No.705:四国山地巡礼・19日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2025.08.19(火) 晴れ 20 千丈駅前簡易局 中村駅前局
 旅も最終週になり、未訪問局がかなり少なくなってきました。でも一気に訪問できるほどまとまっておらず、山間部にばらばらと。
 コースを決めるのが本当に大変でしたが、今日は宿を愛南町に取っているので、そこに向けて四国を南下していきます。
 訪問エリアが重なってくるんですが、未訪問局をうまく拾いながら、残り数日でできるだけたくさんの局を訪問していきたいです。
1 09:02 千丈駅前簡易便局 せんじょうえきまえ 愛媛県八幡浜市

 今日のスタートは八幡浜市の郵便局にしました。
 千丈駅前簡易郵便局だけが未訪問になっています。
 あ、離島の八幡浜大島簡易郵便局も未訪問でした。
 かつてこのエリアを訪問したのは2021年8月13日のこと。
 この日はお盆休みだったので、訪問できずに残されていました。
 朝一番に到着した簡易局は、駐車場が見当たらず路肩駐車で訪問。
 局名の由来になっている千丈駅は、JR予讃線の小さな駅。
 駅前局を名乗るほどの規模ではない気もします。
 とはいえ、所在地がわかりやすいので、そういう意味もあるんでしょう。

2 09:40 大川郵便局 おおかわ 愛媛県大洲市

 国道197号を大洲方面に戻っていきます。
 峠の区間は夜昼トンネルで一気に抜けます。
 トンネルの先は大洲市で、中心部の局は概ね訪問済みです。
 国道197号を肱川方面に進み、肱川を渡った県道55号沿いに局はありました。
 このあたり、平成30年の豪雨で洪水が発生した地域でもあります。
 流された局舎も復旧し、今日を迎えているわけです。
 当時の様子については局員さんからを教えていただきました。
 局の周辺はほとんど建物がなく、県道も拡幅するそうです。
 それに合わせて、10月に川向かいに移転するとのことでした。

3 09:48 大洲成能簡易郵便局 おおずなるのう 愛媛県大洲市

 この話を書いている現在、局は移転してます。
 ちょうど昨日(10月27日)移転で、ネットニュースに出ていました。
 Googleマップを見ると、もう写真は更新されています。
 ただ、位置情報は古い局の方をまだ表示していました。
 さて、肱川を渡って国道に戻り、少し東に向かいます。
 さらに肱川、小田川沿いの県道229号を走ると局はありました。
 民家風の局舎ですが、綺麗な建物でした。
 ところで、大川局の移転後の所在地もここと同じ成能になりました。
 細かく言えば成能甲と乙で違いますが、近付きましたね。

4 10:04 肱川郵便局 ひじかわ 愛媛県大洲市

 県道32号は肱川の右岸を進みます。
 対岸には国道197号が通っています。
 そんなこともあって、県道の車はほとんどいません。
 途中、ちょっと狭い場所がありました。
 それもあって、国道の代替とはいかないようです。
 ナビされるままに国道に出て、道の駅の先で橋を渡って肱川市街地へ。
 旧肱川町の中心地のようで、民家や公共施設が並びます。
 郵便局自体は古いですが、局舎内はきれいでした。
 というのも2018年の水害で、壊滅状態になっているんですね。

5 10:26 大谷簡易郵便局 おおたに 愛媛県大洲市

 肱川中心地は、建物も新しいものが多いです。
 西日本豪雨というと、岡山県内の被害が注目されがちです。
 その後も全国で水害があり、いつの水害かわからなくなるほど。
 こうして現地を訪れることで見えてくるものがあります。
 さて、鹿野川ダムに立ち寄りダムカードを貰いました。
 ナビで国道から離れるよう案内されますが、それは間違いでした。
 轟大橋を渡って県道308号を進んでいきますが、途中工事による迂回がありました。
 なんとか集落の中の大谷簡易郵便局に到着しました。
 山里の小さな簡易局で、のんびりとした時間が流れていました。

6 10:56 中筋郵便局 なかすじ 愛媛県西予市

 ここからの道路の選択は正しかったのかわかりません。
 大谷簡易局から来た道を戻らず、県道308号をそのまま山奥へ。
 カーブが多く狭い道を進み、途中で県道44号に入って南下。
 ひと山越えるだけですが、地形に正直な道でした。
 南から迂回したほうが早かったかもしれません。
 中筋の集落では県道から集落内の道に入ります。
 小さな局ですが、周辺は民家や商店が点在しています。
 昔からそれなりに栄えてきたところなんだろうと思いました。
 猫が歩いていて、そういうところものんびりしていました。

7 11:10 野村郵便局 のむら 愛媛県西予市

 県道44号をそのまま南下していきます。
 中筋を過ぎると道幅も安定して走りやすいです。
 とはいえ、交通量は少ないのでスイスイ走れます。
 さらに県道29号宇和野村線に合流して、野村の市街地に。
 肱川の両岸に栄えた野村の市街地は、2004年までの野村町の中心地。
 西日本豪雨では5人が亡くなっています。
 被害の大きかった市街地ですが、郵便局は大きめの局舎が現存。
 向かいには宇和島自動車の大きなバス乗り場があります。
 このあたりではかなりまとまった町なんだろうと思います。

8 11:29 溪筋郵便局 たにすじ 愛媛県西予市

 野村の市街地からは国道441号を走ります。
 走りやすい道ですが、交通量はやや多めです。
 野村ダムを左手に見ながら進み、トンネルの先を右折。
 国道が右折方向で、直進は宇和方面の県道29号です。
 しばらくは走りやすい国道を北上していきます。
 やがて国道沿いに局が出てきました。
 小さな集落の入口に当たる場所で、局の周辺は特に何もないです。
 静かな山あいで、溪筋の名前がよく似合います。
 このあたりは紅葉の名所とかなのでしょうか。

9 11:50 下宇和郵便局 しもうわ 愛媛県西予市

 来た道を戻って、先ほどの県道29号との交差点へ。
 今度は宇和方面に向かいますが、トンネル前後は工事中でした。
 そんなわけで、しばらく待ってから県道に入ります。
 野村方面からの車は多くがこちらの県道に流れていました。
 交通量はこちらもやや多い感じです。
 肱川沿いを進み、集落への道を右手に入ると局はありました。
 頑丈そうな局舎で、古めかしい印象を受けました。
 こちらの局は12時半からの1時間がお昼休みになっています。
 昼前のタイミングで訪問することができました。

10 12:09 田之筋郵便局 たのすじ 愛媛県西予市

 県道を進んでいくと、右手に西予郵便局が出てきました。
 こちらは世にも珍しい郵便専門の直営郵便局です。
 まあ最近はそういう形態も増えてきたのか。
 宇和郵便局から分離した宇和支店が西予郵便局になったケース。
 ゆうゆう窓口があり、風景印を押してもらいに2021年に訪問済み。
 さて、西予宇和インター付近から北に向かい、県道237号沿いに局。
 この局の訪問で、西予市の営業中の局は完訪になりました。
 現在一時閉鎖中の簡易局のうち2局が未訪問です。
 再開の暁には、またこの地域を訪れることになるでしょう。

 西予宇和IC~三間IC 10.9キロ・普通車0円
11 12:46 清水郵便局 せいずい 愛媛県北宇和郡鬼北町

 さあさあ、ここからは高速道路で一気に移動します。
 西予宇和インターから南は無料区間なので有難く利用します。
 10キロほど走って三間インターから県道で山越えします。
 しばらく走って山あいの集落の中に局はありました。
 昔ながらの局舎が静かな集落に似合っています。
 局名は帰宅後に知ったのですが、せいずい、と読むんですね。
 読めなくはないけれど、しみず、と読むとばかり思っていました。
 この局から、しばらく鬼北町内の局を訪問します。
 意外と局数はありますが、訪問済みの局も多いです。

12 12:56 泉郵便局 いずみ 愛媛県北宇和郡鬼北町

 このあたりはよく道が繋がっています。
 訪問しやすくてとても助かりました。
 このあたりは旧広見町のエリアです。
 鬼北町は2005年に日吉村との合併で誕生した町なんですね。
 ところで、全国のキホク町、3つとも平成の大合併で誕生してますね。
 県道282号で山を越えると国道に出る手前に局はありました。
 集落の中の局ですが、住宅が意外と密集しています。
 局の向かいが局の駐車場と気付かず、入り口前に駐車しました。
 まあこのスペースも、駐車場として機能しているようでした。

13 13:06 下大野郵便局 しもおおの 愛媛県北宇和郡鬼北町

 国道320号に入って北に向かいます。
 この道が、昨日通った日吉村へと繋がっています。
 そういう地理関係だったのね、と納得しました。
 特に何があるわけでもない、広見川沿いの国道を走ります。
 しばらく走って、橋を渡ったところに局。
 集落自体は小さなもので、局の周辺も静かでした。
 先ほどの泉局からもそれほど距離はありません。
 国道沿いなので、立ち寄りやすさはあるかもしれませんね。
 もう少し先に簡易局があるので、そちらに向かいます。

14 13:12 三島簡易郵便局 みしま 愛媛県北宇和郡鬼北町

 そのまま国道を日吉方面に向かいます。
 山深いわけではなく、川と道の間には田畑があります。
 今度は三島の集落に入ります。
 さっきの下大野よりも建物が密集している感じです。
 信号交差点で国道を離れ、公民館のような建物に局はありました。
 鬼北町の三島連絡所が入居しているようです。
 町の出先機関を兼ねているというか、町が簡易局も受託しているのでしょう。
 こういう簡易局の仕組みは、よい方法だと思います。
 行政のスリム化の中で、こういう出張所がいつまで残るかは謎です。

15 13:46 江川崎郵便局 えかわさき 高知県四万十市

 そんなこんなで、鬼北町の訪問を終えました。
 まだ16時までかなりあるので、この先の局を訪問します。
 といっても山間部で県境も近い場所。
 次の局は県境を越えてしばらく先になります。
 国道381号まで南下し、松野町を通過して高知県に入ります。
 県境を越えてから少し行くと、江川崎の市街地に。
 このあたりは旧西土佐村だった場所で、その真ん中に局。
 近くには市役所の西土佐総合支所があり、民家も多く建ち並びます。
 ただ、実際に降り立つとすごく静かで、村を感じました。

16 14:08 藤ノ川簡易郵便局 ふじのかわ 高知県四万十市

 次の局までは移動距離がけっこう長いです。
 まずは中村方面に国道441号を進みます。
 よく整備されたバイパス区間で四万十川を渡って左折。
 藤ノ川、と標識の示す方向に、ひたすら山道を走ります。
 険しく寂しい道ではないですが、狭いこともあって疲れます。
 ようやくたどり着いた集落も、狭い道を何度も迷子になります。
 何とか神社の中を抜けて、このあたりかな、ときょろきょろ。
 廃校のような建物の先、幟旗を見付けて無事到着。
 その道路からもさらにわかりづらいところに局がありました。

17 15:06 後川郵便局 うしろがわ 高知県四万十市

 この先も、来た道を戻るしかなさそうです。
 一応南側に抜けられそうですが、ちょっと怖いので…。
 やっとのことで国道に戻り、ひたすら南下します。
 2021年に訪問した口屋内局を通過し、奥屋内簡易局を思い出します。
 水曜定休だった奥屋内に水曜に行き、訪問できぬまま一時閉鎖に。
 とてもとても悔やまれる奥屋内簡易局です。
 さらに走って川登を通過し、ひさしぶりの未訪問局、後川局へ到着。
 国道沿いの頑丈そうな局舎は、かつての集配局の名残があります。
 あと1時間は、近辺の未訪問局を数局訪問します。

18 15:16 蕨岡郵便局 わらびおか 高知県四万十市

 後川局からは北東に向かう道に入ります。
 国道441号と439号をショートカットしてくれる道です。
 想像していたよりも快適な道で、2車線の走りやすい道。
 トンネルを抜けると国道439号に出ます。
 みんな大好き酷道のヨサクですね。
 この区間は全然酷道感はなくて、走りやすかったです。
 北に進むと出光のガソリンスタンドの隣に局はありました。
 こちらもかつては集配局だったようで、その名残がありますね。
 風景印はないので、貯金をして局を出ました。

19 15:31 富山郵便局 とみやま 高知県四万十市

 国道439号をしばらく北に進みます。
 この先の国道は繋がっているようないないような。
 地図ではそんな描かれ方をしています。
 まあ、それが国道439号という道なんだな、と思いますね。
 2車線の快適な道を進んでいくと局はありました。
 集落という規模感ではないですが、開けた場所に局はありました。
 なんだか洋風で、道の駅みたいな建物です。
 こちらもかつては集配局だったみたいですね。
 このあたり、やたらたくさん集配局があったんですね。

20 15:56 中村駅前郵便局 なかむらえきまえ 高知県四万十市

 今日の訪問予定はここまでで、宿に向かう予定でした。
 国道439号で中村市街地に向かいます。
 そういえば、何年も訪問が漏れていた中村駅前局がありました。
 明日訪問してもよいのですが、今日立ち寄ることにします。
 急に明日休業することだってありますからね。
 そんなこんなで中村市街地に出て、駅とは国道を挟んだ西側に局。
 駅前という立地ではないんですが、駅前局です。
 2008年に中村市街地を訪問してから17年半の歳月をかけて訪問しました。
 こうして記憶を繋いでいく旅が、今後の中心になりそうです。

 四万十IC~宿毛和田IC 20.7キロ・普通車0円

   
ホテルAZは西日本旅の強い味方。今日はオープニングセールで夕食付きに格安宿泊。飲み放題も付けました。
 中村からは愛南町の宿まで向かいます。愛南町にしたのは未訪問局があると、ホテルAZがオープニングセールをしていたからです。
 九州旅などではよく宿泊しますが、四国でもお世話になることに。AZは個人的には好きな宿で、いろいろ気の利くポイントも多々あります。
 飲み放題は少し値上がりしていましたが、外出飲み食いすることを考えたら格安で、ついつい飲み過ぎてしまいました。

 

 

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