さて、六ヶ所村の宿で一晩を明かしました。村で夜を明かすということ自体、めったにないことだと思います。
朝風呂で美しい沼の景色を見た後、朝食を食べて8時半過ぎに出発となりました。
順調にいけば下北半島をきれいに一周し、むつ市まで戻ってこられるはずのルーティングなんですが…。
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1 |
09:03 |
白糠郵便局 |
しらぬか |
青森県下北郡東通村 |
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国道338号をしばらくはのんびりと北上していきます。
泊の集落で給油しようかと思いましたが、もちそうなのでやめました。
進んでいくと、白糠の集落に突入します。
狭い国道では大型トラック同士のすれ違いが大変でした。
進んでいき、国道沿いに局はありましたが時刻は9時前。
しかし局への出入りが多いのでドア前に立つと、ドアが開きました。
ということで、9時前に貯金も風景印押印も済んでしまいました。
地元の方々は8時50分くらいから出入りしているようでした。
こういうことも、端末と局員さん次第では時々ありますね。
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2 |
09:17 |
小田野沢郵便局 |
おだのさわ |
青森県下北郡東通村 |
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国道をそのまま北上し続けます。
ここ東通村には原子力発電所があり、この途中に位置していました。
東北電力の発電所をPRセンター共々見かけました。
しかし東京電力も発電所を建設中なんだそうで、工事のトラックが多いです。
国道のバイパス工事も進んでいるようで、今後ますます発達していくんだろうな。
ということで、その先、小田野沢方面に右折します。
発電所関連施設の右折レーンも多いので、注意が必要です。
国道の旧道のような道を進むと局があり、ほとんど交通量は皆無でした。
静かすぎる集落でしたが、発電所関連で今後の需要が伸びるのかもしれません。
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3 |
09:31 |
東通村役場内簡易郵便局 |
ひがしどおりむらやくばない |
青森県下北郡東通村 |
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国道338号に戻りました。
むつ市方面に向かっていきますが、海から離れていきます。
だんだんと内陸の景色になり、山が迫ってきました。
しばらく進むと、役場方面は右折の標識があり、そこで右折します。
歩道も整備されたきれいな道が突如現れます。
小中学校、森林組合など、立派すぎるコテージのような建物の並びに役場。
役場も、JR九州の駅か地方の空港のような内装で、なんだかおしゃれです。
かわいらしいエレベーターの向かいに局があり、航空券でも買えそうな雰囲気です。
やはり、原発関連で潤っているんでしょうね。
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4 |
09:41 |
蒲野沢簡易郵便局 |
がまのさわ |
青森県下北郡東通村 |
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素敵な役場を後にし、北上します。
大きな体育館と真新しい近代的な消防署を過ぎます。
蒲野沢方面の標識に従って右折します。
橋を渡って、坂を上ると右手に局はありました。
小さな局で、これぞ村の局だ、といった印象です。
さっきの役場のある集落だけが立派過ぎたんですよね。
局名は「がまのさわ」と読みます。
読めなくはないですが、「蒲」を濁って読むのも不思議な気がしました。
ここからは再び海岸線沿いに復帰します。
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5 |
10:05 |
尻労郵便局 |
しつかり |
青森県下北郡東通村 |
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少し戻って、尻屋崎方面へ続く道に出ます。
車なんてほとんどいませんが、2車線の立派な道が続きます。
しかし手元の携帯電話は圏外で、この先ずっとこんな状態でした。
つきあたりを右折、さらに県道248号に出たら左折します。
県道を進んでいき、県道172号にぶつかったら右折します。
そのまま進んでいくと、尻労の集落で県道は終点になります。
細い集落内の道に入ると、局はありました。
これはとてもわかりづらい立地だと思いますが、子どもや大人の姿も。
やはり郵便局への需要がある、一つの集落なんだなと実感します。
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6 |
10:18 |
岩屋郵便局 |
いわや |
青森県下北郡東通村 |
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県道172号を北上します。
進んでからさらに袰部方面に右折しました。
袰部の集落を抜けると、県道6号にぶつかり、右折します。
海沿いの道で、右手には山が迫っています。
おもしろいと思ったのは、その山の上に風力発電の風車が建ち並んでいる光景です。
これは風の強さを利用してのことなのでしょうか。
最近は風力発電の是非がとやかく言われていますが。
県道沿いに局はあり、ここには集配センターもあるようでした。
ゴム印にはキャッチフレーズが入っていて珍しかったです。
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7 |
10:29 |
入口郵便局 |
いりぐち |
青森県下北郡東通村 |
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県道6号を西へと進んでいきます。
右手に海が広がっていて、なかなか気持ちの良い道です。
とはいっても、海ばかりなんですがね。
野牛川の橋を渡って、なおも西へ進んでいきます。
入口と書かれた標識があるので、それに従って右折します。
集落の中を進んでいき、坂を下ると左手に局はありました。
小さな集落で、局舎も小ぢんまりとした印象を受けました。
これで東通村の局は完訪となりました。
村内には意外とたくさんの局があったので、やっと村を脱出です。
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8 |
10:50 |
むつ関根郵便局 |
むつせきね |
青森県むつ市 |
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県道6号を進んでいき、途中で県道266号に入ります。
この県道が面白いもので、狭くなったり広くなったり忙しいです。
とはいえ、交通量は極めて少なく、めったにすれ違いません。
しばらくまっすぐに飛ばしていくと、漁港への十字路があります。
そこを過ぎて、さらに行くと国道279号にぶつかります。
国道に入る寸前に、古い線路を渡るのは、下北交通の跡ですね。
いま使っている「ちず丸」のサイトでは、きちんと線路跡が表示されます。
国道沿いに局はあり、こちらはわかりやすいと思います。
「むつ」が冠されているあたり、むつ市を実感しますね。
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9 |
11:04 |
正津川郵便局 |
しょうづがわ |
青森県むつ市 |
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国道279号を北上していきます。
大間の表示も現れ、いよいよ最北の地も近いです。
国道がバイパスになるところで右折し、現道へ。
下北交通の橋をアンダーパスして、そのまま集落に入ります。
正津川の集落内では、線路が現役の時代の標識が多く残されていました。
そんな集落を走っていくと、局は左手にありました。
集落自体はまとまっていて、住宅などが多くありました。
局での貯金と風景印押印を済ませて、次に進みます。
次の局まではそれほど距離がありません。
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10 |
11:17 |
大畑郵便局 |
おおはた |
青森県むつ市 |
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と、ここでガソリンが心もとなくなってきました。
途中にあったエネオスで給油しますが、思わぬサービス。
なんと、ホースで車体を洗車してくれたんです。
簡単に流すだけとはいえ、汚かった車体はまずまずきれいに。
潮風に吹かれているので、こういうのはとても助かります。
そのまま大畑の市街地に入って、信号を左折して中心地へ。
進んでいくと局は左手にありました。
町の規模も大きいようで、局舎も大きめのものでした。
下北交通の終点もここにあったということで、栄えた街並みが名残です。
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11 |
11:39 |
風間浦郵便局 |
かざまうら |
青森県下北郡風間浦村 |
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国道279号のバイパスに合流し、北上します。
ここからは海岸線沿いに高度があがり、カーブが続きます。
一気に上って、一気に下って。
そうこうしている間に、風間浦村に入りました。
地元の人は単に「風間」と呼んでいるようです。
下風呂温泉の集落に入り、進んでいくと、右手に局はありました。
この先道路工事中のようで、「スイフト…いや曲がりました!」とか無線で言っていました。
でも僕の後続車も黒いスイフトだったんですよね…。
風間浦村の局をまず1つ訪。しかし役場はまだまだ先です。
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12 |
11:54 |
易国間郵便局 |
いこくま |
青森県下北郡風間浦村 |
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国道をしばらく大間方面に向かいます。
景色にそれほど変化はなく、海沿いの道が続きます。
イカの産地のようで、関連施設が散見されます。
進んでいくと、次の集落に入り、役場方面が左手に分かれます。
そのまま脇道に入っていくと、旧道のようになっていました。
局はその道沿いにありました。
「易国間」とはまた変わった地名だなと思います。
この局は実質、役場の最寄りで村の中心局といえます。
ただ、村の名前が付いているのは、先ほどの下風呂の局ですね。
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13 |
12:06 |
蛇浦簡易郵便局 |
へびうら |
青森県下北郡風間浦村 |
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さらに国道を進んでいきます。
もうそろそろ国道も最北端に達するところです。
しばらく行くと、蛇浦の集落に入っていきます。
しかし、局はいっこうに見当たりませんでした。
仕方がないので引き返してうろうろすると、怪しい道があります。
国道より海側を走る、ほんとに岸壁に沿った道です。
進んでみると、漁港の関連施設の前に看板がありました。
ちょっとわかりづらいですが、局は発見できました。
さて、いよいよ本州最北の地、大間へと歩みを進めましょう。
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ちょっとコースアウトで大間崎へ。アベックがどかないので…。足摺岬も潮岬も、郵便局はあったなぁ。
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14 |
12:36 |
大間郵便局 |
おおま |
青森県下北郡大間町 |
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大間崎に立ち寄ると、関東ナンバーばっかり。
ずっと思っていたんですが、青森ナンバーと関東ナンバーが五分五分。
そんなところもあって、なんだか幻滅…。
しかし八王子ナンバーはめったに見かけませんでしたね。
八戸と区別がつかな…くはないですね。
大間の市街地は一方通行が多く、迷子になりました。
なんとか局を見つけ、訪問しましたが、ここも一方通行。
ゴム印には「本州最北端」の文字がありました。
なるほど本州最北端の地というだけでなく、郵便局としても本州最北端ですね。
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15 |
12:48 |
奥戸郵便局 |
おこっぺ |
青森県下北郡大間町 |
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マエダの前から、国道338号になります。
ここからは下北半島をひたすら南下していきます。
とはいえ、ほぼ一本道なので、迷子にはならなさそうです。
順調に進んでおり、ここで正午前といったところです。
しばらく進むと、局は右手にありました。
局自体は何の変哲もないですが、局名は「おこっぺ」と読みます。
これはまるで北海道の局のような感じですよね。
さらに入れ替わりで来た所沢ナンバーのご夫婦は…同業者?
もしかしたら、このページをご覧になっているかもしれませんね…。
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16 |
13:03 |
佐井郵便局 |
さい |
青森県下北郡佐井村 |
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さらに国道を南下していきます。
日がだんだんと西寄りになるので、運転席側に差し込んできます。
右手には海が広がっていてきれいなんですがね。
佐井村に入って、集落の中に突入します。
村の中心部に入っていくと、エネオスの交差点に出ます。
国道から県道に入ると、局はすぐにありました。
国道の交差点からでも見えているので安心です。
さて、ここからは局間距離が一気に長くなります。
運転に疲れてくることでしょうが、ゆっくりと進んでいきます。
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こんな景色も広がっていました。
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17 |
13:23 |
長後簡易郵便局 |
ちょうご |
青森県下北郡佐井村 |
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国道をそのまま南下していきます。
しばらく走って、やっと長後の集落に入り、局はすぐにありました。
小さな集落の小さな簡易局で、事件は起こりました。
お金は入ったものの、預入票がつまり、通帳に記載されず、いわゆる「前残相違」の状態に。
監督局、東京のどっか、長野の事務センターなどに電話しまくって1時間後。
「この通帳はつかえなくなりました」との悲劇的な結末が!!!!!
なんでも、翌日になれば確認が取れて、これは解決するんだそうです。
もう何が何だか分からず、泣きながら局を後にします(笑)。
(こういった件に詳しい方がいらっしゃいましたら、掲示板への書き込みをお願いします。)
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18 |
14:42 |
牛滝簡易郵便局 |
うしたき |
青森県下北郡佐井村 |
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半ばパニックになりながら国道を南下していきます。
しかし、冷静になってみると、もう1つ口座があることを思い出しました。
生活預金用の総合口座です(めぐり用は貯蓄口座)。
ということで、時間は取り戻せないものの、このまま帰るわけにもいきません。
牛滝簡易局で、総合口座の通帳を新しく更新してもらいます。
最終頁だったのでどのみち更新してもらう必要はありました。
そして、暫定的に、今日だけはその口座で貯金を続けていくことになりました。
貯金を果たし、次の局への訪問の意欲も出てきました。
「こんなエラーは初めて見ました」と受託者の方も驚いていました。
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19 |
15:23 |
脇野沢郵便局 |
わきのさわ |
青森県むつ市 |
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国道338号をそのまま南下していきます。
しっかし道はどんどん山がちになりました。
とはいえ、2車線が確保されて走りやすい道ではありますがね。
しばらく走っていくと、牛が寝転んでいる草原があり、標高の高い牧場風景に。
たまにすれ違う車といえば、関東ナンバーが5分に1台くらいのものです。
景色は変わらず、高度が一気に落ちて、道の駅の標識が出てきました。
そのまま道の駅を通過し、南下していくと、局は右手にありました。
旧脇野沢村の中心地で、国道の交差点にあたります。
ここで貯金と風景印をお願いし、この先は国道に沿ってむつ市方面へ東進します。
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20 |
15:36 |
蛎崎簡易郵便局 |
かきざき |
青森県むつ市 |
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国道は南から東へ向きを変えて進みます。
相変わらず海は右手に広がっています。
半島を反時計回りに回っているのだから当然ですが…。
しばらく同じ景色が続き、蛎崎の集落に入ると局は右手にありました。
簡易局らしい建物で、網戸を開けるとカウンターでした。
この局で貯金をして、さらに次を目指します。
トラブルのせいで、どう考えてもむつまではいけませんが、いけるところまでは。
ここからは国道沿いにしか局がないので、迷子にはならないでしょう。
しばらく車をむつ市街地方面に走らせていきます。
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21 |
15:42 |
宿野部郵便局 |
しゅくのべ |
青森県むつ市 |
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蛎崎の局で、局の代替の位置をうかがっていました。
長浜と呼ばれる長~い浜辺沿いの国道は気持ちの良いものです。
そして一気に坂を上って、また一気に坂を下る。
ジェットコースターじゃないんだから…といった道です。
坂を下った先、右手に局はありました。
簡易局ではありませんが、小さな局で、古めかしい建物です。
局内もしんと静まり返っていました。
貯金を済ませ、風景印を押してもらって、さらに次へと向かいます。
15時50分を回り、いよいよ次がラストとなりそうです。
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22 |
16:00 |
陸奥川内郵便局 |
むつかわうち |
青森県むつ市 |
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国道をしばらくむつ方面に向かっていきます。
川内橋まではかなりの距離があったように思います。
しかし交通量が少ない地方の国道です。
地元の人たちもやりたい放題で困ります。
前方の車は川内橋で急ブレーキを踏んだかと思うといきなりバック。
衝突しそうなのでクラクションを鳴らすと、歩道から犬の散歩のおばさんが…。
知り合いを見つけたのであれば、ハザードをつけて止まるとかすればいいのに。
さて、この局では例の前残相違のことであれこれしてくださいました。
最後に担当の方の名刺を受け取り「明日の最初の局で電話ください」となりました。
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恐山が見え、陸奥湾に沈む夕日を見ながら南下。近くに帰省していた八王子の仕事仲間と夕飯に行き、浅虫温泉駅で見送り。
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今日は宿の予約をしていませんでした。いったいどこまでいけるかわからなかったので、していなかったんですがね。
浅虫温泉の道の駅に車を停め、狭いスイフトを寝台にしていると…メールが来ました。
なんでも、仕事仲間が近所に帰省しているということで、晩御飯に行くことになったんです。
いろいろ話しながら時間は過ぎ、浅虫温泉駅発の終電に乗るのを見送って、そのまま道の駅で就寝、となりました。
トラブルの1日。明日は、貯蓄口座は復活しているのかな…。手書きとかで解決するもんじゃなかったのかな…?
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