No.120:紀伊半島一周行(3日目)
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2007.08.15(水) 快晴 26 那智山局 大塔局
 ネットカフェで夜を明かし、宇久井を朝7時過ぎに出発します。目指すは世界遺産那智の滝です。
 那智山へ続く道には観光客の車はほとんどなく、頂上の駐車場も徴収監視員がいませんでした。とりあえず大社へ向かい、那智の滝まで歩きます。
 郵便局開局前の時間帯なので、ゆったりと観光をすることができます。
  

   
石段を上り、那智の滝を望む。   
1 09:05 那智山郵便局 なちさん 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町

 9時ちょっと前に到着しました。
 滝まで歩いていたので、汗もかいてちょっとくたくたでした。
 駐車場から大社へと向かう階段の途中にありました。
 階段の途中なのですが、ベンチがちょうど設置されていました。
 観光客も立ち寄りたそうにしていました。
 ただ閉まったシャッターを見て、「民営化で潰れたんだ」と言っていました。
 またある人は「今日はお盆休みだから開かないよ」と声を掛けてきました。
 いや、ちゃんと貯金しました。宝のゴム印でした。
 郵便局を普段利用しない人にとっては、そういうことなんでしょう。

2 09:22 那智井関郵便局 なちいぜき 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町

 県道43号を那智市街地へと下っていきます。
 だんだんと大型バスや観光客の車も増えてきました。
 観光地は朝に訪問するのが一番です。
 局は井関の集落を県道からそれて旧道へ。
 狭い路地に面して局はありました。
 ゴム印は「尼将軍」と「曼荼羅のみち」の2つです。
 2回預入して、両方とも押してもらいました。
 この局を訪れる観光客がどれほどいるのかな。
 やっぱり、周知されていないのでしょう。

3 09:56 田原郵便局 たはら 和歌山県東牟婁郡串本町

 国道42号を一気に南下します。
 昨日浦神まで訪問してあるので、延々と下っていきました。
 田原の集落に入り、左手に橋がある信号に。
 その信号を右折すると、すぐに局はありました。
 局の隣には、津波から避難する櫓がありました。
 そういえば、長野県に津波警報が出たっていう話が昔あったっけ。
 そうだ、塾の先輩講師から聞いた話だった(笑)。
 ゴム印は局名のみですが、書体が変わっています。
 なんていう書体なんだろうかな。

4 10:44 古座中湊郵便局 こざなかみなと 和歌山県東牟婁郡串本町

 国道を南下し、旧古座町の中心地も近づいてきました。
 古座、というと、かつての沖縄市を想像してしまうけれど。
 途中県道227号を北上します。
 市街地に局はありました。
 ただこの局は混雑していました。
 しかも人生の諸先輩方が、うまく割り込みをなさるので余計でした。
 なんとか通帳を渡すも、ちょうど切り替えだったりで結局1時間滞在。
 ただ、住所の問題やらいろいろやっていただきました。
 疲れましたがいい感じのゴム印でよかったです。

5 10:52 高池郵便局 たかいけ 和歌山県東牟婁郡古座川町

 県道227号をそのまま北上し、古座川町へ。
 町の境を越えたという感じではありません。
 古座川町役場を左手に過ぎ、すぐに局です。
 駐車場はないので、路肩いっぱいに寄せます。
 局名は字名である高池を名乗っています。
 ゴム印は「清流古座川」の文字入り。局の裏を流れる川は気持ち良さそうです。
 このあたりに住んでいると、川も海も楽しめていいですね。
 えーっと、私はもっぱらプール派です。
 アクアウィングの回数券を持っています。

6 11:01 古座郵便局 こざ 和歌山県東牟婁郡串本町

 旧古座町の中心地になります。
 古座駅からも近く、このあたりは市街地です。
 といっても、なんだか閑散としている気がしますが…。
 ゴム印は「黒潮・清流」となんとも贅沢な2点セット。
 それにしても天気がいい上に、穏やかな一日。
 付近も静かで気持ちのいい日です。
 のんびりドライブとはいきませんが、ほんとに気が晴れます。
 と、ハーレーの集団が静寂を切り裂いていきました。

7 11:17 串本郵便局 くしもと 和歌山県東牟婁郡串本町

 国道42号を串本中心地まで走ります。
 途中の距離は長めですが、姫の集落には局はありません。
 国道には「姫駅」の看板があり、一瞬多治見を思いました。
 串本の市街地はなかなか密集していました。
 右手に串本町役場が出てきたら、左折します。
 すぐに大きな局舎がありました。
 集配普通局で、それなりに車もいました。
 写真を撮ろうとすると、なんだか硫黄のにおいがしました。
 このあたりは温泉もわいているということかなぁ。

8 11:34 大島郵便局 おおしま 和歌山県東牟婁郡串本町

 国道が大きく方向を変えて行くところ左折します。
 国道42号の南端ともいえる潮岬入口の交差点です。
 県道40号を進みます。
 途中で左折して、くしもと大橋を渡ります。
 ループで高さを稼いで、紀伊大島に入りました。
 完全に離島なんですが、橋でつながっています。
 県道を途中で左折して、港の方へと下っていきます。
 道路の終点、港のところに局はありました。
 島の郵便局、いま訪問です。

9 11:43 須江郵便局 すえ 和歌山県東牟婁郡串本町

 県道まで戻って、40号をなおも東へ。
 大島にはまだもう一つ局が残されています。
 大島小学校のところで右折します。
 トンネルがあり、どうやら滑走路でも潜っている模様。
 なんでも航空自衛隊があるんだそうだ。
 その先、集落に局はありました。
 屋根というのか壁というのか、赤い色が映えます。
 なんか北海道とかにありそうな局舎だな、とか思いました。
 ゴム印は普通のものですが、このあたりは書体が仰々しいです。

10 11:55 出雲郵便局 いづも 和歌山県東牟婁郡串本町

 くしもと大橋まで戻ってきました。
 橋を渡って、今度は左折して潮岬方面へ。
 自転車隊をよく見かけますが、すごいと思います。
 にっぽん縦断とか、紀伊半島一周とかしているのかな。
 で、途中で出雲の集落に入る狭い道へと進みます。
 局前にも駐車スペースがなく、もう祈る気持ちで貯金しました。
 幸いにも車が来なくて助かりました。
 集落の名前は「いつも」だそうです。
 局名は島根と違い、さらに地味に「づ」の濁音になっています。

11 12:08 潮岬郵便局 しおのみさき 和歌山県東牟婁郡串本町

 県道41号で岬をまわり込みます。
 潮岬灯台が左手にあるようでしたが、立ち寄りませんでした。
 道が北上を始めたところ、右折します。
 松林の向こうに続く集落内の道です。
 その途中に局はありました。
 ひそかに宝を期待したのですが、局名のみのもの。
 しかしながら、局前に本州最南端の標柱がありました。
 同じ本州の住民ながら、異世界を実感します。
 ここからは、ひたすら北上の旅となるわけです。


本州最南端の局を示す標柱。   
12 12:19 串本二色簡易郵便局 くしもとにしき 和歌山県東牟婁郡串本町

 県道41号に合流し、そのまま北上していきます。
 そして国道42号へと合流しました。
 国道はここから北上をはじめ、とうとう紀伊半島も半周したわけです。
 素直に北上し、線路が離れていくあたりで並行道路へ。
 橋を渡ってすぐに局はありました。小さな簡易局でした。
 写真で見ると、ビフォーアフターに出そうな物件です。
 なんていうんだっけ、狭小住宅?って失礼か。
 「遠くからまた」とおじさんも目を丸く。
 海を愛でながらの局メグは夢だったものですから。

13 12:27 有田郵便局 ありた 和歌山県東牟婁郡串本町

 半島を丁寧にたどる国道42号。
 道路が津津浦浦である以上、局も津津浦浦。
 紀伊有田駅のある集落にも局はありました。
 国道からも見える場所にありますが、一本内側です。
 駐車場がなくて焦りましたが、とめる場所はあります。
 車から降りるたびに汗をかきます。
 車に戻ると車内はもうチンチンです。
 エンジンをこまめに切るので、エアコンの効きも悪くて。
 停まっている車の中で寝ている人がいましたが…生きてた?

14 12:36 田並郵便局 たなみ 和歌山県東牟婁郡串本町

 有田の局で場所をうかがっていた通りにありました。
 国道42号を進み、田並駅へと到着。
 ここに車を停めて背伸びして見渡せ、とのことでした。
 その通りにすると、局はきちんとありました。
 局前の道へは下りられないし、駐車場もないので、助かりました。
 写真でいうと向こう側の局裏に、駅へと続く道があります。
 貯金をしていると、ちょうど集配の車?が来ました。
 こうして局の前に停めると、ほんとに狭い道です。
 駅に戻ると、駅にいた人々はいなくなっていました。

15 12:51 和深郵便局 わぶか 和歌山県東牟婁郡串本町

 国道42号を長らく走りました。
 局間距離がなかなか長かったりします。
 たしかに、集落の数が少なくなった気もします。
 和深の信号付近で左折しました。
 和深駅近くの広い空き地に車を停めて、局へと歩きます。
 大きな局舎で、集配局の匂いがしていました。
 静かな集落でしたが、電車がやってきた音がしました。
 こうして耳を澄ますと、ほんとに静かな「音」がします。
 暑くてそんなしっとりした気分にはとてもなれませんが…。

16 13:07 江住郵便局 えすみ 和歌山県西牟婁郡すさみ町

 国道42号をひたすら北上していきます。
 景色にも変化が乏しくなってきて、なんとなく海だなーみたいな。
 さて、自治体として幾つ目でしょうか、すさみ町に入りました。
 小さな集落に局は国道沿いにありました
 ほんとに海に面している局です。
 偽りのないオーシャンビュー。
 ただ、窓口はタイルガラスで、外の景色が見えませんでした。
 周辺には民家があるとはいえど、それほどでもありません。
 したがって、歩いている人も見かけませんでした。

17 13:30 すさみ郵便局 すさみ 和歌山県西牟婁郡すさみ町

 国道をまた北上します。
 途中で右手にイノブータンランドすさみがありました。
 いのぶた、っておいしいのかな、なんて思いながら。
 すさみの市街地を、周参見駅方面へ。
 駅前で左折し、線路を渡って役場の向かいに局。
 ところで、かつてこんなうわさを聞いたことがありました。
 「和歌山の局は、すべて宝のゴム印なのだ」。
 でもここのところオール文字印なので聞いてみました。
 「いやー、そんなこともないですよ」。ほうほう。

18 13:51 日置川郵便局 ひきがわ 和歌山県西牟婁郡白浜町

 国道42号を白浜方面へと進みます。
 で、白浜町に突入。
 とはいえ、ここはかつての旧日置川町。
 日置大橋を渡ってから左折し、市街地へと進みます。
 ただ、局を見落とし旧役場まで来てしまいUターン。
 県道223号沿いではありませんでした。
 ちょっと引っ込んでいるので要注意です。
 ゴム印は久しぶりの宝で「テニスの町」。
 テニスがはやっているのだろうか。シャラポワの顔が目に浮かびます。

19 14:14 椿郵便局 つばき 和歌山県西牟婁郡白浜町

 国道もだんだんと山がちな道に。
 猿が出るらしいとの案内もあり、そうやらほんとに山深いらしい。
 海は見えなくなり、代わりにトンネルをいくつか。
 目の前に大きなホテルが見えたら椿の集落。
 朝来帰という読めもしない交差点を右折します。
 (のちに調べたところ、「あさらぎ」と読むんだそう)。
 そして、川の対岸に怪しげな立地の局。
 軽自動車じゃなきゃ渡れないトラップのような橋。
 なんだか不思議な場所にある局でした。

20 14:31 富田郵便局 とんだ 和歌山県西牟婁郡白浜町

 国道もだんだんと市街地へと進んできました。
 途中、高瀬川を渡ったら右折していきます。
 田園風景の中を進み、小学校の横を通過。
 その先、視界に局が現れて、無事到着。
 こちらの局はお客さんもいました。
 ひさしぶりにちゃんとした集落の中にあるような気がしました。
 紀伊富田駅からはちょっと距離がある立地です。
 それにしても、「きいとんだ」って変な地名だなぁ。
 なんか関西人にどやされたような気分になる…。

21 14:50 白浜温泉郵便局 しらはまおんせん 和歌山県西牟婁郡白浜町

 国道42号を渡り、そのまま富田橋を渡って行きます。
 県道34号で、左手に紀伊富田駅を通過。
 途中で跨道橋、跨線橋となって、さらに県道34号を。
 南紀白浜空港をトンネルでくぐり、白浜温泉の集落に突入。
 局は、県道が二手に分かれ、一方通行になるところにありました。
 なので、だいぶ先でUターンを余儀なくされました。
 南下する車線からしか局へは行かれません。
 トンネルと局のコントラストって、なかなか見られないですね。
 温泉マークが入って宝の局です。


白良浜。ここが渋滞の元凶。いやー、パラソルすげー。泳ぐ場所ないじゃん?   
22 15:02 白浜郵便局 しらはま 和歌山県西牟婁郡白浜町

 ローソンが見えたら右折します。
 県道31号沿いに局はありました。
 さて、ここの局では高額の預け入れをしました。
 まぁ、お詫びにタオルを頂きましたが。
 パンダのかわいいイラストのゴム印と、もうひとつ、岩のやつ。
 さすがは一大観光地というか、名前ぐらいは有名ですね。
 それにしても、隣のホテルが「そごう」という名前です。
 デパートのそごうと関係あるのかな?
 そんなことはともかく、この渋滞を何とかしてほしい。

23 15:19 白浜駅前郵便局 しらはまえきまえ 和歌山県西牟婁郡白浜町

 ここで白浜駅前郵便局へと寄ります。
 実はこの局…以前に訪問しているので、風景印だけ押してもらいます。
 訪問日は…えーーーーーっ、2003年8月15日!!!
 ちょうど4年前の同じ日付だったんですね。
 旅程は、岐阜〜富山〜千葉〜神戸〜福岡〜和歌山〜新宮〜亀山〜名古屋です。
 ね、意味不明でしょ?!
 それにしても、8月15日に縁があるということなんでしょうか…。
 結局、せっかくなので貯金もしました。
 やはり高校時代と変わらず、「ようこそ白浜へ」です。

24 15:36 上富田郵便局 かみとんだ 和歌山県西牟婁郡上富田町

 県道31号から、国道42号へと出ます。
 郵便橋交差点を…郵便橋????
 調べてみると、どうやら郵便制度の発達に寄与した橋なんだそう。
 うーん、なんとも聞き逃せない橋の名前でした。
 その先、朝来駅手前のしまむらの交差点を右折します。
 少し進むと、右手に局はありました。
 んで風景印ですが、やっぱり郵便橋。
 丸型ポストが…「♪たーらこーたーらこー」みたいに行列。
 郵便局と結びついた小さな町の郵便局。

25 15:47 岩田郵便局 いわた 和歌山県西牟婁郡上富田町

 予定では田辺市街地へ向かうんでしたが、やめました。
 白浜でのロスを考えて、半端に回るより…ということで。
 県道36号と35号を東へと進んでいきます。
 途中で町道になるものの、基本的に直進。
 局は右手にありました。
 この局を持って終了と思っていましたが、意外な勧めに。
 「うーん、大塔なら10分で行ける」。
 とまぁ、大塔まで足を延ばすことにしました。
 いろいろありがとうございました!

26 15:58 大塔郵便局 おおとう 和歌山県田辺市

 国道311号に出て、中辺路方面へ。
 国道はだんだんと山深い感じになってきました。
 で、旧大塔村の集落に入ります。
 国道上に標識もあり、局の位置はすぐにわかりました。
 この局で15時58分、終了です。
 ゴム印は鹿?みたいなかわいいイラスト入りです。
 いやぁ、ほんっとにかわいい顔をしたイラストです。
 今日はここで終了なんですが、実は簡易局が…。
 市ノ瀬と下鮎川という簡易局が途中にあったらしいです。

 今日も良い一日になりました。田辺市街地のマクドナルドで作戦会議。スーパー銭湯で汗を流し、ゆっくりと涼みます。
 終戦記念日ということで、山の上には「人」の文字。川では送り火みたいなのも行なわれていて、やはり8月15日の大切さを実感しました。
 この後、龍神村まで奇絶峡の道で進んでいきました。真っ暗でちょっとしんどかったです。道の駅龍神をこの日の寝場所としました。
  

 

 

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