今日は気持ちの良い晴天の朝。会津若松から、今日はダイナミックに福島県内を移動します。会津から中通り、浜通りへの移動です。
移動にどれくらいの時間がかかるのか、あまりわかっていませんが、福島県ってけっこう広かったはず…。
まずは宿を出て、会津若松駅近くにある城北郵便局をのんびりと訪問します。朝がゆっくりなのはありがたいことですね。
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1 |
09:03 |
城北郵便局 |
じょうほく |
福島県会津若松市 |
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会津若松駅前はさすがに活気があります。
大きな街の中心駅の雰囲気が漂います。
この駅にはいくつもの路線が乗り入れていますからね。
駅の南側の踏切を渡り、そのまま進んでいくと局はありました。
こちらの局はまだ新しく、局舎も景観に配慮した色合い。
開局前に若松七日町局が廃止されていますが、そちらは2008年に訪問済み。
実質、七日町局の生まれ変わり、というところでしょうか。
風景印の設置はなく、貯金後にすぐに出発。
ここからは一気に移動することになるので、のんびり進みます。
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2 |
10:16 |
稲田簡易郵便局 |
いなた |
福島県須賀川市 |
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山を越えて国道49号に入ります。
福島県の大動脈でもありますが、このあたりは落ち着いた雰囲気。
路肩には雪もあり、やっと雪解けの季節です。
アップダウンしながら国道294号を南下します。
国道118号を経由しながら進み、須賀川市に入りました。
県道291号を進んでいくと局はありました。
こちらの局は2018年に移転再開しています。
比較的最近、再開した局については、未訪問局が残ります。
この先は郡山市への移動なので、比較的短い移動になります。
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3 |
11:00 |
富田東郵便局 |
とみたひがし |
福島県郡山市 |
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短い移動といっても、1時間弱走ることになりましたね。
須賀川市と郡山市は隣接しているんですが。
それでも、郡山市はけっこう広いですからね。
現在の市域は、昭和の時代から変わっていないそうです。
さて、市街地を横目に北上し、国道4号のバイパスを走ります。
このあたりにはJR郡山富田駅も開設され、近年発展している様子。
そんな活気のある街並みに局はありました。
駐車場も広いんですが、お客さんの数もけっこうありました。
まつやま椿局のような、人為的混雑局として設置されたのでしょう。
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4 |
12:07 |
笹木野原簡易郵便局 |
ささきのはら |
福島県福島市 |
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この先は福島市まで移動することになります。
高速道路を走ろうか迷いましたが、今日は急がないので下道で。
ナビに頼っていくと、国道ではなく山麓を走る県道を案内されます。
心配していた雪は道路になく、岳温泉、土湯温泉と通過。
国道115号から北上し、奥羽本線を越えて集落へ。
長閑な集落の中にある小さな局でした。
とはいえ、運転免許センターなどが近くにあり、若者の姿もちらほら。
なるほど、ここまでバスとかで来るんでしょうね。
地方では、マイカーがないとやはり大変なんでしょうね。
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5 |
12:14 |
大笹生簡易郵便局 |
おおざそう |
福島県福島市 |
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笹木野原と同じく、近くにもう1局未訪問局があります。
というのも、福島市を一気に訪問したのが2015年8月のこと。
ただ、訪問時は笹木野原と大笹生がお盆休みでした。
そんなこともあって、今日まとめて訪問です。
大笹生局へはすぐに到着しました。
貯金をしてもらうと、ゴム印には飛行機のイラストが。
近くにふくしまスカイパークという飛行場があるようです。
さらに福島大笹生インターなどもあって、交通の要衝でもあります。
局舎の雰囲気からして、かつては特定局だったのでしょうか。
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6 |
12:45 |
大田簡易郵便局 |
おおた |
福島県伊達市 |
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大笹生からは東へと向かっていきます。
福島市街地の北端を走り、飯坂温泉を過ぎます。
のんびりと飯坂温泉に来るのもいいですね。
伊達市に入り、阿武隈川を渡って保原の市街地へ。
市役所から阿武隈急行の線路を越えると、局は左手にありました。
郊外の集落のような場所に、民家のような局舎。
こちらの局は、2021年に貯金を開始した局です。
周辺の局は2012年9月に訪問していました。
これで伊達市の局は久しぶりに完訪になりました。
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7 |
13:29 |
山木屋郵便局 |
やまきや |
福島県伊達郡川俣町 |
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ここからは移動距離が長くなります。
国道349号、114号を走り、山あいへと向かいます。
川俣町の山間部の集落に位置する山木屋局に到着しました。
こちらの局は、震災後に長らく閉鎖していました。
ここから海側の浪江町は、帰還困難区域に指定されています。
そんなこともあり、山木屋局の再開は2017年11月。
2019年10月には台風19号の豪雨災害で一時閉鎖しています。
そんな苦難の道を辿り、やっとのことで訪問が叶った局です。
有難さを味わいつつも、局の遠さを改めて実感しました。
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8 |
13:51 |
二枚橋郵便局 |
にまいばし |
福島県相馬郡飯舘村 |
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川俣町の中心部へと戻り、飯舘村方面へ進みます。
この先の飯舘村は、初めて足を踏み入れる地です。
川俣から飯舘への県道12号は、整備されている道です。
交通量も比較的多く、思うようには進みません。
しばらく走り、飯舘村に入りました。
国道399号に合流するあたりに局はありました。
村の直営局では唯一の再開局ですが、集配はしていない様子。
飯舘村内には、再開した簡易局があと2局あります。
距離はありますが、のんびりと進んでいきます。
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9 |
14:09 |
小宮簡易郵便局 |
こみや |
福島県相馬郡飯舘村 |
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国道399号から県道12号に入り、東へ進みます。
道の駅もあり、このあたりは建物も多いです。
とはいえ、付近の飯舘郵便局は一時閉鎖中。
建物もそのままで、時間が止まったような雰囲気があります。
震災後、6月30日付けで一時閉鎖になっています。
これは村内の飯曾郵便局も同じです。
小宮簡易郵便局に到着しますが、まだ新しそうな建物です。
2011年3月29日に再開後、6月30日に一時閉鎖、2019年に再開しています。
震災後、集落に簡易局が再開するのは、希望がもてますね。
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10 |
14:27 |
大倉簡易郵便局 |
おおくら |
福島県相馬郡飯舘村 |
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北に進んでいくと、いいだて快適だ道という高速道路に。
いや、高速道路ではないか。快適な道に。
そりゃそうか、快適だ道、なんだから。
でもこの快適だ道、ここ以外で見たことないな。
さらに真野ダム沿いの道を進んでいくと局はありました。
人里離れた静かな場所。震災前からなのでしょうか。
それにしても、こうした簡易局が復活するのは心強いです。
局を出ると、村営バスのような車がいました。
このあたりでも、住民の足は守られています。
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11 |
14:58 |
相馬玉野簡易郵便局 |
そうまたまの |
福島県相馬市 |
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ここからの移動はけっこう骨が折れます。
真野川沿いの細い道を進み、県道31号に出ます。
さらに国道115号に出ました。
相馬福島道路が並行しているので、交通量は少なめ。
しかしこの先の玉野集落への道がなぜか交通量多め。
トラックにダンプカーに、何だろう、この道は。
集落の中に入ると局はありました。
こちらの局は震災での一時閉鎖はありませんでした。
今日まで訪問できなかったのは、隔絶された立地のせいでしょう。
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12 |
15:36 |
磯部簡易郵便局 |
いそべ |
福島県相馬市 |
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相馬福島道路に入って相馬市街地に向かいます。
相馬インターから国道に入り、相馬市街地の南を走ります。
国道115号から県道74号に入って海沿いへ。
しばらく進んだ高台に局はありました。
かつては磯部郵便局があり、震災で閉鎖していました。
それが2016年に廃止になり、簡易局が設置されました。
ちなみに、磯部局の風景印廃止が最近公示されています。
いや、民営化されているので公示とは言わないのか。
そんなこんなで、相馬市の局の完訪も目前に迫りました。
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13 |
15:51 |
相馬刈敷田郵便局 |
そうまかりしきだ |
福島県相馬市 |
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市街地方面に進み、国道6号バイパスに沿った道へ。
このあたりは津波の被害を受けた民家もまだ残ります。
復興といっても、まだまだ難しい場所もあります。
国道6号を横断してすぐに局はありました。
震災前は原釜局を名乗っていた海沿いの集落の局。
2011年12月に相馬大野台局に移転改称しています。
仮設局舎だった大野台局へは、2012年11月に訪問しています。
震災から1年半の当時とは比べられないほど、復興は進んでいるはず。
12年前の私は、まだ20代半ばだったんですよね。
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福島駅前の宿の移動し、おいしいものを楽しめる年にもなりました。
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★ 3月16日(土)天気:晴れ 福島県の浜通りを中心に、局を訪問します。 |
東北に明るい話題を届ける、そんな日がやって来ました。
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二本松IC~用賀出入口 274.6キロ・普通車5,710円
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震災後の復興はどれほど、と言葉で簡単に表現するのは難しいところですが、いまだからこそわかることもたくさんありました。
震災当時は社会人になりたてで、感じ方もまた全く違っていました。それが、この年齢になって気付かされることも増えたように思います。
復興支援として、現地でお金を使うこともしやすくなりました。いまも増える「被災地」を、いろいろな形で支援できたらと感じました。
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