No.564:陰陽横断の旅・9日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2020.08.19(水) 晴れ 42 上斎原局 津山高野局
 湯原から山越えで、いつもの穴鴨へ。穴鴨集落へは昨日に続いて2度目の訪問です。今日は国道で通過して、482号を進んでいきます。
 相変わらず山あいの道ですが、なだらかな山が続き、岐阜県や長野県で育った私にとっては、街中と大して変わらないくらいの道です。
 のんびり走ってもちょうど9時に到着できるという、旅先ならではのわくわく訪問で、今日も順調に旅ができそうな予感です。
1 09:02 上斎原郵便局 かみさいばら 岡山県苫田郡鏡野町

 国道179号に入って山あいを進みます。
 このあたりは旧上齋原村。
 そんな村があったのか、と思ってしまいます。
 平成の大合併で消された自治体名のひとつですね。
 合併前も人口1000人に満たない小さな村だったんですね。
 そんな村の中心地なのか、民家も多い爽やかな集落へ。
 大きめ局舎ですが、現在は集配局ではないようです。
 鳥取県境に近い小さな集落。
 のんびりとした時間が流れる村からスタートです。

2 09:16 奥津温泉郵便局 おくつおんせん 岡山県苫田郡鏡野町

 国道179号をそのまま南に進んでいきます。
 観光客が通るような道でもないのか、車は少なめ。
 一本西を走る湯原温泉の道よりも長閑な雰囲気です。
 それでも、だんだんと温泉が近付いてきました。
 奥津温泉のある集落に入ると、旅館に交じって局。
 県境から山を下りつつ温泉街に出る感じ、湯原と似ていますね。
 温泉街あるあるなのか、駐車場のない古めかしい局です。
 向かいの旅館?も工事中なのか、人気はありませんでした。
 この先、旧奥津町の局がしばらく続きます。

3 09:23 羽出簡易郵便局 はで 岡山県苫田郡鏡野町

 県道445号経由で西に向かっていきます。
 このあたりは昔からの集落が続きます。
 奥津温泉局がかつては奥津局を名乗っていたんですね。
 旧奥津町の中心地はこのあたりだったのでしょうか。
 さて、蒜山への山越えに続く県道の途中に局はありました。
 上り坂の途中にある小さな簡易局です。
 駐車場がないこともあり、路肩を借りて車を置きました。
 ほとんど交通量のない道だったので、これでも安全です。
 ここからは国道に復帰して南下していくことにします。

4 09:31 奥津郵便局 おくつ 岡山県苫田郡鏡野町

 国道179号に入り、さらに南へと進んでいきます。
 山あいではありますが、山奥ではない場所。
 こういう景色が、中国山地のいいところですよね。
 本気の山だと、ちょっと暗い気持ちになります。
 国道41号をひたすら走るとそんなときがありますからね。
 しばらく行くと国道沿いに局はありました。
 こちらは1999年に久田郵便局を移転改称した集配局。
 旧奥津町の名を名乗っていますが、同日奥津局が奥津温泉局に改称。
 なんだか複雑な経歴をもつ、ダム関連の移転改称局です。

5 09:46 富郵便局 とみ 岡山県苫田郡鏡野町

 ダム建設と郵便局の移転改称は、しばしば見かけますね。
 地元、岐阜県でも、旧徳山村の廃村などが記憶に新しいです。
 1980年代ともなると、あまり記録もないのでしょうが。
 ダムに沈む前の徳山村へは何度か行ったことがあります。
 そんな徳山地区も今やダムの底。
 さて、県道56号を西に向かっていくと富地区。
 2005年までは富村という独立した自治体だったというから驚きです。
 静かな集落の中に局はありました。
 村唯一の郵便局が、旧村名を語り継いでいきます。

6 09:58 余野下簡易郵便局 よのしも 岡山県真庭市

 県道327号で山越えをします。
 とはいえ、険しい山道ではなく、軽い山越え路。
 昔は峠越えの道だったんでしょうが。
 いったん真庭市に入り、川沿いを進みます。
 日焼けした小学生くらいの男の子が川で遊んでいます。
 ああ、なんて長閑なんだろうって思う集落に局。
 川に面している道沿いの酒屋さんに局はありました。
 絵に描いたような田舎の風景に思わず胸いっぱいになります。
 こういう日本が、まだここにあるんですね。

7 10:11 中谷簡易郵便局 なかたに 岡山県苫田郡鏡野町

 余野下の集落からは久世へと抜けるルートもあります。
 というか、真庭市なので、久世からのアプローチが多いのかな。
 そんな私は、久世へは抜けずに東へ。
 県道82号をしばらく東に進み、再度鏡野町へ入ります。
 苫田ダムから続く吉井川沿いの集落に局はありました。
 古めかしい局舎の簡易局は、農協の向かいにありました。
 ゴム印を押すときに「何色にしましょうか?」と。
 いろいろな色から選べるようになっていました。
 おすすめをチョイスしてもらい、通帳が華やかになりました。

8 10:17 鏡野小田郵便局 かがみのおだ 岡山県苫田郡鏡野町

 さらに東に進んでいきます。
 少しずつ山あいから町に近付いています。
 鶴喜小学校という、どう考えてもめでたい小学校に。
 長生きできそうな運気をもらいます。
 その近くに局はありました。
 局名に町名である鏡野を冠しています。
 合併前の旧鏡野町のころからの鏡野エリアなんでしょうね。
 それにしても、2町2村が合併しても人口は12,000人ほど。
 規模の小さな自治体が多い地域だったんですね。

9 10:27 鏡野郵便局 かがみの 岡山県苫田郡鏡野町

 合併後も市制施行をしていない自治体、ありますね。
 もちろん、市制施行が狙いでも条件でもないでしょうが。
 小規模な自治体が多い地域では、合併しても人口は増えません。
 しばらく道なりに南下していき、香々美川沿いの集落に局。
 鏡野町役場にも近く、このあたりが中心地なんでしょうね。
 私の地元にも各務原市があり、「かかみがはら」「かがみがはら」なんて呼ばれます。
 各務野高校なんていう高校もあるので、鏡野に通ずるのでしょうか。
 そんな地名の由来を感じながら、古来日本は鏡は特別だったな、と。
 この地域には、そんな「かがみ」に由来する地名が多いです。

10 10:35 院庄簡易郵便局 いんのしょう 岡山県津山市

 このあたりまで来ると、わりと町、という感じです。
 津山市に向けて市街地が広がっている感じがします。
 国道179号に入ると、片側2車線の区間になりました。
 交通量も多く、いつの間にか津山市に。
 中国道院庄インター(そんなのあったんだ!)を過ぎます。
 JR院庄駅近くの道沿いに局はありました。
 このあたりはもう市街地に近い住宅街の雰囲気です。
 それなりの需要があるのか、お客さんの数も多めでした。
 この先は、津山市街地とは反対に進んでいきます。

11 10:44 宮尾郵便局 みやお 岡山県津山市

 津山市街地は午後に回して、ひとまず昨日の続きを。
 山あいの地域に残してしまった局を訪問します。
 大垪和などは、残したくないですからね。
 国道181号に入り、西に進んでいきます。
 姫新線に沿って吉井川を渡ると国道沿いに局はありました。
 古めかしい局舎と、機能的とはいえない駐車場。
 それでも、混雑していなければ不便はなさそうです。
 このあたりは民家も多く、津山市街地から続く集落です。
 しかし、駅がないので、疎らな印象を受けます。

12 10:51 久米郵便局 くめ 岡山県津山市

 久米川に沿って西に進んでいきます。
 なんだか懐かしい名前だな、と思うのも当然。
 8年ほど前まで、西武線沿いの久米川に住んでいたんですよね。
 あれから東村山に行くこともないな…。
 そんなことを考えながら進むと、国道沿い右手に局。
 立派な局舎ですが、現在は集配はしていないよう。
 広い局舎を持て余しているような印象も受けます。
 近くにある駅は、JR美作千代駅。
 千代と書いて「せんだい」と読ませる。クセが強い。

13 10:58 宮部簡易郵便局 みやべ 岡山県津山市

 北に向かうと中国道をくぐります。
 旧久米町の中心地で、なんだかのんびりした風景。
 ここは、作家重松清の故郷なんだそうです。
 この景色からあの小説が生まれたのかと思うと感激です。
 さて、県道335号で西にしばらく走ります。
 宮部川に沿ってしばらく行くと局はありました。
 なにかの事務所のようなところに併設されている局です。
 製材所?資材置き場?のようなところもあります。
 静かな雰囲気で、なんだか田舎の局だなという印象です。

14 11:07 坪井郵便局 つぼい 岡山県津山市

 県道339号で南下していきます。
 小高い山越えのようになっていました。
 JR坪井駅付近で中国道を越え、さらに国道181号に。
 集落の道を走っていくと局はありました。
 局の手前で工事の通行止めになりましたが、局までは行けるとのこと。
 黒っぽい局舎は珍しいな、と思いました。
 古めかしい局舎でもしゅっとして見えますよね。
 黒っぽい服を好んで着るようになったのは、そのせいでしょうか。
 ここ数年での体重変化に自分でも驚いてしまいます。

 
途中の踏切で津山行きの列車に遭遇。1日12往復の貴重な列車。
15 11:26 旭北郵便局 あさひきた 岡山県久米郡美咲町

 国道を西に進めば昨日の河内局に出ます。
 ここでやっと昨日の行程と繋がりましたね。
 さて、県道341号なる怪しい道に入って南下します。
 「この先大型車通行不能」の看板の先は立派なループ橋。
 予告通り細くなった道は少しの区間で解消。
 ダム建設でも予定されているんでしょうか。
 しばらく県道を進むと局はありました。
 立地的に簡易局でもありそうな静かな集落の外れです。
 山あいにあって、なかなか近代的な局舎でびっくりでした。

16 11:35 油木簡易郵便局 ゆき 岡山県津山市

 南下していくと、国道429号にぶつかります。
 津山と倉敷を結び、倉敷方面に進むと昨日の旭局です。
 津山から先、遠く京都府の福知山市まで続いているんですね。
 昨年の8月14日に通った榎峠、あそこも国道429号だったんですね。
 そのときは、岡山県区間に来るなんて思ってもいませんでした。
 立派なトンネルで東に抜けると坂を下って集落に。
 国道沿いに局はありました。
 間口の広い古めかしいタイプの局舎ですが、よく目立ちます。
 国道沿いでわかりやすく訪問しやすいのは助かります。

17 11:41 桑村郵便局 くわむら 岡山県津山市

 そのまま国道429号を東に進んでいきます。
 あえて書くなら、福知山方面に走る、というところ。
 そういえば、昨年は福知山にお盆休みの簡易局を残したな。
 近いうちに福知山へも行かなくちゃな。
 倭文川沿いを進み、景色もだいぶ開けてきました。
 交通量も増え、コンビニなんかも目に入るようになったら局。
 このあたりは津山市の南端部に近い場所。
 すぐ近くに美咲町との市町境があります。
 そんなわけで、次の局は美咲町となります。

18 11:45 三保簡易郵便局 みほ 岡山県久米郡美咲町

 そのまま国道を東に進んでいきます。
 交通量も安定して多いのか、車は多く走っています。
 気付くと美咲町に入っていました。
 さっきも旭北局で美咲町を訪問していましたね。
 美咲町は旧中央町、旭町、柵原町が合併して誕生しています。
 そんな経緯が町域を複雑な形にしているんでしょうね。
 美咲町に入ってすぐ、県道70号を左折すると局。
 広い駐車場もあり、利便性の高い局だと思います。
 この県道は交通量が多いので需要もありそうです。

19 11:53 打穴中簡易郵便局 うたのなか 岡山県久米郡美咲町

 ここからしばらくは美咲町の局を訪問していきます。
 町ではありながら、局数はかなりのもの。
 山あいの集落を行ったり来たりすることに。
 県道70号をしばらく南下していきます。
 津山市西部から国道53号に抜ける道でもあり、交通量は多いです。
 もうすぐ国道53号というあたりで県道に沿って右折。
 すぐにログハウス風の局舎が目に入りました。
 丸形のポストにログハウス、なんだかいい組み合わせです。
 駐車場も広く、訪問しやすい局で助かりました。

20 11:59 打穴簡易郵便局 うたの 岡山県久米郡美咲町

 そのまま県道を進んでいくと、だんだんと長閑に。
 いや、いままででも十分に長閑だったんですが。
 しばらく走って打穴川沿いの道に入ると局。
 県道からも大きな看板が目立っていました。
 局舎は旧特定局っぽいので調べてみました。
 すると、1984年に簡易局に転換されているんですね。
 思っていたよりも昔でびっくりですが、局舎はそれほど古さを感じません。
 貯金を済ませて局を後にし、次へと向かいます。
 特定局だった時代を思うと、なんだか心に沁みます。

21 12:15 大垪和郵便局 おおはが 岡山県久米郡美咲町

 県道70号をそのまま進んでいき、山間の集落に。
 このあたりは、小さな集落といった感じです。
 途中で県道373号に入りますが、こちらに進む車は少なめ。
 自分の車1台だけでのんびりと進んでいきます。
 しばらく行くと、棚田のある大垪和の集落です。
 まず読めない地名ですが、長閑な景色に癒されます。
 棚田について話題にすると「昔よりだいぶ荒れちゃってますよ」とのこと。
 せっかくなので景色を眺めると、それでも素敵な棚田の風景。
 こんなところが身近にあったら、心が清くなりそうです。

 
大垪和局近くから眺める棚田と、躊躇するほど狭くなる県道。
22 12:34 垪和簡易郵便局 はが 岡山県久米郡美咲町

 県道373号という、JR東海にありそうな番号の道へ。
 地図で見るとなんてことはないんですが、この先が…。
 なんとも狭い道になり、おいこれは!という感じに。
 さすがに躊躇いながら、それでも進むしかないんだ。
 不安を抱きつつ、対向車がいないことに感謝しつつ、旭川湖畔に。
 昨日、江与味から抜けられなかった県道の反対側に出ました。
 「この先通行止め」を無視して進むと局。
 そして、苦労の先には素敵な局舎が待っているんですよね。
 局のことが大好きな受託者の方と、しばし歓談しました。

23 12:51 鶴田郵便局 たずた 岡山県岡山市北区

 県道30号を進んでいきます。
 旭川沿いで、なかなか山深い景色です。
 するとびっくり、岡山市北区に入りました。
 岡山市は県庁所在地で、かつ政令指定都市。
 そんな大都市とは思えないほどの静寂に驚きます。
 そのまま進み、少しだけ県道70号に入ると局はありました。
 鶴田と書いてたずた、と読むんですね。
 たず、は、田鶴なんて表記することもありますね。
 そんなこんなで、岡山市の局を久しぶりに訪問しました。

24 13:04 福渡郵便局 ふくわたり 岡山県岡山市北区

 旭川に沿った長閑な県道30号を進んでいきます。
 こういう道は、ドライブを楽しくしますね。
 のんびりぼんやりと走っていけますね。
 あ、ぼんやりはだめですね。運転中は。
 国道53号を南下していくと、福渡交差点に局はありました。
 わき道に入った裏手に局の駐車場はあります。
 こちらの局は集配局となっていて、局舎も一定の規模があります。
 裏手の駐車場側にも出入口がるのは利便性が高いですね。
 局を訪問して、ここからは北に向かって進みます。


岡山方面行の列車を見送ります。令和とは思えない光景。
25 13:16 神目郵便局 こうめ 岡山県久米郡久米南町

 国道53号に合流するために福渡の集落を走ります。
 さすがは政令市。駅へ向かう歩くスーツ姿。
 福渡駅を過ぎたあたりでちょうど岡山方面行きの列車。
 古めかしい車両がいい音をさせながら走ります。
 国道に合流して、誕生寺川に沿って東へ北へ。
 右折レーンのない久米南町上神目交差点を右折します。
 しばらく行くと、集落の中に懐かしい局舎。
 この先、久米南町の局訪問が続きます。
 平成の大合併を生き抜いた、なかなか味のある歴史の町です。

26 13:26 弓削郵便局 ゆげ 岡山県久米郡久米南町

 国道53号をそのまま北に進んでいきます。
 この国道とJR津山線が久米南町を南北に貫きます。
 交通に恵まれていた点が、生き残りの要因でもあるでしょう。
 しばらく行くと、お店も多いまとまった集落に。
 ここが弓削地区で、久米南町の中心地です。
 国道沿いに役場と郵便局が向かい合っています。
 この配置は、昔から発展してきた町なんだなと実感させます。
 集配局になっていて、駐車場も集配スペースと共有。
 時間帯によっては混雑することもありそうですね。

27 13:35 誕生寺郵便局 たんじょうじ 岡山県久米郡久米南町

 国道を線路に沿って北に進みます。
 寂しくはない山里の景色で、幹線国道ならではの交通量。
 岡山と津山を結ぶ国道らしい景色ですね。
 高速道路が並行していないので、純粋に交通量が多いです。
 JR誕生寺駅前を通過し、集落の中に入ると局。
 近くには浄土宗開祖の法然上人生誕地にあるその名も誕生寺。
 いやいや、浄土宗の総本山、特別寺院がこんなところに。
 これは全く知らなかった歴史に触れ、思わず背筋が伸びます。
 そんな有難い名の郵便局を訪問し、久米南町は完訪です。

28 13:50 亀甲郵便局 かめのこう 岡山県久米郡美咲町

 国道53号をそのまま北に進んでいきます。
 この国道、岡山市から鳥取市に向かう国道なんですね。
 今回の旅にピッタリな、陰陽連絡国道です。
 誕生寺池を横目に進むと、美咲町に戻ってきました。
 しばらく行くと国道沿いに局はありました。
 集配局ということで、わりと立派な局舎でしたね。
 2005年までは久米郡中央町に位置し、地域の中心的な局だった模様。
 中央町なんていう酔狂な町があったとは。
 あ、そんなこと言ったら山梨県に怒られますね。

29 14:02 津山皿簡易郵便局 つやまさら 岡山県津山市

 上から読んでも中央中、下から読んでも中央中。
 そんな美咲町立中央中学校を横目に北上します。
 JR津山線が沿っていますが、ここは鉄道とマイカーのすみ分けがあるのでしょう。
 車社会でも、岡山市で酒飲んで帰る、なら鉄道一択。
 まあ、列車に揺られて酒飲みに行くなんて東京ならではかもね。
 津山市に入り、佐良山駅を過ぎて進むと集落の中に局。
 ここに来て、津山を冠する局に出会いました。
 さて、午後2時過ぎ。
 ここから一気に津山市街地を訪問していこうと思います。

30 14:11 津山二宮郵便局 つやまにのみや 岡山県津山市

 津山市というのも、イメージが湧くようで湧かない。
 津山市は岡山県第三の都市で、人口10万人弱。
 津山城の城下町で、というところまでは予備知識。
 歴史もあって、地域の中心的役割を担っているんですね。
 吉井川を渡った先に局はありました。
 局名に津山が冠されていることからも、市街地に入ったことがわかります。
 山間部に栄えた都市ですが、わりとまとまった津山市。
 名前ぐらいは聞いたことがありますが、来るのは初めてです。
 のんびりした街なのかな、と思いながら訪問を続けます。

31 14:20 津山口郵便局 つやまぐち 岡山県津山市

 西へ向かうと、午前中に訪問した院庄局です。
 院庄地区も津山市の重要な市街地なのでしょう。
 ただ、鉄道でいうと、姫新線のローカルゾーン。
 再度吉井川を渡った津山口地区は、JR津山線の駅を中心に栄えたエリア。
 岡山市と鉄道で繋がる、優等生のエリアです。
 そんなJR津山口駅近くの街道沿いにある局でした。
 津山口駅近辺は、そもそも地名が津山口なんですね。
 郵便局名が駅名に合わせたというわけではないんですね。
 無事津山口を訪問し、ここからは、津山市街地に入ります。

32 14:30 津山大谷郵便局 つやまおおたに 岡山県津山市

 国道429号を進み、市街地の南側を。
 川の対岸が津山の昔からの市街地です。
 昔からって、いつをもって昔とするのかは謎です。
 というのも、津山駅のある吉井川の南側が、新しい市街地。
 鉄道が開通したのが、と歴史をさかのぼると凄まじいことに。
 そんな、JR津山駅の南側に位置する新しい街並みに局。
 昔ながらの津山駅を裏手から眺める場所に局はあります。
 行きたかったけど行かなかった「津山まなびの鉄道館」が見えます。
 ああ、本当に行っておけばよかったと後悔しています。

33 14:41 津山郵便局 つやま 岡山県津山市

 吉井川を渡ると津山市街地です。
 なんだか素敵な街並みが広がっている予感。
 昔ながらの街並みがありそうな市街地は、いや、結構複雑。
 一方通行の道が組み合わさった市街地を進んで局へ。
 駐車場も局から少し離れた場所にありました。
 歩いて局に向かうと、おお、アーケードの商店街にある局でした。
 ゆうゆう窓口のある旧集配普通局の堂々たる局舎。
 外出自粛の影響があるのかないのか、静かな商店街にある局です。
 思わず「こんな局があるのか」と呟くほどの存在感でした。

34 14:52 津山坪井郵便局 つやまつぼい 岡山県津山市

 城下町らしく、一方通行の道が入り組んでいます。
 津山ってこんなにまとまった街だったんだな。
 いままで通過もしたことがなく、初めての街。
 市街地をナビに従って迷い迷い進んでいきます。
 一方通行の道をうまく組み合わせて進むと局に到着します。
 狭く見通しの悪い道沿いにあり、局前のわずかな駐車スペースも狭いです。
 市街地にある小さめの局ですが、需要は高そうです。
 こういった局というのも、日本には多いですね。
 このままあと1時間。津山市街地を巡っていきます。

35 15:02 津山田町郵便局 つやまたまち 岡山県津山市

 年金事務所や税務署などの施設が並びます。
 県道394号なる広い道を東に進んでいきます。
 すると、右手に局はありました。
 ただ、広い道沿い、しかも反対車線。
 そう考えると、この局の訪問ハードルは上がってしまいます。
 しかしこの局、隣の広い駐車場の一角に局用のものがありました。
 砂利の広いスペースですが、かなり荒れていました。
 今後、もしかしたら利便性の高い局に改築されるかもしれませんね。
 そうすると、移転改称なんていうことがあるかもしれません。

36 15:11 津山中之町郵便局 つやまなかのちょう 岡山県津山市

 津山城のある鶴山公園を横目に進みます。
 起伏のある市街地で、お城の付近も丘になっています。
 いいですね、こういう雰囲気の城下町。
 のんびりと観光するのも楽しそうです。
 街歩きをするなら、もうちょっと涼しくなってからがいいかね。
 宮川を渡りクランクした道を進むと局はありました。
 狭い道沿いにあり、古い街並みが残されています。
 作州城東屋敷、なる建物も残されていて、雰囲気がありますね。
 観光客も訪れるような場所なんだろうと思います。

37 15:18 津山林田簡易郵便局 つやまはいだ 岡山県津山市

 古い街並みはやはり道が細く、抜けるのが大変でした。
 この道でも対面通行なのか、という感じです。
 広い道に出たら左折して、北に進んでいきます。
 右手に局はあり、駐車場もきちんとありました。
 ものすごく葉の茂った木があって印象的でした。
 郊外にありがちな簡易局ですが、こういう局があると安心しますね。
 この先は津山市郊外の局を拾っていきます。
 中心市街地の訪問が一段落すると安心しますね。
 車で訪問しやすい郊外の局がやっぱり安心なわけです。

38 15:25 津山川崎郵便局 つやまかわさき 岡山県津山市

 国道429号は片側2車線の広い道です。
 郊外型のロードサイド店が多いのもこのあたりの特徴。
 JR東津山駅近辺にはお店も多くて便利そうです。
 因美線と姫新線のジャンクションですが、列車は多くはなさそう。
 さて、駅を過ぎて左手の道に入ると局。
 こちらはなかなか盛況している様子でした。
 通りがかりでも利用しやすい局なのかもしれませんね。
 局舎はしゃれたデザインで新しそうです。
 少し前の時代には、こういう局舎が多く建てられたんですよね。

39 15:31 津山国分寺簡易郵便局 つやまこくぶんじ 岡山県津山市

 加茂川を渡って南下していきます。
 この道、意外にも交通量が多くて曲者でした。
 広くはないのに車は多い。
 こういう道ってときどきあるんですよね。
 県道477号なる道で、しばらく行くと局は右手にありました。
 貯金自体はすんなりと済みました。
 ただ、出庫がしづらく、これは困りましたね。
 少し待ってうまく道に合流しました。
 残り30分ほどあるので、さらに次へと向かいます。

40 15:39 大崎郵便局 おおさき 岡山県津山市

 県道350号に入り、今度は東に向かいます。
 一気に郊外の雰囲気で、津山市街地ははるか背後に。
 そんな気持ちにさせる道です。
 国道179号にぶつかると大崎の集落です。
 JR美作大崎駅、大崎小学校などが集まっていますね。
 局は国道沿いにあり、駐車場も利用しやすい広さです。
 和風な局舎は機能的で、ちょっと昔の、平成建築だな、と思いました。
 この後の訪問順に迷いましたが、残り時間も少ないので近場で。
 次は広野簡易局へと向かって北上しようと思います。

41 15:50 広野簡易郵便局 ひろの 岡山県津山市

 県道412号を北東に進んでいきます。
 のんびりと走り、少し里山が迫ってきます。
 小さな集落が連続し、田畑が広がっているのも長閑です。
 県道415号に入って進むと、しばらく先に局。
 もうすぐ16時という段階ですが、無事到着しました。
 THE 簡易局といった風情が素敵ですよね。
 貯金を済ませて局を後にします。
 この時点で15時50分。
 あと10分で行ける局は、あるでしょうか。

42 15:59 津山高野郵便局 つやまたかの 岡山県津山市

 急いで検索して、もう1局目指します。
 国道429号から県道347号に入ります。
 西に向かうと、加茂川を渡る橋にぶつかりました。
 橋を渡った先にはJR高野駅。
 その手前の国道53号を津山市街地方面に向かうと局はありました。
 16時前に到着することができ、貯金ができました。
 近くには中国道の津山インターがあります。
 そして、その近くのイオンモールに郵便局が開局します。
 そんなわけで、ここへはまたいつか来ることでしょう。

   
JR高野駅に立ち寄りました。ローカル線の雰囲気がいっぱいです。
 無事今日の行程もしっかりとこなすことができました。津山市街地を一気に訪問できたことはかなりの成果です。
 この後は、津山市郊外の宿に宿泊することにし、のんびりとそちらへ向かいました。とにかく暑い日で、困りましたね。
 さて、旅の終わりも見えてきました。旅の後半、この時期が一番切なくなる時期なんですよね。明日も頑張ろう。

 

 

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