No.628:春の三陸ドライブ・3日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2023.03.29(水) 晴れ 34 釜石大橋局 重茂局
 舞台を釜石市に移し、今日は釜石市内を大回りして訪問していきます。釜石市にも局は多くあり、なかなか回り甲斐がありそうですね。
 三陸の自治体はあまり知りませんが、どの街もそれぞれの個性があり、それぞれの街に泊まってみたいな、と思います。
 さて、北上しすぎるとさすがに帰りたくなくなりますが、未訪問局をうまく拾いながら、行けるところまで行こうと張り切って出発です。

 
JR陸中大橋駅までやって来ました。ここから釜石市内を訪問します。
 気仙沼中央IC~釜石仙人峠IC 70.7キロ・普通車0円
1 09:03 釜石大橋郵便局 かまいしおおはし 岩手県釜石市

 釜石仙人峠IC直結の道の駅で小休憩。
 時間を調整しつつ、山あいに向かう国道283号の現道を進みます。
 釜石自動車道の開通で、現道区間は車が極端に少ないです。
 このまま国道を進んでいくと、右手にJR陸中大橋駅。
 わき道に入って進んだところに駅と局がありました。
 駅はもうちょっと立派かと思いましたが、広い砂利スペースに素っ気ないホーム。
 そしてその敷地の端にある、インフォメーションセンターに局。
 この集落はかなり静かで、民家も少ない感じです。
 SL銀河も通るようですが、この集落の今後はどうなるでしょうか。

2 09:15 洞泉郵便局 どうせん 岩手県釜石市

 JR釜石線は、オメガループで西に向かっています。
 ここは一度ちゃんと乗ってみたい路線でもあります。
 さて、国道283号を戻ります。
 往路で洞泉局を見かけていたので、そこまで戻ることに。
 わかりやすい立地だったはずですね。
 しばらく進むと、局は国道沿いの右手に位置していました。
 駐車場もきちんとあって、利用しやすい局だと思います。
 洞泉という地名が、なんとなく鉱山の街だな、という感じがします。
 わたらせ渓谷鐵道の通洞駅をちょっと思い出しました。

3 09:26 松倉郵便局 まつくら 岩手県釜石市

 釜石仙人峠インターの交差点を過ぎます。
 やはりここからは多少交通量が増えますね。
 遠野方面から釜石に用事のある人はここで現道に入るのでしょう。
 JR松倉駅を過ぎ、そのまま進んでいくと局。
 国道沿い、線路沿いという何とも言えない立地です。
 駐車場は国道に直角にあるのみです。
 このあたりはけっこう市街地になっている印象でした。
 意外だったのが、ワークマンプラスがあったことです。
 たしかに、仕事着を欲しいという需要は、かなりありそうですが。

4 09:30 釜石野田簡易郵便局 かまいしのだ 岩手県釜石市

 ワークマンプラスでわりと私服を買いますからね。
 1,500円でパーカーを変えるのはかなりありがたいです。
 仕事着と私服を兼用しちゃってますね。
 国道を進むと、県立釜石病院がありました。
 甲子川に沿って東に進んでいくと、局はありました。
 駐車場がなかったので、近くのローソンというコンビニに立ち寄りました。
 ちょうど買い物したものがあったので、便利です。
 国道沿いの簡易局で、わりと市街地にある局だと思います。
 ただ、駐車場がないというのは、珍しいと思います。

5 09:45 小佐野郵便局 こさの 岩手県釜石市

 釜石の市街地は、甲子川に沿って東西に延びます。
 海沿いの街のイメージなので、意外でしたね。
 三陸の街では珍しいんじゃないでしょうか。
 そういう点が、釜石線が生き残ることにもつながるかもしれません。
 陸中大橋や松倉くらいまでの区間便があってもよいかも。
 そんな需要があるのかはわからないですが。
 国道を進み、一本内側の道に入ると局はありました。
 局名に釜石を冠しない局名が多いような気がします。
 他都市の地名と被らないということでしょうかね。

6 09:53 釜石小川郵便局 かまいしこがわ 岩手県釜石市

 国道に戻ると、ちょうど小佐野駅前の交差点でした。
 このJR小佐野駅、列車交換可能な駅です。
 2020年までみどりの窓口もある有人駅だったそうです。
 税務署や図書館なんかもあるエリア。
 そこから線路を渡って北に延びる道を行くと局はありました。
 なぜここに集落が形成されたのだろう、と思います。
 地図を見ると、川の対岸の道はなんだか廃線跡に見えてしまう。
 調べてみると、やはり釜石鉱山鉄道の跡地のようです。
 なるほど、鉱山住宅などがこのあたりにあったのかもしれません。

 釜石中央IC~釜石唐丹IC 5.7キロ・普通車0円
7 10:11 唐丹郵便局 とうに 岩手県釜石市

 ここからは高速道路でワープをします。
 気軽に高速を利用できるのは、三陸道が無料だからです。
 釜石中央インターから南へ、釜石唐丹インターへ。
 交通量も少なく、すぐに唐丹地区に到着。
 唐丹の集落に入り、小学校の近くに局はありました。
 道路はきれいになっているものの、局舎はなんだか昔ながら。
 こういう局舎は本当に数を減らしたな、と思います。
 特に震災を機に、東北からは大きく姿を減らしたと思います。
 局名の表示が赤い郵政書体で、いい味を出しています。

8 10:28 尾崎白浜簡易郵便局 おざきしらはま 岩手県釜石市

 国道45号に復帰し、北に進んでいきます。
 現道もちゃんと整備されていて、長いトンネルがありました。
 平田地区に出て、平田局が見えている交差点を右折。
 ここへはあとから戻ってきますからね。
 県道249号は、すぐに細い道になり、カーブの多い山道に変貌を遂げます。
 すれ違いができないほどじゃないけれど、ひやひやしながら東へ。
 海沿いの集落に出て、ちょっとわき道を進むと局。
 小さな集落ですが、ちゃんと簡易局があるというのはうれしいですね。
 震災後は集落も人口がかなり減ってしまったことでしょう。

9 10:44 釜石平田郵便局 かまいしへいた 岩手県釜石市

 来た道をひたすら戻っていきます。
 同じ道を往復するというのはちょっと面倒くさくなります。
 快適な県道とかならいいんですけどね。
 こういう細い道を走るのは、ちょっと疲れますよね。
 国道45号の平田駅入口交差点に出て右折します。
 すぐに局はありました。
 ローソンというコンビニエンスストアの一角に局舎がありました。
 駐車場が広々としているのがありがたいですね。
 貯金待ちの間にローソンで用を足し、買い物をしました。

10 10:51 嬉石簡易郵便局 うれいし 岩手県釜石市

 国道45号をそのまま北に進んでいくと、高台に上がります。
 海を見下ろす区間で、景色がよいです。
 鉄の歴史館への交差点を左折します。
 歴史館へは向かわず、そのまま道なりに北に。
 小規模なニュータウンを横目にカーブを進むと局はありました。
 カーブの途中にあるのですが、駐車場がありません。
 見通しのよい安全な場所に車を置いて局を訪問します。
 まだ新しそうな小ぢんまりとした局舎でした。
 このあとは、徐々に釜石市街地へと入っていきます。

11 11:06 釜石中妻郵便局 かまいしなかづま 岩手県釜石市

 国道は45号が右へ、283号がまっすぐ進みます。
 そして今朝、陸中大橋から下った283号に入ります。
 三陸鉄道の橋が頭上を跨いでいきます。
 釜石駅が右手にあり、そのまま進んで甲子川を渡ります。
 ナビに従って進むと、うん、郵便局なんてありません。
 おかしいな、と思って隣のツルハで確認しようとすると、あった。
 なるほど、ツルハの一角に局はありました。
 駐車場も広々と使えるので、こういう局はかなり便利だと思います。
 移転前は少し西にあって、駐車場はなかったみたいです。

12 11:12 釜石鈴子郵便局 かまいしすずこ 岩手県釜石市

 このまま西に向かうと、小佐野局のあるあたりに出ます。
 先ほど、釜石中央インターから南にワープしました。
 そんなわけで、ここから釜石市街地に戻るべく東へ。
 甲子川を渡ると、大型のチェーン店が並んでいます。
 そのチェーン店群のあるエリアに入っていきます。
 なぜここに!というケーズデンキの裏手に局はありました。
 局舎はまだ新しそうですし、局の周辺もよく整備されている感じでした。
 それにもかかわらず、ちょっと裏手の寂しい場所です。
 押印用の切手を何シートか買って、この先に備えました。

13 11:22 釜石郵便局 かまいし 岩手県釜石市

 釜石駅前はちょっと賑やかな感じになっていました。
 鉄道で訪れる人がどれほどいるかはわかりません。
 県道4号に入って甲子川を渡りました。
 右手にイオンタウン釜石の大きな店舗が見えていました。
 市内の買い物はここが一手に引き受けているんでしょう。
 昔からの市街地の雰囲気の街並みを進むと局。
 大きな局舎の集配局ですが、海に近い場所にあります。
 中心局とはいえ、山が迫る背景は、街はずれのような印象を受けました。
 お客さんは多くなく、貯金と押印を済ませ、局を後にしました。

14 11:35 新川原簡易郵便局 しんかわら 岩手県釜石市

 釜石局を出て、細い道を東に抜けます。
 釜石市役所の古い建物があり、その先で国道45号に。
 国道が側道のようになっている、不思議な構造のランプです。
 すぐに長く暗いトンネルに入ります。
 鳥谷坂トンネルという1km越えのトンネルでした。
 三陸道ができる前は、大型車も多かったでしょうね。
 鵜住居地区の手前、国道に面して局はありました。
 このあたりも新しい街並みで、局舎もまだ新しい様子です。
 近くには鵜住居局もありますが、先に箱崎簡易局に向かいます。

15 11:43 箱崎簡易郵便局 はこざき 岩手県釜石市

 このあたりは生活再建が進んでいる様子です。
 釜石局と新川原簡易局の間には両石簡易局がありました。
 両石地区はまだまだ建物が少ない様子です。
 公式HPでは両石簡易局が表示されますが、閉鎖中。
 さて、新川原簡易局からは東に進み、しばらく行くと箱崎町。
 広いメインの通り沿いに局はありました。
 局では桜の開花の話題になりました。
 「この辺は津波もあって桜の木はないんだよね」と話していました。
 季節の風物詩も、こうして奪われてしまったんですね。

16 11:54 鵜住居郵便局 うのすまい 岩手県釜石市

 鵜住居地区に戻ります。
 それほど距離はないので、スイスイ進みます。
 三陸鉄道の線路を渡り、国道45号に出ると局。
 新しい局舎は駐車場も広々としています。
 先ほどの新川原簡易局からは徒歩圏内です。
 このあたりではかなり珍しいのではないでしょうか。
 この鵜住居地区は、震災以前から大きな集落だった様子。
 簡易局は北にも片岸簡易局があります。
 人が多く戻り、また市街地になる日が待ち遠しいです。

17 12:06 栗林簡易郵便局 くりばやし 岩手県釜石市

 県道35号に入り、しばらくは山を目指します。
 西に進む県道は、鵜住居川に沿って山あいへ。
 もう春が訪れたんだな、と思わせる緑が美しいです。
 こういう道は、のんびりとドライブするのが楽しいですね。
 しばらく走ると、鵜住居川は橋野川に名前が変わります。
 県道沿いの集落に、古めかしい局舎が見つかりました。
 なかなか歴史を感じる、重厚な局舎です。
 局舎内も時間が止まったような空間で、よい雰囲気です。
 押印用の切手を何シートか購入しました。

18 12:23 栗橋郵便局 くりはし 岩手県釜石市

 県道35号をそのまま西に進んでいきます。
 山を分け入った先に、もう1局郵便局があるんですよね。
 このあたりは津波の被害はなかった場所。
 同じ釜石市内でも、海から離れた場所です。
 もちろん、間接的な被害はあったと思いますが。
 橋野川沿いを進み、川を渡った集落の中に局はありました。
 元々は集配局だった雰囲気ですが、現在は無集配局。
 この先、笛吹峠を越えて遠野へとつながります。
 遠野市方面は未訪問局がないので、来た道を戻ります。

19 12:43 片岸簡易郵便局 かたぎし 岩手県釜石市

 来た道を戻りますが、パトカーが後ろを走っています。
 これは走りづらいぞ、と思いつつ、自然な距離感で徐々に離れます。
 別にやましいことは何もないんですけどね。
 法定速度で走って徐々に離れていく分には仕方ない。
 そのまましばらく走り、やっとのことで鵜住居。
 国道45号を少し北に進んでいくと局はありました。
 簡易局らしい小さな新しい局舎でした。
 局の向かい、海側には三陸鉄道が走っています。
 集落はこの線路よりも内陸側に移設されているようです。

20 12:52 大槌桜木町簡易郵便局 おおつちさくらぎちょう 岩手県上閉伊郡大槌町

 国道45号を北上すると、いよいよ釜石市を抜けました。
 トンネルを抜けた先は、上閉伊郡大槌町。
 この町は震災で津波の被害が大きかったところ。
 町長はじめ町職員が多数命を落としています。
 津波の怖さと、避難の在り方を課題として投げ掛けました。
 小槌川沿いを上流に進んでいくと局。
 局舎の東側の砂利地が局の駐車場でした。
 大槌町は局数も多いので、順に訪問していきます。
 震災以前はより多くの人が住んでいたのでしょうね。

21 13:03 大ヶ口簡易郵便局 おがくち 岩手県上閉伊郡大槌町

 小槌川沿いを西に進んで、三陸道をくぐります。
 ありとあらゆる方法で津波の痕跡を感じさせます。
 それは、あの津波の被害を忘れさせないようにするため。
 何かあれば高台にすぐ避難できるようにしているんですね。
 さて、立派なトンネルで一気にショートカット。
 大ヶ口地区に入り、広い道を少し下ると局はありました。
 古めかしい看板が架かっています。
 お昼過ぎなのもあってか、お仕事中のお客さんの姿もありました。
 こういう当たり前の光景が、生活を実感させます。

22 13:20 金沢簡易郵便局 かなざわ 岩手県上閉伊郡大槌町

 県道26号に出て、西へと一気に進んでいきます。
 この道は土坂峠、陸中川井と遠野の中間あたりに出ます。
 辿り着く先が微妙なせいか、交通量は少ないです。
 大槌川沿いをけっこうな道のり進んで、金澤地区へ。
 集落に入ると、町の支所の先、酒屋の向かいに局。
 かつては特定局だっただろうな、という局舎。
 調べると、1992年までは「上閉伊金沢郵便局」だったそう。
 郡名を冠するというのはかなりレアだと思います。
 そんな時代に訪問したかったな、なんて思ってしまいます。

23 13:41 大槌郵便局 おおづち 岩手県上閉伊郡大槌町

 県道を戻り、大槌の市街地を目指します。
 三陸道の大槌インターを横目に進みます。
 大槌川の右岸を進むと局はありました。
 大きな集配局の局舎ですが、まだ新しい建物です。
 町の複合施設やコンビニも敷地内にあります。
 いろいろなものが集まっているのは便利だと思います。
 このあたりは御社地、と呼ばれているんですね。
 この局ですが、町の名前と読み方が異なり「おおづち」と濁ります。
 大槌小槌で考えると、濁っても読めますからね。

24 13:53 赤浜簡易郵便局 あかはま 岩手県上閉伊郡大槌町

 大槌局の面する県道は、大槌小鎚線というんですね。
 なぜだ。地名は小槌なのだが、路線名は小鎚。
 こういうよくわからないことが日本中で起きています。
 でもこんな地名の食い違いとかがおもしろいんですよね。
 海沿いの県道231号を進んでいきます。
 赤浜の集落も高台に移転している様子。
 ちょっと上がったところの県道沿いに局はありました。
 先客がいたので、ちょっと待ちましたが、すぐ貯金できました。
 東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センターもありました。

25 14:04 吉里吉里郵便局 きりきり 岩手県上閉伊郡大槌町

 県道231号をそのまま北東に走っていきます。
 山あいを進む細い道です。
 赤浜簡易局にいた郵便局の集配車が前を走ります。
 これは次の局まで一緒かもしれません。
 国道45号に出ると、吉里吉里の集落です。
 集配車は沿道のお店に立ち寄り、追い越しました。
 県道沿いの局舎は新しく、駐車場も広々としています。
 隣にセブンイレブンがあるのも便利だと思います。
 このあたり、国道沿いの建物は新しいものが多いです。

26 14:13 浪板簡易郵便局 なみいた 岩手県上閉伊郡大槌町

 国道45号をそのまま北に進んでいきます。
 右手に海が見え、なかなかの景色です。
 吉里吉里海岸海水浴場があるんですね。
 海と共に暮らしていく運命にあるのが、三陸。
 切っても切れない関係にある、暮らしを支えるのも海。
 そんなことを思っていると、左手に浪板海岸駅。
 2013年に移転再開して、貯金を開始しています。
 高台への道を進んでいくと局がありました。
 局からは眼下に海を見下ろすことができました。

27 14:28 船越郵便局 ふなこし 岩手県下閉伊郡山田町

 国道沿いの景色は本当によい景色でした。
 海は美しく穏やかで、のんびりとした午後の風景。
 このあたりは海から少し高いところを通っています。
 さて、いよいよ山田町に入り、岩手船越駅付近に出ます。
 この付近は集落自体がちょっと高台に位置します。
 それもあって、国道沿いの局舎も古めかしいものでした。
 住宅が密集する地区で、駐車場がないのはちょっと困りました。
 それにしても、このあたりでこういう局舎は珍しくなりましたね。
 便利さと引き換えに、風情は失われていくものです。

28 14:35 田の浜簡易郵便局 たのはま 岩手県下閉伊郡山田町

 船越局からは南東に向かっていきます。
 三陸鉄道を渡って、田の浜地区へ向かいます。
 高台に位置する集落に局はありました。
 民家がまとまっている感じですね。
 これだけ家が建っていれば、局の需要もありそうです。
 この集落の西には、船越漁港があります。
 捕鯨の町ということも全然知りませんでした。
 町の東側には雄大な太平洋が広がります。
 鯨もこの海には、たくさん泳いでいるんでしょうね。

29 14:47 大浦簡易郵便局 おおうら 岩手県下閉伊郡山田町

 地図上では町道浦の浜田の浜線とあります。
 半島の南と北の海を結んでいるんですね。
 北側が浦の浜と呼ばれている地区のようです。
 途中から町道長林大浦線になります。
 海を見下ろす森の中を東へと進んでいきます。
 大浦の漁港を横目に今度は北に向きを変えて走っていきます。
 すぐに局は右手に出てきました。
 アシンメトリーな局舎、というか民家の建物が素敵です。
 半島はまだ東に突き出ますが、この先に局はありません。

30 15:03 織笠郵便局 おりかさ 岩手県下閉伊郡山田町

 船越の集落までは来た道を戻ります。
 前を走るトラックは、明らかな過積載。
 道路交通法的に大丈夫なのかな、と心配になります。
 でもこの道は町道だし、被災地なので、道交法は関係ないのかな。
 鯨と海の科学館を横目に、国道45号に入ります。
 しばらく走り、織笠駅の標識に従って左折。
 高台に進み、駅前のロータリーに面して局。
 JR時代にはもっと南にあった織笠駅も移転してきたものです。
 集落自体がそっくりそのまま高台に移転しています。

31 15:13 山田郵便局 やまだ 岩手県下閉伊郡山田町

 県立山田病院などを横目に北上します。
 よく整備された町道で、走りやすい区間です。
 震災後に町の動線を確保するために造ったのでしょうか。
 路線バスも前を走っていきます。
 三陸鉄道の線路の反対側に出て、駅ロータリーに面して局。
 集配局の局舎はまだ新しそうで、機能的な構造。
 局員さんとは、宮内庁内局の話になりました。
 近くに勤務していながら、訪れることができなかったのは残念ですが。
 いつか何かの縁で訪れることができるとよいのですが。

32 15:30 豊間根郵便局 とよまね 岩手県下閉伊郡山田町

 国道45号に出て、さらに北に進んでいきます。
 途中、岩手大沢簡易局がありますが、閉鎖中。
 この街に郵便局が戻ってくる日を信じて待ちましょう。
 この先、国道も線路も海沿いを離れます。
 津波の被害は免れたエリアです。
 豊間根駅付近で集落に入る道を進むと局はありました。
 古い局舎ではありませんが、構造的に、震災前からある局舎でしょう。
 夕方近くなり、日が傾いてきました。
 静かな集落では、ちょっと寂しく感じる時間帯です。

33 15:41 津軽石郵便局 つがるいし 岩手県宮古市

 三陸鉄道リアス線の線路に沿って北上します。
 ちょうどタイミングよく列車が来るということはありません。
 列車本数もそんなに多くはないですからね。
 国道45号を進み、宮古市に入りました。
 海に近い津軽石の集落に入ります。
 古い局舎がなんだか懐かしい雰囲気を醸し出しています。
 津軽、と付いていますが、ここは陸中、岩手県。
 常磐線の日立木駅みたいな感じで、不思議地名です。
 16時までもう少し。ここは、ちょっとはみ出した局へ向かいます。

34 15:59 重茂郵便局 おもえ 岩手県宮古市

 県道41号は重茂半島に向かう道です。
 かなりよく整備された、走りやすい区間が続きます。
 重茂集落の手前で道幅が一気に狭くなり、昔からの道に。
 局は、市の出張所などの先に位置していました。
 それにしても趣のある、素敵な局舎ですね。
 そしてこの局、本州最東端の郵便局でもあります。
 「近くの市役所の出張所で本州最東端の証明書を買えますよ」とのこと。
 気になったので、早速そちらにも向かってみることにしました。
 本州最東端の局で、今日の訪問は終了となりました。

 
本州最東端の地に到達。あとは山口県にある、最西端を残すのみ。
 山田南IC~志津川IC 118.0キロ・普通車0円
 これ以上北に向かうと、帰るのがつらいだろうと思い、宿は南三陸町に確保していました。宮古まで来るとは予想もしていなかったので。
 そんなわけで、三陸道をひたすら南下して、志津川インターに到着。以前にも宿泊した宿に入ります。
 当時よりも観光客っぽい人の姿が増えた気もしますし、コロナの影響もやっと薄らいできたのかな、と思わせる2023年の春です。

 

 

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