香住の宿を出発し、いよいよ今回の旅の目的地、鳥取を目指します。昨日も予定より早く進んで、鳥取県入りは果たしていますが。
まずは今後の訪問を考えて、兵庫県の山あいの局からスタートし、西に向かっていくコースを取ります。
氷ノ山にも近い、かなりしっかりと山奥の集落まで改装して、そこからのんびりと鳥取県を目指すことにしました。
|
1 |
09:01 |
秋岡簡易郵便局 |
あきおか |
兵庫県美方郡香美町 |
|
県道4号を山に向かって南下していきます。
香住といえば、海、カニなんてイメージです。
そう考えると、この香住の山を進むのは不思議な感じ。
途中には酒蔵があって、なんだか楽しそう!
自然豊かな中を進み、矢田川の景色を楽しむうちに旧村岡町。
さらに国道482号を南下し、旧美方町エリアを進んでいくと秋岡の集落。
氷ノ山を前に、かなり山深い場所にある集落です。
ただ、車での到達は困難ではなく、比較的簡単に行くことができます。
9時を待って貯金を済ませ、次の局へと向かいます。
|
2 |
09:13 |
小代郵便局 |
おじろ |
兵庫県美方郡香美町 |
|
国道482号の来た道を戻って北上します。
秋岡口は狭い区間が連続しますが、徐々に道幅も安定します。
まあ、秋岡より南側を走る車は少ないんでしょう。
香美町小代区となっている旧美方町の中心地、小代。
美方区にならなかったあたりに、小代という地名の歴史を感じます。
集落の中心地に局はありました。
国道の狭い区間にある局なので、駐車場が狭いのは困りました。
町はずれならば路肩に駐車しても問題ないでしょうが。
集配局というわけではなく、大きくはない局舎でした。
|
3 |
09:24 |
射添郵便局 |
いそう |
兵庫県美方郡香美町 |
|
国道482号をそのまま北上していきます。
国道9号に合流し、少し東に向かうと局。
コンビニと駐車場をシェアしています。
貯金と風景印押印の間に、コンビニに立ち寄りました。
こういう局は、旅の途中のアクセントになりますね。
特に困るのがトイレ問題。
それを解決してくれるコンビニ併設局です。
ところで、この局名ですが、頑張っても変換されません。
一風変わった地名ですが、局の所在地は全く異なる地名です。
|
4 |
09:38 |
原郵便局 |
はら |
兵庫県美方郡香美町 |
|
そこから西に向かっていきたいのですが、うまくいきません。
というのも、香住に向かった原地区に局があるからです。
県道4号を香住方面にしばらく向かい、集落に入ると局。
どうしてもこのあと、射添局まで単純往復になってしまいます。
そう考えるとなんだかロスな気もしてしまいます。
貯金後、県道4号を戻るか、山越えするかどっちが速いか聞いてみました。
すると、「戻った方が速いと思いますよ」とのこと。
やはり山越えの県道550号は、地図で見た通り険しい道のようです。
安全なルートを選ぶべく、来た道を戻っていくことにします。
|
5 |
10:04 |
湯村郵便局 |
ゆむら |
兵庫県美方郡新温泉町 |
|
国道9号の交差点まで戻ってきました。
やはり幹線国道だけあって、交通量は多めです。
トラックも多いですが、幸い、前を塞ぐ車はいません。
長めのトンネルを抜けると新温泉町。
ひたすら道を下っていくと、湯村温泉に到着します。
温泉街への道を進み、その中心地に局はありました。
この時刻、チェックアウト客も多いのか、人が多いです。
そして土地が限られているのか、珍しく窓口は階段の上、2階です。
驚くことに、1階は集配スペースで、この局は集配局です。
|
6 |
10:16 |
照来郵便局 |
てらぎ |
兵庫県美方郡新温泉町 |
|
趣のある温泉街を後に、次へ進みます。
県道103号に合流し、安定した道を南下します。
すぐに上り坂になり、しばらく山あいの景色の中に。
照来の集落に入ると、十字路に出ます。
ちょっと迷子になり、道を間違えてUターン。
細い道を入っていくと局はありました。
丸形のポストがまだ新しそうな局舎の入口に建っていました。
この局名も、変換することができません。
やはり所在地の地名とは異なった局名のようです。
|
7 |
10:21 |
飯野簡易郵便局 |
いいの |
兵庫県美方郡新温泉町 |
|
県道265号を西に向かって進んでいきます。
ところどころ道幅が狭くなります。
それでも、だいたい安定していて走りやすいです。
しばらく進んでいくと局はありました。
一見、商店に併設されているように見えました。
ただ、入口は自動販売機で塞がれているように思います。
商店を廃業して、簡易郵便局専業になってるのでしょうか。
余談ですが、簡易郵便局と打ち込むと、ときどきタイプミスします。
変換してびっくり、私の地元、可児郵便局が出現します。
|
8 |
10:33 |
千原簡易郵便局 |
ちはら |
兵庫県美方郡新温泉町 |
|
県道265号をそのまま進んでいきます。
西から北へと針路を変えて、川沿いを北上します。
しばらく進んで、先ほどの国道9号にぶつかります。
幹線国道も県境が近いせいか、車は少なめです。
鳥取方面に向かうと、局はありました。
ただし、かなり厄介な立地になっています。
側道をスイッチバックのようにバックして進んで局に。
鳥取方面から向かうともう少しすんなりアプローチできそうです。
小さな局舎が長閑な集落の風景に似合っています。
|
9 |
10:47 |
八田郵便局 |
はった |
兵庫県美方郡新温泉町 |
|
国道9号を鳥取方面に向かいます。
高度が上がって、山越えっぽくなってきました。
川沿いに集落がところどころある感じです。
どこにでもある山里といった雰囲気ですね。
さて、この旅で地味に最も難関だったのがこの局かもしれません。
幹線国道沿いで駐車場がなく、路肩もないですからね。
仕方なく少し離れた路肩を借りて車を置きました。
山の中でこんな目に遭うとは思ってもいませんでした。
これは、今後機会があれば改築と駐車場設置を強く望みます。
|
10 |
10:57 |
岸田簡易郵便局 |
きしだ |
兵庫県美方郡新温泉町 |
|
国道9号でいよいよ県境を越えます。
と、その前に、兵庫県最後の局へ。
県道262号で山あいを南下していきます。
走りやすい道なので、ここは安心です。
岸田川沿いの集落のはずれに局はありました。
ここから南に進んでも、もう小さな集落しかありません。
交通量も当然少ない県道です。
局には大量の荷物を送る先客がいました。
間を縫って貯金していただきました。
|
11 |
11:07 |
岩美蒲生郵便局 |
いわみがもう |
鳥取県岩美郡岩美町 |
|
今度こそ国道9号で県境を越えます。
長いトンネルを抜けると、鳥取県。
近畿地方から中国地方。関西から山陰です。
それほど景色に変化はないものの、静かな田園風景です。
国道を右手にそれる集落の道の入口に局。
国道に背を向けて局舎はありました。
かつては集落内の道が国道だったのでしょうか。
それにしては細すぎる道か。
さて、鳥取県内の直営局はゴム印に絵柄が必ず入っています。
|
12 |
11:16 |
岩美岩井郵便局 |
いわみいわい |
鳥取県岩美郡岩美町 |
|
国道9号から左手に延びる道に入ります。
集落を進む道で、途中までは田園風景です。
いきなり温泉街に突入します。
ここは岩井温泉という温泉街になっているんですね。
立派な温泉旅館も数軒あります。
全然知らなかったですが、このあたりでは有名なんでしょうか。
局の風景印も温泉が描かれてます。
なかなか昭和な匂いの図案ですが、1964年から使用されているそう。
かなり歴史のある風景印だったんですね。
|
13 |
11:29 |
岩美院内郵便局 |
いわみいんない |
鳥取県岩美郡岩美町 |
|
この後はいったん岩美の市街地まで出ました。
そこから県道を南下するルートを取りました。
どちらにしても、岩井から院内へ直行する道はないです。
多少迂回しつつ、院内の集落に入りました。
川沿いのささやかな集落で、局の付近も民家は疎ら。
局もお客さんはおらず、静かな場所でした。
この局の訪問で、岩美町の貯金を扱っている局は完訪のはずです。
今後、貯金を開始する簡易局が出てくれば、再訪の必要があります。
どちらにしても、次に岩美町を訪れるのは、いつになるかな。
|
14 |
11:45 |
福部郵便局 |
ふくべ |
鳥取県鳥取市 |
|
怪しげな広域農道?で山越えをすることに。
しばらく上り坂で、山の上まで来てやっとトンネル。
二上山トンネルを抜けると、いよいよ鳥取市です。
旧福部村のエリアで、静かな場所ですが、民家は点在しています。
JR福部駅付近に局はありました。
とはいっても、市役所の支所の一角に入居している局。
駐車場が広く、トイレがあることがかなり便利な点です。
地方ではこういう局がじわりじわりと増えた気がします。
郵便局が地域の中で必要なものであるのは間違いないでしょう。
|
15 |
11:59 |
鳥取北園簡易郵便局 |
とっとりきたぞの |
鳥取県鳥取市 |
|
県道に入って、西に向かって進んでいきます。
しばらく行くと、鳥取砂丘が右手に。
うわー、いよいよ鳥取に来たんだ。
そんな実感がじわじわと来る瞬間ですね。
鳥取砂丘については、週末に訪問する予定です。
この好天が週末まで続いていますように…。
さらに進むと、左手の住宅街に入り、ニュータウンの中に局。
このあたりは鳥取市のベッドタウン…というか市内だな。
やっと街らしい街にやって来たな、と思います。
|
16 |
12:05 |
浜坂簡易郵便局 |
はまさか |
鳥取県鳥取市 |
|
このあたりは鳥取駅のある市街地とは山を隔てます。
バスで向かえばそれほど時間はかからないでしょう。
今日は、鳥取市街地の局ではなく、郊外を中心に回ります。
というのも、明日からお盆休みの簡易局が多いです。
そのため、今日できる限り簡易局を中心に訪問しておこうという計画。
国道9号の先へ向かい、浜坂の集落に。
鳥取砂丘は浜坂砂丘とも呼ばれているそうなので、この地域のことでしょう。
局は犬橋という橋を渡ったところにありました。
地図で見ると、鳥取砂丘から最も近い局といえるでしょう。
|
17 |
12:10 |
浜坂西簡易郵便局 |
はまさかにし |
鳥取県鳥取市 |
|
浜坂の集落から県道を西に進んでいきます。
この道は鳥取砂丘線の名前が付けられています。
ほんの1分半くらいで、浜坂西簡易局に到着しました。
先ほどの浜坂簡易局からは1kmも離れていないですね。
こちらはまだ新しそうな局舎です。
このあたりは鳥取市街地にも近く、住宅街が広がっています。
そんなわけで、十分に需要があるんでしょうね。
貯金を済ませて局を後にします。
ここからは鳥取市街地の北西部を訪問していきます。
|
18 |
12:17 |
田島簡易郵便局 |
たしま |
鳥取県鳥取市 |
|
少し鳥取市街地方面に向かいます。
国道53号を南下し、さらに右折すると局。
近くにボウリング場があって、少し郊外の雰囲気も。
鳥取市の都市規模を考えると、こんなもんかな。
局はわりと都会っぽい場所にありますが、駐車場もしっかりとあります。
交通量の多い道沿いなので、これは助かりますね。
貯金を無事済ませて、局を後にしました。
このあたりのルーティングはかなり迷いました。
ただ、この街は中心部は直営、郊外は簡易局が多いです。
|
19 |
12:24 |
鳥取商栄簡易郵便局 |
とっとりしょうえい |
鳥取県鳥取市 |
|
県道318号を西に進んでいきます。
Go Westしたいんですが、今日の任務は簡易局訪問。
そんなわけで、千代川を渡って少し郊外に。
ロードサイドの店舗の多い地区ですが、わりと交通量も多め。
業務街というのか、商業団地のようなところに局。
なるほど、局名通りといえばそうですね。
お好み焼きの道とん堀がものすごく存在感を醸しています。
お好み焼きや併設の郵便局っていうのは初めてです。
そんな我が家も、道とん堀の横の郵便局のマンションです。
|
|
国道29号を北上して、国道9号に出ます。
この間、交通量の多い道が続きます。
信号交差点も多く、思うように進みません。
無駄に時間を費やしたな、と思ってしまいます。
びんごや、なる服屋さん?の交差点を北上します。
賀露方面に向かう道で、田んぼの中を進み、湖山川沿いへ。
狭い橋で集落の中に入ると局はありました。
海に近い集落の局で、狭い道に住宅密集地。
駐車場は少し離れた場所にきちんとありました。
|
21 |
12:48 |
賀露港簡易郵便局 |
かろみなと |
鳥取県鳥取市 |
|
湖山川の河口に出て、鳥取港方面に。
このあたりは埋め立て地と入江とで、海沿いの景色。
なるほど、対岸にはコンテナ港に煙突が並ぶ景色。
それでも長閑なのは、鳥取のもつ空気感なんでしょうね。
しかしこのあたり、賀露港というのか、素敵な食堂系の飲食店も多め。
これぜーったい、ゆっくり歩いたら楽しいやつ。
そんな集落の中に局はありましたが、駐車スペースがない。
海沿いの県道沿いにみなと公園の駐車場がありました。
そこに車を置いて局を訪問しました。
|
鳥取港。賀露港ともいうのでしょうか。
|
22 |
12:55 |
賀露南簡易郵便局 |
かろみなみ |
鳥取県鳥取市 |
|
賀露の港町をぐるっと回り込んで南へ。
交通量も安定していて、往来の多い区間です。
普段から多いのか、お盆だから多いのか。
観光需要もあるってことなんでしょうか。
少し集落に入ったところに局はありました。
広い道ではないですがバス通りになっていて、路線バスとすれ違います。
小さな局ですが、集落は密なので、需要はあるのでしょう。
これにて賀露シリーズの局は完訪です。
賀露、賀露港、賀露南の3局しかないんですけどね。
|
23 |
13:01 |
鳥取湖山北郵便局 |
とっとりこやまきた |
鳥取県鳥取市 |
|
天下の国道9号を横断します。
国道9号って、京都から下関まで続いているんですね。
まんま、JR山陰本線のルートと被るわけか。
湖山川に沿って南下し、県道318号に入ります。
西に少し進むと局はありました。
電話局の施設と並んでいて、わき道沿いに駐車場があります。
小ぢんまりとした局はですが、お客さんはいます。
なんだか光沢のあるタイル張りの局舎。
密かに、でも確かに存在感を出してくる局舎です。
|
24 |
13:08 |
湖山郵便局 |
こやま |
鳥取県鳥取市 |
|
南下する道に入りました。
住宅街の中を進んでいくと、踏切に。
なるほどここはJR山陰本線。
非電化区間って、なんだか味があるんですよね。
まあ、太多線沿線で育った自分は、非電化で当たり前なんだけど。
踏切を渡るとすぐに局はありました。
ほんの数分で到着できるのはとても助かります。
JR湖山駅と鳥取大学前駅の中間あたりの微妙な場所。
大学キャンパス最寄り局は需要があるんですよね。
|
25 |
13:15 |
鳥取湖山東簡易郵便局 |
とっとりこやまひがし |
鳥取県鳥取市 |
|
私の思い出の局といえば、松本元原郵便局。
大学入学直後に、バイト先の口座設定をした局です。
大学の正門を出たらすぐにあったので、よく利用しました。
あの松本市にあって、風景印がない珍しい局でした。
さて、湖山駅付近を通過し、県道318号に出ます。
千代水西交差点を北上するとすぐに局。
大きな交差点に面しているので、場合によっては訪問しづらそう。
窓口スペースには余裕があり、お客さんも多そうです。
きちんと需要のある簡易局って、意外と多いものです。
|
26 |
13:24 |
鳥取布勢簡易郵便局 |
とっとりふせ |
鳥取県鳥取市 |
|
千代水西交差点を南下する難しさ。
しかし、ここは鳥取市民のやさしさ。
きちんと出庫するためのスペースを空けてくれます。
本当に鳥取は運転マナーがよいです。
名古屋とか松本とか足立とか、マナー悪いとこしか住んだことないからかな。
吉岡街道なる県道181号を西に進むと局。
付近は総合運動場のあるような郊外です。
長野でいうと、東和田簡易郵便局ってとこでしょうか。
だれもわかんないような例を挙げても意味がないですね。
|
27 |
13:36 |
東郷簡易郵便局 |
とうごう |
鳥取県鳥取市 |
|
県道をしばらく西に進んでいきます。
片側2車線の県道21号に入ります。
国道29号を経由して、さらに県道189号を南西に。
しばらく進んで集落に入ると局はありました。
なんだか懐かしい感じの局舎が素敵です。
静かな夏の昼下がり。
そうそう、もうお盆なんですよね。
こういう時間を大切にしたいな、と最近思うようになりました。
局を無事訪問して、次の局へと向かいます。
|
28 |
13:43 |
鳥取服部簡易郵便局 |
とっとりはっとり |
鳥取県鳥取市 |
|
鳥取インター付近を回り込んで東へ。
ここは鳥取自動車道のインターなんですね。
鳥取県内の高速道路は基本的に無料です。
こんなに素敵な都道府県がほかにあったでしょうか。
県道42号に出て、少し北に向かうと局はありました。
民家併設局ながら、駐車場もしっかりとあります。
こういう点は助かりますよね。
というか、駐車場がないと困っちゃうんですよね。
とっとりはっとりの響きが面白く、思わず口にしてしまいます。
|
29 |
13:50 |
鳥取大覚寺簡易郵便局 |
とっとりだいかくじ |
鳥取県鳥取市 |
|
北上していき、国道29号に出ました。
この国道は鳥取から姫路方面へと続いています。
幹線国道ですが知名度が低いのは、鉄道と並走しないからでしょうか。
41号が高山線、42号が紀勢線、というようなのがない路線。
国道29号は鉄道空白地帯をカバーしています。
宮長交差点を左折して北上すると局。
川沿いの微妙な場所に局は建っています。
駐車場から局の裏手に抜けることができますが、細い道です。
新車で走るにはちょっとスリルがありました。
|
30 |
13:59 |
鳥取正蓮寺簡易郵便局 |
とっとりしょうれんじ |
鳥取県鳥取市 |
|
国道29号に抜け、さらに東に進みます。
このまま姫路に向かう…わけはないんだけど。
いつかこのルートも旅しなくてはな。
そのいつか、はいつ来るんだろうな。
片側2車線区間が終わるところ、左折レーンで市街地方面に。
JR因美線を過ぎたあたりに局はありました。
付近に駅はないので、わりと静かな場所だと思います。
まあ、鳥取市内どこでも、わりと静かかな。
県庁所在地でも、のんびりとした空気が流れています。
|
31 |
14:06 |
鳥取大杙簡易郵便局 |
とっとりおおくい |
鳥取県鳥取市 |
|
北に向かう道に入り損ね、東へ迂回。
こういうミスもあるけれど、大きなロスではないはず。
山の中とかなら、道を1本間違えたら大問題ですが。
当然そんなときは戻りますけどね。
県道31号なる広い道に出て西に進みます。
待て。待て待て。「炭火焼き鳥とっ鳥屋」ってなんだおまえ。
鳥取秩父現象を助長するような店名を付けるとは。
そんなことを考えていると左手に局。
局名が読めずに、ここでは読み方を教わりました。
|
32 |
14:14 |
滝山簡易郵便局 |
たきやま |
鳥取県鳥取市 |
|
鳥取秩父現象、というのは、漢字表記がわからなくなる現象です。
「とっとり」と漢字で書こうとすると、「鳥、取」どっちが先だっけ?
あの現象です。
同様に、「ちちぶ」を書こうと思うと「父」を先に書いちゃうやつ。
え、そんなミスをするのは私だけだって?
ひとまず県道43号に出て、東に進みます。
この道はJR山陰本線に沿って福部へと続いています。
その道沿いに局はありました。
公衆電話の小銭出しをちょうどしていました。
|
33 |
14:25 |
国府宮ノ下郵便局 |
こくふみやのした |
鳥取県鳥取市 |
|
JR山陰本線をくぐり、山を越えるトンネルに。
なるほど、ここはショートカットルートかな。
一定の往来があるってことですね。
広い県道にぶつかり、左折すると局はありました。
まだ新しい局舎に駐車場も広々しています。
それでも車が多く、シェアしているローソン側に駐車。
知らなかったのですが、この局は今年3月に鳥取岩倉局から移転改称しています。
旧国府町エリアに移転してきたんですね。
鳥取市と旧国府町の境界は、このあたりにありました。
|
34 |
14:36 |
因幡万葉の郷郵便局 |
いなばまんようのさと |
鳥取県鳥取市 |
|
県道31号に入り、そのまま南東に向かいます。
早くも鳥取市街地を離れ、山が迫ってきました。
いや、鳥取駅まで直線距離でも数キロですよね。
地方都市のこういうところがいいんですよね。
都道府県庁所在地では最も人口が少ないみたいですね。
そんな鳥取市郊外の旧国府町エリアにある局です。
なかなか洒落た局名ですが、局舎は一昔前の集配局風。
こちらも、今年6月に国府郵便局から改称されたばかり。
なるほど、先ほどの国府宮ノ下と関連があるのかもしれません。
|
35 |
14:45 |
津ノ井郵便局 |
つのい |
鳥取県鳥取市 |
|
田んぼの中を一気に南下していきます。
ここはいったいどの辺なんだろう。
土地勘もないので、未訪問局がどこにあるのやら。
I'm a stranger here.
ちょっとだけストレンジャー。
そんなことを考えていると、JR津ノ井駅前に出ました。
ほぼ駅前の県道沿いに局はありました。
こちらも集配局のような局舎ですが、現在は集配していない様子。
鳥取駅へはJR因美線で1駅。遠くはないんですね。
|
36 |
14:53 |
古郡家簡易郵便局 |
ここうげ |
鳥取県鳥取市 |
|
津ノ井駅近くの踏切から西に向かいます。
なかなか癖のある踏切です。
すぐに田園風景の中に入り、一面の田んぼに。
局があるはずの場所には、あれ?農協が。
とりあえず駐車場に入ると、なるほど、農協併設局です。
貯金非扱いかもしれない、と思いつつ近付くと、扱っていました。
ところで、この局名ですが、公式HPでは「ここうげ」とあります。
ただ、どうやっても変換されず、「ここおげ」なら変換されます。
周囲の地名から考えても、「ここおげ」なのかな、と思います。
|
37 |
14:58 |
蔵田簡易郵便局 |
くらだ |
鳥取県鳥取市 |
|
県道226号を西に向かっていきます。
このあたりはどこも似たような郊外の景色。
それでも県庁所在地なので、民家がわりとあります。
しばらく行くと、あれなんだろう。
大きなスタジアムが目の前に現れました。
Axisバードスタジアム、っていうんですね。鳥バードね。
Axisってなんの会社なんだろう。
そんなスタジアムの隣にあるのが、これまた風情のある簡易局。
このギャップが、うん、もう何とも言えないですね。
|
|
県道227号に入って西に進みます。
ここで渡る川は、これが千代川ですね。
鳥取市街地を流れるので、何度も渡りました。
県道42号に出て南下すると局はありました。
最近改築されたのか、駐車場も広く新しい局舎です。
調べてみると、2016年の移転ですね。
集落内からの移転でしょうか、便利になったのならよいことです。
さて、局を後にし、旅を続けます。
たぶん、いま、世界中の誰よりきっと、幸せです。
|
39 |
15:13 |
倭文簡易郵便局 |
しとり |
鳥取県鳥取市 |
|
旅先の景色を思い出すと、ただ泣きたくなるの。
そんな気持ちにさせるのも、田舎旅のよさですよね。
さて、一気に南下して、さらに集落の道へ。
この道沿いに局はあるの?というような田んぼ沿いの道。
道幅も狭いし、どうだろ、と思っていると局。
倭文、という地名はときどき見かけますね。
織物に関連しているとか聞いたことがあります。
歴史に根付いていそうで、こういう地名っていいですよね。
私の地元も、帷子、という地名でしたからね。
|
40 |
15:21 |
鳥取円通寺簡易郵便局 |
とっとりえんつうじ |
鳥取県鳥取市 |
|
次は、直線距離では近いので、円通寺に設定。
しかし、いざナビに入れてみると、ほええ。
南下して国道のバイパスに入って北上して、それから南下する。
い~や無駄やね。
でも仕方がないのでそのナビに従って局に到着。
すると、なんて素晴らしい味のある局舎なんでしょうか。
撮影していると近所のじいちゃんが教えてくれました。
「ここは昔は倉田郵便局だっただよ」とのこと。
こういう歴史に出会えるのも、旅のよさなんですよね。
|
41 |
15:35 |
河原郵便局 |
かわはら |
鳥取県鳥取市 |
|
今回の旅では、この先も本当に素敵な局舎に多々出会いました。
それから、地元の人もたくさん話し掛けてきてくれました。
そう、まるでコロナなんてなかったかのように。
なかったらよかったのに。本当に。心からそう思う。
そう考えるだけでちょっと涙が出そうになる。
私、誕生日が岡江久美子さんと同じだったんですよね。
そんなセンチメンタルな気持ちで局に到着。
旧河原町の中心局で、素敵な変形の風景印がありました。
若い局員さんだったのですが、とても上手に押してくれました。
|
42 |
15:44 |
八上簡易郵便局 |
やかみ |
鳥取県鳥取市 |
|
このあたりはどこまで南下しようか迷いどころ。
ひとまず、明日がお休みの局は訪問します。
河原城を横目に南下していき、途中で川沿いの道へ。
しばらく進んでいくと局は右手にありました。
小さな簡易局で、集落の道路が広くなったところにあります。
局を訪問すると「それなら北村簡易局も行きますか?」と話題に。
結局今後のことを考えて、北村簡易局は見送りました。
できるだけ、簡易局は今日訪問しておきたいところですがね。
でも、あとから調べると、北村は明日も開いています。
|
43 |
15:54 |
国中簡易郵便局 |
くになか |
鳥取県八頭郡八頭町 |
|
千代川を渡り、東に向かっていきます。
鳥取自動車道をくぐると、さらに街並みが続きます。
右手にJR因美線の線路が沿って、河原駅前に出ました。
局はその駅前にあって、県道の角地に位置しています。
貯金をお願いしている間に踏切が鳴り始めました。
列車が来る様子だったので、思わず駅に。
すると、ちょうど智頭行きの列車が来ました。
局に戻ると「田舎の列車は珍しいでしょう」と話題に。
初めて来る土地の列車は、なんだか旅愁を誘いますよね。
|
鳥取発智頭行き。JR完結なのに、智頭急行の車両。
|
44 |
15:59 |
船岡郵便局 |
ふなおか |
鳥取県八頭郡八頭町 |
|
国中簡易局出発時点で、15時54分でした。
それでも、なんだかもう1局向かってみようという気分に。
まあ、途中で16時になったらそれはそれで。
どのみち、鳥取市内まで回送するんだし。
そう思い、しばらく走って船岡の集落に。
こちらは旧船岡町ということで、わりとまとまった街並み。
その街中に局はあり、役場の庁舎などにも近い場所。
北に向かうと因幡船岡駅があります。
貯金後、駅にも立ち寄ってみることにしました。
|
ローカルな雰囲気が素敵な因幡船岡駅。鳥取までの硬券乗車券が売られていました。
|
因幡船岡駅は旧国鉄路線ということで、雰囲気のある堂々としたものでした。意外なことに、業務委託なのか、駅員さんがいました。
尋ねると、入場券はないものの、鳥取駅までの硬券乗車券と、補充券での乗車券販売がありました。これには驚きで、1枚購入しました。
このあとは、にわか雨、というか土砂降りに降られつつも鳥取市街地に戻るころには晴れ、ホテルに入ってから夕飯を食べに出ました。
|