、まだまだ市街地は先です。
いくつかトンネルを抜け、戸井の集落が近づきます。
旧戸井町のエリアで、整備されたバイパスのような道になって下ります。
市街地に入る手前に局はありました。
国道沿いにあるので、わりとわかりやすいと思います。
ここでは風景印の押印もしてもらいました。
さて、次を調べると、次は汐首の簡易局となるのですが…。
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38 |
15:50 |
銭亀郵便局 |
ぜにかめ |
北海道函館市 |
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汐首簡易局は15時までの営業だと判明しました。
しかし時間的にまだ早い、と戸井局で悩みました。
明日のルート上、ネックとなる局があるのを思い出しました。
函館空港を挟んで南北に局があり、どちらも訪問するにはタイムロスが生じます。
そこで、空港の南側、海沿いの2局を訪問できれば…と思いました。
国道をひたすら走るのですが、案外その距離は長かったです。
やっと銭亀局に着いたのが15時50分前。
貯金だけを済ませ、風景印押印は後回しに局を出ます。
近くの根崎簡易局を訪問しておくと、明日が格段に楽なのです。
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39 |
15:57 |
根崎簡易郵便局 |
ねさき |
北海道函館市 |
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海沿いを走る国道をそのまま西へ向かいます。
函館空港付近には、戸井線の路盤を使った道がまっすぐ延びています。
しかしそちらではなく、国道を走るようにしましょう。
空は一気に明るくなり、曇り空から晴天に。
遠くの函館山には、雲が掛かっているみたいです。
局は国道沿いの右手にありました。
銭亀からはそれほどの距離はありませんでした。
無事貯金を済ませ、風景印押印のために銭亀局へと戻ります。
来た道を戻り、銭亀局で風景印を押してもらいました。
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戸井線の夢の跡。そして宿泊した石田温泉は、まさに温泉!といった感じでした。
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函館空港から恵山までは、小一時間のドライブ、といった感じで、ちょうど良い距離感でした。
汐首の灯台近くでは、旧戸井線の橋梁が見事に残っていました。一度も列車の走らなかった橋です。なんだか夢の跡って感じですよね。
尻岸内のセブンイレブンで買い物をすると、から揚げもちゃんと「ザンギ」の名前で売られていましたね。さすがは北海道です。
恵山局近くの石田温泉に宿泊し、温泉で体を癒しながら夜を迎えました。静かな山あいの宿で、ひとりのんびりと一日を終えました。
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