中村で迎える朝。この旅もいよいよ最終日が迫ってきました。展望浴場から列車が走っていくのを見送って宿を出ました。
今日は高知県内の局を訪問します。久しぶりに県境を越えずに、純粋に単県での訪問です。
山の中の局ばかりなので、移動に時間がかかりそうですが、今日も景色を楽しみながら、夏の名残を味わっていきます。
|
| 黒潮拳ノ川IC~四万十町西IC 5.6キロ・普通車0円
|
| 1 |
09:02 |
北ノ川郵便局 |
きたのかわ |
高知県高岡郡四万十町 |
|
|
ところどころ開通している高知自動車道。
このあたりは無料区間なので、安心して利用します。
ちょっとした区間でも、乗れると得した気分。
窪川の街に到着し、国道381号を西へ。
大正方面にしばらく行くと局はありました。
今日も急ぐことはないのですが、なんだかんだで9時に到着。
貯金をして局を出て、今日も出発です。
ここからは四万十町の山あいを訪問します。
四万十町は意外と町域が広いので、移動も長くなります。
|
| 2 |
09:11 |
川口郵便局 |
かわぐち |
高知県高岡郡四万十町 |
|
|
国道を窪川方面に戻ります。
この先は昨日訪問した大正に抜けてしまいます。
少し行くと、国道のわき道沿いに局。
県道328号沿いに位置していました。
いや、正確には県道沿いじゃないのか…地図で見ると。
局舎の隣には校庭のような広い空間があります。
地図をよく見ると、川口小学校が近くにあるようです。
後者とは道路を挟んで校庭とプールがあるみたいですね。
こちらの小学校は現役。なかなかの小規模校でしょうか。
|
| 3 |
09:34 |
松葉川郵便局 |
まつばがわ |
高知県高岡郡四万十町 |
|
|
窪川の市街地に入る手前、左折します。
県道322号で、標識にも「松葉川」の文字があります。
それなら大丈夫か、と思いながら走ります。
いや、集落を抜けると早速狭くなったんだが…。
四万十川のキワキワを走る上に、山側には溝があります。
対向車来たらアウトなやつやん。
何とか広い道に抜け、松葉川郵便局に到着。
わりと大きめの局舎が、集落の県道沿いにありました。
この集落、駐在所に食堂、宿まであるみたいです。
|
| 4 |
09:45 |
中津川簡易郵便局 |
なかつがわ |
高知県高岡郡四万十町 |
|
|
その食堂のところから、県道19号を北に進みます。
松葉食堂のメニューをGoogleマップで見ていました。
いや、こんな山の中で、めちゃめちゃうまそうなんだが。
2車線の広い道を北に進み、栗ノ木大橋で四万十川を渡ります。
対岸の県道322号沿いに局はありました。
多少狭そうですが、松葉川から県道322号を走る手もありました。
地図では近くに「地球裏番地発祥の地」なるものが。
地球の真裏にはブラジルがあって…をちゃんと調べて交流した。
そんな一度はやってみたいことをやった人がいるんですね。
|
| 四万十町東IC~須崎西IC 15.4キロ・普通車0円
|
| 5 |
10:43 |
斗賀野郵便局 |
とがの |
高知県高岡郡佐川町 |
|
|
高知自動車道の無料区間を有難く走ります。
四万十町から須崎市までは一気に移動します。
無料区間最後の出口で出て、佐川方面へ。
国道494号はバイパス工事が進んでいます。
佐川までもう少しのところで狭くなりますが、交通量も多め。
斗賀野トンネルを抜け斗賀野の集落に入ると局。
小さな局ですが、局周辺は駅もあって民家もけっこうあります。
高知県もこのあたりまでくると人が多いのかな。
人の少ない山あいや海沿いを来たので、街に感じます。
|
| 6 |
10:52 |
尾川郵便局 |
おがわ |
高知県高岡郡佐川町 |
|
|
県道308号を進み、さらに県道302号に出ます。
佐川の市街地をパスして次の局へ向かえます。
走りやすい道なので安心ですね。
尾川川という川沿いを走っていくと集落に出ます。
大きな集落ではないですが、民家はわりとありますね。
県道沿いに局はありました。
昔ながらの局舎の小さな局といった感じです。
県道302号は長者佐川線となっています。
地図を見る限り、長者には繋がっていなさそうです。
|
| 7 |
11:07 |
佐川郵便局 |
さかわ |
高知県高岡郡佐川町 |
|
|
県道302号を佐川市街地方面に向かいます。
国道494号にぶつかって、東に向かうとちょっと山の中。
猿丸峠という峠のようです。
北に向かうと佐川の中心部に出ます。
ちょうどJR佐川駅の入口のあたりですね。
そのまま松山街道とか土佐街道とか書いてある道を西に行くと局。
大きな局舎はかつて普通局だった証拠ですね。
その点、佐川町はわりと規模の大きな自治体だったのでしょう。
人口減少は、他の自治体と共通の課題です。
|
| 8 |
11:14 |
佐川冨士見郵便局 |
さかわふじみ |
高知県高岡郡佐川町 |
|
|
佐川町の中心部の街道を進みます。
松山街道なのか、土佐街道なのか。
これはいわゆる、飯田街道のような感じでしょうか。
土佐では松山街道、松山では土佐街道と呼ぶような
どちらにしても、昔から重要な道なんでしょう。
サンシャイン佐川のところからわき道に入り、小学校の校庭横の道へ。
県道302号を少し北に向かうと局はありました。
一方通行ではないので、街道から直接来られたんじゃないか。
この回り道が無駄だったのか有効だったのかは不明です。
|
| 9 |
11:36 |
大桐郵便局 |
おおぎり |
高知県高岡郡越知町 |
|
|
国道33号に出て、しばらく西に走ります。
越知町に入り、その中心地を国道で通過します。
町内の越知郵便局は、2021年8月に訪問しています。
坂折川沿いの県道18号に入り、川沿いを西へ。
伊野仁淀線という道ですが、道幅は狭くなります。
この道がなぜ主要地方道なのか謎ですが、長者に抜けるようです。
しばらく走ると山と川に挟まれたところに局。
なぜこんなところに郵便局があるのかと不思議になるような場所です。
隣に元商店、反対隣に消防車庫と農協の建物があるくらいです。
|
| 10 |
12:06 |
横畠簡易郵便局 |
よこばたけ |
高知県高岡郡越知町 |
|
|
県道を戻る途中、桐見ダムの管理事務所がありました。
ここでダムカードを頂きましたが、オリジナルカードもありました。
思わぬところで歓迎された気持ちになり、有難いです。
国道33号に戻り、さらに県道18号を東へ。
横畠の標識に従って鋭角に左折して、道なりに走ります。
山道をかなり走って、山上の集落に出ます。
郵便局を発見できず、道が広がったところに車を置いて歩いて訪問します。
廃校舎への道を下っていくと局を発見しました。
その校庭に車を駐車してもよいようでした。
|
| 11 |
12:29 |
黒岩郵便局 |
くろいわ |
高知県高岡郡佐川町 |
|
|
横畠からは来た道を戻るしかないので戻ります。
これだけ山道を進むので、ついでの訪問は難しかったですね。
県道18号に出てから、中仁淀橋への道に入って越知町の中心地へ。
この橋は沈下橋で、片側に手すりがあるだけの橋です。
歩いて渡るのはなかなか勇気がいりそうです。
橋を渡って東に、さらに県道300号を進んでいくと局。
このあたり、黒岩と付いた施設や会社がたくさんあります。
ただ所在地は黒原っていうみたいですね。
そのあたりの由来も気になるところですが次に向かいます。
|
| 12 |
12:48 |
加茂郵便局 |
かも |
高知県高岡郡日高村 |
|
|
そんなこんなで南に向かっていきます。
途中でトンネルをくぐり、県道297号に出ます。
JR土讃線沿いを東に向かい、途中で線路をくぐると土佐加茂駅。
日高村に入ると国道33号にぶつかりました。
レストラン高知の手前で左折すると局。
国道沿いではないので目立たないですが、国道に看板はありました。
局のまわりはちょっとした住宅街になっています。
日高村という村ではありますが、寂しさは感じません。
むしろ、どうしてここが村として残れたのか疑問が生まれます。
|
| 13 |
12:57 |
日高郵便局 |
ひだか |
高知県高岡郡日高村 |
|
|
その疑問も、ちょっとずつ答えが見えます。
国道33号を進むと、JR岡花駅の先に村の駅。
道の駅ではないですが、道の駅みたいなものでしょうか。
民家は多く、国道沿いにはお店も多く並んでいます。
新しいドラッグストア、JR日下駅を過ぎ、立派な村役場の向かいに局。
近くにはダイソーやサンシャインもあったようですが、閉店済み。
とはいえ中心部にこれだけの活気があるのは意外です。
どうやら佐川町との合併が破談、日高村に産廃処分場を建設。
このあたりが日高村が生き残っている理由なんだろうと思います。
|
|
|
|
考えるとちょっと闇が深そうな日高村を抜けだします。
国道33号のバイパスを進み、途中で高知道沿いに北上。
さらに県道6号を鏡川沿いに北へ向かいます。
この県道、高知伊予三島線で、随分前に別子で走りました。
もはや懐かしいレベルで過去の記憶になっています。
そんな県道沿いにある局は、かつて集配局だった名残がありました。
11時半からの1時間がお昼休みですが、訪問時は昼休み後。
このあたりは2005年の合併前は鏡村という自治体でした。
元村役場の高知市鏡庁舎や小中学校は、少し北にあります。
|
| 15 |
14:11 |
土佐山郵便局 |
とさやま |
高知県高知市 |
|
|
県道33号で山を越えていきます。
しかしここで、高知県名物の工事に遭遇します。
通り抜けができる時間が限られるため、ひとまず鏡ダムへ。
ダムカードを頂き、とりあえず行けるところまで。
工事の入口まで到着し、作業員さんの勧めで日陰で休憩します。
後部座席の片付けなどをして過ごしていると、開通時刻に。
しばらく走って県道16号とぶつかると、局はありました。
市の土佐山庁舎や農協、スーパーなどが集まる場所です。
旧土佐山村の中心地で、観光客の姿も見かけました。
|
| 16 |
14:20 |
高知重倉簡易郵便局 |
こうちしげくら |
高知県高知市 |
|
|
旅も終盤になると、多少のタイムロスは気になりません。
もう未訪問局が数少なくなっているんですね。
ゆっくり丁寧に、あとは無理せず訪問していきます。
土佐山から県道16号を南下していきます。
昔からの高知市エリアに入り、住宅街が広がります。
ちょっとした古めかしいニュータウンの並びに局。
小さな簡易局ですが、県道沿いでわかりやすいです。
付近には商店やガソリンスタンドもあるような場所。
さらに南下すれば、10分くらいで高知市街地に行くことができます。
|
| 17 |
14:57 |
繁藤郵便局 |
しげとう |
高知県香美市 |
|
|
次の未訪問局へは、山を越えつつ大移動です。
県道269号で南国市に入ると、白木谷国際現代美術館なるものが。
いわゆる私設美術館というものでしょうか。
アートな世界観を横目に県道384号、国道32号と合流。
国道で峠を越えて、香美市に入ります。
さらに行くと穴内川を渡った先に局はありました。
山あいの小さな集落は独立したコミュニティをもっていそうです。
かつては集配局で、大きめの局舎です。
どう駐車するのが正解か、ちょっと迷ってしまいました。
|
| 18 |
15:05 |
馬瀬簡易郵便局 |
うませ |
高知県長岡郡大豊町 |
|
|
国道32号をそのまま三好市方面に向かいます。
繁藤駅を横目に進み、大豊町に入ります。
すると、国道沿い右手に局はありました。
国道の旧道らしい、集落内の道からアプローチしました。
川の向かいにはJR角茂谷駅があります。
そうすると、局のあたりは駅前集落の延長なんでしょうが。
今の時代に鉄道との繋がりを感じるのは難しいですね。
駐車場がないので路肩を借りて訪問します。
車が途切れると本来の山里の静けさが訪れます。
|
| 19 |
15:14 |
久寿軒簡易郵便局 |
くすのき |
高知県長岡郡大豊町 |
|
|
国道32号の流れに乗って北に向かいます。
実際には車の切れ目だったので、一台で走っていました。
右手には穴内川が流れています。
この川は高知に注ぐと思いきや、吉野川と合流して徳島に注ぎます。
土佐北川駅の横のアンダーパスをくぐり、久寿軒谷川沿いを東に。
しばらく行くと、小さな集落に局。
猫たちがたくさんいて、局の方曰く野良猫だそう。
駐車スペースに困りますが、猫の額ほどのスペースに駐車。
帰宅後ストリートビューを見ると、猫たちが寛いでいます。
|
| 20 |
15:29 |
大豊郵便局 |
おおとよ |
高知県長岡郡大豊町 |
|
|
来た道を戻って土佐北川駅前に。
国道32号に出て、さらに北に向かいます。
駅前食堂というのがあって、土佐北川駅の対岸に位置します。
まあ駅前なんだけどさ。
1986年の移転前の駅はもっと駅から遠い駅前食堂なわけで。
その由来も気になる駅前食堂を横目に大豊トンネルをくぐると道の駅。
さらにその先の国道沿いに局はありました。
大豊町の中心局ということで、きちんと集配局です。
町を見下ろす場所にある局舎は、わりと新しそうでした。
|
| 21 |
15:51 |
立川郵便局 |
たちかわ |
高知県長岡郡大豊町 |
|
|
大豊町内にはけっこうな数の郵便局があります。
ただ、15時半前というタイミング。
行けるのはもう1局くらいでしょうか。
そんなわけで、町内でも離れ小島になる立川郵便局へ。
大豊インターへの国道439号新高須トンネルをくぐります。
インターの先、県道5号を北にひたすら走りました。
高知自動車道と並走しているので、山深さは半減しています。
しばらく行った先の集落に局はありました。
近くにあった和風スナックの廃墟が、なんだか印象的でした。
|
JR土佐北川駅。列車が来たらおもしろいんだろうな。
|
さて、大豊町内で16時を迎えたので、宿へと向かいます。旅の最後の宿は高知市内にしていました。
最後の夜はひろめ市場でも行こうかなと思いましたが、疲れがたまっていたのでホテルで買ってきたものを食べることにしました。
せっかくの高知市内ですが、高知に来ることは今後何度もあるでしょうから、そのときの楽しみにまた取っておきましょう。
|