No.582:四国一周・13日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2021.08.10(火) 晴れ 34 津呂簡易局 一本松局
 旅の後半戦がスタートしました。祝日の関係で火曜日スタートなので、郵便局を訪問できるのは残り4日ということになります。
 今日は、2008年に訪問した足摺岬付近から西に進み、海沿いを愛媛県方面に抜けるルートを採用。
 高知県とは昼過ぎにお別れとなる予定です。長かった高知県滞在最終日。しっかりと楽しませてもらいます。

   
前日に訪れた足摺岬。四国は海が近い。故に、四国には猫が多い。
1 09:03 津呂簡易郵便局 つろ 高知県土佐清水市

 足摺岬近辺は、素朴な景色が多く残されています。
 海を臨む絶景もあり、漁村の趣もあり。
 室戸岬側とはまた違った海の力強さを感じさせられます。
 さて、今日のスタートは足摺岬近くの津呂簡易局。
 2008年2月13日訪問時は、機器点検で貯金できませんでした。
 局の方とは、この13年間の人生の機微について話していました。
 10年ひと昔と言うけれど、13年経てば人も社会も変わる。
 そんなことを実感せずにはいられませんでした。
 温かく見送られ、清々しい気持ちでスタートを切れました。

2 09:15 土佐清水グリーンハイツ簡易郵便局 とさしみずぐりーんはいつ 高知県土佐清水市

 海沿いを北に進んでいきます。
 東海岸の景色は、明るくて陽気な感じですね。
 途中、窪津の集落に局はありますが、こちらは訪問済み。
 グリーンハイツというニュータウンに入ります。
 ささやかな団地の中を進んでいくと局。
 こちらは2009年に移転を経て、浦尻簡易局より改称。
 「とにかく局名が長すぎて」と受託者の局長さん。
 2008年当時の訪問史にも登場した方なんだろうな、きっと。
 写真撮影時にふと「局名の看板は、再利用かな」と。

 
おわかりいただけただろうか。(左:2021年8月、右:2008年2月)
3 09:29 養老簡易郵便局 ようろう 高知県土佐清水市

 グリーンハイツは、住所もグリーンハイツなんですね。
 さて、唐船島のところから県道27号に入ります。
 土佐清水市街地に入る手前に、スーパーマーケットがありました。
 この規模の商店は、土佐清水では貴重です。
 観光客らしき姿も多く見かけました。
 訪問済みの市街地は通過して、国道321号を西へ。
 しばらく走っていくと、局は右手にありました。
 ジョン万次郎資料館の近くにあり、国道に面しています。
 万次郎の歴史は、最近初めてテレビで知りました。

4 09:39 土佐清水上野簡易郵便局 とさしみずうえの 高知県土佐清水市

 たまたま先日、テレビ東京で特集していました。
 出川さんの充電旅で、この地域を旅していました。
 サニーロードなる道を走っていきます。
 国道321号だから、サニイ、かな。
 航空自衛隊土佐清水分屯基地のところから北上します。
 のんびりと進み、集落への道に入ると局。
 局といっても集会所のような建物の入口にあります。
 そういう立地だと駐車場も広く、助かりますね。
 この先は、また海沿いに戻って訪問を続けます。

5 09:49 三崎郵便局 みさき 高知県土佐清水市

 国道321号サニーロードを西に走ります。
 左手にずっと海。
 この旅のスタートから、それは変わりません。
 四国時計回りの醍醐味ですね。
 しばらく走ると三崎の集落に入ります。
 道の駅あり、商店ありと、まとまった集落といった印象です。
 やがて右手に局が出てきました。
 元は集配局のようですが、駐車スペースは手狭。
 国道に車を置くしかないということにもなっていました。

6 09:57 下川口郵便局 しもかわぐち 高知県土佐清水市

 海岸沿いを走ると、竜串海岸に出ます。
 海水浴こそできないものの、海が売りの地域。
 海底館には、昔家族旅行できたことがあります。
 きっと、普段の夏は、観光客がいっぱいでしょう。
 空いた海岸線沿いの国道を走り、県道28号に入ると局はありました。
 宗呂川沿いの県道に面しています。
 こちらも集配局の雰囲気はありますが、現在は無集配。
 貯金を済ませて局を後にしました。
 内陸に局があるので、そのまま県道を進みます。

7 10:05 宗呂簡易郵便局 そおろ 高知県土佐清水市

 宗呂川に沿って県道28号を進みます。
 主要地方道なのには意味があって、土佐清水と宿毛の短絡路。
 ときどき車が走っていきます。
 川を渡って宗呂の集落に入ると局はありました。
 集落の中ほど、また集会所のような場所です。
 入口から中を覗くと、武道場のようになっています。
 剣道教室とかできそうですが、子供はいないか。
 公式HPでは「そおろ」となっています。
 「そうろ」で宗呂と変換されるので、どちらが正しいか。

8 10:18 土佐清水貝川郵便局 とさしみずかいのかわ 高知県土佐清水市

 国道へ戻るには来た道を進むしかありません。
 また下川口局の前を通ります。
 このタイムロスは嫌いなんですが、仕方ない。
 ロスというほどの距離はないのでよしとしましょう。
 長いトンネルや橋で海岸線を一気に進みます。
 あっという間に貝ノ川の集落です。
 国道沿い、トンネルへの上り坂の途中に局。
 地名は貝ノ川ですが、局名は貝川となっています。
 こういう違いは、ときどきありますね。

9 10:23 土佐清水大津簡易郵便局 とさしみずおおつ 高知県土佐清水市

 国道をそのまま西に進みます。
 トンネルをくぐるとすぐに大津の集落。
 海沿いの橋を渡らず、旧道に入りたいですが、通行止め。
 橋を渡ってから右折して、集落を進みます。
 小川を渡った先、崖上に局はありました。
 崖ってほどではないけれど、少し高台になった場所です。
 車は坂の麓に置いて、歩いて訪問しました。
 途中にトカゲ?がいて、長閑な雰囲気でした。
 頑丈そうな局舎が、いかにも高知らしいと思いました。

10 10:31 小才角簡易郵便局 こさいつの 高知県幡多郡大月町

 この国道はよく整備されていますね。
 トンネルと橋の連続で、走りやすい道です。
 お遍路さんにとっては歩きづらそうです。
 このあたりはお遍路道からは外れているのかな。
 トンネルを抜けて、幡多郡大月町に入りました。
 人生で初めて足を踏み入れる自治体です。
 川を渡って集落に入ると局はありました。
 局の前に車を置けそうになかったので、手前の橋の近くに置きます。
 このあたりの海沿いの集落は、静かでよいですね。

11 10:43 月灘郵便局 つきなだ 高知県幡多郡大月町

 国道321号を宿毛方面に向かっていきます。
 やがて海から離れ、北上し始めます。
 しばらく進んでいくと局は右手にありました。
 わき道に面しているので、訪問しやすかったです。
 月灘、とはいかにも海沿いっぽいですが、海は見えません。
 ましてこの局の所在地は、才角、という地名です。
 局名の由来も気になってしまいますね。
 まだ新しそうな局舎は、瓦屋根が輝いています。
 入口の屋根が張り出し、雨の日も助かります。

12 10:54 姫ノ井郵便局 ひめのい 高知県幡多郡大月町

 国道321号で、内陸を進んでいきます。
 峠越えとかの道ではなく、走りやすい道です。
 山深くないのが助かりますね。
 しばらく行くと集落に入りました。
 進行方向左手に局が出てきました。
 姫ノ井局というのもなんだか風流な名前だと思います。
 旗の掲揚ポールもあり、以前は集配局だったのでしょうか。
 何となくそれっぽい雰囲気はありますね。
 この先は行ったり来たりで局を拾っていきます。

13 11:02 春遠簡易郵便局 はるどう 高知県幡多郡大月町

 国道から東に入る道を進みます。
 地図で見ると白い道ですが、走りやすい道。
 2車線の、きちんと整備されて道が続きます。
 春遠川を渡って、県道352号にぶつかると局。
 山あいの小さな集落といった風情です。
 海に近いはずなのに、それを感じさせない雰囲気があります。
 さて、局名は春遠、と書いて「はるどう」とあります。
 ただ、はるどお、でしか変換されません。
 それを考えると、公式HPの誤植なのかもしれません。

14 11:13 西泊郵便局 にしとまり 高知県幡多郡大月町

 来た道を戻り、国道321号へ。
 さらに姫ノ井局付近まで戻って、右折します。
 海岸線へと続く道を進み、やがて視界が開けます。
 集落への細い道を進んでいくと局はありました。
 とても細い道沿いで、駐車スペースこそ何とかなるレベル。
 この立地でこの局だと、ちょっと不便なのかな、と思いました。
 局を後にして、Uターンを試みますが、道が狭すぎます。
 局員さんが出てきて「この先抜けられますよ」と教えてくださいました。
 ちょっとした親切に救われました。ありがとうございました。

15 11:28 頭集簡易郵便局 かしらつどい 高知県幡多郡大月町

 海沿いの道をしばらく北へ進んでいきます。
 海水浴場やキャンプ場が多く、素敵な場所です。
 普通の夏なら、人出も多い場所でしょう。
 今年は当然、海水浴も禁止ですから、静かな海岸です。
 県道43号にぶつかり、頭集川沿いを西に進みます。
 やがて左手に局が出てきました。
 頭集、というのもおもしろい地名だと思います。
 村人が寄り合って話し合う集会所みたいなのを思い浮かべました。
 昔ながらの人のつながりを感じさせる地名です。

16 11:35 古満目郵便局 こまめ 高知県幡多郡大月町

 漁港に面した集落に出ました。
 海沿いに左折すると、静かな道です。
 少し走ると局はありました。
 海沿いの小さな局ですが、局舎はまだ新しそうです。
 地名とはいえ、古満目、というのはおもしろい響きです。
 小まめ、というと、気が利くようなプラスの言葉です。
 日々の暮らしの中で、小まめに動ける人でありたいものです。
 さて、海沿いの局の訪問は続きます。
 このあたりの海は、本当に美しいな、と思いました。

17 11:51 柏島郵便局 かしわじま 高知県幡多郡大月町

 県道43号に戻って西に進んでいきます。
 長いトンネルを抜けると、眼下に柏島を望みます。
 とにかく「いい景色だ」と叫びたくなる場所です。
 高度を下げて島に入ると、たくさんの観光客。
 臨時の海水浴場の駐車場まであって、賑やかな場所です。
 ここでは治外法権なのか、マスクをしている人はほぼいません。
 同じ日本でも、別世界があったことに驚きました。
 観光客のあまり来なさそうなところに局。
 局舎は最近建て替えられたのか、よく見る四角い建物でした。

  
こんな場所をゆっくりと歩いたら気持ちよいだろうな。
18 12:09 安満地簡易郵便局 あまじ 高知県幡多郡大月町

 そういえば、先述の充電旅でも、柏島が起点でした。
 高知県内はもとより、西日本では有名な場所んでしょうか。
 東京に住んでいると、全く知らなかった場所です。
 途中で左折して、安満地の集落に入ります。
 こちらも、THE漁村、といった風情です。
 海沿いの細い道を行くと、漁協の建物に局。
 ただし、局の入口は漁協とは反対の、裏手の路地に面しています。
 貯金をお願いすると、機器不調で不安がよぎりました。
 ただ、すぐに復旧して、貯金できたのは幸いです。

19 12:24 橘浦郵便局 たちばなうら 高知県幡多郡大月町

 安満地から北上する県道357号は、なかなかの道でした。
 眼下に海を眺められるのは素晴らしいです。
 ただ、細い道がくねくねと続くのは疲れます。
 この先、こんな感じの道が多かったんですよね。
 というか、これまでもそんな道が多かったんだけども。
 漁港近くの集落の道を進むと局はありました。
 駐車場がなく、海沿いの広い場所に車を置きました。
 こちらは、郵便局窓口営業時間の短縮が試行されています。
 郵便窓口が午後4時までと、1時間短縮されているようです。

20 12:46 大月郵便局 おおつき 高知県幡多郡大月町

 昼時間帯の営業休止局じゃなくてよかった。
 そんな局が全国的に増えたら、大変なことです。
 今後の郵便局営業時間の推移を見守りたいと思います。
 さて、県道357号をまたくねくねと北上してきます。
 さらに内陸へ抜ける道に入り、国道321号に出ました。
 大月町役場などもある国道沿いに局。
 広い大月町の中心局で、集配局でもあります。
 時間帯的なものか、お客さんはわりといました。
 大月町は郵便局数が多いですが、今日はここで最終です。

21 13:00 小筑紫郵便局 こづくし 高知県宿毛市

 大月町には11局の郵便局がありますが、完訪です。
 離島の局がなかったので、すんなりと訪問できました。
 さて、ここからは宿毛市の局を訪問します。
 宿毛市へは、2008年にも平田局のみ訪問しています。
 今回は残り10局を!と言いたいところですが、離島に2局。
 行程の都合上、本土にある局のみを訪問します。
 国道321号をしばらく走り、宿毛市に入ったところで局。
 国道沿いにあり、見通しの悪い場所に立地。
 訪問時には事故に遭わないよう注意が必要です。

22 13:17 宿毛郵便局 すくも 高知県宿毛市

 国道をそのまま北に進んでいくと、川を渡って市街地に。
 宿毛市街地はまとまった街並みです。
 商業施設も民家も、ほどよく密集している感じ。
 1997年に開業した土佐くろしお鉄道の線路が頭上を跨ぎます。
 宿毛市の昔からの市街地に入ると局はありました。
 大きな局舎はもちろん集配局ですが、ゆうゆう窓口はありません。
 このあたりだと、土佐中村局まで行かないといけないんですね。
 貯金と風景印押印は短時間で済みました。
 車に乗り込んで、すぐに次の局へと向かいます。

23 13:22 宿毛幸郵便局 すくもさいわい 高知県宿毛市

 宿毛市街地から宿毛駅方面に向かいます。
 昔からの宿毛市街地は、東宿毛駅の方が最寄りです。
 終点宿毛駅は、町はずれに開業したということですね。
 開業が1997年なので、それは納得ができます。
 それでも宿毛駅近辺は、市街地化が進んでいますね。
 スーパーマーケットなどが並ぶ道を進んでいくと局はありました。
 立地の良さからか、お客さんの数が多めでした。
 それこそ、宿毛駅近辺に局がないので、そのあたりからも最寄りです。
 今後、市街地の広がり方によっては、駅付近に局ができたり?

24 13:31 片島郵便局 かたしま 高知県宿毛市

 県道354号片島港線に入りました。
 この先には宿毛港フェリー乗り場があります。
 宿毛フェリーとして九州の佐伯とを結んでいたようです。
 2018年秋以降運航を休止しているらしい。
 昨今の需要増加の波に乗れるとよいですが、それも状況は変わったか。
 地形から考えて、かつては離島だったのでしょうか。
 片島郵便局は集落の中に位置していました。
 ここ片島へは、沖の島訪問のためにまた来ることでしょう。
 離島の訪問は、いつになるかわかりませんが…。

25 13:38 宿毛西町郵便局 すくもにしまち 高知県宿毛市

 この先はまた「鉄道空白地帯」を進みます。
 国鉄時代に宿毛から宇和島への計画はありました。
 でもいまは、まあ、潰えたと言えばいいんでしょうか。
 なにかの奇跡が起きて建設されることも。
 何が起こるかわからない、それが令和だって。
 西町の市街地に入ると局はありました。
 宿毛市西町、というのが所在地なので、局名は適正。
 ただ、市街地の雰囲気はなくて、集落の局といった感じ。
 この先は、宿毛市の市街地を離れていきます。

26 13:45 藻津簡易郵便局 むくづ 高知県宿毛市

 県道7号を西に進んでいきます。
 主要地方道ということで、立派な道。
 まあ、そういうことにしておきましょう。
 藻津の集落に入りました。
 県道を離れてしばらく走ると局はありました
 漁協と一緒になっているタイプの局でした。
 「小さな魚は海に返そう」。
 なるほど、魚を育てる大切な心構えです。
 大きくなった魚は、大消費地に運ばれ、いただきます♪

27 14:10 岩水簡易郵便局 いわみず 愛媛県南宇和郡愛南町

 主要地方道も県境の区間では隘路もしばしば。
 というか、野犬がいたわ。
 何だこの道、みんなは知らない。
 みんな走らない。
 マイナーな経路で愛媛県に入りました。
 ああ、こんな形で高知県にサヨナラ。
 しばらく海沿いの道を進むと局はありました。
 いや、しばらくもしばらくで、結構時間はかかっています。
 ここからは、愛媛県にお世話になります。

28 14:18 深浦郵便局 ふかうら 愛媛県南宇和郡愛南町

 愛媛県と言えば、なんだろう。
 みかん?それはみっかび?怒られるわ。
 そんな感じに進んでいくと、海沿いの集落に局。
 いかにも海沿いの集落、撮った雰囲気です。
 深浦港といえば…あああああーー、青森を思い浮かべる。
 ここ愛媛県愛南町にも深浦漁港がありました。
 後日、宇和島で深浦(愛媛)産のカツオをいただきました。
 いや、人生一、日本一、世界一うまいカツオの塩タタキでした。
 おいしい記憶は決して人を裏切りません。本当です。

29 14:33 久良郵便局 ひさよし 愛媛県南宇和郡愛南町

 海沿いの道を西に進んでいきます。
 このあたりは海岸線が入り組んでいますね。
 地図で見ただけでも、複雑な地形だとわかります。
 そういう場所はよい漁場。
 よい漁場には人が住む。集落ができる。郵便局がある。
 というわけで、海沿いの集落を訪問していきます。
 しばらく進み、紫電改資料館の南にある集落に局。
 とはいえ、資料館は高台にあって確認できません。
 道路事情も決してよくはなく、運転に疲れます。

30 14:51 西海郵便局 にしうみ 愛媛県南宇和郡愛南町

 県道34号に抜け、半島の背骨を西に走ります。
 海沿いの道はくねくねしていますが、尾根の道はまっすぐです。
 眼下に海を望む道。
 午後の西日を受けてキラキラと輝いています。
 ただ、台風の接近で雲が多くなってきました。
 さて、旧西海町の中心地に入りました。
 西海町役場だった愛南町役場支所の中に局はありました。
 狭い道が多い海沿いの集落では、この立地は助かりますね。
 役場自体も職員さん以外に人気はなく、静かでした。

31 15:04 福浦郵便局 ふくうら 愛媛県南宇和郡愛南町

 湾に沿うように南下する県道300号に入ります。
 この道はわりと走りやすく、2車線の道が続いています。
 地図で見ると、半島のかなり先端まで来ています。
 しばらく走ると県道沿いに局はありました。
 海沿いの集落では、広い道に局があると助かりますね。
 民家が建ち並ぶ細い道沿いだと、勝手がわかりません。
 そんなわけで、訪問が大変そうな局を大方拾いました。
 ここからは、半島の北側にある局を訪問しつつ東へ戻ります。
 時刻は既に15時を回っていますので、残りは数局です。

32 15:23 中浦郵便局 なかうら 愛媛県南宇和郡愛南町

 集落は概ね、半島の東側と北側にあります。
 外海に面する西、南側は住みづらいんでしょう。
 歴史的にそういう土地利用がされているのだと推測します。
 半島の北側に来ました。
 県道293号を進むと、また漁港のある集落に。
 県道に面して局はありました。
 海は内海なので、静かな印象を受けました。
 おいしい魚が水揚げされるんだろうな、と妄想します。
 このあたりの漁港では何が水揚げされるんでしょうか。

33 15:32 赤水簡易郵便局 あかみず 愛媛県南宇和郡愛南町

 県道293号は、ところどころ狭い箇所もあります。
 ただ、概ねスムーズに走れる道だと思いました。
 急ぐ人は県道34号でいききするでしょうし。
 赤水の集落は、県道から少し下った場所にあります。
 細い道をゆっくりと下っていき、集落の中に局。
 こちらは酒屋さんに併設された簡易局でした。
 アサヒビール、の文字を見て、飲みたいな、と思います。
 今夜は温泉に浸かって、風呂上がりにビールでも飲もう。
 そんなことを考えながら、もう1局目指します。

34 15:57 一本松郵便局 いっぽんまつ 愛媛県南宇和郡愛南町

 愛南町の中心部には未訪問局がたくさんあります。
 都市ではないことを考えると、局は多い方です。
 残り時間でそのすべてを訪問できないので、1局に絞ります。
 明日の経路を考えたときに離れ小島になる一本松局へ。
 ちょうど宿を一本松に取っていたこともあります。
 国道56号で宿毛方面に向かい、トンネルで山越えすると旧一本松町。
 中心地に進んでいくと局はありました。
 集配局ではなくなっているものの、大きな局舎でした。
 今日はこの局で終了。愛南町中心部へは明日向かいます。

 一本松局を訪問後は、近くにある一本松温泉あけぼの荘というところに泊まりました。温泉があるのは本当にありがたいことです。
 温泉に浸かっていると、いよいよ雨が降り出しました。この雨は台風の影響によるもので、長雨になりそうだとか。
 ずっと晴れ間に恵まれていた旅でしたが、ここから先は雨との闘いになるんだろうな、とぼんやりと悟ったのでした。

 

 

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