| 朝目覚めてみると、予想していたよりも天気はよく、ほぼ快晴といった感じでした。 さすがにシャツ一枚、とはいかない気温なんですが、それでも長野のような耳鼻が痛いほどではないですね。
 まずは朝の気持いい光の中を、国道321号で南下していきます。
 サニーロードという名前が付けられていて、なるほど、この爽快感と気候の良さはぴったりだな、と思いました。
 ま、たぶんなんですが、「321」が「さにい」につながったってのも命名の要因なんだろうな、と思います…。
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   足摺岬。見渡す限りの太平洋は、地球が丸いことを実感させてくれます。 | 
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    | 1 | 09:14 | 土佐清水窪津郵便局 | とさしみずくぼつ | 高知県土佐清水市 |  | 
      
     |  足摺岬で地球が丸いことを実感してから局めぐスタートです。
県道27号の脇道に沿って、窪津の集落の中に局はあります。
 局前は狭い道になっているのでここもまた注意が必要です。
 「雪とかどうですか、長野は」とやはり尋ねられ、雪の話になりました。
 「憧れなんですよ、雪だるまを作るのが」と真顔で言われてしまいました。
 なるほど、海釣りをしてみたい、とはまた違った憧れですよね。
 局のある集落への県道27号は道幅が狭いです。
 改良工事が何箇所か行なわれていますが、ところどころ極めて狭いです。
 軽自動車でも擦れ違えない区間があるので、注意して進んでいきます。
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    | 2 | 09:25 | 津呂簡易郵便局 | つろ | 高知県土佐清水市 |  | 
      
     |  足摺岬から窪津に向かう途中に見つけていた局です。
局の位置だけ確認しておいて、窪津に向かっていました。
 そして、公民館のような保育所のようなところに局はあります。
 しかし!なんと機器の点検中とかなんとかで貯金はできませんでした。
 「1時間くらいかかる」と言われてしまった以上どうしようもありません。
 また来られる時までとっておいて、次の足摺岬へ。
 なんですが、足摺岬に着いた途端、「長野からのお客さんですか?」と。
 なんでも、点検が終わったのでよかったら、とのこと。
 「さすがに戻れないし…点検なんてするのかね」と局員さんにも同情されました。
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    | 3 | 09:41 | 足摺岬郵便局 | あしずりみさき | 高知県土佐清水市 |  | 
      
     |  県道27号、四国の先っぽともいえる足摺岬です。
岬を回り込んで、駐在所、小学校、そして局。
 札所の第38番金剛福寺もあり、旅館やホテルも多いの集落です。
 この寺は八十八ヶ所の中でも一番の難所なんだそうです。
 なんでも、37番からの距離が、他のどの寺との距離よりも長いんだそうで。
 そんなこともいざ知らず、局で貯金をしました。
 ゴム印はさすがは観光地ということで、2種類ありました。
 四国最南端、さすがです。
 付近で岐阜ナンバーの車を見かけたのはうれしいことでした。
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    | 4 | 09:51 | 土佐清水松尾郵便局 | とさしみずまつお | 高知県土佐清水市 |  | 
      
     |  県道27号を今度は西海岸に沿って進んでいきます。
道はやはり狭い場所があり、バスとのすれ違いなんかではひやりとしました。
 少し行くと、集落へ下りる道と分岐するので集落へ。
 旧道のようになっていて、新しい道は橋になって続きます。
 局は、新しい県道の橋を上に見上げたカーブの先にありました。
 局の前の道は狭い上に坂がきつかったですが、駐車スペースはありました。
 写真では、局の右上に県道27号の橋が見ると思います。
 記帳台に広報足摺岬がありました。
 駐在さんが発行しているようで、いまどき手書きなのが珍しいと思いました。
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    | 5 | 10:14 | 土佐清水中浜郵便局 | とさしみずなかのはま | 高知県土佐清水市 |  | 
      
     |  県道27号に抜けて、そのまま清水市街へ向かいます。
岬を回り込んで進むので、道はカーブの連続です。
 ときどきお遍路さんも歩いていて、また、生活道路にもなっているようです。
 大浜トンネルをくぐったところで、集落に下りる道を左折します。
 集落に下りて県道の旧道のような道を進むと局がありました。
 カーブの膨らみにあるので、駐車スペースはありました。
 局員さんの女性が元気で、地域密着といった印象を受けました。
 「ジョン万の像も建ってるから…」というのを高知弁で教えてくれました。
 観光しながら回っちゅうきー、見ていくけん。
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    | 6 | 10:33 | 土佐清水浦尻簡易郵便局 | とさしみずうらしり | 高知県土佐清水市 |  | 
      
     |  県道27号が椿の道なる足摺岬への観光道路とぶつかります。
朝はそちらを通ったんですが、2車線で擦れ違いも困難な場所はありませんでした。
 もっとも、途中に集落や郵便局、そもそも擦れ違う車がありませんでした…。
 浦を渡る橋を越えて、すぐに信号で右折します。
 窪津方面となっているので、ほぼ一周したことになります。
 県道347号を進んでいくと、局は右手に位置していました。
 ここの局の受託者の男性は、とてもお話し好きな方でいろいろ聞かせてくださいました。
 歴史の話などがメインでしたが、知っている人物も出てきました。
 もう一人の女性に「話が長い」と突っ込まれていました(笑)。
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    | 7 | 10:41 | 土佐清水栄町郵便局 | とさしみずさかえまち | 高知県土佐清水市 |  | 
      
     |  県道27号に戻って、土佐清水市街地を目指します。
クランクして、国道321号に合流します。
 左手に消防署を過ぎて、信号交差点を左折します。
 何本目かを右折すると、局の前に出るんですが、わかりづらいです。
 局の前の道は狭いんですが、向かいに駐車場があります。
 付近は住宅密集地のようで、寂れた繁華街のような雰囲気もあります。
 港町の風情といった感じでもありますが、栄町という地名がぐっときますね。
 栄町、なんていうと瀬戸線にでも乗るような不思議な気分になります。
 守山自衛隊前、瓢箪山…懐かしいですね。
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    | 8 | 10:49 | 土佐清水郵便局 | とさしみず | 高知県土佐清水市 |  | 
      
     |  国道に戻って、少し竜串方面へ向かいます。
市街地の国道沿いに局は建っていました。
 市街地とはいっても、都市規模が小さいので閑散とした雰囲気でした。
 この局は都市の中心局でありながら、ゆうゆう窓口がありません。
 隣の宿毛市も同様で、日本郵便の支店は設けられませんでした。
 ということは、土佐中村支店が受け持ちということになるのかな。
 局の前には「ジョンマン・ポスト」なるポストがありました。
 せっかくのポストなんですが、ご覧のように投函禁止です。
 もうちょっと口のふさぎ方にも方法を見出せなかったのか疑問に思います…。
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 「ジョンマン・ポスト」ですが、ガムテープはいただけないなぁ。 | 
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    | 9 | 10:57 | 以布利郵便局 | いぶり | 高知県土佐清水市 |  | 
      
     |  土佐清水局裏の道から国道321号に抜けます。
山を越えてヘアピンカーブがあり、その先の集落に出ます。
 以布利漁港、と書かれている標識の方に進むと局はありました。
 ところで、この集落には気になる看板が立っていました。
 「海遊館海洋生物研究所」…。
 もしかして海遊館って、あのジンベエザメの海遊館か、と調べてみました。
 すると、そのとおり、大阪海遊館の研究施設がここに立地しているということです。
 それだけ自然豊かで、いろいろな生物が海に生きているってことなんですね。
 そう考えると、なんだか海を見ていてもワクワクします。
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    | 10 | 11:04 | 大岐簡易郵便局 | おおき | 高知県土佐清水市 |  | 
      
     |  国道321号を北上していきます。
途中、柑橘の木に混じって、菜の花なんかも咲いていました。
 長野よりも春は数歩はやく訪れるんだろうな、とうらやましくなりました。
 海岸沿いから一気に左右がひらけて、大岐海岸のところに局。
 海岸自体はもう少し局の北から見下ろすときれいでした。
 局は簡易局で、大岐区の区民館のようなところに併設されていました。
 公民館、とか集会所、とは違って、「長場」という言葉が使われています。
 これは他の地区でも見かけたんですが、これは高知県特有の呼び方なのかな。
 この先も、基本的には高知市に帰る方向で進んでいきます。
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    | 11 | 11:16 | 下ノ加江郵便局 | しものかえ | 高知県土佐清水市 |  | 
      
     |  国道321号を北上していきます。
下ノ加江大橋を渡って、道が左カーブして局は左手に。
 この局は集配センターが入っていて、大きめの局舎でした。
 付近の集落はそれほど大きなものではありませんが、市役所からは遠いです。
 局の場所は、朝足摺岬に向かう途中で見つけていたのですぐにわかりました。
 どこにあるかドキドキしながら進むのは、心臓に悪いですからね。
 特に車が後ろからたくさん来ていると、ひやひやします。
 まぁ国道とはいえ、交通量が少ないところが多いのが救いだと思います。
 ガソリンスタンドや小中学校が建ち並んでいる集落です。
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    | 12 | 11:28 | 土佐清水布郵便局 | とさしみずぬの | 高知県土佐清水市 |  | 
      
     |  下ノ加江大橋のところから東に向かいます。
県道343号という道で、海沿いの道となっています。
 ちなみに県道としては布集落で切れているので、交通量は少なそうです。
 しばらく進んでいくと、漁港をもつ小さな集落に出ます。
 集落の中のほんとに小さな道を進むと局はありました。
 駐車できるスペースがなかったので、そのまま直進して、橋を渡ります。
 橋を渡ったところには駐車できる場所があったので、そこに停めて歩きました。
 小学校があって、ここにも子どもがいるんだな、ということを実感しました。
 それでも、過疎とか最近耳にする「限界集落」なんて言葉も頭をよぎります。
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    | 13 | 12:05 | 宗賀簡易郵便局 | そうか | 高知県幡多郡三原村 |  | 
      
     |  県道343号を下ノ加江まで戻ります。
下ノ加江まではそれほどの距離は感じませんでした。
 下ノ加江大橋を渡って、すぐに右折します。
 県道21号という道で、途中までは整備されています。
 しかし、唐突に道は狭くなり、一気に深山幽谷といった雰囲気です。
 三原村に入りしばらく進むと、右手に県道46号の分かれ道が出てきます。
 その交差点にあたる丁字路に面して局は建っていました。
 山間部の小さな簡易局といった雰囲気で、いかにも「村」といった空気です。
 海をずっと見てきたので、山の緑が新鮮で気持ちがいいです。
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    | 14 | 12:18 | 三原郵便局 | みはら | 高知県幡多郡三原村 |  | 
      
     |  県道21号を進み、三原村中心部へ入ります。
宗賀からはそれほど距離がなくして役場の付近へ出ます。
 お遍路さんが歩いていたのにはひたすら驚いてしまいましたが…。
 しかし38番の足摺岬から39番の宿毛市平田付近へは一番の抜け道です。
 局はひさしぶりに現れた信号を左折した先にありました。
 役場や集落からは少し離れているような印象を受けました。
 局舎は古いものではありませんでしたが、丸型ポストが設置されていました。
 山国の風景には丸型ポストが似合いますね。
 この局で、三原村の局は完訪ということになりました。
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    | 15 | 13:00 | 中村八束郵便局 | なかむらやつか | 高知県四万十市 |  | 
      
     |  ここから先が失敗の連続ということになるでしょう。
津呂の時点で暗雲がたちこめている感じではあったんですがね…。
 宗賀簡易局から県道46号を進み、そのあと県道346号に入ります。
 しかし、分かれ道で右折すべきを左折して、どんどん山を上っていきました。
 地図を確認することもなく、狭く曲がりくねった道をひたすら走りました。
 中村市街地手前の国道56号バイパス付近に出て初めて間違いに気付きました。
 そこから、国道321号に抜け、八束の局は国道沿いに。
 タイムロスってほどでもないかもしれませんが、なんとなく「あー」って感じですかね。
 局は四万十川に面していました。
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    | 16 | 13:13 | 下田郵便局 | しもだ | 高知県四万十市 |  | 
      
     |  ここでもし中村駅前局の未訪問に気づいていたら幸せだったんですがね。
八束局の頭上に架かる四万十大橋を渡ります。
 橋の西側は一体どこへ延びようとしているのか見当もつきませんが。
 橋を渡って、信号を右折して県道20号に。
 そのまま進んでいき、下田の集落に出ます。
 四万十川の河口に位置している集落になります。
 局は県道から一本集落側の道に面してい建っていました。
 向かいの商店のようなところでは、文旦がたくさん並べられているのが見えました。
 この局の訪問で、四万十市ともお別れということになります。
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    | 17 | 14:21 | 東又郵便局 | ひがしまた | 高知県高岡郡四万十町 |  | 
      
     |  国道56号に久しぶりに戻ってきました。
この先、黒潮町内の局は見事に訪問済みになっているので通過していきます。
 しばらく局とは無縁の状態になりつつ、窪川まで北上しました。
 県道325号で興津方面へと進んでいきます。
 興津集落にも局はあるんですが、その集落はかなり孤立しているので今日は立ち寄りません。
 県道52号と交差して、その先に局はありました。
 地図で見るよりも道が少し複雑になっていました。
 四万十町の中でも、付近は田園風景の長閑な場所になっています。
 農業大学校の体験塾なんて施設もあるくらいの長閑な場所でした。
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    | 18 | 14:43 | 志和郵便局 | しわ | 高知県高岡郡四万十町 |  | 
      
     |  午後もいい時間帯になり、今日は局数はどうでもいいという気持ちになりました。
県道326号という道に入り、多少狭い道を進みます。
 バスも通るようですが、山越えの道は狭い道です。
 本土ではあまり見かけない気がしますが、警笛鳴らせの標識がたくさんあります。
 足摺岬でも三原村への県道でもたくさん見かけました。
 カーブ連続で下って行くと、集落の中の道になりました。
 集落の途中に局はありましたが、駐車場がなく、少し先の空き地に。
 「この先はわりと道もよくなるんで、高知まで安心して帰れると思います」。
 その言葉に励まされ、ここから、高知へと向かっていきます。
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    | 19 | 15:08 | 上ノ加江郵便局 | かみのかえ | 高知県高岡郡中土佐町 |  | 
      
     |  県道25号は意外と狭く、矢井賀の集落までは狭い道。
矢井賀には簡易局がありますが、貯金非扱いなので通過をします。
 その後も中土佐町を北上しますが、道は広くなってきました。
 県道が左に折れると、局も整備された県道沿いにありました。
 先ほど下ノ加江という局がありましたが、もうかなり昔ですよね…。
 局のある上ノ加江集落は漁村の雰囲気と農村の雰囲気を併せ持っている感じでした。
 そして、この局の訪問を以って、今日は時間的に早いですが、切り上げることにしました。
 なんとなく運転に疲れが出てきたためです。
 無理して稚内のときみたいに…あ、あれはトヨタのパッソだったっけな(笑)。
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    | 20 | 17:50 | 高知中央郵便局 | こうちちゅうおう | 高知県高知市 |  | 
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    | 20 | 17:50 | ゆうちょ銀行高知店 | こうち | 高知県高知市 |  | 
     
     |  国道56号を高知市に向かって走っていきます。
須崎市から横浪スカイラインに行こうと思ったんですが、やめました。
 途中の郵便局に行こうと思ったんですが、疲れてしまいました…。
 そのまま国道56号を北上していって、途中で文旦を買いました。
 高知市内で飯をとって、そのあと給油しました。
 そのまま高知駅近くの高知中央局に到着したのが17時半前でした。
 この局はゆうちょ銀行高知店や日本郵便高知支店が入っています。
 とりあえずは、段ボールを実家宛てに送りました。
 次に、ゆうゆう窓口で風景印を押印してもらいました。
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     高知駅は2月下旬に新駅舎に。はりまや橋は土曜夜に撮影。そして日曜には、感動の再開でした。 | 
    | 高知駅→(土讃線)→琴平駅 | 
 
    | 高知駅はなんだか昔の岐阜駅みたいでした。 新しい駅には自動改札機も登場するんだそうで、なかなかきれいな駅舎が後ろに見えていました。
 この後、思い出がいっぱいの高知を、列車で去りました。記憶はほとんどありませんが、琴平到着前にちゃんと目覚め、宿に入ることができました。
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