No.658:復興応援・震災13年目の福島旅・2~3日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2024.03.15(金) 晴れ 13 城北局 相馬刈敷田局
 今日は気持ちの良い晴天の朝。会津若松から、今日はダイナミックに福島県内を移動します。会津から中通り、浜通りへの移動です。
 移動にどれくらいの時間がかかるのか、あまりわかっていませんが、福島県ってけっこう広かったはず…。
 まずは宿を出て、会津若松駅近くにある城北郵便局をのんびりと訪問します。朝がゆっくりなのはありがたいことですね。
1 09:03 城北郵便局 じょうほく 福島県会津若松市

 会津若松駅前はさすがに活気があります。
 大きな街の中心駅の雰囲気が漂います。
 この駅にはいくつもの路線が乗り入れていますからね。
 駅の南側の踏切を渡り、そのまま進んでいくと局はありました。
 こちらの局はまだ新しく、局舎も景観に配慮した色合い。
 開局前に若松七日町局が廃止されていますが、そちらは2008年に訪問済み。
 実質、七日町局の生まれ変わり、というところでしょうか。
 風景印の設置はなく、貯金後にすぐに出発。
 ここからは一気に移動することになるので、のんびり進みます。

2 10:16 稲田簡易郵便局 いなた 福島県須賀川市

 山を越えて国道49号に入ります。
 福島県の大動脈でもありますが、このあたりは落ち着いた雰囲気。
 路肩には雪もあり、やっと雪解けの季節です。
 アップダウンしながら国道294号を南下します。
 国道118号を経由しながら進み、須賀川市に入りました。
 県道291号を進んでいくと局はありました。
 こちらの局は2018年に移転再開しています。
 比較的最近、再開した局については、未訪問局が残ります。
 この先は郡山市への移動なので、比較的短い移動になります。

3 11:00 富田東郵便局 とみたひがし 福島県郡山市

 短い移動といっても、1時間弱走ることになりましたね。
 須賀川市と郡山市は隣接しているんですが。
 それでも、郡山市はけっこう広いですからね。
 現在の市域は、昭和の時代から変わっていないそうです。
 さて、市街地を横目に北上し、国道4号のバイパスを走ります。
 このあたりにはJR郡山富田駅も開設され、近年発展している様子。
 そんな活気のある街並みに局はありました。
 駐車場も広いんですが、お客さんの数もけっこうありました。
 まつやま椿局のような、人為的混雑局として設置されたのでしょう。

4 12:07 笹木野原簡易郵便局 ささきのはら 福島県福島市

 この先は福島市まで移動することになります。
 高速道路を走ろうか迷いましたが、今日は急がないので下道で。
 ナビに頼っていくと、国道ではなく山麓を走る県道を案内されます。
 心配していた雪は道路になく、岳温泉、土湯温泉と通過。
 国道115号から北上し、奥羽本線を越えて集落へ。
 長閑な集落の中にある小さな局でした。
 とはいえ、運転免許センターなどが近くにあり、若者の姿もちらほら。
 なるほど、ここまでバスとかで来るんでしょうね。
 地方では、マイカーがないとやはり大変なんでしょうね。

5 12:14 大笹生簡易郵便局 おおざそう 福島県福島市

 笹木野原と同じく、近くにもう1局未訪問局があります。
 というのも、福島市を一気に訪問したのが2015年8月のこと。
 ただ、訪問時は笹木野原と大笹生がお盆休みでした。
 そんなこともあって、今日まとめて訪問です。
 大笹生局へはすぐに到着しました。
 貯金をしてもらうと、ゴム印には飛行機のイラストが。
 近くにふくしまスカイパークという飛行場があるようです。
 さらに福島大笹生インターなどもあって、交通の要衝でもあります。
 局舎の雰囲気からして、かつては特定局だったのでしょうか。

6 12:45 大田簡易郵便局 おおた 福島県伊達市

 大笹生からは東へと向かっていきます。
 福島市街地の北端を走り、飯坂温泉を過ぎます。
 のんびりと飯坂温泉に来るのもいいですね。
 伊達市に入り、阿武隈川を渡って保原の市街地へ。
 市役所から阿武隈急行の線路を越えると、局は左手にありました。
 郊外の集落のような場所に、民家のような局舎。
 こちらの局は、2021年に貯金を開始した局です。
 周辺の局は2012年9月に訪問していました。
 これで伊達市の局は久しぶりに完訪になりました。

7 13:29 山木屋郵便局 やまきや 福島県伊達郡川俣町

 ここからは移動距離が長くなります。
 国道349号、114号を走り、山あいへと向かいます。
 川俣町の山間部の集落に位置する山木屋局に到着しました。
 こちらの局は、震災後に長らく閉鎖していました。
 ここから海側の浪江町は、帰還困難区域に指定されています。
 そんなこともあり、山木屋局の再開は2017年11月。
 2019年10月には台風19号の豪雨災害で一時閉鎖しています。
 そんな苦難の道を辿り、やっとのことで訪問が叶った局です。
 有難さを味わいつつも、局の遠さを改めて実感しました。

8 13:51 二枚橋郵便局 にまいばし 福島県相馬郡飯舘村

 川俣町の中心部へと戻り、飯舘村方面へ進みます。
 この先の飯舘村は、初めて足を踏み入れる地です。
 川俣から飯舘への県道12号は、整備されている道です。
 交通量も比較的多く、思うようには進みません。
 しばらく走り、飯舘村に入りました。
 国道399号に合流するあたりに局はありました。
 村の直営局では唯一の再開局ですが、集配はしていない様子。
 飯舘村内には、再開した簡易局があと2局あります。
 距離はありますが、のんびりと進んでいきます。

9 14:09 小宮簡易郵便局 こみや 福島県相馬郡飯舘村

 国道399号から県道12号に入り、東へ進みます。
 道の駅もあり、このあたりは建物も多いです。
 とはいえ、付近の飯舘郵便局は一時閉鎖中。
 建物もそのままで、時間が止まったような雰囲気があります。
 震災後、6月30日付けで一時閉鎖になっています。
 これは村内の飯曾郵便局も同じです。
 小宮簡易郵便局に到着しますが、まだ新しそうな建物です。
 2011年3月29日に再開後、6月30日に一時閉鎖、2019年に再開しています。
 震災後、集落に簡易局が再開するのは、希望がもてますね。

10 14:27 大倉簡易郵便局 おおくら 福島県相馬郡飯舘村

 北に進んでいくと、いいだて快適だ道という高速道路に。
 いや、高速道路ではないか。快適な道に。
 そりゃそうか、快適だ道、なんだから。
 でもこの快適だ道、ここ以外で見たことないな。
 さらに真野ダム沿いの道を進んでいくと局はありました。
 人里離れた静かな場所。震災前からなのでしょうか。
 それにしても、こうした簡易局が復活するのは心強いです。
 局を出ると、村営バスのような車がいました。
 このあたりでも、住民の足は守られています。

11 14:58 相馬玉野簡易郵便局 そうまたまの 福島県相馬市

 ここからの移動はけっこう骨が折れます。
 真野川沿いの細い道を進み、県道31号に出ます。
 さらに国道115号に出ました。
 相馬福島道路が並行しているので、交通量は少なめ。
 しかしこの先の玉野集落への道がなぜか交通量多め。
 トラックにダンプカーに、何だろう、この道は。
 集落の中に入ると局はありました。
 こちらの局は震災での一時閉鎖はありませんでした。
 今日まで訪問できなかったのは、隔絶された立地のせいでしょう。

12 15:36 磯部簡易郵便局 いそべ 福島県相馬市

 相馬福島道路に入って相馬市街地に向かいます。
 相馬インターから国道に入り、相馬市街地の南を走ります。
 国道115号から県道74号に入って海沿いへ。
 しばらく進んだ高台に局はありました。
 かつては磯部郵便局があり、震災で閉鎖していました。
 それが2016年に廃止になり、簡易局が設置されました。
 ちなみに、磯部局の風景印廃止が最近公示されています。
 いや、民営化されているので公示とは言わないのか。
 そんなこんなで、相馬市の局の完訪も目前に迫りました。

13 15:51 相馬刈敷田郵便局 そうまかりしきだ 福島県相馬市

 市街地方面に進み、国道6号バイパスに沿った道へ。
 このあたりは津波の被害を受けた民家もまだ残ります。
 復興といっても、まだまだ難しい場所もあります。
 国道6号を横断してすぐに局はありました。
 震災前は原釜局を名乗っていた海沿いの集落の局。
 2011年12月に相馬大野台局に移転改称しています。
 仮設局舎だった大野台局へは、2012年11月に訪問しています。
 震災から1年半の当時とは比べられないほど、復興は進んでいるはず。
 12年前の私は、まだ20代半ばだったんですよね。

   
福島駅前の宿の移動し、おいしいものを楽しめる年にもなりました。
  ★ 3月16日(土)天気:晴れ 福島県の浜通りを中心に、局を訪問します。

   
東北に明るい話題を届ける、そんな日がやって来ました。
 二本松IC~用賀出入口 274.6キロ・普通車5,710円
 震災後の復興はどれほど、と言葉で簡単に表現するのは難しいところですが、いまだからこそわかることもたくさんありました。
 震災当時は社会人になりたてで、感じ方もまた全く違っていました。それが、この年齢になって気付かされることも増えたように思います。
 復興支援として、現地でお金を使うこともしやすくなりました。いまも増える「被災地」を、いろいろな形で支援できたらと感じました。

 

 

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