1日目の大幅なルート変更により、2日目も当然、大幅な変更を余儀なくされ、昨晩は訪問順序を一から練り直しました。大きな作業でした。
栗原市内山間部の訪問は済ませてしまいたく、ぐるりと回ってから一関市山間部を目指していくようなコースとします。
今日も市街地の集中訪問はないので、局数の伸びは期待できません。とはいえ、いままで行ったことのない地域の開拓に期待が高まります。
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1 |
09:03 |
陸前長崎郵便局 |
りくぜんながさき |
宮城県栗原市 |
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スタート局を宿から遠くない局に設定します。
そうすることで、宿の出発を遅めに設定できます。
朝がのんびりできるのは幸せですね。
せっかくのお休み。ホテルの朝食をのんびりいただきます。
県道や国道を経由しながら一迫の市街地を抜けます。
さらに山に向かって西に進み、田園風景の中に局。
小雨が降り、このときばかりは傘をさして訪問しました。
ずっと雨降りが続く旅でしたが、局訪問中に傘をさしたのはこのときだけでした。
旧国名を冠したなんとなくかっこいい局名でスタートです。
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適当な道には行って北西に向かいます。
小高い山を越えるとすぐに次の集落です。
基本的に田んぼが広がるのどかな土地。
雨に濡れる青い稲穂が景色の主役です。
こういう景色には、雨も似合うもんですよね。
呑気なことを言っていられるのは、車に乗っているからですが。
県道178号に出て集落を進むと局はありました。
この局には風景印があり、貯金と合わせて押してもらいます。
それでも時間はかからず、短時間で局を後に。
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3 |
09:28 |
花山郵便局 |
はなやま |
宮城県栗原市 |
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県道178号から国道457号に入ります。
さらに国道398号に入り、標識には「湯沢」の文字が。
この道を進むと湯沢に出るのか…という素直な感動。
栗駒の山々を経て、確かに道は湯沢に続いているようです。
その山並に突入する手前、最後の郵便局があるのが花山地区。
旧花山村の中心地は、ダム建設に伴う集団移転でできた中心地にあります。
国道沿いにあり、役場などの施設も集まる区画です。
花山湖を望む、なかなか素敵なロケーションの集落です。
またゆっくり再訪したい場所だと思いました。
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4 |
10:00 |
秋法郵便局 |
あきのり |
宮城県栗原市 |
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県道178号に入って東に進んでいきます。
ダム沿いから山を分け入って、その先で国道457号に出ます。
細倉マインパーク近くの交差点も国道にそって東に折れます。
いよいよ秋法郵便局発見。にこにこ。
エンジンを止めて車を降り…ん?財布がない。
座席の下、隙間、探しまくっても、ない。
不安とある予感。花山郵便局に電話をすると、不安は的中。
さあ、往復20分のドライブ。花山の再訪は期せずして訪れました。
痛すぎるタイムロスというか、自分の不注意に泣けます。
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財布を忘れるなんて、いままでにないことです。
いや、実際には実はあるんですよね。
山梨県の大泉郵便局に置き忘れた事案。
このときは友人の車と運転だったので、後日郵送してもらったのでした。
しかし今日は免許証も入った財布。困ったものです。
さて、細倉マインパークの横を過ぎ、県道180号、179号を北上。
しばらく行くと右手になんだか趣のある局舎を発見。
局では本に挟む栞をいただきました。ありがとうございます。
局では風景印を作成中だとか。近々配備されるでしょうか。
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6 |
10:22 |
沼倉郵便局 |
ぬまくら |
宮城県栗原市 |
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文字からはまっすぐ東に向かいたいところ。
道を探してみると、この道行けそう。
山に向かって伸びる道は思っていたよりも広い。
途中までは2車線で、狭くなっても走るのには不便なさそうです。
山を越えてまた田んぼの中を走っていくと国道457号に出ました。
北上していくと局は右手にありました。
国道から少し引っ込んでいるので、目立たない局です。
注意して走っていないと見落としてしまいそうです。
ここのゴム印は、栗駒山が描かれた緑色のゴム印でした。
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7 |
10:36 |
栗駒郵便局 |
くりこま |
宮城県栗原市 |
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国道457号を岩出山方面に南下していきます。
しばらく行くと栗駒の市街地に入りました。
なかなか賑やかそうな、まとまった市街地です。
三迫川を渡る橋の手前に局はありました。
大きな局舎で、お客さんの数も多かったです。
茶色のスタンプを使った馬の絵のゴム印がなんだか素敵です。
渋い。でも栗駒をそのまま表したようなゴム印です。
さて、この栗駒市街地、かつては駅があったよう。
くりはら田園鉄道の駅がこの近くにあったんだそうです。
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国道457号で三迫川を渡ります。
踏切の跡地らしいところを渡ってさらに南へ。
しばらく進んでいくと局は右手にありました。
駐車スペースはわき道沿いにあるも満車。
駐在所側からアプローチして局に入りました。
不思議なのは、お客さんはいないのに駐車場が埋まっていること。
近所の人が駐車場代わりに使っているんでしょうね。
ちょうどお盆の帰省シーズン。これは避けられないのかな。
今度は旧鴬沢町の市街地に向かって進みます。
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9 |
11:11 |
鶯沢郵便局 |
うぐいすざわ |
宮城県栗原市 |
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国道に沿って西に進んでいきました。
集落の中を縫って進む国道は、途中で工事中。
ナビが田んぼの中の道を案内するのも納得です。
二迫川を渡ると鶯沢の中心地です。
市役所の総合支所なんかもあって、町の中心といった雰囲気。
栗駒と比べるとかなり小さな町だな、と思います。
局は国道沿いでわかりやすい場所にありました。
窓口が思うように進まず、かなりの時間を待たされました。
東京の局のように手際よく、とはいかないようです。
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10 |
11:20 |
田高田簡易郵便局 |
たこうだ |
宮城県栗原市 |
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県道17号に抜けて、しばらく南下します。
田んぼの中を一気に進んで、ちょっとずつ上り坂に。
県道42号になって、そのまま進んでいくと左手に局はありました。
一段上がった場所に局があるようで、アプローチの道は狭い道。
小型車なので難なく上ります。
学校の跡地?とも思えるような場所。公民館でしょうか。
局の前は広場のようになっていて、車は置けます。
一気に山奥に来てしまったように見えます。
局名はおもしろく、上から読んでも田高田。下から読んでも?
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11 |
11:29 |
姫松簡易郵便局 |
ひめまつ |
宮城県栗原市 |
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適当な道を経由して県道17号に入ります。
このあたりは東西の移動もしやすかったです。
県道を走っていると、なんだか味のある局を見つけましたよ。
取れかけた英語表記。
簡易局になる前の「姫松郵便局」でしょうか。
調べてみると1993年に特定局から簡易局になっています。
検索画面では保険の取り扱いがなかったので、農協併設かと思っていました。
実際に来てみるとこの局舎の雰囲気に感動します。
素敵な局舎がこれからも残ってくれるとうれしいです。
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12 |
11:40 |
宮野郵便局 |
みやの |
宮城県栗原市 |
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このまま南下していくと昨日の一迫に出ます。
うまくルーティングするためにここは何度も練りました。
適当な道を通って築館の市街地方面に向かいます。
朝まで滞在していたホテルの近くに出ます。
局は国道4号に合流する手前の県道沿いにありました。
わりと新しそうな局舎で、水色が涼しげです。
涼しげといっても、今日はちょっと肌寒いくらいです。
局では貯金と風景印押印をしてもらいました。
時間がかからず迅速で、すぐに局を後にできました。
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13 |
11:46 |
富野簡易郵便局 |
とみの |
宮城県栗原市 |
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国道4号に入って北を目指していきます。
そういえば築館は、2011年の東日本大震災で最大の震度7を観測した場所。
2008年の岩手・宮城内陸地震でも、栗原市は一迫で震度6強を観測しています。
たびたびの地震に見舞われ、そこから復興した栗原市。
こうして旅できることを噛みしめながら進みたいところ。
国道4号を北上して、途中で左折します。
集落に入ると右手に局はありました。
局舎はどう見ても旧特定局のようです。
調べてみると、2006年まで富野郵便局だったようです。
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14 |
11:56 |
栗原簡易郵便局 |
くりはら |
宮城県栗原市 |
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国道には戻らず北に進んでいきます。
適当な道をナビされながら進み、ショートカット。
県道181号に出るところで局はありました。
小さな簡易局で、交差点に面しているので駐車場所に困ります。
ホームページの案内にある駐車場4台分はどこでしょうか。
県道沿いに車を置いて訪問することにしました。
ここは市の名前でもあるくりはらを名乗っています。
しかし小さな簡易局で、中心となる集配局ではありません。
具体例が思いつきませんが、こういう場所、いくつかありますね。
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15 |
12:07 |
沢辺郵便局 |
さわべ |
宮城県栗原市 |
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栗原市の山あいの訪問もだいぶ片付きました。
ここからはいよいよ岩手県方面に向かって進みます。
思いのほか長く宮城県に滞在しています。
臨機応変に旅ができるのも、長い休みの良さではありますが。
県道を東に進んで、国道4号にぶつかりました。
さらに金成総合支所のある沢辺の集落に向かいます。
沢辺駅跡付近、市役所支所の向かいに局はありました。
駐車スペースが狭いので、役所の駐車場に停めて訪問しました。
この方が安心して局を訪問できると思います。
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16 |
12:14 |
金成郵便局 |
かんなり |
宮城県栗原市 |
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北に向かって進んでいき、国道4号と交差。
さらに続く市街地は、間口が狭く奥行きの長い昔ながらの民家。
奥州街道の街道筋だったことが地図を見るだけでもわかります。
そんな金成の市街地を走り、街道から少し入った場所に局。
比較的大きな局舎が目立たない場所にありました。
ここには風景印も設置されていたので押してもらいます。
この旅で宮城県最後の風景印押印となりました。
岩手県入りするまでにまだいくつか局があります。
ルートを大きく外れない程度に拾っていきたいと思います。
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17 |
12:24 |
有賀郵便局 |
ありが |
宮城県栗原市 |
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県道186号に入って東に進みます。
長閑な景色の中を進んでいき、東北自動車道をくぐります。
さらに東北新幹線をくぐりました。
今日なんかはUターンラッシュのピークだそうですね。
高速道路も新幹線も上りが混むのでしょう。
お盆を過ぎても旅を続けられることに感謝です。
途中で県道185号に入ると局はありました。
有賀を「あるが」と読みたいのは、長野に住んでいたせいでしょうか。
長野県には「あるが」さんが多かったです。
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18 |
12:37 |
有壁郵便局 |
ありかべ |
宮城県栗原市 |
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県道185号を北上していきます。
途中で行ったり来たりする道で、まっすぐ北上してくれません。
距離も開くので、ひたすら走っていく感じですね。
JR東北本線の踏切を渡り、広い県道で左折すると局。
いかにも昔ながらの宿場町の雰囲気です。
奥州街道の有壁宿として栄え、築館宿、宮野宿、沢辺宿、金成宿に続きます。
そう考えると、沢辺と金成はかなり近いような気がします。
広い県道沿いは良く整備されていますが、宿場の雰囲気はありません。
閑散とした静かな集落ですが、JRの駅もあって便利です。
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19 |
12:53 |
金沢郵便局 |
かざわ |
岩手県一関市 |
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県道から国道342号に合流します。
信号待ちもなくすんなり入れたことに満足。
この国道は一関街道の名のとおり、一関へと続きます。
気付けばここはもう岩手県一関市。
旧花泉町のエリアを訪問していきます。
途中で国道を離れて右手に進んでいくと、集落の中に局。
清水原駅とも少し距離のある静かな集落です。
意外にも風景印が設置されていたので押してもらいます。
この先の局は風景印設置局が多かったです。
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20 |
13:01 |
花泉郵便局 |
はないずみ |
岩手県一関市 |
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国道342号に戻ってしばらく南下します。
この道はいったいどこに続くのやら。
調べてみると、石巻方面へと繋がっているんですね。
石巻もそろそろ訪問してみたいと思う場所です。
一時閉鎖中の郵便局に動きが出れば、ぜひとも訪問したいところ。
さて、川を渡って花泉の市街地に入ります。
花泉駅に続く中心地に局はありました。
花と泉。なんだか絵にかいたような素敵な地名です。
町自体はいたって地味な印象でしたが。
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21 |
13:07 |
涌津郵便局 |
わくつ |
岩手県一関市 |
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JR東北本線の花泉駅付近に出ました。
このあたりは商店も多く活気があります。
町の中心という雰囲気がありますね。
一関街道に入ってそのまま南下していきます。
街道が右に大きく折れるところ、局はありました。
いかにも集配特定局でした、という感じの局舎です。
郵便番号から判断すると、現在は集配は行っていないようですね。
花泉局とも近いので、効率的に運用できるんでしょう。
ここからは合併後の一関市、山あいの地域を訪問します。
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22 |
13:18 |
日形簡易郵便局 |
ひがた |
岩手県一関市 |
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県道21号に入って東に進んでいきます。
番号が若いだけあって、走りやすい道です。
山を越える県道はスムーズに流れています。
この先にある集落も限られているので、交通量自体が少ないです。
北上川沿いの集落に出ると、局は川沿いにありました。
建物の雰囲気からして旧特定局かと思いました。
調べてみるとやはり1991年まで日形郵便局とあります。
これだけ静かな集落だと、簡易局でも十分なんでしょうかね。
集落の規模と局の規模は必ずしも一致しませんが。
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23 |
13:28 |
黄海郵便局 |
きのみ |
岩手県一関市 |
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県道21号をそのまま北東へ進みます。
北上川に沿って進み、やがて川を渡ります。
このあたりでも十分に多いな川だな、と思わせる貫禄。
しばらく行くと集落に入り、黄海局がありました。
こちらも集配局のような雰囲気ですが、集配は廃止されているようです。
海から離れたこの場所に、この地名は何か意味があるんでしょうね。
きのみ、といえば木の実ナナが頭に思い浮かびます。
もはやどうでもよいことばかりです。
黄海も木の実と書くと、途端に山っぽくなりますね。
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24 |
13:40 |
藤沢郵便局 |
ふじさわ |
岩手県一関市 |
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海に憧れて、木の実に黄海をあてたんでしょうか。
そういえば、宮沢賢治も北上川をイギリス海岸と見立てていました。
山国に暮らす人たちの海への思いは強いものです。
県道21号をそのまま東に進んでいきます。
すると、なぜ突然?というほど急に市街地に入ります。
このあたりが旧藤沢町の中心地です。
2011年に一関市と合併するまでは比較的最近まで単独の町でした。
国道456号沿いに局はありました。
てきぱきと風景印も押してくださり、助かります。
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25 |
13:49 |
保呂羽郵便局 |
ほろわ |
岩手県一関市 |
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県道295号に入りました。
とはいえ、何の変哲もない道です。
山に続く道ではありますが、カーブも少なく走りやすいです。
しばらく進むと局は左手にありました。
新しい局舎ではないのですが、どことなく近代的に見えます。
おそらく、入口にある局名表示のせいでしょうね。
見やすく大きく書かれた局名が、古さを感じさせません。
さて、この先は津谷川簡易局がありますが、今日はパスします。
またいつかこの地域を訪問する際に立ち寄りましょう。
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26 |
14:02 |
小梨郵便局 |
こなし |
岩手県一関市 |
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東北地方の海沿いは、たしかに訪問の機会がありません。
本格的に東北を長旅できるようになったのは社会人になってから。
しかし社会人2年目の終わりに発生した東日本大震災。
もう6年半を迎え、復興も確かに進んでいるものの、訪問できずにいます。
これは震災後10年を目安に訪問していきたいところです。
さて、保呂羽からは山あいの道を進んでいきます。
地図で見るほど深い山でもなく、小高い丘を越えるような道ばかり。
暗くて憂鬱になるようなこともなく、小梨郵便局に到着できました。
小梨なんていうと、松本ぼんぼんの歌を思い出しますね。
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27 |
14:15 |
千厩郵便局 |
せんまや |
岩手県一関市 |
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小梨から西に向かっていく道は走りやすいです。
いつの間にか国道284号気仙沼街道に出ていました。
国道に入るとすぐに局はあります。
集配局だけあって大きな局舎で、お客さんも多めです。
しかし驚くのは、この街の都市規模です。
旧千厩町。地方の山間部の町と侮れません。
局の向かいにはTSUTAYA。国道沿いにチェーン店も多数。
スーパーにカーディーラーにセルフスタンドにほっともっと。
なかなか充実のラインナップに驚きを隠せません。
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28 |
14:25 |
磐清水簡易郵便局 |
いわしみず |
岩手県一関市 |
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千厩警察署付近から北上していきます。
ここにはちゃんと警察署も置かれているんですね。
合併して一関東警察署とかになっていないのが素敵です。
国道456号はJRドラゴンレール大船渡線に沿って北に進みます。
なにがドラゴンなのか昔からずっとわからないでいます。
線路をオーバーパスして少し行くと左手に局はありました。
商店に併設されているようです。
貯金をしてもらいますが、珍しい取扱いなのか時間がかかりました。
たしかに、引き出す人はいても、預ける人は少ないのかも。
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29 |
14:35 |
奥玉郵便局 |
おくたま |
岩手県一関市 |
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磐清水からは山に分け入る道を東に。
少し見通しの悪い山道を走って、集落に出ます。
山また山と走っても、小さな集落が点在しています。
長野県とかだと、これがずっと山、みたいなところが多いですよね。
この集落はわりとまとまって民家があります。
局舎も集配局のサイズですが、現在は集配はなさそう。
おくたま、と聞けば、東京の最果てを思い浮かべてしまいます。
青梅線沿線で暮らしていたので、奥多摩への思いは強いです。
どちらも山間部、という点では共通していますね。
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30 |
14:49 |
曽慶郵便局 |
そげい |
岩手県一関市 |
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どんな道を走って北上したのだろうか。
地図を見たってちっとも浮かんできません。
ラジオから流れてくるのは「ロックなんて聞かない~」の歌声。
今年の夏はこの歌ばかりがかかります。
毎年、旅の途中でかかる曲。どこのラジオ局も今月のパワープレイ。
ずっとラジオを流して走っているんだから、2時間に1回くらいは聞きます。
1日に4回聞いたとして、6日ドライブしたら24回は聞いています。
ものすごい宣伝効果…と思っているうちに、オシャレな局舎に到着。
三角屋根がかわいらしく、開け放った窓からは涼しい風が。
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31 |
15:01 |
摺沢郵便局 |
すりさわ |
岩手県一関市 |
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本当にまったくと言っていいほど冷房がいりません。
車内では曇り防止のために弱めで付けていますがが。
外の空気はずっと25℃くらいという快適な夏です。
さて、国道343号に出ます。
この道は今泉街道と呼ばれている道。今泉とは。
調べてみると、陸前高田の中心地が今泉のようです。郵便局もあります。
残念ながら震災の影響でその今泉郵便局は閉鎖中。
摺沢の市街地に局はあり、ちょうどお祭りの装飾がありました。
お盆はどこに行ってもお祭り。素朴な景色が心に沁みます。
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32 |
15:14 |
東山郵便局 |
ひがしやま |
岩手県一関市 |
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なんていうか、夏の一番いい時期。
儚くて、あっという間に過ぎてしまう夏の一瞬。
胸にグッとくるものを感じてしまうんですよね。
夏生まれ、暑い街育ち。今日の東北は、どうやら秋の空気。
県道19号を西に進んでいきます。
JR猊鼻渓駅のある集落に局はあります。
砂鉄川の風光明媚な景色。ちょっと立ち寄りたいけど今日は我慢。
宮沢賢治が一時期を過ごした山あいの小さな町です。
町の産業を支えた豊富な鉱物資源が、彼の作品にも登場します。
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33 |
15:26 |
松川町郵便局 |
まつかわまち |
岩手県一関市 |
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猊鼻渓から続く砂鉄川沿いを南下していきます。
そもそも川の名前からして鉱物を連想させますね。
陸中松川駅付近に出て、ここには石と賢治のミュージアムがあります。
ぜひ行きたいですが、これも我慢我慢。
いったい私はなんのために旅をしているのでしょう。
賢治が勤めていた砕石工場があるのもこのあたりです。
話がどんどん宮沢賢治に傾くのはご容赦ください。
そんな松川の集落の中に局はあります。
局の前のスペースがやたらと広く、道路の拡幅でもあるのでしょうか。
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34 |
15:36 |
門崎郵便局 |
かんざき |
岩手県一関市 |
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県道282号をそのまま南下していきます。
途中で砂鉄川を橋で渡ります。
ま、橋以外に渡る方法はないんだけども。
陸中門崎駅付近に局はありました。
門崎と書いて「かんざき」なので、これは読みづらいです。
門崎。実はかなり気になっている土地です。
めちゃめちゃうまいらしい、門崎熟成肉がいま話題になっているんです。
職場の近く、六本木に門崎熟成肉が食べられるお店があるらしく。
調べてみると、この近く、薄衣にも店舗があるんですね。
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35 |
15:47 |
薄衣矢作郵便局 |
うすぎぬやはぎ |
岩手県一関市 |
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だめだ、頭の中が肉でいっぱいだ。
六本木でいただいたらおいくら万円なんでしょうか。
機会があったらぜひ食べたい食べたい食べたい。
砂鉄川はいよいよ北上川に合流し、川崎町の市街地に出ます。
北上川に架かる橋が美しいシルエットで、思わず目が向きます。
薄衣郵便局が近いですが、時間的にあと2局。
その先にある薄衣矢作郵便局を先に訪問します。
風景印が設置されていて、押してもらいました。
ちょっと上司としては手ごわそうな局員さんがいました(笑)。
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36 |
15:56 |
薄衣郵便局 |
うすぎぬ |
岩手県一関市 |
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国道284号を一関方面に向かって走ります。
いや、既にここも一関なんですが。
そんなこと言っても、一関が広すぎるんですよ。
広く整備された国道沿いに局はあります。
駐車場も広々としていて、なかなか素敵な局舎でした。
薄衣という地名がなんともいえない奥ゆかしい雰囲気。
そして局の向かいには道の駅が整備されています。
明日はここ川崎の花火大会だそうです。
山あいのきれいで素敵な街に出会い、今日の訪問は終わります。
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大東町大原にある宿に宿泊。ちょうど、だるま祭りというお祭りの日でした。
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川崎町から大東町まで車を走らせ、小さな旅館に泊まりました。ちょうどお盆の街は、夜になると神輿も出るお祭りが行われていました。
地元の人たちに混じってのんびりと宿場町の夜を歩きます。こうして夜の宿場町を歩くのは初めてのことです。
初めて来た所なのになんだか懐かしいような、胸がざわざわする感じは何でしょうね。静かな宿で早めに床に就き、布団をかぶって寝ました。
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