No.336:房総半島迷走・1日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2012.07.02(月) 雨のち晴れ 38 千葉白旗局 西岬局
 梅雨真っただ中。平日連休はなかなかなく、出かける機会がなかった(というより、気が起きなかった)のですが、ここにきて平日3連休に。
 そこで、気になっていた千葉白旗局の移転改称前に、千葉に行ってみようと思い立ち、手薄となっている千葉県を訪問することに決定。
 予報ではずっと雨マーク。海の景色も楽しめないだろうと思いながらも、房総半島を迷走するプランを立てました。日曜日の午後、出発です。
1 09:02 千葉白旗郵便局 ちばしらはた 千葉県千葉市中央区

 日曜夕方には市原入りをしていました。
 風呂屋に行って道の駅で車中泊。翌朝雨音で目覚めます。
 雨の中のスタートはいまいちなのですが、そうも言っていられません。
 市原から蘇我に向けて進み、蘇我には8時半過ぎに到着します。
 すき家で朝ご飯を食べてから白旗局に到着したのが8時55分。
 向かいのファミレスの駐車場を借りて、9時を待ちました。
 スタート局が最大のイベントで、この先の訪問は、いわばおまけなんです。
 とはいえ、千葉県、特に南のほうをどれだけ訪問できるか。
 降り続ける雨の中、のんびりと旅の初日をスタートさせます。


やはり駐車場があることが売りですね。
2 09:07 千葉曽我野郵便局 ちばそがの 千葉県千葉市中央区

 地方の人間なら、駐車場の大切さがわかるはずです。
 たとえばコンビニ。駐車場のない店にはまず行きません。
 それが車社会の地方都市の宿命ですね。
 白旗から鵜の森への移転も、駐車場確保が大きな狙いでしょう。
 さて、南下して外房線を渡ります。
 踏切が少ないので、やはりこの道は混雑してしまいます。
 生実学校下交差点を右折、しばらく行って、国道手前を右折すると局。
 中華料理店と駐車場をシェアしています。
 地名の蘇我に対し、曽我野という局名を名乗っています。

3 09:15 浜野郵便局 はまの 千葉県千葉市中央区

 曽我野局から南下していきます。
 国道357号にいったん出なくてはいけなかったのを、ミスで市道を南下。
 適当に軌道修正して、県道に出ます。
 浜野の集落の交差点で左折して進むと局はありました。
 県道沿いの局ですが、バイパスではないので穏やかでした。
 浜野駅もわりと近いのですが、この付近は発展途上のようです。
 古くからの集落と、新興住宅地との混ざり合った雰囲気です。
 これから栄えていくんでしょうかね。
 交通の便からいうと、電車は蘇我から南は少ないので微妙ですが。

4 09:23 千葉古市場簡易郵便局 ちばふるいちば 千葉県千葉市緑区

 浜野駅を横目に跨線橋を渡ります。
 茂原街道という道で、交通量の多い県道です。
 道幅も広くなり、国道16号(!)を渡ります。
 こんなところに国道16号は繋がっているのか!ってね。
 館山道をくぐって、しばらく進み、印刷団地の交差点を左折。
 あとは付近を見回していると、局はありました。
 千葉市内にありながら、簡易局というのもおもしろいです。
 ま、千葉市も地方都市感を拭えないですけどね。
 どこの政令指定都市も、郊外は郊外なんだよな。

5 09:29 市原菊間郵便局 いちはらきくま 千葉県市原市

 茂原街道の旧道を走ります。
 千葉市と市原市の境界線をなしている道です。
 途中で右折し、南下していくと局はあります。
 菊間団地という団地になっています。
 集合住宅がいくつか見えていました。
 お客さんは多めですが、車はいろんなところに停められました。
 風景印の設置がないので、それほど時間もかからず退局。
 1局ごとの滞在時間が短くならないとダメですね。
 月初めの月曜日、混雑は避けられないと思いますが…。

6 09:40 市原若宮郵便局 いちはらわかみや 千葉県市原市

 菊間団地から南西に向かいます。
 わかりやすい道ではないですが、バス通りです。
 こんな細い道、バス来ちゃうんだ!ってなりました。
 しかもコミュニティバスではなくて普通の大きさのやつ。
 華麗にかわして先へと進んでいきます。
 若宮団地に入り、メーン道路を南下していきます。
 中心部の交差点の先に局はありました。
 局内は思いのほか広々としていました。
 お客さんもいましたが、待ち時間はありませんでした。

7 09:50 市原郡本郵便局 いちはらこおりもと 千葉県市原市

 若宮団地を南下していきます。
 この団地は一戸建ての団地のようです。
 全国どこにでもこんな景色はありますね。
 日本ってなんでこう、特徴がないのだか。
 外国の事情も知らないのに言えたことじゃないけど。
 つきあたって右折、さらに国道297号を南下します。
 郡本交差点に面して局はあり、県道に面して駐車場はあります。
 駐車場から局へは県道を横断しますが、これが意外と大変。
 交通事故には気を付けて!本当に心配になります。

8 09:59 市原国分寺台郵便局 いちはらこくぶんじだい 千葉県市原市

 郡本交差点から国道297号を南下します。
 大多喜海道、なんて名前がついています。
 大多喜とか、ちょっと行ってみたいと思います。
 しっとりとした街並みなんでしょうかね。
 市原市役所方面に右折して、しばらく進むと局。
 市原市役所の真向かいに位置しています。
 というか、市役所、こんなに辺鄙な場所にあるのか?
 車で来ることを前提にしているような気がします。
 そんなわけで、お客さんも多めの局でした。

9 10:14 市原国分寺台西郵便局 いちはらこくぶんじだいにし 千葉県市原市

 スタートからの1時間で8局を訪問しました。
 これはなかなかのペースですが、今日は数狙いではありません。
 とにかく、宿のある白浜まで移動がメインなのです。
 市原市役所の交差点を曲がり、北上していきます。
 さらに右折すると局はありました。
 この局が以外にも混雑していました。
 そして以外にも風景印が設置されていました。
 なんだかんだで、滞在時間が伸びてしまいました。
 国分寺台にはあともう1局あるので、そちらへ向かいます。

10 10:25 市原国分寺台南郵便局 いちはらこくぶんじだいみなみ 千葉県市原市

 戸隠神社付近まで進みます。
 信州に住んでいたものとして、この神社はグッときます。
 奥社とか最高なんですよ、ぜひ真冬にどうぞ。
 本当に、雪の音しかしないんです。
 さて、道なりに南下していくと局はありました。
 駐車場がいっぱいなので、路肩を借りて局に向かいます。
 こちらもなぜだか混雑していて、これにはいらっとしました。
 今日は数狙いじゃない、と思っても、なんだかね。
 さて、国分寺台地区はこれにて終了です。

11 10:34 三和郵便局 さんわ 千葉県市原市

 県道140号に出て、南東に進みます。
 この道は小湊鉄道の線路に沿っています。
 見るからにローカルな線路で、これは乗ってみたいです。
 国道297号にぶつかりました。
 国分寺台の街並みがうそのように、一気に田園風景に。
 国道を南下して、海士有木駅付近を通過すると局はあります。
 向かいのパチンコ屋の駐車場が局の駐車場を兼ねています。
 なんだか古くもどっしりとした局舎が印象的でした。
 さて、ここからは大多喜街道と離れていきます。

12 10:43 市原神代簡易郵便局 いちはらかじろ 千葉県市原市

 さて、国道297号を南下します。
 市西小学校の交差点に出たら右折します。
 広い道ではないですが、みんなして右折しました。
 抜け道、というのか、国道バイパス方面への連絡路です。
 狭い道ではないですが、通学路のようなので減速します。
 県道13号を西へ進んでいくと局はあります。
 ここは、農協の支店の中にあって、貯金を扱っている局です。
 まんま農協なので、わかりやすいですが、貯金非扱いかひやひや。
 農協の今後と運命を共にする可能性もあり、心配です。

13 10:52 市原光風台郵便局 いちはらこうふうだい 千葉県市原市

 農協の西の交差点を南下します。
 立野通り、とか名前がついていた気がします。
 市街地を離れ、付近は小高い丘とか工場とか、そんな景色です。
 アップダウンしながら進み、立野交差点を左折。
 光風台に入ったら、県道を離れて団地の中へ。
 そのまま進んで、丁字路のところに局はありました。
 なんの変哲もない、郊外の住宅団地です。
 うちの実家と一文字違いの団地名なんですね。
 そんな光風台を後にし、予定のルートから外れてみます。

14 11:02 市原戸田郵便局 いちはらとだ 千葉県市原市

 光風台の駅前に出ました。
 なんだろう、この駅の雰囲気、すごく好きだぞ。
 古い木造、とかじゃないんだが、なんだこの無機質な感じ。
 ホームもがらんどうで、吊り下げ駅名票も涼しい顔。
 うーん、映画やドラマで使えそうな駅です。
 県道にぶつかり、踏切を渡って馬立駅前に出ます。
 局は馬立駅の真ん前にあり、馬立駅前局を名乗ってもいいくらい。
 ただ、駅自体の集客力には疑問があり、駅前局を名乗るまでもないのか。
 駅で記念に入場券を買いました(そもそも有人駅なのか…)。

 
小湊鉄道馬立駅。思わず入場券を買うも、安めの設定。
15 11:18 平岡郵便局 ひらおか 千葉県袖ケ浦市

 これ以上のコースアウトは身の破滅。
 県道143号に入っておとなしく西へ。
 袖ケ浦市に入り、道なりに進みます。
 途中で県道165号に入って、南西に向かいます。
 県道は少し頼りなくなりますが、走りにくくはない道です。
 集落を進むと局は左手に出てきました。
 ここにきて、天候も回復、空には太陽が見えてきました。
 やっぱり晴れ男なのかな。
 袖ケ浦市の局は人生初。足跡を残すことができました。

16 11:35 富来田郵便局 ふくた 千葉県木更津市

 しばらく道なりに県道を進みます。
 東横田駅付近は、道がわかりにくくなっています。
 うまく南東に向かう県道167号に入ります。
 久留里線の線路を渡って、馬来田駅前を左折、東へ。
 局は県道沿いにあって、すぐに場所はわかりました。
 この局には風景印が設置されていました。
 ただ、局員さんが新人さんだったようで、押印結果は酷いものに。
 これがミスだと気付いていないあたりも困りものですが。
 これについて、のちに久留里局の局員さんが苦言を呈していました。

17 11:44 下郡郵便局 しもごおり 千葉県木更津市

 県道166号を南下していきます。
 久留里線の線路に沿って南下し、下郡駅付近で右折。
 踏切を渡ると、ちょうど列車が駅に停まっていました。
 久留里線に乗ったのって、いったい何年前だっけ。
 列車旅をして房総半島を一周したのは…高校生だった記憶が。
 川を渡って、丁字路を右折すると局はありました。
 狭い道路沿いなので、車を停める場所には少し迷いました。
 とはいえ田舎道ということもあって、訪問は容易に済みました。
 ここからは久留里方面に、基本的には国道を南下します。

18 11:55 小櫃郵便局 おびつ 千葉県君津市

 県道経由で南下していきます。
 道なりに進んで、俵田交差点より小櫃駅方面に。
 線路を渡ったところで局はありました。
 局名は駅名と同じ小櫃を名乗っています。
 この地名、なかなか読めないな、と思います。
 漢字自体が難しいことが原因でしょうかね。
 一文字ずつ考えてみれば、そう読むしかないんですが。
 櫃の字、いったいどんなシチュエーションで使うのでしょう。
 岐阜出身者が聞いてよい質問ではありません。


国道で久留里の集落に入ります。
19 12:14 久留里郵便局 くるり 千葉県君津市

 国道410号を南下します。
 この道は久留里街道なんだそうです。
 しばらく進むと、踏切を渡ります。
 国道なのに踏切があるあたり、ローカルで良いですね。
 久留里の集落に入りました。
 城下町らしく、賑やかな印象を受けます。
 意外とまとまった集落が形成されているんですね。
 国道沿いに郵便局はありました。
 この局には風景印が設置されていました。

20 12:32 松丘郵便局 まつおか 千葉県君津市

 久留里街道をそのまま南下します。
 走りやすくも走りにくくもない道が続きます。
 カーブは多いものの、スピードには乗れます。
 さて、上総松丘駅方面への道を通過してしまいました。
 仕方がないので、トンネルの先の細道を進むことに。
 この道、小型車でもけっこうひやひやする道でした。
 大きめの車に乗っている人は通らないでください。
 局は集落の中、国道410号沿いにありました。
 この付近の国道は整備に迷いがあるのか、くちゃくちゃです。

21 12:46 亀山郵便局 かめやま 千葉県君津市

 国道465号に入って、亀山方面に向かいます。
 地味な道、そして地味な集落が続きます。
 でも、亀山という地名は、汽車旅をする人にはわかりますよね。
 JR久留里線の終点駅、上総亀山駅があるところです。
 なぜあのJRが、この時代において、こんな山奥に終点駅を置いているのか。
 時刻表の地図なんかを眺めても、不思議で不思議で仕方ない。
 そしてそんな終点駅のさき、トンネルもくぐった先に局。
 ダム湖のほとりの集落は、とにかく静かなものでした。
 この郵便局も、ずっと安泰、とはいかないんだろうな、なんて。

22 12:54 蔵玉簡易郵便局 くらたま 千葉県君津市

 そういえば、2003年にここに来たとき…。
 安房鴨川駅から亀山駅行きのバスに揺られて来たんだっけ。
 高校生のころから、わけのわかんない旅をしていたんだな。
 え?その日?木更津から浜金谷へ、温泉に浸かって船で久里浜へ(以下略)。
 国道465号を進んでいき、次の集落に入って左折。
 こんなささやかな集落にも局があるのか!ってね。
 おばあちゃんがのんびりと受託している、といった雰囲気でした。
 これぞ簡易郵便局!といった素敵な局でした。
 ここからは、次の局まで一気にぶっ飛びますよー。

23 13:21 天津郵便局 あまつ 千葉県鴨川市

 蔵玉簡易局を出発すると、いよいよ山間の景色。
 国道を離れ、大型車が通れないらしい県道81号へ。
 主要地方道のはずなのに、なかなかいい味出してる道です。
 鴨川市に入りあたりから道が急速にきれいになり、バスルートに
 途中ではループ橋の建設中のようですが、工事は凍結中?
 そして突然、目の前に太平洋が広がり、天津の市街地に入ります。
 JR安房天津駅を過ぎて、国道128号現道を東進すると局。
 蔵玉の山あいから一気に、オーシャンビューの局に到着しました。
 ここからは鴨川市内の局を拾っていきます。

24 13:25 天津浜荻郵便局 あまつはまおぎ 千葉県鴨川市

 国道128号を鴨川市街地方面に向かいます。
 天津の市街地は国道のバイパスが開通しています。
 そのために、通過客がいないので、穏やかな国道です。
 国道を進んでいくと、局は右手にありました。
 古い局舎で、駐車場がないので、路肩を借りて駐車します。
 海にも近いですが、この局からは海は見えませんでした。
 さて、天津は現在鴨川市ですが、以前は天津小湊町。
 2003年訪問時は、天津小湊町を名乗っていましたね。
 旧天津町と旧小湊町からつけられたストレートなネーミングでした。

25 13:36 東条郵便局 とうじょう 千葉県鴨川市

 国道の現道を進んでいきます。
 いよいよ海沿いに出て、リゾートホテルも数多く見えています。
 バブルはじけてから、大変なんだろうな。
 それでも鴨川なんて、東京から100キロない場所です。
 通勤している人はさすがに多くはないだろうけどな。
 バイパスと交差するところもそのまま県道181号で内陸へ。
 しばらく行くと局はありますが、この局、なにやら怪しいものが。
 「ドライブスルー」…。
 何をしてくれるのか気になりますが、利用者はいないようでした。


スルーできない用事が多いと思う。
26 13:45 鴨川田原郵便局 かもがわたばら 千葉県鴨川市

 県道181号をそのまま西へ進んでいきます。
 地味な景色で、交通量もそれほど多くありません。
 通過利用のあるような県道ではないんですね。
 しばらく進み、長狭街道田原交差点の手前に局はありました。
 局舎はまだ新しいようで、最近よく見かけるようなデザインです。
 簡易な建物なのか、これがデフォルトになるのか。
 目立ちますが、安っぽい外観ですよね。
 駐車場が出入りしやすいというのはプラスポイントです。
 貯金も早々に済ませ、ここからは長狭街道を進んでいきます。

27 13:53 長狭郵便局 ながさ 千葉県鴨川市

 県道34号長狭街道に入りました。
 長狭街道とか何気なく使っていますが、初めて聞きました。
 そんなわりと交通量の多い県道を進みます。
 この道を進めば、保田に出るみたいです。
 保田?どこだよ?という質問にはお答えできません。
 県道沿いに局はありました。
 集配センターもあり、わりと大きな局でした。
 さすがは長狭街道なんていうだけありますね。
 この局から急速に天気が良くなっていきました。

28 13:59 鴨川寺門郵便局 かもがわてらかど 千葉県鴨川市

 さらに長狭街道を保田方面に向かいます。
 保田っていうのは、内房の鋸南町みたいですね。
 この町出身の知り合いがいたはずだ。
 だれだっけか。
 街道を行くと、今度も進行方向左手に局はありました。
 なかなかしゃれたデザインの局舎で、好感が持てます。
 どちらかというと、高原なんかにありそうな感じですがね。
 鴨川といえども、この付近は海からはかなり離れています。
 鴨川が海だけだと思ったら大間違いです。

29 14:10 金束郵便局 こづか 千葉県鴨川市

 だんだん山が迫ってきました。
 長狭街道も、峠越えに差し掛かっているようです。
 ただ、保田へは抜けないので、峠は越えないと思います。
 しばらく進んでいくと、街道沿いに局はありました。
 これまたこの局名は縁起が良いもので。
 局員さんも「お金が貯まるなんて言い伝えもあって」とか。
 便乗して定額定期貯金を勧められましたが(笑)。
 これについてはここに限ったことではありません。
 ポケットティッシュが貯まる貯まる(定額定期の案内)。

30 14:25 平群郵便局 へぐり 千葉県南房総市

 長狭街道沿いに進み、いよいよ別れの時。
 県道88号なる道で平久里方面に。
 すぐに、平久里方面と書かれた標識がありますが、県道へ。
 地図で見ると、どちらからでもいけるようですね。
 ちなみに県道は狭かったので、もしかしたら標識通りのほうが速達かも。
 平久里の集落に出て、ついに南房総市に入ったことを実感します。
 県道を進んでいくと局はありました。
 局名は平群、と書くので、奈良県のと同じですね。
 あちらはあちらで、かなり歴史のある土地です。

31 14:36 滝田郵便局 たきだ 千葉県南房総市

 県道88号を南下していきます。
 地味な感じの景色が続いています。
 山あいの県道の景色なんてこんなもんですよね。
 国道だと、もうちょっと景色が違うんですが。
 しばらく進み、県道との交差点の先に局はありました。
 近代的な局舎で、山間部にありながら明るい印象です。
 見渡す限り山の景色で、海のイメージの房総とは程遠いです。
 房総が暴走と変換されると悪いことしていないのに焦りますよね。
 運転中にパトカーとすれ違う時の感覚と似ています。

32 14:53 三芳郵便局 みよし 千葉県南房総市

 県道88号を南下します。
 景色がひらけてきて、いよいよ海も近いみたいです。
 道の駅三芳村があり、合併しても村のままなんだな、と思います。
 でもこういうところで村だった歴史は残すべきです。
 市町村合併でどれだけの地名が隠れてしまったか。
 さて、三芳病院(埼玉にもありそう)の交差点を右折します。
 局はすぐにありましたが、標識では館山市に入っています。
 でもたしかに、ここは南房総市の局です。
 標識の設置箇所が、ちょっと手前すぎるってことでしょう。

33 15:02 九重駅前郵便局 ここのええきまえ 千葉県館山市

 時刻は15時になろうとしています。
 今日の締めくくりはどう迎えようか。
 なるべくどん詰まりや離れ小島の局をつくりたくないです。
 ということで、安房グリーンラインで南下します。
 本当に一面田んぼで、グリーンラインの名に恥じません。
 国道128号と交差して、そのまま県道を進むと九重駅があります。
 その先に局はありました。
 ここはたしかに駅前に位置しています。
 ただ、なんだか寂しい駅前で、なにもない印象を受けました。

34 15:09 館山国分郵便局 たてやまこくぶ 千葉県館山市

 国道128号に出て、館山市街地方面に向かいます。
 館山市は平成の大合併でも独立の道を選びました。
 たしかに、まとまった人口を抱えてはいます。
 それでも過疎化の波には逆らえず、5万人を割ってしまっています。
 勝浦市とは対照的に、20歳前後の人口が極端に少ないです。
 これはwikipediaのグラフからの受け売りです。
 さて、国道沿いにある局は、カーブの先で見通しが悪いです。
 おまけに駐車場の出入りがしづらく、小学生の下校時間帯。
 これは近々、移転しそうな予感がします(書くと現実になる)。

35 15:22 館山大戸郵便局 たてやまおおと 千葉県館山市

 国道128号を進んでいきます。
 館山市街地にはいくつか局があります。
 ただ、やはり今後のことを考えて、郊外の局を拾っておきます。
 南総文化ホール交差点を左折します。
 あー、『南総里見八犬伝』の舞台はここらへんなんだ。
 国道410号、県道86号と進むと局はありました。
 FMは館山でも入るNACK5からプアーの品格で大笑い。
 ここはずいぶんと山奥に見えますが、市街地からも遠くはないです。
 さて、さらに南下して、いくつかの局を拾います。

36 13:34 神戸郵便局 かんべ 千葉県館山市

 国道410号に戻って南下します。
 この道は、鴨川や白浜へ抜ける車が通らない道です。
 それぞれショートカットルートがあるので。
 それゆえ、交通量はかなり限られているようでした。
 道なりに進んでいくと、国道沿い右手に局はありました。
 小さな局で、周辺も静かな田園風景でした。
 これからの季節、海水浴シーズンとか大変なことになるのかな。
 夏場は海に近づけないので、いまのうちに海を目に焼き付けます。
 夏は山。昔から決まっていることなんです(岐阜県民の主張)。

37 15:43 布良郵便局 めら 千葉県館山市

 国道をさらにどんどこ進んでいきます。
 いよいよ海がちらっと見えてきました。
 相浜交差点の先で右折します。
 漁港方面なんて書かれた標識があったはずです。
 集落の中を慎重に進み、漁港の手前に局。
 局名は布良と書いて「めら」と読みます。
 伊豆半島の先っぽは妻良と書いて、めら、ですね。
 この地名は海沿いの地域特有のものなんでしょうか。
 調べ始めると更新が遅遅として進まないのでやめておきます。

38 16:01 西岬郵便局 にしざき 千葉県館山市

 相浜交差点からは海沿いを走ります。
 南房パラダイスとかいう怪しい施設は、道の駅も兼ねています。
 それから、道路をやたらとカニが歩いています。
 おいおい、なんなんだここは。
 適当な道を右折…と思っていたら、意外と右折できず泣きそうに。
 やっと右折できる頃には、予定の道をかなり過ぎていました。
 西岬局へ向かう道を急ぐと、目の前にバスがいて…。
 なんて泣きそうな状況を乗り越えて、局には16時ジャストに到着。
 貯金も大丈夫だったので、今日は38局の訪問と、これは上々でした。

   
   
   
洲ノ崎燈台は空とのコントラストが素晴らしい。安房神社の静寂、白浜の野島崎、と最高のロケーションでした。
 西岬局訪問後は、恒例のアフターフォー観光です。天気も一気に回復して、快晴、と呼べるほどになっていました。
 洲ノ崎燈台は空の青と灯台の白が美しく、誰もいない灯台から、静かな海を眺めて心が和みました。
 国道に戻ると安房神社の看板があったので、そちらも寄り道してみることに。道路の真ん中の黒猫は…抱き上げて路肩に。なんだこれ。
 神社は派手さがなく、とにかく素敵なところでした。
 今夜のホテルのある白浜、野島崎は、夕日を眺め、そして房総最南端の碑の近くには岩山のベンチ。海を独り占めしてきました。

 

 

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