9月に入ってもそれほど涼しくならず、いや、まったく涼しくならず、秋はいつやってくるのか、と嫌になってしまいます。
まだ夏なんですよね。そうです、夏なんですよ。夏休みなんですよ。
まとまった休みで岩手県行きを予定していましたが気が向かず、短い3日間の旅行として、福島へと旅に出ました。
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日光から田島へ。仮眠をして、気持ちの良い朝の山道を進んでいきます。
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1 |
09:02 |
檜枝岐郵便局 |
ひのえまた |
福島県南会津郡檜枝岐村 |
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国道352号を檜枝岐村方面に進みます。
前日午後10時過ぎに東京を出て、田島には3時ころの到着です。
夜が寒いくらいだったので、仮眠は毛布を頭までかぶってぐっすり。
さて、国道を魚沼方面に進みますが、新潟県へは抜けられません。
元から酷道としても知られる352号、災害で通行止めだとか。
この先、開通させる意思があるのかどうか。
福島県内でも最も秘境と言えるのではないか、檜枝岐村の中心地に入ります。
村に車で入るルートはこの国道352号一本(しかも北東から)だけですからね。
意外と人の姿を見かけて、活気のある村だと思いました。
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2 |
09:26 |
会津大川郵便局 |
あいづおおかわ |
福島県南会津郡南会津町 |
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必死に進んだ国道を戻っていきます。
山間部の訪問は、行ったり来たりの連続なのです。
今日はそれに耐えて、未訪問局をしっかりと拾いますよ。
会津はずっと山なのです。
国道401号にぶつかったら、只見方面に少し進みます。
局はすぐに国道沿いにありました。
旧国名の会津が冠せられていて、これには心がときめきます。
ここからは、しばらく田島方面へと戻る形になります。
ただし、道中は往路で確認したところ、ほぼ携帯電話が県外なのです。
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3 |
09:43 |
舘岩郵便局 |
たていわ |
福島県南会津郡南会津町 |
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国道352号を東へ進みます。
山あいの道ではありますが、しっかりと整備されています。
高原の景色の中を順調に走っていきます。
交通量が少ないので、一気に進むことができます。
前にトラックやバスがいると、そうはいかないのですがね。
しばらく進んで、久しぶりに見かけた信号機のところに局。
さっきの大川局近くの国道同士の交差点にも信号はなかったぞ…。
局舎はおしゃれな三角屋根が印象的です。
山の緑が眩しく、空はまだまだ夏の空といった感じです。
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4 |
09:59 |
森戸簡易郵便局 |
もりと |
福島県南会津郡南会津町 |
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国道をさらに田島方面に進みます。
往路で確認済みなので、安心して進みます。
しばらく進み、集落に入ると局は右手にありました。
国道沿いですが、なんとなく目立たないと思います。
この局のゴム印には山のイラストが入っていました。
「裏の佐倉山なんですよ」。
なるほど、なかなか山容が特徴的ですね。
「会津のマッターホルンって言われているんですよん」。
うーんと、それはどうかな?
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会津のマッターホルンこと、佐倉山。手前は一面の蕎麦の花。
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5 |
10:28 |
滝原簡易郵便局 |
たきはら |
福島県南会津郡南会津町 |
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国道352号を進み、山を越えます。
この区間は非常に長く感じます。
ただし、人工物がほとんどなく、自然を存分に感じることができます。
バスを追い越し、長いトンネルをくぐって、会津高原尾瀬口駅近くに。
会津高原駅だと思っていたら、正式名称はこんなに長いのだね。
駅付近で国道をそれ、集落の中に入ると局はあります。
小さな簡易局ですが、立派な民家の一角にあります。
この局では印鑑の登録など、訳あってやってもらいました。
どんな訳があったかは、深くは突っ込まないでください。
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6 |
11:15 |
旭田郵便局 |
あさひだ |
福島県南会津郡下郷町 |
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国道121号に出ます。
昨晩、鹿沼から延々と走った道なので、なんだか懐かしいです。
途中に荒海郵便局がありますが、このときに訪問済みです。
「荒海」って、変換されないんですよね。
さて、田島をすっ飛ばして、大内宿が有名な下郷町へ。
中心地から国道289号を白河方面に向かいます。
甲子トンネル開通で、一気に交通の流れができましたからね。
進んでいき、集落に入ると、路地に面して局はありました。
火の見櫓が似合う、田園の中の局でした。
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会津鉄道にも、いつかは乗ってみたいところ。
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7 |
11:41 |
静川郵便局 |
しずかわ |
福島県南会津郡下郷町 |
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国道121号を田島まで戻ります。
途中でアンパスした線路を、列車が走っていきました。
国道289号に入り、只見方面に進みます。
やっと、道なりに進めるようになってきました。
国道を進みますが、ずっと長閑な田園風景が続きます。
稲穂も色づいて、もうすぐ収穫の時期でしょうか。
そんな国道を走っていくと局は右手にありました。
この局には、トイレがあるので、貸してもらいました。
小さな局でトイレがあるのは珍しいと思います。
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8 |
11:47 |
針生簡易郵便局 |
はりゅう |
福島県南会津郡南会津町 |
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さらに只見方面へと進んでいきます。
坂をずんずん上っていく道ですが、快適です。
登坂車線があるので、大抵道を譲られます。
集落に入り、国道が大きく左手にカーブしたら右折。
集落の中を進んでいくと局はありました。
ログハウスの素敵な局舎でした。
外観は言うまでもなく、内装も木がふんだんに使われています。
さて、この先はまたもや山越えです。
会津は本当に山深い土地なんだな、と実感します。
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9 |
12:15 |
伊南郵便局 |
いな |
福島県南会津郡南会津町 |
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国道を進んでいきます。
一気に山を上り、長いトンネルに入りました。
トンネルを抜けると旧南郷村のエリアです。
今でこそ同じ南会津町ですが、峠を挟めば生活圏も違うだろうに。
町役場の支所にぶつかり、左折して旧伊南村へ。
南郷から伊南へはすぐで、国道沿いに局はありました。
立派な局舎は、村にしては立派だと思いました。
記帳台も、なんだか大木の輪切り?みたいなのでした。
局前のバス停が、局名と一致していないのが気になりました。
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局名は伊南郵便局ですからね。
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10 |
11:28 |
山口郵便局 |
やまぐち |
福島県南会津郡南会津町 |
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国道401号を北上して、南郷中心地に戻ります。
国道289号との重複区間に入り、すぐに局は左手に。
ここが、旧南郷村の中心局、というところですね。
伊南村よりも少し、ほんの少しだけ活気があります。
たぶん単純に交通量がちょっと多い、ってだけなんでしょうが。
この局にも集配センターがありました。
10月の統合後はどうなるんだっけか。
さて、ここからはしばらく只見方面へ向かいます。
道中には意外と多く局が転がっているのであります。
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11 |
12:41 |
和泉田郵便局 |
いずみた |
福島県南会津郡南会津町 |
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国道289号を只見方面に進みます。
上田簡易局を探しながら進みましたが、見つかりません。
ここは後ほど戻ってくるので、ひとまずは通過します。
左折して伊南川を渡り、県道351号に出ます。
川の左岸を進んでいく県道です。
集落の中に局はあり、わりと大きく、近代的な建物でした。
ここでは上田簡易局の場所を伺いました。
国道沿いにあるということと、ガレージのような局だということが判明。
目印もお聞きしたので、これはとても助かりました。
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12 |
12:53 |
明和郵便局 |
めいわ |
福島県南会津郡只見町 |
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国道289号に戻ります。
田舎道をしばらく進んでいきます。
通過需要があるようで、交通量はわりとあります。
特にダンプカーなどの大型車の姿をよく見かけました。
これはたぶん工事関連なんだろうと思います。
災害復旧工事も、県内のいたるところで行なわれていますからね。
国道は集落に入り、局は国道沿いの右手にありました。
こちらの局舎も印象的な三角屋根の建物でした。
山あいの集落にあるから、この建物の感じが似合うんでしょうね。
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13 |
13:08 |
朝日郵便局 |
あさひ |
福島県南会津郡只見町 |
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国道をさらに只見市街地方面へ。
只見線は災害で不通になっているし、国道も通行止めだっけ。
水害の復旧工事も。一気には進まないですからね。
ほんとうに、災害の多い年だったんだな。
しばらく進み、局は国道沿いにありました。
近くには商店もあり、わりとまとまった集落だと思います。
この先、只見局方面はこのときに訪問しています。
あのときは、まだ愛車がMOVEだったんですよね。
かれこれ4年の月日が流れているのか…なんだか、なぁ。
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14 |
13:26 |
布沢簡易郵便局 |
ふざわ |
福島県南会津郡只見町 |
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来た道を戻っていきます。
明和局付近まで戻り、県道153号を北上していきます。
ずいぶんと山深くへと分け入っていきます。
これが冬だったら、雪深いんだろうな。
学校の跡なのか、古い校舎が左手にありました。
その先、川を渡って、局は県道沿いにありました。
「森林の郵便局」なんて看板が掲げられています。
たしかに、森の中にあって、集落の雰囲気も秘境です。
只見町の局を完訪したので、ここからは昭和村へと向かいます。
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集落全体で、盛り上げているようです。
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15 |
13:46 |
上田簡易郵便局 |
うわだ |
福島県南会津郡南会津町 |
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明和局付近まで戻って国道へ。
ここからはしばらく田島方面へ向かいます。
和泉田局で教わった通り、南会津高校近くで局を探します。
ガレージのような局…。
きょろきょろしていると、局は国道沿いにありました。
意外と大きくて目立つような。
反対車線からだと対岸なので、見つけやすいのでしょうか。
ゴム印にはヒメサユリのイラストが入っています。
群生しているところが、局の近くにあるんだそうです。
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国道401号で昭和村へ。
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16 |
14:18 |
喰丸郵便局 |
くいまる |
福島県大沼郡昭和村 |
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国道401号を走り、峠を越えます。
すれ違う車もなく、寂しい山道でした。
でも、昭和村に入って、下り道はとにかく美しい針葉樹林でした。
ちなみにこの村の村長は中村玉緒ではありません。
あ、このネタがわかる人は相当少ないんだった…。
大芦簡易局を横目に通過し、国道400号に出ると局。
この局が、実質昭和村の中心局にあたるわけです。
周囲は民家もないような場所ですが、立派な局舎には、理由がありますね。
さて、ここから昭和村の中心地に向かいます。
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17 |
14:25 |
昭和簡易郵便局 |
しょうわ |
福島県大沼郡昭和村 |
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昭和村の中心地に入りました。
役場や学校などもあって、やはり中心地を実感します。
昭和村と聞いて思い出すのは、やはりあの火災でしょう。
郵便局が全焼し、局長さんがお亡くなりになったとういうことです。
それが引き金になり、昭和郵便局が廃止になったのも現実です。
昭和簡易局は、村の名前を名乗っていながら、簡易局。
その裏には、悲しい事件と、村人の熱い思いが込められているわけです。
そんな昭和簡易局のゴム印は、絵柄入りのものでした。
大事にされているんだな、というのを、強く感じました。
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18 |
14:38 |
野尻郵便局 |
のじり |
福島県大沼郡昭和村 |
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国道400号を金山方面に進みます。
集落は国道沿いに続いています。
想像していた以上に、ひらけた村だと思いました
この国道は、交通量も少なくはないので、寂しい印象はありません。
しばらく進み、局は国道沿いにありました。
この局は元集配局の雰囲気が色濃く残っています。
局員さんも若い方で、活気があっていいと思います。
これで昭和村はひとまず完訪です。
大芦簡易局の今後が気になるのですが、貯金開始するかな?
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19 |
15:02 |
本名簡易郵便局 |
ほんな |
福島県大沼郡金山町 |
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国道400号を進み、会津川口駅付近に出ます。
只見線沿線は既に訪問済みです。
ただ、その訪問の後に再開した簡易局があります。
貯金もスタートしているので、今回訪問します。
川口から少し只見方面に向かいます。
国道252号を走りますが、只見線の鉄橋が落橋していました。
豪雨の被害はこんなにも甚大だったんですね…。
国道から少し離れて、本名の集落に入ると局はあります。
標柱もしっかりと建っているので、わかりやすいと思います。
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只見線はゆっくり。同じ列車に2度も追いつきました。宿泊地は柳津。虚空蔵尊とお寺の雰囲気も素敵です。
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この後は、宿のある柳津町まで向かいました。柳津は温泉の町として有名なんだそうです。
中心部にある円蔵寺に立ち寄りますが、この寺の雰囲気はなんだか重厚で、ずっしりとしたものを感じます。崖っぷちの立地もすごいです。
宿に入り、夕食で腹いっぱいになりながら、温泉に浸かり、麦酒なんかも飲みながら、早めに就寝して疲れを癒しました。
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