No.515:高校野球と北東北めぐり・8日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2018.08.20(月) 晴れ 41 大間越簡易局 裾野局
 さて、旅の後半がスタートする月曜日。今日もいい天気で気持ちの良い青空。秋田市からスタート局のある青森県深浦町まで向かいます。
 高速道路を走っても到着までの時間はあまり変わらないことから、一般道を走って青森県入りしました。
 景色がとにかく良く、走っていても気持ちの良い国道で、青森県に入ってしばらく行くと、スタートの大間越簡易局に到着しました。
1 09:03 大間越簡易郵便局 おおまごし 青森県西津軽郡深浦町

 秋田市から深浦町までは、1時間半ほどの距離。
 朝の国道は交通量も多いですが、北に向かう車は少なめ。
 県道経由で能代に抜け、国道101号に入って北を目指します。
 途中、木曜夜に宿泊した民宿を通り懐かしい気持ちに。
 岩館を過ぎ、道の駅で休憩しつつ青森県に入ります。
 トンネルを抜けると下り坂になり、集落に入りました。
 局は国道沿いにあり、開局5分前くらいに到着しました。
 9時を待って貯金し、よいスタートを切ることができましたね。
 今日はここから海沿いの局を訪問していきます。

2 09:13 黒崎簡易郵便局 くろさき 青森県西津軽郡深浦町

 国道は大間越街道と呼ばれているんですね。
 それだけ、県境の区間は難所だったのでしょう。
 いまでは景色のよいドライブウェイ。
 のんびりと北に向かっていくと、次の集落に入りました。
 JR白神岳登山口駅付近で国道を左手にそれます。
 集落に入り、ゴミ収集車に阻まれつつも進んでいくと局はありました。
 お客さんはいませんでしたが、局員さんの処理中。
 少し待って貯金をしてもらうことができました。
 このあたりは観光地ですが、この局は観光客は少なそう。

3 09:20 松神簡易郵便局 まつかみ 青森県西津軽郡深浦町

 国道101号に合流して、北を目指します。
 標識では深浦とか鰺ヶ沢とか書かれていますね。
 しばらく走っていくと、局は右手に位置していました。
 国道沿いではありますが、わき道に面しているような感じです。
 局ではおもしろいハプニングが発生。
 局名印の代わりに局員さんの名前ゴム印が押されました。
 一瞬パニックになりましたが、もう1行積んで局名印を押してもらいます。
 局員さんも恐縮しきりでしたが、こういうハプニングが旅をおもしろくする。
 忘れられない局がまたひとつ増えましたね。

4 09:29 岩崎郵便局 いわさき 青森県西津軽郡深浦町

 松神簡易局といえば、サンタクロース岩崎簡易局の移転改称局。
 高校時代、旅行貯金を始めたころ、行きたかった局でした。
 訪問叶わぬまま一時閉鎖され、移転改称。
 やっと訪問できたのが2018年ですから、15年越しといったところ。
 そんな岩崎の名前を冠する局は、岩崎の集落にあります。
 十二湖と金曜に泊まった民宿付近を過ぎて、JR五能線の踏切を渡ります
 陸奥岩崎駅付近の国道沿いに局はありました。
 まとまった市街地ですが、町の中心ではなく人影は少なめ。
 青森県に入って最初の直営局。県境からもけっこう走りました。

5 09:38 舮作簡易郵便局 へなし 青森県西津軽郡深浦町

 国道101号は海沿いに高度を上げていきます。
 岩崎の市街地を抜けると軽く峠越えの道に。
 ウェスパ椿山なる施設が左手に出てきました。
 2001年にはJRウェスパ椿山駅も開業しています。
 1人で観光するような場所でもないので先に進んでいきます。
 艫作駅方面への道を入っていくと局はありました。
 こちらは1979年まで舮作郵便局だったようです。
 局舎はどことなく特定局っぽいですが、当時のものでしょうか。
 小さな集落に、静かな時間の流れる郵便局でした。

6 09:50 深浦郵便局 ふかうら 青森県西津軽郡深浦町

 国道101号に戻って深浦町中心地に向かいます。
 海沿いの国道は交通量も少なく、のんびりとした時間。
 先頭を走る初心者ナンバーの軽自動車がとにかく危険でした。
 カーブで縁石に乗り上げそうになったり、何もないところで急停車したり。
 東京からこの運転できたのかと思うと驚きです。
 結局対向車線を大きくはみ出していたところ、パトカーに止められていました。
 深浦の中心地に入り、国道沿いに局はありました。
 漁師町の中心局らしい雰囲気が漂っています。
 海に近い町では、海や魚の匂いがする気がしますね。

7 10:02 追良瀬簡易郵便局 おいらせ 青森県西津軽郡深浦町

 そのまま国道を進むと、右手にJR深浦駅がありました。
 JR五能線の中心となる駅でもあります。
 風格はあって、でもローカルな感じがたまらないです。
 今度はぜったいに乗りたいと思わせる路線ですね。
 海沿いを線路と並んで走り、海の目の前の広戸駅を過ぎます。
 追良瀬の集落に入り、橋を渡って左折すると局。
 駅に続く狭い道沿いで、民家に併設された小さな局でした。
 「今日も暑いからね、気を付けて」と見送られます。
 ここ数日よりは暑いですが、それでも涼しい夏の日です。

8 10:10 驫木郵便局 とどろき 青森県西津軽郡深浦町

 気温30℃くらいで、湿気がなければ涼しく感じます。
 カラッと晴れている感じも気持ちがよいです
 国道に戻って鰺ヶ沢方面に走っていきました。
 途中、国道は右手にバイパスが分かれていきます。
 そのまま旧道を進んでいくと、大きな木の下に局が見えてきました。
 驫木という地名は昔から知っていました。
 JR驫木駅が難読駅名としても有名でしたからね。
 しかし局名で見ると、いや、画数が多くてすごいですね。
 「驫」の字なんて、黒い塊にしか見えなくなってます。

9 10:18 風合瀬簡易郵便局 かそせ 青森県西津軽郡深浦町

 JR驫木駅付近から東に向かいます。
 立派な広域農道のような道が続いていきます。
 海沿いの国道だって走りやすいですが、この道はなんのために。
 そんなことを思いながら、車のいない立派な橋を渡ります。
 すると、サルの大群が橋の付け根で戯れていました。
 車が来ても路肩で見送ってくれる大サービス。
 その橋の先で右折すると局はありました。
 この局は珍しく、お寺の中にある簡易局でした。
 そうとは知らず、見落としそうになってしまいました。

10 10:36 北金ヶ沢郵便局 きたかねがさわ 青森県西津軽郡深浦町

 なるほどたしかに、お寺なら集落にひとつはありますね。
 地域で人が集まる場所のひとつでもあります。
 コミュニティの中で、簡易局を受託できる環境はありますね。
 お寺が局だったらちょっと安心な気もします。
 広域農道をしばらく走り、その終点から国道に出て集落へ。
 線路を越えた先の海沿いの集落に局はありました。
 …しかし、帰宅後に気付いた事実。
 途中に大戸瀬簡易局があったんですね。
 こんな秘境の地に局を落としてしまい涙が止まりません。

11 10:43 柳田簡易郵便局 やなぎだ 青森県西津軽郡深浦町

 まあきっと近々青森県の津軽で移転改称とかあるでしょう。
 目を付けている局もあるので、それと抱合せて訪問しよう。
 そう言い聞かせることで自身を納得させています。
 いつか来るであろう再訪の時のルートも考えながら…。
 そのまま国道を東に進んでいき、JR陸奥柳田駅付近で集落に入ります。
 国道に戻る手前に局はありました。
 この局では高校野球のテレビ中継が流れていました。
 土曜日の準々決勝で近江高校を破った金足農業高校が、準決勝を戦ってます。
 相手は西東京代表の日大三高。金農を応援している自分がいました。

12 10:57 赤石郵便局 あかいし 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町

 ちょうど旅している秋田県代表が、準決勝まで勝ち進むなんて。
 誰もが想像していませんでした。秋田県民だってそう。
 この試合、金足農業が1点先取しているじゃないですか。
 しかし相手は強豪。日大三高。
 この先の試合展開は読めませんが、どうなることでしょう。
 国道101号を進み、途中で右折して赤石の集落に入ります。
 JR陸奥赤石駅付近に局はありました。
 このあたりもまとまった集落になっていました。
 局内はなぜか圏外で、次の局を地図アプリで調べられず。

13 11:07 南金沢郵便局 みなみかなざわ 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町

 県道190号をそのまま東に進んでいきます。
 ここまでずっと海沿いだった訪問が、山に向かっていきます。
 景色にも変化があり、楽しいドライブです。
 アクセントがある方が旅していてもおもしろいですからね。
 南に向きを変えた県道を進んでいくと、橋の手前に局。
 独特の形をした局舎ですが、年季が入っているようでした。
 北海道とかに会ったら似合いそうな雰囲気ですね。
 雪国仕様の局舎とかなんでしょうかね。
 気付けばここは鰺ヶ沢町。この町も広く、局数も多いです

14 11:12 種里簡易郵便局 たねさと 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町

 赤石川に沿って県道を南下していきます。
 赤石と聞くと赤石山脈を思い出します。
 中部地方で生まれ育つと、必ず習う山脈です。
 東京でだって教えていますが、扱いの大きさが違います。
 地元の地理はきちんと覚えておきましょう、ということですね。
 途中で集落の中に入っていくと局はありました。
 商店に併設されたタイプの、昔懐かしい雰囲気の簡易局でした。
 このあたりは種里町という地名になっているんですね。
 さて、海沿いに戻って鰺ヶ沢の市街地を訪問します。

15 11:33 鰺ケ沢郵便局 あじがさわ 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町

 国道101号までしばらく北上していきました。
 来た道を戻るわけですが、走りやすい道でスイスイ。
 これならあまり苦にもなりませんね。
 国道に出る手前、踏切のところから線路沿いに走ります。
 国道をアンダーパスして、旧道と思しき街道筋を海沿いに進みます。
 漁港も近い鰺ヶ沢の市街地を進むと局はありました。
 なかなか立派で大きな局舎で、お客さんの数も多めでした。
 ひさしぶりに町に来たな、という印象が強いです。
 ずっと小さな集落ばかりを訪問してきましたからね。

16 11:42 舞戸郵便局 まいと 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町

 鰺ヶ沢の市街地を進んでいきます。
 商店や民家が密集し、港町の雰囲気が色濃いですね。
 途中で右折して、JR鰺ケ沢駅方面に進みます。
 駅の手前を左折すると局はありました。
 局からは駅のホームが見え、ちょうど普通列車とリゾートしらかみが到着。
 なかなか賑わっていて、夏休みを実感しました。
 局は鰺ケ沢駅前局とかでもよさそうな気がしました。
 ところで、鰺ヶ沢町と鰺ケ沢駅、鰺ケ沢局、綴りが異なります。
 「ケ」の扱いは本当に厄介だな、と思ってしまいます。


舞戸局駐車場から見るJR五能線の列車。
17 11:53 津軽中村郵便局 つがるなかむら 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町

 県道3号を南下していきます。
 踏切からは鰺ケ沢駅がよく見えていました。
 地方の駅ではよく見かける光景。旅情を誘います。
 鰺ヶ沢街道という名前がついているようで、しばらく山に向かって進みます。
 ところどころ狭い区間もありますが、弘前へ抜ける道のようです。
 鰺ヶ沢から弘前へは最短のルートなんでしょうかね。
 右手の集落に入ると局はすぐにありました。
 ちょうどごみ収集車と鉢合わせ、譲り合いながら駐車。
 局名に津軽が付いているのも素敵ですよね。

18 12:05 芦萢簡易郵便局 あしやち 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町

 県道3号をそのまま山に向かって進みます。
 道幅も狭くなりますが、時折車は走っています。
 高校野球中継のためにNHKのAMラジオを聞いていました。
 しかし電波も怪しくなり、やがて入らなくなってしまいました。
 その先、右手に立派な建物があり、その一角に局。
 芦萢、と全く読み方の想像もできない漢字が含まれています。
 「萢」とは湿地帯を表す漢字だそうで、谷地、谷津などにも近いみたい。
 そう考えると、芦が生えた湿地。地名の由来が見えます。
 一度覚えたら忘れなさそうなインパクトのある地名です。

19 12:19 長平簡易郵便局 ながだい 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町

 県道30号に入ると一気に九十九折の悪路に。
 険道、とまでは言わないにしても、走りづらいです。
 山を上ると開けて、高原の道のようになります。
 すると、なにか小さな動物が横切りました。
 イタチみたいな見慣れない動物。なんだったんだろう。
 信号交差点の手前で左折し、アンダーパスの先に局。
 静かな集落の中で、冷房が無くても涼しかったです。
 貯金を済ませ、車に戻ると、ラジオの電波が届いていました。
 すると、大歓声が聞こえてきました。え、ということは。

20 12:28 建石簡易郵便局 たていし 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町

 秋田県の金足農業高校が決勝進出。
 秋田県勢は第1回大会以来の決勝進出。
 記念すべき第100回大会で東北初優勝を目指す。
 そんな言葉がラジオから流れてきています。
 いや、こんなことあるのかと、思わず感動してしまいます。
 そんな感動を引きずったまま、県道39号を北上、31号との交差点付近に局。
 静かな集落の局でも、やっぱり高校野球の話に。
 「このままの勢いで決勝も勝ってくれればね」。
 優勝旗は白河の関を越えることができるか。明日が楽しみです。

21 12:37 鳴沢郵便局 なるさわ 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町

 県道31号に入って北西に向かっていきます。
 交通量も少なく、走りやすい林間の道といったところ。
 JR鳴沢駅の標識に従って右折すると局はありました。
 海沿いを走ってきたJR五能線も、ここからは田園風景の中を走ります。
 その景色もまた、目を楽しませてくれるんでしょう。
 駅前の局とはいえ、こちらは静かな集落です。
 局の前に横付けされた軽トラには、柴犬がご主人様を待ちます。
 貯金を済ませて局を出ても、犬はちょこんと座っていました。
 やっぱり犬って賢い動物なんだな、と思いました。


見返り美犬?
22 12:47 越水郵便局 こしみず 青森県つがる市

 景色も随分と開けてきましたね。
 ずっと海と山の間を走ってきたので、田んぼが懐かしいです。
 長閑な田園風景を見ながら進みます
 国道101号に入って、しばらく東に進んでいきました。
 さらに県道12号を北上していき、集落に入ると局はありました。
 小さな集落ですが、局舎はまだ新しそうな立派なものでした。
 隣の民家との間にある駐車場は広々としていましたね。
 さて、この局からしばらくはつがる市の局となります。
 つがる市が意外と広いことに驚いています。

23 12:52 吹原簡易郵便局 ふきはら 青森県つがる市

 越水の集落を抜けて、県道12号を北に。
 この道はわりと交通量も多い道です。
 津軽半島を南北に貫くメインルートでしょう。
 あとは津軽鉄道線沿いの五所川原から北上するルート。
 それからJR津軽線沿い、東海岸を進むルートしかありませんからね。
 さて、県道から左手に集落に入ると局はありました。
 記憶にあるのはその臭い。
 畑の肥料だとは思うのですが、よく臭っていましたね。
 農業が盛んな地域に特有なことだと思いました。

24 13:03 出来島簡易郵便局 できしま 青森県つがる市

 西に進んでいくと、広域農道にぶつかります。
 この道はあまり車が走っていません。
 地図では雁沼なる沼を真っ二つに貫いているようです。
 しかし実際には、道路の右手に沼が残るのみ。
 左手には空き地が広がり、埋められたのでしょうか。
 メロン直売所の標識が出てきました。
 看板なんでしょうが、道路沿いにちゃんと建てられた標識風。
 そこから西に進み、集落の中に局はありました。
 商店に併設されているタイプの簡易局でした。

25 13:10 菰槌簡易郵便局 こもづち 青森県つがる市

 県道185号をしばらく東に進んでいきます。
 途中、少し狭い区間もありますが、普通車なら問題なし。
 というか、狭いというほどでもないでしょうね。
 広域農道を横断し、そのまま県道を走っていきます。
 しばらく進み、廃品回収車に続いて菰槌の集落に入りました。
 すぐに局は見つかりました。
 入口を覆う大きな木と高床式の電話ボックスが特徴的でした。
 「日陰だから夏でも涼しいんですよ」。これは木のおかげ。
 そして雪国を実感する高床式の電話ボックスも似合っています。

26 13:20 館岡郵便局 たておか 青森県つがる市

 県道12号に合流してさらに北に進みます。
 ずっと北に進めば竜飛崎。
 久しぶりに向かいたい気持ちもありますが、今回は我慢。
 最果ての岬なんていうと、それだけで魅力的。
 海なし県に育った人はみんなそうでしょう。
 さて、県道が工事の片側交互通行になる手前で左折しました。
 距離的には菰槌からあまり離れていませんが局はありました。
 県道の旧道らしい集落内ですが、かなり地味な場所にあります。
 ゴム印には「縄文の里」の文字がありました。

27 13:26 筒木坂簡易郵便局 どうぎざか 青森県つがる市

 いやいや、館岡って亀ヶ岡遺跡のある場所なんですね。
 ここの遮光器土偶は有名ですね。
 JR木造駅も土偶の形をしているというから驚き。
 そんな館岡集落から県道12号に抜けて北に進んでいきます。
 しばらく進んで右カーブのところで集落に入る坂道を進みます。
 坂道を上りきった集落がその名もずばり筒木坂簡易局。
 道路よりもさらに一段高い場所に局舎はありました。
 読めそうで読めない局名でした。
 どうきざか、だときちんと変換されるんですけどね。

28 13:34 牛潟簡易郵便局 うしがた 青森県つがる市

 県道12号に抜けてさらに北に走っていきました。
 このあたりは沼なんかが多いようです。
 池というか湖というか、そういうものがよく目に付きます。
 地図にも池、沼、湖、潟とさまざまな湖沼の呼称。
 牛潟という地名も、そのひとつといえるでしょう。
 近くには牛潟大留池というため池らしきものがあります。
 県道沿いにある牛潟簡易局は小さな局でした。
 局の前の県道は集落の中でありながら、かなり交通量が多いです。
 ダンプカーなどの大型車も多いので注意が必要です。

29 13:44 車力郵便局 しゃりき 青森県つがる市

 県道を進むと、左手に牛潟大留池が出てきました。
 かなり大きな池で、高めのフェンスがめぐらされています。
 ため池での事故が多い昨今、こうするしかないでしょうね。
 つがる市の車力支所付近へと進んでいきます。
 2005年までは西津軽郡車力村だったエリア。
 公共施設が集まる地区に局はありました。
 なかなか近代的でおしゃれな局舎が建っていましたね。
 お客さんが数人いて、待ち時間が少しありました。
 ここより北には十三局がありますが、2010年に訪問済み。

30 13:59 稲垣郵便局 いながき 青森県つがる市

 北に進めば竜飛崎方面に続きます。
 2010年の訪問時は岬から南下して中里に抜けました。
 前回の訪問時と繋がり、ここからは南に進んでいきます。
 しばらくは来た方向へ戻るので、局間距離が開きます。
 また集落に入り、市役所の出張所などのあるあたりに局。
 こちらも、2005年までは稲垣村だった場所なんだそうです。
 つがる市になったのは車力、稲垣、森田、柏の4村と木造町。
 どちらもなじみが薄い自治体ばかりです。
 ここも、調べなければ旧村の存在には気付かなかったことでしょう。

31 14:04 千年簡易郵便局 ちとせ 青森県つがる市

 県道161号をしばらく西に進んでいきます。
 途中、わの学校、なるものが左手にありました。
 かつては稲垣西小学校だったそうで、いまは文化施設になっているそう。
 廃校になった学校の校舎を活用しているわけですね。
 最近は統廃合で学校の数も少なくなりました。
 日本全国でいろんな使われ方をしていますね。
 そこから西に進んでいくと、左手わき道沿いに局。
 小さな簡易局は、静かな集落の中にありました。
 午後のどことなくほんわかした空気が漂っていました。

32 14:17 出精郵便局 しゅっせい 青森県つがる市

 県道162号に出て南に進んでいきます。
 さらに164号に合流して、そのまま南へ。
 田んぼが広がっていて、長閑な場所だなと思いました。
 だいたいどこにいってもこんな景色ばかり。
 それが田舎の良さなんだから、と思います。
 追分になっている交差点付近に局はありました。
 出精とはまた不思議な局名で、所在地はそんな地名ではありません。
 なんにしても、精を出すというのは大切なことです。
 今日の営業時間、残り1時間半、精を出して訪問します。

33 14:28 出野里簡易郵便局 いでのさと 青森県つがる市

 この先の目的地は、方角としては北東方向です。
 行ったり来たりになってしまう今日のルート。
 未訪問局を拾っていく上では仕方のないことです。
 海沿いをぐるっと回るだけではうまくいかないですからね。
 というか、ぐるっと回った海沿いで大戸瀬を落としているんで。
 岩木川の堤防の手前に局はありました。
 お客さんに業者さんもいて、大忙しの局でした。
 たまたまのタイミングでこうなってしまったんでしょうが。
 それでもささっと貯金を済ませていただき感謝です。

34 14:38 三好郵便局 みよし 青森県五所川原市

 岩木川を渡って、川の東側に出ました。
 県道151号は川の堤防を進みますが、すぐに集落に下ります。
 そこからまたすぐに局は出てきました。
 近代的な局舎は田園風景にも溶け込んでいますね。
 三好と聞くと愛知県の地名を思い浮かべてしまいます。
 縁もゆかりもないのかもしれませんが、三好郵便局ですもんね。
 この局が今回の旅で唯一の五所川原市でした。
 同時に、五所川原市の貯金を扱う局は完訪です。
 今後、津軽中川簡易局が貯金を開始したら来ることでしょう。

35 15:00 木造郵便局 きづくり 青森県つがる市

 適当な道で南西に向かっていきました。
 岩木川を渡って、交差点改良中の道を行きます。
 田んぼの中を抜けるといきなり木造の市街地に入ります。
 住宅地だけでなく、商店なんかもたくさんあります。
 わりと大きな町なんですね、木造は。
 つがる市役所などもある市街地に局はありました。
 大きな局舎が目立っているので迷子にはなりませんね。
 このまま南に行くと、JR木造駅があります。
 遮光器土偶の駅舎を見たかったですが、先を急ぎます。

36 15:13 下古川簡易郵便局 しもこかわ 青森県つがる市

 駅舎であれば、休日でも来られますからね。
 またいつかの再訪を楽しみにしましょう。
 そういう目的がある方が再訪するでしょうから。
 イオンモールつがる柏を過ぎ、集落に入りました。
 その途中に下古川簡易局はありました。
 実はこちら、以前にも来たことがあるんですよね。
 しかし、その2010年の訪問時はお盆で休業日でした。
 そんなわけで、今日やっとリベンジでの訪問を果たしました。
 つがる市完訪へもあと一歩となりました。

37 15:27 月見野簡易郵便局 つきみの 青森県つがる市

 柏の中心地から相野簡易局付近を通過します。
 このあたりは以前に訪問しています。
 局間距離が開き、やっとのことで旧森田村のエリアに。
 局は国道の旧道らしき県道沿いにありました。
 月見野なんてロマンチックな地名じゃないですか。
 きっと月がきれいな場所なんでしょうね。
 さて、このあたりには局がいくつか集まっています。
 16時までの貴重な残り時間で、訪問局数を伸ばしていきます。
 気付けば残り30分。どこまで行くことができるでしょうか。

38 15:33 福原簡易郵便局 ふくはら 青森県つがる市

 北に進み、JR五能線の踏切を渡ります。
 ひさしぶりに五能線に出会った感じですよね。
 そのまま国道101号を少し経由して北に向かいました。
 小さな集落の中に福原簡易局はありました。
 ログハウス風の建物がかわいらしい局です。
 窓も大きくて、昼間はきっともっと明るいんでしょうね。
 貯金をしてもらい、すぐに局を後にしました。
 つがる市の局は残り1局。
 なんとか完訪できそうな感じがしてきましたね。

39 15:40 森田郵便局 もりた 青森県つがる市

 また来た道を戻り、国道を横断して南へ。
 踏切を渡って、JR陸奥森田駅付近に出ました。
 小中学校もあって、ここが旧森田村の中心ですね。
 局は県道沿いに位置していました。
 静かな村で、局の付近も静まり返っていました。
 というとひどい山奥のように思えてしまいますよね。
 実際にはけっこう開けている村なんだと思います。
 局を出た時点で15時40分。
 残り20分あるので、弘前市方面に向かいます。

40 15:49 十腰内簡易郵便局 とこしない 青森県弘前市

 県道132号に出て南下していきます。
 道幅を広げる工事をしているようでした。
 ため池や、小さなダムなんかもありましたね。
 農業用水の確保のためでしょうか。
 それとも、そもそもの自然地形を生かしているんでしょうか。
 県道31号に出て進んでいくと、ナビでは「到着しました」と。
 いやいやないから!と思っているとその先に局。
 「移転から2年くらいかな」という局舎はまだきれいなものでした。
 クッキーなどをいただいて、温かく見送られ出発です。

41 16:00 裾野郵便局 すその 青森県弘前市

 県道31号をそのまま弘前市街地方面へ進みます。
 十腰内簡易局では「10分くらい行った右側かな」とのこと。
 時間的には十分に間に合う計算ですが…。
 裾野中学校を過ぎても局はなく、集落も途切れます。
 あれ、ここも移転とかだったら嫌だな。
 そんなことを思っていると局はありました。
 裾野小中学校からはかなり離れていますね。
 貯金と風景印押印でほぼ16時になりました。
 押印用の切手をいくらか購入して局を後にしました。

   
西目屋村は世界自然遺産白神山地の村。夜のニュースは金足農業の決勝進出の話題で独占でした。
 裾の局を出発してからは、西目屋村の宿まで一直線で向かいました。温泉も気持ちの良い宿で、のんびりと夜を明かすことができました。
 コンビニで買った夕飯も、東北っぽい物でそろえています。テレビには金足農業高校のエース、吉田輝星くんが映っていました。
 彼はきっと、今後のプロ野球を盛り上げてくれるだろうし、松坂大輔やダルビッシュ有、田中将大みたいに大物になっていくのでしょうね。

 

 

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