No.559:陰陽横断の旅・2日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2020.08.12(水) 晴れ 44 秋岡簡易局 船岡局
 香住の宿を出発し、いよいよ今回の旅の目的地、鳥取を目指します。昨日も予定より早く進んで、鳥取県入りは果たしていますが。
 まずは今後の訪問を考えて、兵庫県の山あいの局からスタートし、西に向かっていくコースを取ります。
 氷ノ山にも近い、かなりしっかりと山奥の集落まで改装して、そこからのんびりと鳥取県を目指すことにしました。
1 09:01 秋岡簡易郵便局 あきおか 兵庫県美方郡香美町

 県道4号を山に向かって南下していきます。
 香住といえば、海、カニなんてイメージです。
 そう考えると、この香住の山を進むのは不思議な感じ。
 途中には酒蔵があって、なんだか楽しそう!
 自然豊かな中を進み、矢田川の景色を楽しむうちに旧村岡町。
 さらに国道482号を南下し、旧美方町エリアを進んでいくと秋岡の集落。
 氷ノ山を前に、かなり山深い場所にある集落です。
 ただ、車での到達は困難ではなく、比較的簡単に行くことができます。
 9時を待って貯金を済ませ、次の局へと向かいます。

2 09:13 小代郵便局 おじろ 兵庫県美方郡香美町

 国道482号の来た道を戻って北上します。
 秋岡口は狭い区間が連続しますが、徐々に道幅も安定します。
 まあ、秋岡より南側を走る車は少ないんでしょう。
 香美町小代区となっている旧美方町の中心地、小代。
 美方区にならなかったあたりに、小代という地名の歴史を感じます。
 集落の中心地に局はありました。
 国道の狭い区間にある局なので、駐車場が狭いのは困りました。
 町はずれならば路肩に駐車しても問題ないでしょうが。
 集配局というわけではなく、大きくはない局舎でした。

3 09:24 射添郵便局 いそう 兵庫県美方郡香美町

 国道482号をそのまま北上していきます。
 国道9号に合流し、少し東に向かうと局。
 コンビニと駐車場をシェアしています。
 貯金と風景印押印の間に、コンビニに立ち寄りました。
 こういう局は、旅の途中のアクセントになりますね。
 特に困るのがトイレ問題。
 それを解決してくれるコンビニ併設局です。
 ところで、この局名ですが、頑張っても変換されません。
 一風変わった地名ですが、局の所在地は全く異なる地名です。

4 09:38 原郵便局 はら 兵庫県美方郡香美町

 そこから西に向かっていきたいのですが、うまくいきません。
 というのも、香住に向かった原地区に局があるからです。
 県道4号を香住方面にしばらく向かい、集落に入ると局。
 どうしてもこのあと、射添局まで単純往復になってしまいます。
 そう考えるとなんだかロスな気もしてしまいます。
 貯金後、県道4号を戻るか、山越えするかどっちが速いか聞いてみました。
 すると、「戻った方が速いと思いますよ」とのこと。
 やはり山越えの県道550号は、地図で見た通り険しい道のようです。
 安全なルートを選ぶべく、来た道を戻っていくことにします。

5 10:04 湯村郵便局 ゆむら 兵庫県美方郡新温泉町

 国道9号の交差点まで戻ってきました。
 やはり幹線国道だけあって、交通量は多めです。
 トラックも多いですが、幸い、前を塞ぐ車はいません。
 長めのトンネルを抜けると新温泉町。
 ひたすら道を下っていくと、湯村温泉に到着します。
 温泉街への道を進み、その中心地に局はありました。
 この時刻、チェックアウト客も多いのか、人が多いです。
 そして土地が限られているのか、珍しく窓口は階段の上、2階です。
 驚くことに、1階は集配スペースで、この局は集配局です。

6 10:16 照来郵便局 てらぎ 兵庫県美方郡新温泉町

 趣のある温泉街を後に、次へ進みます。
 県道103号に合流し、安定した道を南下します。
 すぐに上り坂になり、しばらく山あいの景色の中に。
 照来の集落に入ると、十字路に出ます。
 ちょっと迷子になり、道を間違えてUターン。
 細い道を入っていくと局はありました。
 丸形のポストがまだ新しそうな局舎の入口に建っていました。
 この局名も、変換することができません。
 やはり所在地の地名とは異なった局名のようです。

7 10:21 飯野簡易郵便局 いいの 兵庫県美方郡新温泉町

 県道265号を西に向かって進んでいきます。
 ところどころ道幅が狭くなります。
 それでも、だいたい安定していて走りやすいです。
 しばらく進んでいくと局はありました。
 一見、商店に併設されているように見えました。
 ただ、入口は自動販売機で塞がれているように思います。
 商店を廃業して、簡易郵便局専業になってるのでしょうか。
 余談ですが、簡易郵便局と打ち込むと、ときどきタイプミスします。
 変換してびっくり、私の地元、可児郵便局が出現します。

8 10:33 千原簡易郵便局 ちはら 兵庫県美方郡新温泉町

 県道265号をそのまま進んでいきます。
 西から北へと針路を変えて、川沿いを北上します。
 しばらく進んで、先ほどの国道9号にぶつかります。
 幹線国道も県境が近いせいか、車は少なめです。
 鳥取方面に向かうと、局はありました。
 ただし、かなり厄介な立地になっています。
 側道をスイッチバックのようにバックして進んで局に。
 鳥取方面から向かうともう少しすんなりアプローチできそうです。
 小さな局舎が長閑な集落の風景に似合っています。

9 10:47 八田郵便局 はった 兵庫県美方郡新温泉町

 国道9号を鳥取方面に向かいます。
 高度が上がって、山越えっぽくなってきました。
 川沿いに集落がところどころある感じです。
 どこにでもある山里といった雰囲気ですね。
 さて、この旅で地味に最も難関だったのがこの局かもしれません。
 幹線国道沿いで駐車場がなく、路肩もないですからね。
 仕方なく少し離れた路肩を借りて車を置きました。
 山の中でこんな目に遭うとは思ってもいませんでした。
 これは、今後機会があれば改築と駐車場設置を強く望みます。

10 10:57 岸田簡易郵便局 きしだ 兵庫県美方郡新温泉町

 国道9号でいよいよ県境を越えます。
 と、その前に、兵庫県最後の局へ。
 県道262号で山あいを南下していきます。
 走りやすい道なので、ここは安心です。
 岸田川沿いの集落のはずれに局はありました。
 ここから南に進んでも、もう小さな集落しかありません。
 交通量も当然少ない県道です。
 局には大量の荷物を送る先客がいました。
 間を縫って貯金していただきました。

11 11:07 岩美蒲生郵便局 いわみがもう 鳥取県岩美郡岩美町

 今度こそ国道9号で県境を越えます。
 長いトンネルを抜けると、鳥取県。
 近畿地方から中国地方。関西から山陰です。
 それほど景色に変化はないものの、静かな田園風景です。
 国道を右手にそれる集落の道の入口に局。
 国道に背を向けて局舎はありました。
 かつては集落内の道が国道だったのでしょうか。
 それにしては細すぎる道か。
 さて、鳥取県内の直営局はゴム印に絵柄が必ず入っています。

12 11:16 岩美岩井郵便局 いわみいわい 鳥取県岩美郡岩美町

 国道9号から左手に延びる道に入ります。
 集落を進む道で、途中までは田園風景です。
 いきなり温泉街に突入します。
 ここは岩井温泉という温泉街になっているんですね。
 立派な温泉旅館も数軒あります。
 全然知らなかったですが、このあたりでは有名なんでしょうか。
 局の風景印も温泉が描かれてます。
 なかなか昭和な匂いの図案ですが、1964年から使用されているそう。
 かなり歴史のある風景印だったんですね。

13 11:29 岩美院内郵便局 いわみいんない 鳥取県岩美郡岩美町

 この後はいったん岩美の市街地まで出ました。
 そこから県道を南下するルートを取りました。
 どちらにしても、岩井から院内へ直行する道はないです。
 多少迂回しつつ、院内の集落に入りました。
 川沿いのささやかな集落で、局の付近も民家は疎ら。
 局もお客さんはおらず、静かな場所でした。
 この局の訪問で、岩美町の貯金を扱っている局は完訪のはずです。
 今後、貯金を開始する簡易局が出てくれば、再訪の必要があります。
 どちらにしても、次に岩美町を訪れるのは、いつになるかな。

14 11:45 福部郵便局 ふくべ 鳥取県鳥取市

 怪しげな広域農道?で山越えをすることに。
 しばらく上り坂で、山の上まで来てやっとトンネル。
 二上山トンネルを抜けると、いよいよ鳥取市です。
 旧福部村のエリアで、静かな場所ですが、民家は点在しています。
 JR福部駅付近に局はありました。
 とはいっても、市役所の支所の一角に入居している局。
 駐車場が広く、トイレがあることがかなり便利な点です。
 地方ではこういう局がじわりじわりと増えた気がします。
 郵便局が地域の中で必要なものであるのは間違いないでしょう。

15 11:59 鳥取北園簡易郵便局 とっとりきたぞの 鳥取県鳥取市

 県道に入って、西に向かって進んでいきます。
 しばらく行くと、鳥取砂丘が右手に。
 うわー、いよいよ鳥取に来たんだ。
 そんな実感がじわじわと来る瞬間ですね。
 鳥取砂丘については、週末に訪問する予定です。
 この好天が週末まで続いていますように…。
 さらに進むと、左手の住宅街に入り、ニュータウンの中に局。
 このあたりは鳥取市のベッドタウン…というか市内だな。
 やっと街らしい街にやって来たな、と思います。

16 12:05 浜坂簡易郵便局 はまさか 鳥取県鳥取市

 このあたりは鳥取駅のある市街地とは山を隔てます。
 バスで向かえばそれほど時間はかからないでしょう。
 今日は、鳥取市街地の局ではなく、郊外を中心に回ります。
 というのも、明日からお盆休みの簡易局が多いです。
 そのため、今日できる限り簡易局を中心に訪問しておこうという計画。
 国道9号の先へ向かい、浜坂の集落に。
 鳥取砂丘は浜坂砂丘とも呼ばれているそうなので、この地域のことでしょう。
 局は犬橋という橋を渡ったところにありました。
 地図で見ると、鳥取砂丘から最も近い局といえるでしょう。

17 12:10 浜坂西簡易郵便局 はまさかにし 鳥取県鳥取市

 浜坂の集落から県道を西に進んでいきます。
 この道は鳥取砂丘線の名前が付けられています。
 ほんの1分半くらいで、浜坂西簡易局に到着しました。
 先ほどの浜坂簡易局からは1kmも離れていないですね。
 こちらはまだ新しそうな局舎です。
 このあたりは鳥取市街地にも近く、住宅街が広がっています。
 そんなわけで、十分に需要があるんでしょうね。
 貯金を済ませて局を後にします。
 ここからは鳥取市街地の北西部を訪問していきます。

18 12:17 田島簡易郵便局 たしま 鳥取県鳥取市

 少し鳥取市街地方面に向かいます。
 国道53号を南下し、さらに右折すると局。
 近くにボウリング場があって、少し郊外の雰囲気も。
 鳥取市の都市規模を考えると、こんなもんかな。
 局はわりと都会っぽい場所にありますが、駐車場もしっかりとあります。
 交通量の多い道沿いなので、これは助かりますね。
 貯金を無事済ませて、局を後にしました。
 このあたりのルーティングはかなり迷いました。
 ただ、この街は中心部は直営、郊外は簡易局が多いです。

19 12:24 鳥取商栄簡易郵便局 とっとりしょうえい 鳥取県鳥取市

 県道318号を西に進んでいきます。
 Go Westしたいんですが、今日の任務は簡易局訪問。
 そんなわけで、千代川を渡って少し郊外に。
 ロードサイドの店舗の多い地区ですが、わりと交通量も多め。
 業務街というのか、商業団地のようなところに局。
 なるほど、局名通りといえばそうですね。
 お好み焼きの道とん堀がものすごく存在感を醸しています。
 お好み焼きや併設の郵便局っていうのは初めてです。
 そんな我が家も、道とん堀の横の郵便局のマンションです。

20 12:40 賀露郵便局 かろ 鳥取県鳥取市

 国道29号を北上して、国道9号に出ます。
 この間、交通量の多い道が続きます。
 信号交差点も多く、思うように進みません。
 無駄に時間を費やしたな、と思ってしまいます。
 びんごや、なる服屋さん?の交差点を北上します。
 賀露方面に向かう道で、田んぼの中を進み、湖山川沿いへ。
 狭い橋で集落の中に入ると局はありました。
 海に近い集落の局で、狭い道に住宅密集地。
 駐車場は少し離れた場所にきちんとありました。

21 12:48 賀露港簡易郵便局 かろみなと 鳥取県鳥取市

 湖山川の河口に出て、鳥取港方面に。
 このあたりは埋め立て地と入江とで、海沿いの景色。
 なるほど、対岸にはコンテナ港に煙突が並ぶ景色。
 それでも長閑なのは、鳥取のもつ空気感なんでしょうね。
 しかしこのあたり、賀露港というのか、素敵な食堂系の飲食店も多め。
 これぜーったい、ゆっくり歩いたら楽しいやつ。
 そんな集落の中に局はありましたが、駐車スペースがない。
 海沿いの県道沿いにみなと公園の駐車場がありました。
 そこに車を置いて局を訪問しました。


鳥取港。賀露港ともいうのでしょうか。
22 12:55 賀露南簡易郵便局 かろみなみ 鳥取県鳥取市

 賀露の港町をぐるっと回り込んで南へ。
 交通量も安定していて、往来の多い区間です。
 普段から多いのか、お盆だから多いのか。
 観光需要もあるってことなんでしょうか。
 少し集落に入ったところに局はありました。
 広い道ではないですがバス通りになっていて、路線バスとすれ違います。
 小さな局ですが、集落は密なので、需要はあるのでしょう。
 これにて賀露シリーズの局は完訪です。
 賀露、賀露港、賀露南の3局しかないんですけどね。

23 13:01 鳥取湖山北郵便局 とっとりこやまきた 鳥取県鳥取市

 天下の国道9号を横断します。
 国道9号って、京都から下関まで続いているんですね。
 まんま、JR山陰本線のルートと被るわけか。
 湖山川に沿って南下し、県道318号に入ります。
 西に少し進むと局はありました。
 電話局の施設と並んでいて、わき道沿いに駐車場があります。
 小ぢんまりとした局はですが、お客さんはいます。
 なんだか光沢のあるタイル張りの局舎。
 密かに、でも確かに存在感を出してくる局舎です。

24 13:08 湖山郵便局 こやま 鳥取県鳥取市

 南下する道に入りました。
 住宅街の中を進んでいくと、踏切に。
 なるほどここはJR山陰本線。
 非電化区間って、なんだか味があるんですよね。
 まあ、太多線沿線で育った自分は、非電化で当たり前なんだけど。
 踏切を渡るとすぐに局はありました。
 ほんの数分で到着できるのはとても助かります。
 JR湖山駅と鳥取大学前駅の中間あたりの微妙な場所。
 大学キャンパス最寄り局は需要があるんですよね。

25 13:15 鳥取湖山東簡易郵便局 とっとりこやまひがし 鳥取県鳥取市

 私の思い出の局といえば、松本元原郵便局。
 大学入学直後に、バイト先の口座設定をした局です。
 大学の正門を出たらすぐにあったので、よく利用しました。
 あの松本市にあって、風景印がない珍しい局でした。
 さて、湖山駅付近を通過し、県道318号に出ます。
 千代水西交差点を北上するとすぐに局。
 大きな交差点に面しているので、場合によっては訪問しづらそう。
 窓口スペースには余裕があり、お客さんも多そうです。
 きちんと需要のある簡易局って、意外と多いものです。

26 13:24 鳥取布勢簡易郵便局 とっとりふせ 鳥取県鳥取市

 千代水西交差点を南下する難しさ。
 しかし、ここは鳥取市民のやさしさ。
 きちんと出庫するためのスペースを空けてくれます。
 本当に鳥取は運転マナーがよいです。
 名古屋とか松本とか足立とか、マナー悪いとこしか住んだことないからかな。
 吉岡街道なる県道181号を西に進むと局。
 付近は総合運動場のあるような郊外です。
 長野でいうと、東和田簡易郵便局ってとこでしょうか。
 だれもわかんないような例を挙げても意味がないですね。

27 13:36 東郷簡易郵便局 とうごう 鳥取県鳥取市

 県道をしばらく西に進んでいきます。
 片側2車線の県道21号に入ります。
 国道29号を経由して、さらに県道189号を南西に。
 しばらく進んで集落に入ると局はありました。
 なんだか懐かしい感じの局舎が素敵です。
 静かな夏の昼下がり。
 そうそう、もうお盆なんですよね。
 こういう時間を大切にしたいな、と最近思うようになりました。
 局を無事訪問して、次の局へと向かいます。

28 13:43 鳥取服部簡易郵便局 とっとりはっとり 鳥取県鳥取市

 鳥取インター付近を回り込んで東へ。
 ここは鳥取自動車道のインターなんですね。
 鳥取県内の高速道路は基本的に無料です。
 こんなに素敵な都道府県がほかにあったでしょうか。
 県道42号に出て、少し北に向かうと局はありました。
 民家併設局ながら、駐車場もしっかりとあります。
 こういう点は助かりますよね。
 というか、駐車場がないと困っちゃうんですよね。
 とっとりはっとりの響きが面白く、思わず口にしてしまいます。

29 13:50 鳥取大覚寺簡易郵便局 とっとりだいかくじ 鳥取県鳥取市

 北上していき、国道29号に出ました。
 この国道は鳥取から姫路方面へと続いています。
 幹線国道ですが知名度が低いのは、鉄道と並走しないからでしょうか。
 41号が高山線、42号が紀勢線、というようなのがない路線。
 国道29号は鉄道空白地帯をカバーしています。
 宮長交差点を左折して北上すると局。
 川沿いの微妙な場所に局は建っています。
 駐車場から局の裏手に抜けることができますが、細い道です。
 新車で走るにはちょっとスリルがありました。

30 13:59 鳥取正蓮寺簡易郵便局 とっとりしょうれんじ 鳥取県鳥取市

 国道29号に抜け、さらに東に進みます。
 このまま姫路に向かう…わけはないんだけど。
 いつかこのルートも旅しなくてはな。
 そのいつか、はいつ来るんだろうな。
 片側2車線区間が終わるところ、左折レーンで市街地方面に。
 JR因美線を過ぎたあたりに局はありました。
 付近に駅はないので、わりと静かな場所だと思います。
 まあ、鳥取市内どこでも、わりと静かかな。
 県庁所在地でも、のんびりとした空気が流れています。

31 14:06 鳥取大杙簡易郵便局 とっとりおおくい 鳥取県鳥取市

 北に向かう道に入り損ね、東へ迂回。
 こういうミスもあるけれど、大きなロスではないはず。
 山の中とかなら、道を1本間違えたら大問題ですが。
 当然そんなときは戻りますけどね。
 県道31号なる広い道に出て西に進みます。
 待て。待て待て。「炭火焼き鳥とっ鳥屋」ってなんだおまえ。
 鳥取秩父現象を助長するような店名を付けるとは。
 そんなことを考えていると左手に局。
 局名が読めずに、ここでは読み方を教わりました。

32 14:14 滝山簡易郵便局 たきやま 鳥取県鳥取市

 鳥取秩父現象、というのは、漢字表記がわからなくなる現象です。
 「とっとり」と漢字で書こうとすると、「鳥、取」どっちが先だっけ?
 あの現象です。
 同様に、「ちちぶ」を書こうと思うと「父」を先に書いちゃうやつ。
 え、そんなミスをするのは私だけだって?
 ひとまず県道43号に出て、東に進みます。
 この道はJR山陰本線に沿って福部へと続いています。
 その道沿いに局はありました。
 公衆電話の小銭出しをちょうどしていました。

33 14:25 国府宮ノ下郵便局 こくふみやのした 鳥取県鳥取市

 JR山陰本線をくぐり、山を越えるトンネルに。
 なるほど、ここはショートカットルートかな。
 一定の往来があるってことですね。
 広い県道にぶつかり、左折すると局はありました。
 まだ新しい局舎に駐車場も広々しています。
 それでも車が多く、シェアしているローソン側に駐車。
 知らなかったのですが、この局は今年3月に鳥取岩倉局から移転改称しています。
 旧国府町エリアに移転してきたんですね。
 鳥取市と旧国府町の境界は、このあたりにありました。

34 14:36 因幡万葉の郷郵便局 いなばまんようのさと 鳥取県鳥取市

 県道31号に入り、そのまま南東に向かいます。
 早くも鳥取市街地を離れ、山が迫ってきました。
 いや、鳥取駅まで直線距離でも数キロですよね。
 地方都市のこういうところがいいんですよね。
 都道府県庁所在地では最も人口が少ないみたいですね。
 そんな鳥取市郊外の旧国府町エリアにある局です。
 なかなか洒落た局名ですが、局舎は一昔前の集配局風。
 こちらも、今年6月に国府郵便局から改称されたばかり。
 なるほど、先ほどの国府宮ノ下と関連があるのかもしれません。

35 14:45 津ノ井郵便局 つのい 鳥取県鳥取市

 田んぼの中を一気に南下していきます。
 ここはいったいどの辺なんだろう。
 土地勘もないので、未訪問局がどこにあるのやら。
 I'm a stranger here.
 ちょっとだけストレンジャー。
 そんなことを考えていると、JR津ノ井駅前に出ました。
 ほぼ駅前の県道沿いに局はありました。
 こちらも集配局のような局舎ですが、現在は集配していない様子。
 鳥取駅へはJR因美線で1駅。遠くはないんですね。

36 14:53 古郡家簡易郵便局 ここうげ 鳥取県鳥取市

 津ノ井駅近くの踏切から西に向かいます。
 なかなか癖のある踏切です。
 すぐに田園風景の中に入り、一面の田んぼに。
 局があるはずの場所には、あれ?農協が。
 とりあえず駐車場に入ると、なるほど、農協併設局です。
 貯金非扱いかもしれない、と思いつつ近付くと、扱っていました。
 ところで、この局名ですが、公式HPでは「ここうげ」とあります。
 ただ、どうやっても変換されず、「ここおげ」なら変換されます。
 周囲の地名から考えても、「ここおげ」なのかな、と思います。

37 14:58 蔵田簡易郵便局 くらだ 鳥取県鳥取市

 県道226号を西に向かっていきます。
 このあたりはどこも似たような郊外の景色。
 それでも県庁所在地なので、民家がわりとあります。
 しばらく行くと、あれなんだろう。
 大きなスタジアムが目の前に現れました。
 Axisバードスタジアム、っていうんですね。鳥バードね。
 Axisってなんの会社なんだろう。
 そんなスタジアムの隣にあるのが、これまた風情のある簡易局。
 このギャップが、うん、もう何とも言えないですね。

38 15:07 美穂郵便局 みほ 鳥取県鳥取市

 県道227号に入って西に進みます。
 ここで渡る川は、これが千代川ですね。
 鳥取市街地を流れるので、何度も渡りました。
 県道42号に出て南下すると局はありました。
 最近改築されたのか、駐車場も広く新しい局舎です。
 調べてみると、2016年の移転ですね。
 集落内からの移転でしょうか、便利になったのならよいことです。
 さて、局を後にし、旅を続けます。
 たぶん、いま、世界中の誰よりきっと、幸せです。

39 15:13 倭文簡易郵便局 しとり 鳥取県鳥取市

 旅先の景色を思い出すと、ただ泣きたくなるの。
 そんな気持ちにさせるのも、田舎旅のよさですよね。
 さて、一気に南下して、さらに集落の道へ。
 この道沿いに局はあるの?というような田んぼ沿いの道。
 道幅も狭いし、どうだろ、と思っていると局。
 倭文、という地名はときどき見かけますね。
 織物に関連しているとか聞いたことがあります。
 歴史に根付いていそうで、こういう地名っていいですよね。
 私の地元も、帷子、という地名でしたからね。

40 15:21 鳥取円通寺簡易郵便局 とっとりえんつうじ 鳥取県鳥取市

 次は、直線距離では近いので、円通寺に設定。
 しかし、いざナビに入れてみると、ほええ。
 南下して国道のバイパスに入って北上して、それから南下する。
 い~や無駄やね。
 でも仕方がないのでそのナビに従って局に到着。
 すると、なんて素晴らしい味のある局舎なんでしょうか。
 撮影していると近所のじいちゃんが教えてくれました。
 「ここは昔は倉田郵便局だっただよ」とのこと。
 こういう歴史に出会えるのも、旅のよさなんですよね。

41 15:35 河原郵便局 かわはら 鳥取県鳥取市

 今回の旅では、この先も本当に素敵な局舎に多々出会いました。
 それから、地元の人もたくさん話し掛けてきてくれました。
 そう、まるでコロナなんてなかったかのように。
 なかったらよかったのに。本当に。心からそう思う。
 そう考えるだけでちょっと涙が出そうになる。
 私、誕生日が岡江久美子さんと同じだったんですよね。
 そんなセンチメンタルな気持ちで局に到着。
 旧河原町の中心局で、素敵な変形の風景印がありました。
 若い局員さんだったのですが、とても上手に押してくれました。

42 15:44 八上簡易郵便局 やかみ 鳥取県鳥取市

 このあたりはどこまで南下しようか迷いどころ。
 ひとまず、明日がお休みの局は訪問します。
 河原城を横目に南下していき、途中で川沿いの道へ。
 しばらく進んでいくと局は右手にありました。
 小さな簡易局で、集落の道路が広くなったところにあります。
 局を訪問すると「それなら北村簡易局も行きますか?」と話題に。
 結局今後のことを考えて、北村簡易局は見送りました。
 できるだけ、簡易局は今日訪問しておきたいところですがね。
 でも、あとから調べると、北村は明日も開いています。

43 15:54 国中簡易郵便局 くになか 鳥取県八頭郡八頭町

 千代川を渡り、東に向かっていきます。
 鳥取自動車道をくぐると、さらに街並みが続きます。
 右手にJR因美線の線路が沿って、河原駅前に出ました。
 局はその駅前にあって、県道の角地に位置しています。
 貯金をお願いしている間に踏切が鳴り始めました。
 列車が来る様子だったので、思わず駅に。
 すると、ちょうど智頭行きの列車が来ました。
 局に戻ると「田舎の列車は珍しいでしょう」と話題に。
 初めて来る土地の列車は、なんだか旅愁を誘いますよね。

 
鳥取発智頭行き。JR完結なのに、智頭急行の車両。
44 15:59 船岡郵便局 ふなおか 鳥取県八頭郡八頭町

 国中簡易局出発時点で、15時54分でした。
 それでも、なんだかもう1局向かってみようという気分に。
 まあ、途中で16時になったらそれはそれで。
 どのみち、鳥取市内まで回送するんだし。
 そう思い、しばらく走って船岡の集落に。
 こちらは旧船岡町ということで、わりとまとまった街並み。
 その街中に局はあり、役場の庁舎などにも近い場所。
 北に向かうと因幡船岡駅があります。
 貯金後、駅にも立ち寄ってみることにしました。

   
ローカルな雰囲気が素敵な因幡船岡駅。鳥取までの硬券乗車券が売られていました。
 因幡船岡駅は旧国鉄路線ということで、雰囲気のある堂々としたものでした。意外なことに、業務委託なのか、駅員さんがいました。
 尋ねると、入場券はないものの、鳥取駅までの硬券乗車券と、補充券での乗車券販売がありました。これには驚きで、1枚購入しました。
 このあとは、にわか雨、というか土砂降りに降られつつも鳥取市街地に戻るころには晴れ、ホテルに入ってから夕飯を食べに出ました。

 

 

翌日へ

戻る