朝の大矢野島。東京よりもゆっくりな日の出。目の前に広がる穏やかな海。それを眺めながら浸かる露天風呂。はああ、癒される。
大矢野市街地を東に進み、今日のスタートは維和島。いや、知らんけど、初めて聞いた名前の島だけど。けっこう大きな架橋有人島。
同じ日本にも、知らないところがいっぱい。鉄道の通らない自治体には、旅人の目に触れな場所がたくさんあるんだな、と思いました。
|
維和島に上陸。郵便局が2局もある、比較的大きな島ですね。
|
1 |
09:01 |
蔵々簡易郵便局 |
ぞうぞう |
熊本県上天草市 |
|
西大維橋と東大維橋を渡って、維和島に到着します。
小さな島がいくつもあって、人がだいたい住んでいる。
それが天草らしい景色、っていう気もします。
でも、維和島はわりと大きな架橋有人島。
島の東側まで、海沿いを走っていくと、蔵々の集落に入ります。
海沿い、漁港の岸壁に面して局はありました。
まだ新しそうな局舎が、かえってこの海の集落に似合います。
海の向こうは、宇城市三角の戸馳島。
ここに橋が架かっていたら、ちょっと違った世界があるかも。
|
|
維和島を東から西へ進んでいきます。
やはり大矢野と橋でつながる西側が、栄えているんですね。
「天草四郎が通ったかもしれない道」「夕陽が語りかける展望台」。
うむうむ、けっこう尖った島だな、こりゃ。
そして維和郵便局に到着しました。
掲揚塔のある、集配局スタイルのきれいな局舎です
ただ、現在は集配局というわけではなさそうですね。
ゴム印には、エビ?なるほど、クルマエビなのか。
クルマエビっておいしいんだろうな。おいしいに決まってる。
|
3 |
09:30 |
大潟簡易郵便局 |
おおがた |
熊本県上天草市 |
|
維和島から大矢野島に戻ります。
ここだって本土じゃないんですが、本土みたいな感覚。
天草くらいに大きな島が続くと、そう思いますね。
上天草高校海沿いを北に進んでいくと局。
穏やかな内海に面した集落の局です。
先客がいたのですが、「お先にどうぞ」と譲ってくださいました。
いつもこういう温かさに支えられていますね。
これで大矢野島の局は完訪になりました。
昨夕に続き、再度、天草上島に渡って局を訪問します。
|
|
おっと危ない、もう1局、大矢野島にありました。
こういうミスがたまにありますが、気付いてよかった。
海沿いの県道を南へと進みます。
こちら側の道もそこそこ交通量があります。
ただ、途中に狭いところがあるので、大きな車はいません。
しばらく走って県道から集落の中に入ると局。
昔ながらの特定局といった風情の局舎です。
逆光で写真がうまく撮れず、いつも以上によくわからない写真に。
そこにこだわりはないものの、写真の構図は難しい。
|
5 |
10:03 |
阿村郵便局 |
あむら |
熊本県上天草市 |
|
今度こそ、大矢野島を離れるときが来ました。
国道266号天草パールラインを南へ。
この時間の南行きは交通量も少なめ。
それでも要所要所で混むのは、道の構造上仕方がないか。
国道266号を辿り、松島の市街地からは島の東海岸に。
昨夕に買い物をしたゆめマートの横も通りました。
山をトンネルでくぐった先の阿村の集落に局はありました。
国道からはわりと入ったところに局は位置しています。
まだ新しそうな局舎ですが、狭い道沿いにある局です。
|
6 |
10:15 |
牟田簡易郵便局 |
むた |
熊本県上天草市 |
|
海沿いを走る国道266号は、しばらく集落のない地帯へ。
海の向こうには九州本土、八代の街が見えます。
さて、この間、本当に集落らしい集落はありません。
局間距離が大きく開きます。
とはいえ、走りやすい国道なので、時間はかかりません。
牟田の集落に入り、車道を行くと、ナビは仕事を放棄。
待て待て、と車を止めて歩いてアプローチ。
こんな細い道に局があると、さすがに見つけられませんね。
車道からは遠くないので、難易度は高くないですが。
|
7 |
10:25 |
姫戸郵便局 |
ひめど |
熊本県上天草市 |
|
国道266号に復帰して、さらに南に進んでいきます。
海沿いの区間が続きますが、長閑な景色です。
集落がいくつかあり、その先に姫戸の市街地。
旧姫戸町の中心部に位置しています。
古めかしい局舎ですが、集配局でもあるようです。
駐車スペースが路肩にしかないので、ちょっと不便な印象です。
集配が廃止になったら、そのスペースが駐車場になるでしょうか。
河口に開けた集落ですが、それほどの規模ではなさそう。
2004年の合併時は、3,500人ほどの人口でした。
|
8 |
10:32 |
二間戸郵便局 |
ふたまど |
熊本県上天草市 |
|
この山あいには、内野河内簡易局、教良木局があります。
昨日最後に訪問できたことで、この往復を免れました。
ちょっとしたことが、旅程に大きく影響しますからね。
これは本当に助かります。
さて、海沿いをさらに進んで、国道沿いに局はありました。
交通量は少ないですが、反対車線なので注意です。
古めかしい局舎の隣、砂利のスペースが駐車場です。
姫戸局からは距離はそれほどありません。
この先は、そこそこの間隔で集落が続きます。
|
9 |
10:41 |
龍ヶ岳郵便局 |
りゅうがたけ |
熊本県上天草市 |
|
国道266号を走りますが、相変わらず海がきれいです。
対岸は九州本土ですが、けっこうな距離、南下してきましたね。
途中で国道を離れて龍ヶ岳の市街地に入ります。
山に面したちょっと暗いところに局はあります。
集配局らしい四角い局舎です。
こちらは旧龍ヶ岳町の中心地にあたる場所です。
合併前は人口5,000人弱だったようです。
小中学校などもある集落ですが、旧役場は国道沿いのようです。
この町には離島の局があるので、そちらに向かいます。
|
10 |
10:53 |
樋島郵便局 |
ひのしま |
熊本県上天草市 |
|
看板に従って、樋島方面に向かいます。
まず椚島に渡り、坊主島、そして樋島へ。
樋島大橋は独特な構造で、島側のアプローチはループ状です。
さらに対面通行を避けるための信号が設けられています。
島側のアプローチ道路も二股に分かれているので、信号待ち時間は長め。
そしてこの局は迷子になった、この旅一番の難易度でした。
港に面した神社の前に車を置いて歩きます。
狭い路地を抜けて局に着きましたが、車でも来るルートがあるのかな。
公式HPでは駐車場があることになっていますからね。
|
11 |
11:15 |
大道郵便局 |
おおどう |
熊本県上天草市 |
|
神社にも初詣、年越しの準備がされていました。
こういう由緒正しいというか、田舎の神社っていいですね。
きっと、お正月にもたくさんの人で賑わうことでしょう。
樋島大橋を渡って、天草下島に戻ります。
架橋島としては、本土から最も経由する島が多い島なんですね。
そんなおもしろい記録があったとは。
国道266号にもおり、役場や病院を横目に進んで大道の集落へ。
小さな港町の集落にある局といった風情です。
対岸には離島の御所浦島があります。今回は行きません。
|
|
御所浦地区にはいくつかの局がありますね。
架橋されていないので、今回は渡りませんが。
いつか架橋島になる日が来るかもしれません。
国道266号は北に向きを変え、ところどころ改修されています。
ここに来てやっと、2つ目の自治体である天草市に入ります。
国道を少し入ったところに局はありました。
狭い駐車場で、これはかなり駐車しづらいと思います。
出庫時に電柱に貼り紙があるのに気が付きました。
「右折してください 左折は底を打つかもしれません」。
|
13 |
11:35 |
棚底郵便局 |
たなそこ |
熊本県天草市 |
|
入庫も出庫も、局の北側からしました。
軽自動車でも、出庫時の左折はかなり厳しそうでした。
さて、このあたり、WANIMAのメンバーの出身地だそう。
へえ、こんなところにもそんな歴史があったなんて。
国道を離れて市街地を進むと、局はありました。
天草市役所倉岳支所が近くにあります。
合併前は倉岳町だったエリアなんですね。
この棚底から、御所浦島への船が出ているんですね。
いつか訪問するときのために、再訪を誓って次へ向かいます。
|
14 |
11:44 |
倉岳郵便局 |
くらたけ |
熊本県天草市 |
|
国道をさらに本渡方面に進んでいきます。
アップダウンがあって、景色も変化します。
そこを自転車の中学生が走ります。
微笑ましい光景ですが、そうは言っていられないくらい大変だろうな。
自転車通学だった自分のことを思い出します。
国道を離れて集落を進むと局はありました。
民家や商店が並ぶ昔ながらの街並みが続き、道も狭いです。
旧町名を名乗っていて、元々は集配局だったんでしょうね。
近くには天草市役所倉岳支所宮田出張所がありました。
|
15 |
11:52 |
栖本郵便局 |
すもと |
熊本県天草市 |
|
国道266号も、すっかり慣れてきました。
のんびりと走るのにちょうどよいドライブルートです。
ちゃんとよく整備されているので、走りやすい道でもあります。
旧栖本町のエリアに入りました。
富士山がありそうですが、あれは本栖だったか。
市街地の道を走っていくと局はありました。
とはいえ局の周りは栖本の中心地というわけではなさそうですね。
大きめの局舎で、こちらは集配局ということでした。
近くにある中学校の中学生が帰っていくところでした。
|
16 |
12:03 |
栖本河内簡易郵便局 |
すもとかわち |
熊本県天草市 |
|
ここからは山あいの集落に向かいます。
教良木以来の山あいの局ですが、ここは往復です。
県道34号をしばらく北東に進んでいきます。
とても走りやすい道なので、これは快適でしたね。
カーブの多い狭い山道だと、往復もつらいものですからね。
山あいの酒屋さんに併設された局でした。
となりの旧ガソリンスタンドが駐車場になっています。
その酒屋さんの配達車なのか、移動販売車なのか、ちょうどやって来ました。
スピーカーで宣伝していたような気がするので、移動販売かな。
|
17 |
12:19 |
下浦郵便局 |
しもうら |
熊本県天草市 |
|
来た道を戻るしかないので、県道を下っていきます。
栖本の市街地に戻り、国道に復帰します。
しばらくそのまま西に進んでいきました。
トンネルをくぐり、旧本渡市のエリアに入りました。
下浦の集落へと走り、進んでいくと局はありました。
頑丈そうな四角い局舎は昔ながらの集配局といった雰囲気です。
付近は民家が建ち並ぶ集落でした。
このあたりは本渡市街地にも近く、徐々に建物が増えてきました。
そう考えると、天草が離島だというのを忘れそうです。
|
18 |
12:31 |
本渡志柿郵便局 |
ほんどしかき |
熊本県天草市 |
|
国道はいよいよ本渡市街地手前に差し掛かります。
今朝、松島で別れた国道324号と合流します
天草瀬戸大橋で天草下島と繋がる交差点。
交通量は多いですが、少し北に進むと本渡志柿局がありました。
反対車線で、信号待ちの車がいるので入りづらい局です。
本渡市街地から橋を挟んだだけで、市街地の一部です。
それでも、上島に位置する本渡を冠する局は唯一です。
ここからいよいよ天草下島に渡ります。
天草はとにかく広いんだな、と思い始めていたのがこのあたり。
|
19 |
12:38 |
本渡太田郵便局 |
ほんどおおた |
熊本県天草市 |
|
さて、この先のルートをどうしようか迷いました。
南海岸を進んできたので、下島も南側を進みます。
この選択が、のちのち悲劇を招くことになりますが。
そんなことはこのときは全く思いもよらず。
いよいよ天草瀬戸大橋を渡ります。
対岸の天草工業高校の建物がものすごく印象的です。
市街地に少し入り、太田郵便局を訪問します。
天草中央総合病院の近くにある局でした。
このあたりは天草の中心地という印象を受けました。
|
20 |
12:46 |
亀場簡易郵便局 |
かめば |
熊本県天草市 |
|
このあたりは道路の構造が歪です。
海峡に近く、天草瀬戸大橋が高さを稼ぐためにループ構造になっています。
そのループを上って、海峡を渡らずに市街地方面へ。
新しい橋の建設が進んでいて、景色は今後一変しそうです。
とまあ、これを書いている時点で新橋の開通は来週に迫っています。
国道から亀川を渡ったところに局はありました。
市街地の道路を走れば、ループを通らなくても来られますね。
街の中の簡易局ということで、寂しい感じはありません。
民家も多いので、けっこう需要があるのではないかと思います。
|
21 |
12:53 |
食場郵便局 |
じきば |
熊本県天草市 |
|
国道266号を南下していきます。
天草地域医療センターやイオンなども並んでいる郊外の景色。
ここだけ見ると、島だということを忘れますね。
局は交通量の多い国道沿い、コメリの向かいにありました。
近隣のお店への出入りの車が多く、国道は流れが緩やかです。
そして切れ目がないので、反対車線からだとちょっと気を遣います。
局舎は新しく、駐車場もきちんと確保されているので訪問はしやすいです。
頭から突っ込んでとめても、軽自動車なら出庫時も問題なし。
そんな本渡市街地から少し離れた局を訪問しました。
|
22 |
13:02 |
本渡楠浦郵便局 |
ほんどくすうら |
熊本県天草市 |
|
ここから先はかなりコース選定に悩みました。
とりあえず島の東海岸を攻めることに。
津々浦々という表現がまさに似合う局の立地。
漁港がある規模の集落には郵便局がだいたいあります。
でも山手にも、集落ごとに郵便局が点在するエリア。
まずは、広域農道と県道を組み合わせて楠浦局に北からアプローチ。
海に近い集落らしく、頑丈そうな局舎がお出迎えです。
駐車スペースが僅かですが、人通りも少ないこと、路肩も使えること。
そのあたりを考えれば、訪問しづらいほどではないですね。
|
23 |
13:13 |
大宮地簡易郵便局 |
おおみやじ |
熊本県天草市 |
|
海沿いの県道26号を南下していきます。
このあたりは2車線の広い道が続きます。
車が多いわけではないですが、それでもときどきすれ違います。
入江になったところで、右手に延びる県道287号に入ります。
大宮地宮地岳線という、宮地宮地した感じです。
宮地って、阿蘇の方にもありますよね、駅名にも。
九州特有の地名なんだろうか、と思います。
そんな県道沿いに局はありました。
先日の雪の話になり、宮地岳には積雪もあったそうです。
|
24 |
13:27 |
宮地岳郵便局 |
みやじだけ |
熊本県天草市 |
|
大宮地川に沿って進む県道は、徐々に狭くなりました。
ただ、心配していた雪や凍結はありませんでした。
それから、狭いながらも対向車がなく、ここは助かりました。
亀ヶ淵なる景勝地なんでしょうが、川を見る余裕はありません。
さらに行くと、山あいの国道266号に出ました。
食場郵便局から国道を進むとここに出ますね。
県道と国道の交点に局はありました。
大きな局舎で、こちらは集配局ということです。
小さな集落ですが、立地的な意味合いから集配局なんでしょうね。
|
25 |
13:35 |
碇石簡易郵便局 |
いかりいし |
熊本県天草市 |
|
山あいの県道を戻り、県道326号に出ました。
こちらは狭い道ではなく、2車線の道でした。
走りやすいですが、やはり車は全然来ませんね。
山が退き、少し開けたところにささやかな集落と農地。
県道沿いに、小さな局はありました。
まだ新しそうな局舎で、駐車スペースも未舗装です。
このあたりは、旧新和町のエリアなんですね。
局の所在地も、天草市新和町碇石、というところです。
ここからは再度、海沿いへと戻って訪問を続けます。
|
26 |
13:43 |
小宮地郵便局 |
こみやじ |
熊本県天草市 |
|
県道289号を東に進んでいきます。
山越えという道ではなく、スイスイ走れました。
まだまだ内陸の小宮地の集落に出ました。
ここは、旧新和町の中心地だったうようです。
天草市役所の新和支所も近くに位置しています。
県道沿いに位置する局は、かつて集配局だったんだろうな、という局舎。
こういう小さな集配局、かつては自治体ごとにありましたよね。
市町村合併は、集配局統廃合の大義名分を与えてしまったんですね。
小宮地が直営局で大宮地が簡易局というのも、おもしろいです。
|
27 |
13:51 |
新和郵便局 |
しんわ |
熊本県天草市 |
|
県道26号と重複しつつ、さらに県道289号を東へ。
山越えの区間はトンネルで抜けています。
これは時間短縮効果抜群ですね。
海側の集落に出ると、すぐに局はありました。
旧町名を名乗る局で、こちらは集配局です。
この局は天草下島の中でも最も東に(たぶん)位置します。
海沿いだけでも相当な数の局がありますからね。
次の局はまた内陸部経由の海沿いです。
津々浦々は、行ったり来たりの連続ですね。
|
28 |
14:08 |
中田郵便局 |
なかた |
熊本県天草市 |
|
県道26号まで戻って、しばらく南下していきます。
この道、大型車も走っていて、交通量は多め。
主要地方道ということになりますからね。
海沿いを回り込んで中田の集落に出ます。
途中、鹿児島県に属する獅子島へのフェリー乗り場がありました。
このあたりはいつか回りたいところです。
さて、集落の微妙な場所に局はありました。
県道沿いではあるんですが、目立たない場所で、ナビもミスリード。
実際、現地では少し迷子になってしまいました。
|
29 |
14:20 |
新合郵便局 |
しんごう |
熊本県天草市 |
|
この先は、どうやって走ったっけな。
でも、地図を見る限り、ここを走ったんだろう。
県道326号を北に進み、さらに289号に入るといきなり山道。
ただ、地図で見るほどの悪路ではなかったはずです。
国道266号に抜け、南下していくと局はありました。
山あいの集落ですが、わりとまとまっている印象です。
ガソリンスタンドや商店も建ち並ぶ場所でした。
局自体は小さいんですが、お客さんが数人いました。
貯金を済ませて、また海沿いの県道へと戻ります。
|
30 |
14:36 |
宮野河内郵便局 |
みやのかわち |
熊本県天草市 |
|
県道285号を海沿いへと向かって走ります。
おっと、カーブの多い道で、なかなか狭いです。
そろそろ下りかな、というところで向かいからワゴン車。
コミュニティバスの車両だった気がします。
でも時刻表を調べてもここに路線はないんだよな…。
幻だったか…。
海沿いの県道26号に出て南下すると局はありました。
こちらは民家も多く、久しぶりにまとまった集落ですね。
漢字四字の地名っていうもの、なかなか威厳がありますね。
|
31 |
14:52 |
深海郵便局 |
ふかみ |
熊本県天草市 |
|
この先の県道26号は、少し狭い区間が続きます。
概ねよく整備されているんですが、まだ整備中の箇所も。
それでも、数年以内に広がるんだろうな、と思わせるところ。
深海の集落に入り、集落内の道を進むと局。
海沿いの道が広いですが、そちらがわき道扱いですね。
新しそうな、現代的な局舎でした。
この集落は、海側に広げられています。
そのせいか、ちょっと広々明るく感じてしまいます。
うまい魚が獲れるのかもしれないですね。
|
32 |
14:59 |
浅海簡易郵便局 |
あさみ |
熊本県天草市 |
|
県道26号をそのまま南西に進んでいきます。
少し山越え区間になり、集落内は道も狭いです。
そんな集落内に局はありました。
深い海から浅い海に。
こちらは簡易局らしく、小さな局舎です。
さて、このあたりはもう、旧牛深市のエリアです。
牛深という街には、子供の頃から来てみたかったんですよね。
智頭町じゃなくて地図帳で「こんなところに市がある!」と思ったんだっけ。
平成の大合併以前の地図帳って、なんだか楽しかったんだよな。
|
33 |
15:07 |
山ノ浦簡易郵便局 |
やまのうら |
熊本県天草市 |
|
それで、地図帳って人口規模で○印が違ったんだっけ。
地元の街が人口10万人目前だったのを思い出します。
10万人を超えると◎になるんですよね。
そんなことを思い出しながら走ると山ノ浦。
小さな集落の中にある局でした。
道はとても狭いですが、駐車スペースがありました。
集落に用事がなければ、海沿いをパスする道があるみたいですね。
いや、決してパスしているわけじゃなさそうだな。
岸壁沿いの道で、集落を避けることができるわけです。
|
34 |
15:26 |
久玉郵便局 |
くたま |
熊本県天草市 |
|
いよいよ天草の最果てが近付いてきました。
県道26号を海岸線に沿って回り込みます。
しばらく走ると、国道266号にぶつかりました。
すぐに局はあり、わきに駐車場がありました。
古めかしい局舎はささやかな耐震化工事済み。
使い勝手のよい局舎ではないので、今後建て替えもあるでしょうね。
今夜泊まる宿は、このあたりです。
アパート改装の宿で、なかなかおもしろい場所でした。
学生時代の下宿、みたいな感じでしたね。
|
35 |
15:37 |
牛深郵便局 |
うしぶか |
熊本県天草市 |
|
牛深高校のところで海沿いに出ました。
国道も左に右にと向きを変えます。
国道沿いにいくつかスーパーマーケットがありました。
合併前からの都市。さすがは牛深です。
警察署があり、ゆめマートの裏手の道沿いに局。
こちらは国道沿いではなく、海沿いの道に面して局がありました。
集配局で、旧牛深市の中心局という位置付けです。
想像していたよりも近代的な雰囲気の局舎です。
駐車場は狭いですが、人口規模から考えて適正なのか。
|
36 |
15:42 |
牛深船津郵便局 |
うしぶかふなつ |
熊本県天草市 |
|
旧牛深市は、合併前の時点で人口16,500人ほど。
場合によっては町村よりも小規模な自治体でした。
鉄道もなかったですし、とにかく不思議な魅力がありました。
道の駅などを回り込んで、こちらも牛深の古くからの市街地。
広い道から少し入ると局はありました。
局名に牛深を冠する局で、小規模な都市では貴重です。
付近には、長らくお世話になった国道266号の終点があります。
いや、こちらが起点ということなのか。
でも天草の最果ての郵便局は、まだ先です。
|
37 |
15:48 |
天附簡易郵便局 |
あまつけ |
熊本県天草市 |
|
海沿いからハイヤ大橋付近に出ます。
通天橋を渡って、下須島に入ります。
げすしま、と読ませるんですね。
牛深の街に面していて、わりと民家の多い島です。
集落の中に局はありました。
付近には猫がのんびりと歩いていました。
まさに島、という雰囲気ですね。
天草最南端の局を訪問し、もう1局行けそうです。
通天橋を渡って、天草下島に戻ります。
|
38 |
15:55 |
牛深須口簡易郵便局 |
うしぶかすぐち |
熊本県天草市 |
|
西海岸沿いを走って、漁港のような雰囲気の道を。
倉庫などもあって、漁業の街という印象です。
牛深産の魚介類、居酒屋で見かけますからね。
おいしい魚介類のイメージがあります。
海を離れると局はありました。
牛深市街地の端っこ、といった場所に位置しています。
この局を訪問したところでほぼほぼ16時。
今日の訪問はここまでにして、ちょっと観光してきましょう。
せっかくここまで来たので、行きたいところがあります。
|
世界遺産の集落にある﨑津教会へ。静かな時間が流れます。
|
このまま宿に向かってもよいのですが、せっかく来たからにはと、世界遺産の﨑津集落にある﨑津教会に向かいました。
年の瀬の夕暮れ時、海沿いの集落は何とも言えない静かな時間が流れていて、癒されつつもちょっと寂しく心に響くものがありました。
こういう時間を楽しめるだけの心の余裕が、さいきんやっと出てきたんだな、と、ふとそんなことを思う夕暮れでした。
|