No.251:一路青森。・4日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2010.08.10(火) 晴れ 22 白糠局 陸奥川内局
 さて、六ヶ所村の宿で一晩を明かしました。村で夜を明かすということ自体、めったにないことだと思います。
 朝風呂で美しい沼の景色を見た後、朝食を食べて8時半過ぎに出発となりました。
 順調にいけば下北半島をきれいに一周し、むつ市まで戻ってこられるはずのルーティングなんですが…。
1 09:03 白糠郵便局 しらぬか 青森県下北郡東通村

 国道338号をしばらくはのんびりと北上していきます。
 泊の集落で給油しようかと思いましたが、もちそうなのでやめました。
 進んでいくと、白糠の集落に突入します。
 狭い国道では大型トラック同士のすれ違いが大変でした。
 進んでいき、国道沿いに局はありましたが時刻は9時前。
 しかし局への出入りが多いのでドア前に立つと、ドアが開きました。
 ということで、9時前に貯金も風景印押印も済んでしまいました。
 地元の方々は8時50分くらいから出入りしているようでした。
 こういうことも、端末と局員さん次第では時々ありますね。

2 09:17 小田野沢郵便局 おだのさわ 青森県下北郡東通村

 国道をそのまま北上し続けます。
 ここ東通村には原子力発電所があり、この途中に位置していました。
 東北電力の発電所をPRセンター共々見かけました。
 しかし東京電力も発電所を建設中なんだそうで、工事のトラックが多いです。
 国道のバイパス工事も進んでいるようで、今後ますます発達していくんだろうな。
 ということで、その先、小田野沢方面に右折します。
 発電所関連施設の右折レーンも多いので、注意が必要です。
 国道の旧道のような道を進むと局があり、ほとんど交通量は皆無でした。
 静かすぎる集落でしたが、発電所関連で今後の需要が伸びるのかもしれません。

3 09:31 東通村役場内簡易郵便局 ひがしどおりむらやくばない 青森県下北郡東通村

 国道338号に戻りました。
 むつ市方面に向かっていきますが、海から離れていきます。
 だんだんと内陸の景色になり、山が迫ってきました。
 しばらく進むと、役場方面は右折の標識があり、そこで右折します。
 歩道も整備されたきれいな道が突如現れます。
 小中学校、森林組合など、立派すぎるコテージのような建物の並びに役場。
 役場も、JR九州の駅か地方の空港のような内装で、なんだかおしゃれです。
 かわいらしいエレベーターの向かいに局があり、航空券でも買えそうな雰囲気です。
 やはり、原発関連で潤っているんでしょうね。

4 09:41 蒲野沢簡易郵便局 がまのさわ 青森県下北郡東通村

 素敵な役場を後にし、北上します。
 大きな体育館と真新しい近代的な消防署を過ぎます。
 蒲野沢方面の標識に従って右折します。
 橋を渡って、坂を上ると右手に局はありました。
 小さな局で、これぞ村の局だ、といった印象です。
 さっきの役場のある集落だけが立派過ぎたんですよね。
 局名は「がまのさわ」と読みます。
 読めなくはないですが、「蒲」を濁って読むのも不思議な気がしました。
 ここからは再び海岸線沿いに復帰します。

5 10:05 尻労郵便局 しつかり 青森県下北郡東通村

 少し戻って、尻屋崎方面へ続く道に出ます。
 車なんてほとんどいませんが、2車線の立派な道が続きます。
 しかし手元の携帯電話は圏外で、この先ずっとこんな状態でした。
 つきあたりを右折、さらに県道248号に出たら左折します。
 県道を進んでいき、県道172号にぶつかったら右折します。
 そのまま進んでいくと、尻労の集落で県道は終点になります。
 細い集落内の道に入ると、局はありました。
 これはとてもわかりづらい立地だと思いますが、子どもや大人の姿も。
 やはり郵便局への需要がある、一つの集落なんだなと実感します。

6 10:18 岩屋郵便局 いわや 青森県下北郡東通村

 県道172号を北上します。
 進んでからさらに袰部方面に右折しました。
 袰部の集落を抜けると、県道6号にぶつかり、右折します。
 海沿いの道で、右手には山が迫っています。
 おもしろいと思ったのは、その山の上に風力発電の風車が建ち並んでいる光景です。
 これは風の強さを利用してのことなのでしょうか。
 最近は風力発電の是非がとやかく言われていますが。
 県道沿いに局はあり、ここには集配センターもあるようでした。
 ゴム印にはキャッチフレーズが入っていて珍しかったです。

7 10:29 入口郵便局 いりぐち 青森県下北郡東通村

 県道6号を西へと進んでいきます。
 右手に海が広がっていて、なかなか気持ちの良い道です。
 とはいっても、海ばかりなんですがね。
 野牛川の橋を渡って、なおも西へ進んでいきます。
 入口と書かれた標識があるので、それに従って右折します。
 集落の中を進んでいき、坂を下ると左手に局はありました。
 小さな集落で、局舎も小ぢんまりとした印象を受けました。
 これで東通村の局は完訪となりました。
 村内には意外とたくさんの局があったので、やっと村を脱出です。

8 10:50 むつ関根郵便局 むつせきね 青森県むつ市

 県道6号を進んでいき、途中で県道266号に入ります。
 この県道が面白いもので、狭くなったり広くなったり忙しいです。
 とはいえ、交通量は極めて少なく、めったにすれ違いません。
 しばらくまっすぐに飛ばしていくと、漁港への十字路があります。
 そこを過ぎて、さらに行くと国道279号にぶつかります。
 国道に入る寸前に、古い線路を渡るのは、下北交通の跡ですね。
 いま使っている「ちず丸」のサイトでは、きちんと線路跡が表示されます。
 国道沿いに局はあり、こちらはわかりやすいと思います。
 「むつ」が冠されているあたり、むつ市を実感しますね。

9 11:04 正津川郵便局 しょうづがわ 青森県むつ市

 国道279号を北上していきます。
 大間の表示も現れ、いよいよ最北の地も近いです。
 国道がバイパスになるところで右折し、現道へ。
 下北交通の橋をアンダーパスして、そのまま集落に入ります。
 正津川の集落内では、線路が現役の時代の標識が多く残されていました。
 そんな集落を走っていくと、局は左手にありました。
 集落自体はまとまっていて、住宅などが多くありました。
 局での貯金と風景印押印を済ませて、次に進みます。
 次の局まではそれほど距離がありません。

10 11:17 大畑郵便局 おおはた 青森県むつ市

 と、ここでガソリンが心もとなくなってきました。
 途中にあったエネオスで給油しますが、思わぬサービス。
 なんと、ホースで車体を洗車してくれたんです。
 簡単に流すだけとはいえ、汚かった車体はまずまずきれいに。
 潮風に吹かれているので、こういうのはとても助かります。
 そのまま大畑の市街地に入って、信号を左折して中心地へ。
 進んでいくと局は左手にありました。
 町の規模も大きいようで、局舎も大きめのものでした。
 下北交通の終点もここにあったということで、栄えた街並みが名残です。

11 11:39 風間浦郵便局 かざまうら 青森県下北郡風間浦村

 国道279号のバイパスに合流し、北上します。
 ここからは海岸線沿いに高度があがり、カーブが続きます。
 一気に上って、一気に下って。
 そうこうしている間に、風間浦村に入りました。
 地元の人は単に「風間」と呼んでいるようです。
 下風呂温泉の集落に入り、進んでいくと、右手に局はありました。
 この先道路工事中のようで、「スイフト…いや曲がりました!」とか無線で言っていました。
 でも僕の後続車も黒いスイフトだったんですよね…。
 風間浦村の局をまず1つ訪。しかし役場はまだまだ先です。

12 11:54 易国間郵便局 いこくま 青森県下北郡風間浦村

 国道をしばらく大間方面に向かいます。
 景色にそれほど変化はなく、海沿いの道が続きます。
 イカの産地のようで、関連施設が散見されます。
 進んでいくと、次の集落に入り、役場方面が左手に分かれます。
 そのまま脇道に入っていくと、旧道のようになっていました。
 局はその道沿いにありました。
 「易国間」とはまた変わった地名だなと思います。
 この局は実質、役場の最寄りで村の中心局といえます。
 ただ、村の名前が付いているのは、先ほどの下風呂の局ですね。

13 12:06 蛇浦簡易郵便局 へびうら 青森県下北郡風間浦村

 さらに国道を進んでいきます。
 もうそろそろ国道も最北端に達するところです。
 しばらく行くと、蛇浦の集落に入っていきます。
 しかし、局はいっこうに見当たりませんでした。
 仕方がないので引き返してうろうろすると、怪しい道があります。
 国道より海側を走る、ほんとに岸壁に沿った道です。
 進んでみると、漁港の関連施設の前に看板がありました。
 ちょっとわかりづらいですが、局は発見できました。
 さて、いよいよ本州最北の地、大間へと歩みを進めましょう。


ちょっとコースアウトで大間崎へ。アベックがどかないので…。足摺岬も潮岬も、郵便局はあったなぁ。
14 12:36 大間郵便局 おおま 青森県下北郡大間町

 大間崎に立ち寄ると、関東ナンバーばっかり。
 ずっと思っていたんですが、青森ナンバーと関東ナンバーが五分五分。
 そんなところもあって、なんだか幻滅…。
 しかし八王子ナンバーはめったに見かけませんでしたね。
 八戸と区別がつかな…くはないですね。
 大間の市街地は一方通行が多く、迷子になりました。
 なんとか局を見つけ、訪問しましたが、ここも一方通行。
 ゴム印には「本州最北端」の文字がありました。
 なるほど本州最北端の地というだけでなく、郵便局としても本州最北端ですね。

15 12:48 奥戸郵便局 おこっぺ 青森県下北郡大間町

 マエダの前から、国道338号になります。
 ここからは下北半島をひたすら南下していきます。
 とはいえ、ほぼ一本道なので、迷子にはならなさそうです。
 順調に進んでおり、ここで正午前といったところです。
 しばらく進むと、局は右手にありました。
 局自体は何の変哲もないですが、局名は「おこっぺ」と読みます。
 これはまるで北海道の局のような感じですよね。
 さらに入れ替わりで来た所沢ナンバーのご夫婦は…同業者?
 もしかしたら、このページをご覧になっているかもしれませんね…。

16 13:03 佐井郵便局 さい 青森県下北郡佐井村

 さらに国道を南下していきます。
 日がだんだんと西寄りになるので、運転席側に差し込んできます。
 右手には海が広がっていてきれいなんですがね。
 佐井村に入って、集落の中に突入します。
 村の中心部に入っていくと、エネオスの交差点に出ます。
 国道から県道に入ると、局はすぐにありました。
 国道の交差点からでも見えているので安心です。
 さて、ここからは局間距離が一気に長くなります。
 運転に疲れてくることでしょうが、ゆっくりと進んでいきます。


こんな景色も広がっていました。
17 13:23 長後簡易郵便局 ちょうご 青森県下北郡佐井村

 国道をそのまま南下していきます。
 しばらく走って、やっと長後の集落に入り、局はすぐにありました。
 小さな集落の小さな簡易局で、事件は起こりました。
 お金は入ったものの、預入票がつまり、通帳に記載されず、いわゆる「前残相違」の状態に。
 監督局、東京のどっか、長野の事務センターなどに電話しまくって1時間後。
 「この通帳はつかえなくなりました」との悲劇的な結末が!!!!!
 なんでも、翌日になれば確認が取れて、これは解決するんだそうです。
 もう何が何だか分からず、泣きながら局を後にします(笑)。
 (こういった件に詳しい方がいらっしゃいましたら、掲示板への書き込みをお願いします。)

18 14:42 牛滝簡易郵便局 うしたき 青森県下北郡佐井村

 半ばパニックになりながら国道を南下していきます。
 しかし、冷静になってみると、もう1つ口座があることを思い出しました。
 生活預金用の総合口座です(めぐり用は貯蓄口座)。
 ということで、時間は取り戻せないものの、このまま帰るわけにもいきません。
 牛滝簡易局で、総合口座の通帳を新しく更新してもらいます。
 最終頁だったのでどのみち更新してもらう必要はありました。
 そして、暫定的に、今日だけはその口座で貯金を続けていくことになりました。
 貯金を果たし、次の局への訪問の意欲も出てきました。
 「こんなエラーは初めて見ました」と受託者の方も驚いていました。

19 15:23 脇野沢郵便局 わきのさわ 青森県むつ市

 国道338号をそのまま南下していきます。
 しっかし道はどんどん山がちになりました。
 とはいえ、2車線が確保されて走りやすい道ではありますがね。
 しばらく走っていくと、牛が寝転んでいる草原があり、標高の高い牧場風景に。
 たまにすれ違う車といえば、関東ナンバーが5分に1台くらいのものです。
 景色は変わらず、高度が一気に落ちて、道の駅の標識が出てきました。
 そのまま道の駅を通過し、南下していくと、局は右手にありました。
 旧脇野沢村の中心地で、国道の交差点にあたります。
 ここで貯金と風景印をお願いし、この先は国道に沿ってむつ市方面へ東進します。

20 15:36 蛎崎簡易郵便局 かきざき 青森県むつ市

 国道は南から東へ向きを変えて進みます。
 相変わらず海は右手に広がっています。
 半島を反時計回りに回っているのだから当然ですが…。
 しばらく同じ景色が続き、蛎崎の集落に入ると局は右手にありました。
 簡易局らしい建物で、網戸を開けるとカウンターでした。
 この局で貯金をして、さらに次を目指します。
 トラブルのせいで、どう考えてもむつまではいけませんが、いけるところまでは。
 ここからは国道沿いにしか局がないので、迷子にはならないでしょう。
 しばらく車をむつ市街地方面に走らせていきます。

21 15:42 宿野部郵便局 しゅくのべ 青森県むつ市

 蛎崎の局で、局の代替の位置をうかがっていました。
 長浜と呼ばれる長~い浜辺沿いの国道は気持ちの良いものです。
 そして一気に坂を上って、また一気に坂を下る。
 ジェットコースターじゃないんだから…といった道です。
 坂を下った先、右手に局はありました。
 簡易局ではありませんが、小さな局で、古めかしい建物です。
 局内もしんと静まり返っていました。
 貯金を済ませ、風景印を押してもらって、さらに次へと向かいます。
 15時50分を回り、いよいよ次がラストとなりそうです。

22 16:00 陸奥川内郵便局 むつかわうち 青森県むつ市

 国道をしばらくむつ方面に向かっていきます。
 川内橋まではかなりの距離があったように思います。
 しかし交通量が少ない地方の国道です。
 地元の人たちもやりたい放題で困ります。
 前方の車は川内橋で急ブレーキを踏んだかと思うといきなりバック。
 衝突しそうなのでクラクションを鳴らすと、歩道から犬の散歩のおばさんが…。
 知り合いを見つけたのであれば、ハザードをつけて止まるとかすればいいのに。
 さて、この局では例の前残相違のことであれこれしてくださいました。
 最後に担当の方の名刺を受け取り「明日の最初の局で電話ください」となりました。


恐山が見え、陸奥湾に沈む夕日を見ながら南下。近くに帰省していた八王子の仕事仲間と夕飯に行き、浅虫温泉駅で見送り。
 今日は宿の予約をしていませんでした。いったいどこまでいけるかわからなかったので、していなかったんですがね。
 浅虫温泉の道の駅に車を停め、狭いスイフトを寝台にしていると…メールが来ました。
 なんでも、仕事仲間が近所に帰省しているということで、晩御飯に行くことになったんです。
 いろいろ話しながら時間は過ぎ、浅虫温泉駅発の終電に乗るのを見送って、そのまま道の駅で就寝、となりました。
 トラブルの1日。明日は、貯蓄口座は復活しているのかな…。手書きとかで解決するもんじゃなかったのかな…?

 

 

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