舞台を釜石市に移し、今日は釜石市内を大回りして訪問していきます。釜石市にも局は多くあり、なかなか回り甲斐がありそうですね。
三陸の自治体はあまり知りませんが、どの街もそれぞれの個性があり、それぞれの街に泊まってみたいな、と思います。
さて、北上しすぎるとさすがに帰りたくなくなりますが、未訪問局をうまく拾いながら、行けるところまで行こうと張り切って出発です。
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JR陸中大橋駅までやって来ました。ここから釜石市内を訪問します。
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気仙沼中央IC~釜石仙人峠IC 70.7キロ・普通車0円
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1 |
09:03 |
釜石大橋郵便局 |
かまいしおおはし |
岩手県釜石市 |
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釜石仙人峠IC直結の道の駅で小休憩。
時間を調整しつつ、山あいに向かう国道283号の現道を進みます。
釜石自動車道の開通で、現道区間は車が極端に少ないです。
このまま国道を進んでいくと、右手にJR陸中大橋駅。
わき道に入って進んだところに駅と局がありました。
駅はもうちょっと立派かと思いましたが、広い砂利スペースに素っ気ないホーム。
そしてその敷地の端にある、インフォメーションセンターに局。
この集落はかなり静かで、民家も少ない感じです。
SL銀河も通るようですが、この集落の今後はどうなるでしょうか。
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2 |
09:15 |
洞泉郵便局 |
どうせん |
岩手県釜石市 |
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JR釜石線は、オメガループで西に向かっています。
ここは一度ちゃんと乗ってみたい路線でもあります。
さて、国道283号を戻ります。
往路で洞泉局を見かけていたので、そこまで戻ることに。
わかりやすい立地だったはずですね。
しばらく進むと、局は国道沿いの右手に位置していました。
駐車場もきちんとあって、利用しやすい局だと思います。
洞泉という地名が、なんとなく鉱山の街だな、という感じがします。
わたらせ渓谷鐵道の通洞駅をちょっと思い出しました。
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3 |
09:26 |
松倉郵便局 |
まつくら |
岩手県釜石市 |
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釜石仙人峠インターの交差点を過ぎます。
やはりここからは多少交通量が増えますね。
遠野方面から釜石に用事のある人はここで現道に入るのでしょう。
JR松倉駅を過ぎ、そのまま進んでいくと局。
国道沿い、線路沿いという何とも言えない立地です。
駐車場は国道に直角にあるのみです。
このあたりはけっこう市街地になっている印象でした。
意外だったのが、ワークマンプラスがあったことです。
たしかに、仕事着を欲しいという需要は、かなりありそうですが。
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4 |
09:30 |
釜石野田簡易郵便局 |
かまいしのだ |
岩手県釜石市 |
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ワークマンプラスでわりと私服を買いますからね。
1,500円でパーカーを変えるのはかなりありがたいです。
仕事着と私服を兼用しちゃってますね。
国道を進むと、県立釜石病院がありました。
甲子川に沿って東に進んでいくと、局はありました。
駐車場がなかったので、近くのローソンというコンビニに立ち寄りました。
ちょうど買い物したものがあったので、便利です。
国道沿いの簡易局で、わりと市街地にある局だと思います。
ただ、駐車場がないというのは、珍しいと思います。
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5 |
09:45 |
小佐野郵便局 |
こさの |
岩手県釜石市 |
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釜石の市街地は、甲子川に沿って東西に延びます。
海沿いの街のイメージなので、意外でしたね。
三陸の街では珍しいんじゃないでしょうか。
そういう点が、釜石線が生き残ることにもつながるかもしれません。
陸中大橋や松倉くらいまでの区間便があってもよいかも。
そんな需要があるのかはわからないですが。
国道を進み、一本内側の道に入ると局はありました。
局名に釜石を冠しない局名が多いような気がします。
他都市の地名と被らないということでしょうかね。
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6 |
09:53 |
釜石小川郵便局 |
かまいしこがわ |
岩手県釜石市 |
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国道に戻ると、ちょうど小佐野駅前の交差点でした。
このJR小佐野駅、列車交換可能な駅です。
2020年までみどりの窓口もある有人駅だったそうです。
税務署や図書館なんかもあるエリア。
そこから線路を渡って北に延びる道を行くと局はありました。
なぜここに集落が形成されたのだろう、と思います。
地図を見ると、川の対岸の道はなんだか廃線跡に見えてしまう。
調べてみると、やはり釜石鉱山鉄道の跡地のようです。
なるほど、鉱山住宅などがこのあたりにあったのかもしれません。
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釜石中央IC~釜石唐丹IC 5.7キロ・普通車0円
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ここからは高速道路でワープをします。
気軽に高速を利用できるのは、三陸道が無料だからです。
釜石中央インターから南へ、釜石唐丹インターへ。
交通量も少なく、すぐに唐丹地区に到着。
唐丹の集落に入り、小学校の近くに局はありました。
道路はきれいになっているものの、局舎はなんだか昔ながら。
こういう局舎は本当に数を減らしたな、と思います。
特に震災を機に、東北からは大きく姿を減らしたと思います。
局名の表示が赤い郵政書体で、いい味を出しています。
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8 |
10:28 |
尾崎白浜簡易郵便局 |
おざきしらはま |
岩手県釜石市 |
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国道45号に復帰し、北に進んでいきます。
現道もちゃんと整備されていて、長いトンネルがありました。
平田地区に出て、平田局が見えている交差点を右折。
ここへはあとから戻ってきますからね。
県道249号は、すぐに細い道になり、カーブの多い山道に変貌を遂げます。
すれ違いができないほどじゃないけれど、ひやひやしながら東へ。
海沿いの集落に出て、ちょっとわき道を進むと局。
小さな集落ですが、ちゃんと簡易局があるというのはうれしいですね。
震災後は集落も人口がかなり減ってしまったことでしょう。
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9 |
10:44 |
釜石平田郵便局 |
かまいしへいた |
岩手県釜石市 |
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来た道をひたすら戻っていきます。
同じ道を往復するというのはちょっと面倒くさくなります。
快適な県道とかならいいんですけどね。
こういう細い道を走るのは、ちょっと疲れますよね。
国道45号の平田駅入口交差点に出て右折します。
すぐに局はありました。
ローソンというコンビニエンスストアの一角に局舎がありました。
駐車場が広々としているのがありがたいですね。
貯金待ちの間にローソンで用を足し、買い物をしました。
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10 |
10:51 |
嬉石簡易郵便局 |
うれいし |
岩手県釜石市 |
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国道45号をそのまま北に進んでいくと、高台に上がります。
海を見下ろす区間で、景色がよいです。
鉄の歴史館への交差点を左折します。
歴史館へは向かわず、そのまま道なりに北に。
小規模なニュータウンを横目にカーブを進むと局はありました。
カーブの途中にあるのですが、駐車場がありません。
見通しのよい安全な場所に車を置いて局を訪問します。
まだ新しそうな小ぢんまりとした局舎でした。
このあとは、徐々に釜石市街地へと入っていきます。
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11 |
11:06 |
釜石中妻郵便局 |
かまいしなかづま |
岩手県釜石市 |
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国道は45号が右へ、283号がまっすぐ進みます。
そして今朝、陸中大橋から下った283号に入ります。
三陸鉄道の橋が頭上を跨いでいきます。
釜石駅が右手にあり、そのまま進んで甲子川を渡ります。
ナビに従って進むと、うん、郵便局なんてありません。
おかしいな、と思って隣のツルハで確認しようとすると、あった。
なるほど、ツルハの一角に局はありました。
駐車場も広々と使えるので、こういう局はかなり便利だと思います。
移転前は少し西にあって、駐車場はなかったみたいです。
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12 |
11:12 |
釜石鈴子郵便局 |
かまいしすずこ |
岩手県釜石市 |
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このまま西に向かうと、小佐野局のあるあたりに出ます。
先ほど、釜石中央インターから南にワープしました。
そんなわけで、ここから釜石市街地に戻るべく東へ。
甲子川を渡ると、大型のチェーン店が並んでいます。
そのチェーン店群のあるエリアに入っていきます。
なぜここに!というケーズデンキの裏手に局はありました。
局舎はまだ新しそうですし、局の周辺もよく整備されている感じでした。
それにもかかわらず、ちょっと裏手の寂しい場所です。
押印用の切手を何シートか買って、この先に備えました。
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13 |
11:22 |
釜石郵便局 |
かまいし |
岩手県釜石市 |
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釜石駅前はちょっと賑やかな感じになっていました。
鉄道で訪れる人がどれほどいるかはわかりません。
県道4号に入って甲子川を渡りました。
右手にイオンタウン釜石の大きな店舗が見えていました。
市内の買い物はここが一手に引き受けているんでしょう。
昔からの市街地の雰囲気の街並みを進むと局。
大きな局舎の集配局ですが、海に近い場所にあります。
中心局とはいえ、山が迫る背景は、街はずれのような印象を受けました。
お客さんは多くなく、貯金と押印を済ませ、局を後にしました。
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14 |
11:35 |
新川原簡易郵便局 |
しんかわら |
岩手県釜石市 |
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釜石局を出て、細い道を東に抜けます。
釜石市役所の古い建物があり、その先で国道45号に。
国道が側道のようになっている、不思議な構造のランプです。
すぐに長く暗いトンネルに入ります。
鳥谷坂トンネルという1km越えのトンネルでした。
三陸道ができる前は、大型車も多かったでしょうね。
鵜住居地区の手前、国道に面して局はありました。
このあたりも新しい街並みで、局舎もまだ新しい様子です。
近くには鵜住居局もありますが、先に箱崎簡易局に向かいます。
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15 |
11:43 |
箱崎簡易郵便局 |
はこざき |
岩手県釜石市 |
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このあたりは生活再建が進んでいる様子です。
釜石局と新川原簡易局の間には両石簡易局がありました。
両石地区はまだまだ建物が少ない様子です。
公式HPでは両石簡易局が表示されますが、閉鎖中。
さて、新川原簡易局からは東に進み、しばらく行くと箱崎町。
広いメインの通り沿いに局はありました。
局では桜の開花の話題になりました。
「この辺は津波もあって桜の木はないんだよね」と話していました。
季節の風物詩も、こうして奪われてしまったんですね。
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16 |
11:54 |
鵜住居郵便局 |
うのすまい |
岩手県釜石市 |
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鵜住居地区に戻ります。
それほど距離はないので、スイスイ進みます。
三陸鉄道の線路を渡り、国道45号に出ると局。
新しい局舎は駐車場も広々としています。
先ほどの新川原簡易局からは徒歩圏内です。
このあたりではかなり珍しいのではないでしょうか。
この鵜住居地区は、震災以前から大きな集落だった様子。
簡易局は北にも片岸簡易局があります。
人が多く戻り、また市街地になる日が待ち遠しいです。
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17 |
12:06 |
栗林簡易郵便局 |
くりばやし |
岩手県釜石市 |
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県道35号に入り、しばらくは山を目指します。
西に進む県道は、鵜住居川に沿って山あいへ。
もう春が訪れたんだな、と思わせる緑が美しいです。
こういう道は、のんびりとドライブするのが楽しいですね。
しばらく走ると、鵜住居川は橋野川に名前が変わります。
県道沿いの集落に、古めかしい局舎が見つかりました。
なかなか歴史を感じる、重厚な局舎です。
局舎内も時間が止まったような空間で、よい雰囲気です。
押印用の切手を何シートか購入しました。
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18 |
12:23 |
栗橋郵便局 |
くりはし |
岩手県釜石市 |
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県道35号をそのまま西に進んでいきます。
山を分け入った先に、もう1局郵便局があるんですよね。
このあたりは津波の被害はなかった場所。
同じ釜石市内でも、海から離れた場所です。
もちろん、間接的な被害はあったと思いますが。
橋野川沿いを進み、川を渡った集落の中に局はありました。
元々は集配局だった雰囲気ですが、現在は無集配局。
この先、笛吹峠を越えて遠野へとつながります。
遠野市方面は未訪問局がないので、来た道を戻ります。
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19 |
12:43 |
片岸簡易郵便局 |
かたぎし |
岩手県釜石市 |
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来た道を戻りますが、パトカーが後ろを走っています。
これは走りづらいぞ、と思いつつ、自然な距離感で徐々に離れます。
別にやましいことは何もないんですけどね。
法定速度で走って徐々に離れていく分には仕方ない。
そのまましばらく走り、やっとのことで鵜住居。
国道45号を少し北に進んでいくと局はありました。
簡易局らしい小さな新しい局舎でした。
局の向かい、海側には三陸鉄道が走っています。
集落はこの線路よりも内陸側に移設されているようです。
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20 |
12:52 |
大槌桜木町簡易郵便局 |
おおつちさくらぎちょう |
岩手県上閉伊郡大槌町 |
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国道45号を北上すると、いよいよ釜石市を抜けました。
トンネルを抜けた先は、上閉伊郡大槌町。
この町は震災で津波の被害が大きかったところ。
町長はじめ町職員が多数命を落としています。
津波の怖さと、避難の在り方を課題として投げ掛けました。
小槌川沿いを上流に進んでいくと局。
局舎の東側の砂利地が局の駐車場でした。
大槌町は局数も多いので、順に訪問していきます。
震災以前はより多くの人が住んでいたのでしょうね。
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21 |
13:03 |
大ヶ口簡易郵便局 |
おがくち |
岩手県上閉伊郡大槌町 |
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小槌川沿いを西に進んで、三陸道をくぐります。
ありとあらゆる方法で津波の痕跡を感じさせます。
それは、あの津波の被害を忘れさせないようにするため。
何かあれば高台にすぐ避難できるようにしているんですね。
さて、立派なトンネルで一気にショートカット。
大ヶ口地区に入り、広い道を少し下ると局はありました。
古めかしい看板が架かっています。
お昼過ぎなのもあってか、お仕事中のお客さんの姿もありました。
こういう当たり前の光景が、生活を実感させます。
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22 |
13:20 |
金沢簡易郵便局 |
かなざわ |
岩手県上閉伊郡大槌町 |
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県道26号に出て、西へと一気に進んでいきます。
この道は土坂峠、陸中川井と遠野の中間あたりに出ます。
辿り着く先が微妙なせいか、交通量は少ないです。
大槌川沿いをけっこうな道のり進んで、金澤地区へ。
集落に入ると、町の支所の先、酒屋の向かいに局。
かつては特定局だっただろうな、という局舎。
調べると、1992年までは「上閉伊金沢郵便局」だったそう。
郡名を冠するというのはかなりレアだと思います。
そんな時代に訪問したかったな、なんて思ってしまいます。
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23 |
13:41 |
大槌郵便局 |
おおづち |
岩手県上閉伊郡大槌町 |
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県道を戻り、大槌の市街地を目指します。
三陸道の大槌インターを横目に進みます。
大槌川の右岸を進むと局はありました。
大きな集配局の局舎ですが、まだ新しい建物です。
町の複合施設やコンビニも敷地内にあります。
いろいろなものが集まっているのは便利だと思います。
このあたりは御社地、と呼ばれているんですね。
この局ですが、町の名前と読み方が異なり「おおづち」と濁ります。
大槌小槌で考えると、濁っても読めますからね。
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24 |
13:53 |
赤浜簡易郵便局 |
あかはま |
岩手県上閉伊郡大槌町 |
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大槌局の面する県道は、大槌小鎚線というんですね。
なぜだ。地名は小槌なのだが、路線名は小鎚。
こういうよくわからないことが日本中で起きています。
でもこんな地名の食い違いとかがおもしろいんですよね。
海沿いの県道231号を進んでいきます。
赤浜の集落も高台に移転している様子。
ちょっと上がったところの県道沿いに局はありました。
先客がいたので、ちょっと待ちましたが、すぐ貯金できました。
東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センターもありました。
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25 |
14:04 |
吉里吉里郵便局 |
きりきり |
岩手県上閉伊郡大槌町 |
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県道231号をそのまま北東に走っていきます。
山あいを進む細い道です。
赤浜簡易局にいた郵便局の集配車が前を走ります。
これは次の局まで一緒かもしれません。
国道45号に出ると、吉里吉里の集落です。
集配車は沿道のお店に立ち寄り、追い越しました。
県道沿いの局舎は新しく、駐車場も広々としています。
隣にセブンイレブンがあるのも便利だと思います。
このあたり、国道沿いの建物は新しいものが多いです。
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26 |
14:13 |
浪板簡易郵便局 |
なみいた |
岩手県上閉伊郡大槌町 |
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国道45号をそのまま北に進んでいきます。
右手に海が見え、なかなかの景色です。
吉里吉里海岸海水浴場があるんですね。
海と共に暮らしていく運命にあるのが、三陸。
切っても切れない関係にある、暮らしを支えるのも海。
そんなことを思っていると、左手に浪板海岸駅。
2013年に移転再開して、貯金を開始しています。
高台への道を進んでいくと局がありました。
局からは眼下に海を見下ろすことができました。
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27 |
14:28 |
船越郵便局 |
ふなこし |
岩手県下閉伊郡山田町 |
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国道沿いの景色は本当によい景色でした。
海は美しく穏やかで、のんびりとした午後の風景。
このあたりは海から少し高いところを通っています。
さて、いよいよ山田町に入り、岩手船越駅付近に出ます。
この付近は集落自体がちょっと高台に位置します。
それもあって、国道沿いの局舎も古めかしいものでした。
住宅が密集する地区で、駐車場がないのはちょっと困りました。
それにしても、このあたりでこういう局舎は珍しくなりましたね。
便利さと引き換えに、風情は失われていくものです。
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28 |
14:35 |
田の浜簡易郵便局 |
たのはま |
岩手県下閉伊郡山田町 |
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船越局からは南東に向かっていきます。
三陸鉄道を渡って、田の浜地区へ向かいます。
高台に位置する集落に局はありました。
民家がまとまっている感じですね。
これだけ家が建っていれば、局の需要もありそうです。
この集落の西には、船越漁港があります。
捕鯨の町ということも全然知りませんでした。
町の東側には雄大な太平洋が広がります。
鯨もこの海には、たくさん泳いでいるんでしょうね。
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29 |
14:47 |
大浦簡易郵便局 |
おおうら |
岩手県下閉伊郡山田町 |
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地図上では町道浦の浜田の浜線とあります。
半島の南と北の海を結んでいるんですね。
北側が浦の浜と呼ばれている地区のようです。
途中から町道長林大浦線になります。
海を見下ろす森の中を東へと進んでいきます。
大浦の漁港を横目に今度は北に向きを変えて走っていきます。
すぐに局は右手に出てきました。
アシンメトリーな局舎、というか民家の建物が素敵です。
半島はまだ東に突き出ますが、この先に局はありません。
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30 |
15:03 |
織笠郵便局 |
おりかさ |
岩手県下閉伊郡山田町 |
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船越の集落までは来た道を戻ります。
前を走るトラックは、明らかな過積載。
道路交通法的に大丈夫なのかな、と心配になります。
でもこの道は町道だし、被災地なので、道交法は関係ないのかな。
鯨と海の科学館を横目に、国道45号に入ります。
しばらく走り、織笠駅の標識に従って左折。
高台に進み、駅前のロータリーに面して局。
JR時代にはもっと南にあった織笠駅も移転してきたものです。
集落自体がそっくりそのまま高台に移転しています。
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31 |
15:13 |
山田郵便局 |
やまだ |
岩手県下閉伊郡山田町 |
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県立山田病院などを横目に北上します。
よく整備された町道で、走りやすい区間です。
震災後に町の動線を確保するために造ったのでしょうか。
路線バスも前を走っていきます。
三陸鉄道の線路の反対側に出て、駅ロータリーに面して局。
集配局の局舎はまだ新しそうで、機能的な構造。
局員さんとは、宮内庁内局の話になりました。
近くに勤務していながら、訪れることができなかったのは残念ですが。
いつか何かの縁で訪れることができるとよいのですが。
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32 |
15:30 |
豊間根郵便局 |
とよまね |
岩手県下閉伊郡山田町 |
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国道45号に出て、さらに北に進んでいきます。
途中、岩手大沢簡易局がありますが、閉鎖中。
この街に郵便局が戻ってくる日を信じて待ちましょう。
この先、国道も線路も海沿いを離れます。
津波の被害は免れたエリアです。
豊間根駅付近で集落に入る道を進むと局はありました。
古い局舎ではありませんが、構造的に、震災前からある局舎でしょう。
夕方近くなり、日が傾いてきました。
静かな集落では、ちょっと寂しく感じる時間帯です。
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33 |
15:41 |
津軽石郵便局 |
つがるいし |
岩手県宮古市 |
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三陸鉄道リアス線の線路に沿って北上します。
ちょうどタイミングよく列車が来るということはありません。
列車本数もそんなに多くはないですからね。
国道45号を進み、宮古市に入りました。
海に近い津軽石の集落に入ります。
古い局舎がなんだか懐かしい雰囲気を醸し出しています。
津軽、と付いていますが、ここは陸中、岩手県。
常磐線の日立木駅みたいな感じで、不思議地名です。
16時までもう少し。ここは、ちょっとはみ出した局へ向かいます。
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34 |
15:59 |
重茂郵便局 |
おもえ |
岩手県宮古市 |
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県道41号は重茂半島に向かう道です。
かなりよく整備された、走りやすい区間が続きます。
重茂集落の手前で道幅が一気に狭くなり、昔からの道に。
局は、市の出張所などの先に位置していました。
それにしても趣のある、素敵な局舎ですね。
そしてこの局、本州最東端の郵便局でもあります。
「近くの市役所の出張所で本州最東端の証明書を買えますよ」とのこと。
気になったので、早速そちらにも向かってみることにしました。
本州最東端の局で、今日の訪問は終了となりました。
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本州最東端の地に到達。あとは山口県にある、最西端を残すのみ。
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山田南IC~志津川IC 118.0キロ・普通車0円
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これ以上北に向かうと、帰るのがつらいだろうと思い、宿は南三陸町に確保していました。宮古まで来るとは予想もしていなかったので。
そんなわけで、三陸道をひたすら南下して、志津川インターに到着。以前にも宿泊した宿に入ります。
当時よりも観光客っぽい人の姿が増えた気もしますし、コロナの影響もやっと薄らいできたのかな、と思わせる2023年の春です。
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