No.619:年の瀬熊本天草旅・4日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2022.12.27(火) 晴れ 38 蔵々簡易局 牛深須口簡易局
 朝の大矢野島。東京よりもゆっくりな日の出。目の前に広がる穏やかな海。それを眺めながら浸かる露天風呂。はああ、癒される。
 大矢野市街地を東に進み、今日のスタートは維和島。いや、知らんけど、初めて聞いた名前の島だけど。けっこう大きな架橋有人島。
 同じ日本にも、知らないところがいっぱい。鉄道の通らない自治体には、旅人の目に触れな場所がたくさんあるんだな、と思いました。

   
維和島に上陸。郵便局が2局もある、比較的大きな島ですね。
1 09:01 蔵々簡易郵便局 ぞうぞう 熊本県上天草市

 西大維橋と東大維橋を渡って、維和島に到着します。
 小さな島がいくつもあって、人がだいたい住んでいる。
 それが天草らしい景色、っていう気もします。
 でも、維和島はわりと大きな架橋有人島。
 島の東側まで、海沿いを走っていくと、蔵々の集落に入ります。
 海沿い、漁港の岸壁に面して局はありました。
 まだ新しそうな局舎が、かえってこの海の集落に似合います。
 海の向こうは、宇城市三角の戸馳島。
 ここに橋が架かっていたら、ちょっと違った世界があるかも。

2 09:11 維和郵便局 いわ 熊本県上天草市

 維和島を東から西へ進んでいきます。
 やはり大矢野と橋でつながる西側が、栄えているんですね。
 「天草四郎が通ったかもしれない道」「夕陽が語りかける展望台」。
 うむうむ、けっこう尖った島だな、こりゃ。
 そして維和郵便局に到着しました。
 掲揚塔のある、集配局スタイルのきれいな局舎です
 ただ、現在は集配局というわけではなさそうですね。
 ゴム印には、エビ?なるほど、クルマエビなのか。
 クルマエビっておいしいんだろうな。おいしいに決まってる。

3 09:30 大潟簡易郵便局 おおがた 熊本県上天草市

 維和島から大矢野島に戻ります。
 ここだって本土じゃないんですが、本土みたいな感覚。
 天草くらいに大きな島が続くと、そう思いますね。
 上天草高校海沿いを北に進んでいくと局。
 穏やかな内海に面した集落の局です。
 先客がいたのですが、「お先にどうぞ」と譲ってくださいました。
 いつもこういう温かさに支えられていますね。
 これで大矢野島の局は完訪になりました。
 昨夕に続き、再度、天草上島に渡って局を訪問します。

4 09:43 柳郵便局 やなぎ 熊本県上天草市

 おっと危ない、もう1局、大矢野島にありました。
 こういうミスがたまにありますが、気付いてよかった。
 海沿いの県道を南へと進みます。
 こちら側の道もそこそこ交通量があります。
 ただ、途中に狭いところがあるので、大きな車はいません。
 しばらく走って県道から集落の中に入ると局。
 昔ながらの特定局といった風情の局舎です。
 逆光で写真がうまく撮れず、いつも以上によくわからない写真に。
 そこにこだわりはないものの、写真の構図は難しい。

5 10:03 阿村郵便局 あむら 熊本県上天草市

 今度こそ、大矢野島を離れるときが来ました。
 国道266号天草パールラインを南へ。
 この時間の南行きは交通量も少なめ。
 それでも要所要所で混むのは、道の構造上仕方がないか。
 国道266号を辿り、松島の市街地からは島の東海岸に。
 昨夕に買い物をしたゆめマートの横も通りました。
 山をトンネルでくぐった先の阿村の集落に局はありました。
 国道からはわりと入ったところに局は位置しています。
 まだ新しそうな局舎ですが、狭い道沿いにある局です。

6 10:15 牟田簡易郵便局 むた 熊本県上天草市

 海沿いを走る国道266号は、しばらく集落のない地帯へ。
 海の向こうには九州本土、八代の街が見えます。
 さて、この間、本当に集落らしい集落はありません。
 局間距離が大きく開きます。
 とはいえ、走りやすい国道なので、時間はかかりません。
 牟田の集落に入り、車道を行くと、ナビは仕事を放棄。
 待て待て、と車を止めて歩いてアプローチ。
 こんな細い道に局があると、さすがに見つけられませんね。
 車道からは遠くないので、難易度は高くないですが。

7 10:25 姫戸郵便局 ひめど 熊本県上天草市

 国道266号に復帰して、さらに南に進んでいきます。
 海沿いの区間が続きますが、長閑な景色です。
 集落がいくつかあり、その先に姫戸の市街地。
 旧姫戸町の中心部に位置しています。
 古めかしい局舎ですが、集配局でもあるようです。
 駐車スペースが路肩にしかないので、ちょっと不便な印象です。
 集配が廃止になったら、そのスペースが駐車場になるでしょうか。
 河口に開けた集落ですが、それほどの規模ではなさそう。
 2004年の合併時は、3,500人ほどの人口でした。

8 10:32 二間戸郵便局 ふたまど 熊本県上天草市

 この山あいには、内野河内簡易局、教良木局があります。
 昨日最後に訪問できたことで、この往復を免れました。
 ちょっとしたことが、旅程に大きく影響しますからね。
 これは本当に助かります。
 さて、海沿いをさらに進んで、国道沿いに局はありました。
 交通量は少ないですが、反対車線なので注意です。
 古めかしい局舎の隣、砂利のスペースが駐車場です。
 姫戸局からは距離はそれほどありません。
 この先は、そこそこの間隔で集落が続きます。

9 10:41 龍ヶ岳郵便局 りゅうがたけ 熊本県上天草市

 国道266号を走りますが、相変わらず海がきれいです。
 対岸は九州本土ですが、けっこうな距離、南下してきましたね。
 途中で国道を離れて龍ヶ岳の市街地に入ります。
 山に面したちょっと暗いところに局はあります。
 集配局らしい四角い局舎です。
 こちらは旧龍ヶ岳町の中心地にあたる場所です。
 合併前は人口5,000人弱だったようです。
 小中学校などもある集落ですが、旧役場は国道沿いのようです。
 この町には離島の局があるので、そちらに向かいます。

10 10:53 樋島郵便局 ひのしま 熊本県上天草市

 看板に従って、樋島方面に向かいます。
 まず椚島に渡り、坊主島、そして樋島へ。
 樋島大橋は独特な構造で、島側のアプローチはループ状です。
 さらに対面通行を避けるための信号が設けられています。
 島側のアプローチ道路も二股に分かれているので、信号待ち時間は長め。
 そしてこの局は迷子になった、この旅一番の難易度でした。
 港に面した神社の前に車を置いて歩きます。
 狭い路地を抜けて局に着きましたが、車でも来るルートがあるのかな。
 公式HPでは駐車場があることになっていますからね。

11 11:15 大道郵便局 おおどう 熊本県上天草市

 神社にも初詣、年越しの準備がされていました。
 こういう由緒正しいというか、田舎の神社っていいですね。
 きっと、お正月にもたくさんの人で賑わうことでしょう。
 樋島大橋を渡って、天草下島に戻ります。
 架橋島としては、本土から最も経由する島が多い島なんですね。
 そんなおもしろい記録があったとは。
 国道266号にもおり、役場や病院を横目に進んで大道の集落へ。
 小さな港町の集落にある局といった風情です。
 対岸には離島の御所浦島があります。今回は行きません。

12 11:29 浦郵便局 うら 熊本県天草市

 御所浦地区にはいくつかの局がありますね。
 架橋されていないので、今回は渡りませんが。
 いつか架橋島になる日が来るかもしれません。
 国道266号は北に向きを変え、ところどころ改修されています。
 ここに来てやっと、2つ目の自治体である天草市に入ります。
 国道を少し入ったところに局はありました。
 狭い駐車場で、これはかなり駐車しづらいと思います。
 出庫時に電柱に貼り紙があるのに気が付きました。
 「右折してください 左折は底を打つかもしれません」。

13 11:35 棚底郵便局 たなそこ 熊本県天草市

 入庫も出庫も、局の北側からしました。
 軽自動車でも、出庫時の左折はかなり厳しそうでした。
 さて、このあたり、WANIMAのメンバーの出身地だそう。
 へえ、こんなところにもそんな歴史があったなんて。
 国道を離れて市街地を進むと、局はありました。
 天草市役所倉岳支所が近くにあります。
 合併前は倉岳町だったエリアなんですね。
 この棚底から、御所浦島への船が出ているんですね。
 いつか訪問するときのために、再訪を誓って次へ向かいます。

14 11:44 倉岳郵便局 くらたけ 熊本県天草市

 国道をさらに本渡方面に進んでいきます。
 アップダウンがあって、景色も変化します。
 そこを自転車の中学生が走ります。
 微笑ましい光景ですが、そうは言っていられないくらい大変だろうな。
 自転車通学だった自分のことを思い出します。
 国道を離れて集落を進むと局はありました。
 民家や商店が並ぶ昔ながらの街並みが続き、道も狭いです。
 旧町名を名乗っていて、元々は集配局だったんでしょうね。
 近くには天草市役所倉岳支所宮田出張所がありました。

15 11:52 栖本郵便局 すもと 熊本県天草市

 国道266号も、すっかり慣れてきました。
 のんびりと走るのにちょうどよいドライブルートです。
 ちゃんとよく整備されているので、走りやすい道でもあります。
 旧栖本町のエリアに入りました。
 富士山がありそうですが、あれは本栖だったか。
 市街地の道を走っていくと局はありました。
 とはいえ局の周りは栖本の中心地というわけではなさそうですね。
 大きめの局舎で、こちらは集配局ということでした。
 近くにある中学校の中学生が帰っていくところでした。

16 12:03 栖本河内簡易郵便局 すもとかわち 熊本県天草市

 ここからは山あいの集落に向かいます。
 教良木以来の山あいの局ですが、ここは往復です。
 県道34号をしばらく北東に進んでいきます。
 とても走りやすい道なので、これは快適でしたね。
 カーブの多い狭い山道だと、往復もつらいものですからね。
 山あいの酒屋さんに併設された局でした。
 となりの旧ガソリンスタンドが駐車場になっています。
 その酒屋さんの配達車なのか、移動販売車なのか、ちょうどやって来ました。
 スピーカーで宣伝していたような気がするので、移動販売かな。

17 12:19 下浦郵便局 しもうら 熊本県天草市

 来た道を戻るしかないので、県道を下っていきます。
 栖本の市街地に戻り、国道に復帰します。
 しばらくそのまま西に進んでいきました。
 トンネルをくぐり、旧本渡市のエリアに入りました。
 下浦の集落へと走り、進んでいくと局はありました。
 頑丈そうな四角い局舎は昔ながらの集配局といった雰囲気です。
 付近は民家が建ち並ぶ集落でした。
 このあたりは本渡市街地にも近く、徐々に建物が増えてきました。
 そう考えると、天草が離島だというのを忘れそうです。

18 12:31 本渡志柿郵便局 ほんどしかき 熊本県天草市

 国道はいよいよ本渡市街地手前に差し掛かります。
 今朝、松島で別れた国道324号と合流します
 天草瀬戸大橋で天草下島と繋がる交差点。
 交通量は多いですが、少し北に進むと本渡志柿局がありました。
 反対車線で、信号待ちの車がいるので入りづらい局です。
 本渡市街地から橋を挟んだだけで、市街地の一部です。
 それでも、上島に位置する本渡を冠する局は唯一です。
 ここからいよいよ天草下島に渡ります。
 天草はとにかく広いんだな、と思い始めていたのがこのあたり。

19 12:38 本渡太田郵便局 ほんどおおた 熊本県天草市

 さて、この先のルートをどうしようか迷いました。
 南海岸を進んできたので、下島も南側を進みます。
 この選択が、のちのち悲劇を招くことになりますが。
 そんなことはこのときは全く思いもよらず。
 いよいよ天草瀬戸大橋を渡ります。
 対岸の天草工業高校の建物がものすごく印象的です。
 市街地に少し入り、太田郵便局を訪問します。
 天草中央総合病院の近くにある局でした。
 このあたりは天草の中心地という印象を受けました。

20 12:46 亀場簡易郵便局 かめば 熊本県天草市

 このあたりは道路の構造が歪です。
 海峡に近く、天草瀬戸大橋が高さを稼ぐためにループ構造になっています。
 そのループを上って、海峡を渡らずに市街地方面へ。
 新しい橋の建設が進んでいて、景色は今後一変しそうです。
 とまあ、これを書いている時点で新橋の開通は来週に迫っています。
 国道から亀川を渡ったところに局はありました。
 市街地の道路を走れば、ループを通らなくても来られますね。
 街の中の簡易局ということで、寂しい感じはありません。
 民家も多いので、けっこう需要があるのではないかと思います。

21 12:53 食場郵便局 じきば 熊本県天草市

 国道266号を南下していきます。
 天草地域医療センターやイオンなども並んでいる郊外の景色。
 ここだけ見ると、島だということを忘れますね。
 局は交通量の多い国道沿い、コメリの向かいにありました。
 近隣のお店への出入りの車が多く、国道は流れが緩やかです。
 そして切れ目がないので、反対車線からだとちょっと気を遣います。
 局舎は新しく、駐車場もきちんと確保されているので訪問はしやすいです。
 頭から突っ込んでとめても、軽自動車なら出庫時も問題なし。
 そんな本渡市街地から少し離れた局を訪問しました。

22 13:02 本渡楠浦郵便局 ほんどくすうら 熊本県天草市

 ここから先はかなりコース選定に悩みました。
 とりあえず島の東海岸を攻めることに。
 津々浦々という表現がまさに似合う局の立地。
 漁港がある規模の集落には郵便局がだいたいあります。
 でも山手にも、集落ごとに郵便局が点在するエリア。
 まずは、広域農道と県道を組み合わせて楠浦局に北からアプローチ。
 海に近い集落らしく、頑丈そうな局舎がお出迎えです。
 駐車スペースが僅かですが、人通りも少ないこと、路肩も使えること。
 そのあたりを考えれば、訪問しづらいほどではないですね。

23 13:13 大宮地簡易郵便局 おおみやじ 熊本県天草市

 海沿いの県道26号を南下していきます。
 このあたりは2車線の広い道が続きます。
 車が多いわけではないですが、それでもときどきすれ違います。
 入江になったところで、右手に延びる県道287号に入ります。
 大宮地宮地岳線という、宮地宮地した感じです。
 宮地って、阿蘇の方にもありますよね、駅名にも。
 九州特有の地名なんだろうか、と思います。
 そんな県道沿いに局はありました。
 先日の雪の話になり、宮地岳には積雪もあったそうです。

24 13:27 宮地岳郵便局 みやじだけ 熊本県天草市

 大宮地川に沿って進む県道は、徐々に狭くなりました。
 ただ、心配していた雪や凍結はありませんでした。
 それから、狭いながらも対向車がなく、ここは助かりました。
 亀ヶ淵なる景勝地なんでしょうが、川を見る余裕はありません。
 さらに行くと、山あいの国道266号に出ました。
 食場郵便局から国道を進むとここに出ますね。
 県道と国道の交点に局はありました。
 大きな局舎で、こちらは集配局ということです。
 小さな集落ですが、立地的な意味合いから集配局なんでしょうね。

25 13:35 碇石簡易郵便局 いかりいし 熊本県天草市

 山あいの県道を戻り、県道326号に出ました。
 こちらは狭い道ではなく、2車線の道でした。
 走りやすいですが、やはり車は全然来ませんね。
 山が退き、少し開けたところにささやかな集落と農地。
 県道沿いに、小さな局はありました。
 まだ新しそうな局舎で、駐車スペースも未舗装です。
 このあたりは、旧新和町のエリアなんですね。
 局の所在地も、天草市新和町碇石、というところです。
 ここからは再度、海沿いへと戻って訪問を続けます。

26 13:43 小宮地郵便局 こみやじ 熊本県天草市

 県道289号を東に進んでいきます。
 山越えという道ではなく、スイスイ走れました。
 まだまだ内陸の小宮地の集落に出ました。
 ここは、旧新和町の中心地だったうようです。
 天草市役所の新和支所も近くに位置しています。
 県道沿いに位置する局は、かつて集配局だったんだろうな、という局舎。
 こういう小さな集配局、かつては自治体ごとにありましたよね。
 市町村合併は、集配局統廃合の大義名分を与えてしまったんですね。
 小宮地が直営局で大宮地が簡易局というのも、おもしろいです。

27 13:51 新和郵便局 しんわ 熊本県天草市

 県道26号と重複しつつ、さらに県道289号を東へ。
 山越えの区間はトンネルで抜けています。
 これは時間短縮効果抜群ですね。
 海側の集落に出ると、すぐに局はありました。
 旧町名を名乗る局で、こちらは集配局です。 
 この局は天草下島の中でも最も東に(たぶん)位置します。
 海沿いだけでも相当な数の局がありますからね。
 次の局はまた内陸部経由の海沿いです。
 津々浦々は、行ったり来たりの連続ですね。

28 14:08 中田郵便局 なかた 熊本県天草市

 県道26号まで戻って、しばらく南下していきます。
 この道、大型車も走っていて、交通量は多め。
 主要地方道ということになりますからね。
 海沿いを回り込んで中田の集落に出ます。
 途中、鹿児島県に属する獅子島へのフェリー乗り場がありました。
 このあたりはいつか回りたいところです。
 さて、集落の微妙な場所に局はありました。
 県道沿いではあるんですが、目立たない場所で、ナビもミスリード。
 実際、現地では少し迷子になってしまいました。

29 14:20 新合郵便局 しんごう 熊本県天草市

 この先は、どうやって走ったっけな。
 でも、地図を見る限り、ここを走ったんだろう。
 県道326号を北に進み、さらに289号に入るといきなり山道。
 ただ、地図で見るほどの悪路ではなかったはずです。
 国道266号に抜け、南下していくと局はありました。
 山あいの集落ですが、わりとまとまっている印象です。
 ガソリンスタンドや商店も建ち並ぶ場所でした。
 局自体は小さいんですが、お客さんが数人いました。
 貯金を済ませて、また海沿いの県道へと戻ります。

30 14:36 宮野河内郵便局 みやのかわち 熊本県天草市

 県道285号を海沿いへと向かって走ります。
 おっと、カーブの多い道で、なかなか狭いです。
 そろそろ下りかな、というところで向かいからワゴン車。
 コミュニティバスの車両だった気がします。
 でも時刻表を調べてもここに路線はないんだよな…。
 幻だったか…。
 海沿いの県道26号に出て南下すると局はありました。
 こちらは民家も多く、久しぶりにまとまった集落ですね。
 漢字四字の地名っていうもの、なかなか威厳がありますね。

31 14:52 深海郵便局 ふかみ 熊本県天草市

 この先の県道26号は、少し狭い区間が続きます。
 概ねよく整備されているんですが、まだ整備中の箇所も。
 それでも、数年以内に広がるんだろうな、と思わせるところ。
 深海の集落に入り、集落内の道を進むと局。
 海沿いの道が広いですが、そちらがわき道扱いですね。
 新しそうな、現代的な局舎でした。
 この集落は、海側に広げられています。
 そのせいか、ちょっと広々明るく感じてしまいます。
 うまい魚が獲れるのかもしれないですね。

32 14:59 浅海簡易郵便局 あさみ 熊本県天草市

 県道26号をそのまま南西に進んでいきます。
 少し山越え区間になり、集落内は道も狭いです。
 そんな集落内に局はありました。
 深い海から浅い海に。
 こちらは簡易局らしく、小さな局舎です。
 さて、このあたりはもう、旧牛深市のエリアです。
 牛深という街には、子供の頃から来てみたかったんですよね。
 智頭町じゃなくて地図帳で「こんなところに市がある!」と思ったんだっけ。
 平成の大合併以前の地図帳って、なんだか楽しかったんだよな。

33 15:07 山ノ浦簡易郵便局 やまのうら 熊本県天草市

 それで、地図帳って人口規模で○印が違ったんだっけ。
 地元の街が人口10万人目前だったのを思い出します。
 10万人を超えると◎になるんですよね。
 そんなことを思い出しながら走ると山ノ浦。
 小さな集落の中にある局でした。
 道はとても狭いですが、駐車スペースがありました。
 集落に用事がなければ、海沿いをパスする道があるみたいですね。
 いや、決してパスしているわけじゃなさそうだな。
 岸壁沿いの道で、集落を避けることができるわけです。

34 15:26 久玉郵便局 くたま 熊本県天草市

 いよいよ天草の最果てが近付いてきました。
 県道26号を海岸線に沿って回り込みます。
 しばらく走ると、国道266号にぶつかりました。
 すぐに局はあり、わきに駐車場がありました。
 古めかしい局舎はささやかな耐震化工事済み。
 使い勝手のよい局舎ではないので、今後建て替えもあるでしょうね。
 今夜泊まる宿は、このあたりです。
 アパート改装の宿で、なかなかおもしろい場所でした。
 学生時代の下宿、みたいな感じでしたね。

35 15:37 牛深郵便局 うしぶか 熊本県天草市

 牛深高校のところで海沿いに出ました。
 国道も左に右にと向きを変えます。
 国道沿いにいくつかスーパーマーケットがありました。
 合併前からの都市。さすがは牛深です。
 警察署があり、ゆめマートの裏手の道沿いに局。
 こちらは国道沿いではなく、海沿いの道に面して局がありました。
 集配局で、旧牛深市の中心局という位置付けです。
 想像していたよりも近代的な雰囲気の局舎です。
 駐車場は狭いですが、人口規模から考えて適正なのか。

36 15:42 牛深船津郵便局 うしぶかふなつ 熊本県天草市

 旧牛深市は、合併前の時点で人口16,500人ほど。
 場合によっては町村よりも小規模な自治体でした。
 鉄道もなかったですし、とにかく不思議な魅力がありました。
 道の駅などを回り込んで、こちらも牛深の古くからの市街地。
 広い道から少し入ると局はありました。
 局名に牛深を冠する局で、小規模な都市では貴重です。
 付近には、長らくお世話になった国道266号の終点があります。
 いや、こちらが起点ということなのか。
 でも天草の最果ての郵便局は、まだ先です。

37 15:48 天附簡易郵便局 あまつけ 熊本県天草市

 海沿いからハイヤ大橋付近に出ます。
 通天橋を渡って、下須島に入ります。
 げすしま、と読ませるんですね。
 牛深の街に面していて、わりと民家の多い島です。
 集落の中に局はありました。
 付近には猫がのんびりと歩いていました。
 まさに島、という雰囲気ですね。
 天草最南端の局を訪問し、もう1局行けそうです。
 通天橋を渡って、天草下島に戻ります。

38 15:55 牛深須口簡易郵便局 うしぶかすぐち 熊本県天草市

 西海岸沿いを走って、漁港のような雰囲気の道を。
 倉庫などもあって、漁業の街という印象です。
 牛深産の魚介類、居酒屋で見かけますからね。
 おいしい魚介類のイメージがあります。
 海を離れると局はありました。
 牛深市街地の端っこ、といった場所に位置しています。
 この局を訪問したところでほぼほぼ16時。
 今日の訪問はここまでにして、ちょっと観光してきましょう。
 せっかくここまで来たので、行きたいところがあります。

   
世界遺産の集落にある﨑津教会へ。静かな時間が流れます。
 このまま宿に向かってもよいのですが、せっかく来たからにはと、世界遺産の﨑津集落にある﨑津教会に向かいました。
 年の瀬の夕暮れ時、海沿いの集落は何とも言えない静かな時間が流れていて、癒されつつもちょっと寂しく心に響くものがありました。
 こういう時間を楽しめるだけの心の余裕が、さいきんやっと出てきたんだな、と、ふとそんなことを思う夕暮れでした。

 

 

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