大泉学園から乗り込んだ電車が「幸運の赤い電車」でした。
　スタートからこれは良い予感がしますね。
　いつかは乗ってみたいと思っていたところでした。
　その先は乗り継いで乗り継いでやっと篠崎へ。
　東京23区を西から東へ横断するには1時間以上かかりますね。
　篠崎では江戸川区のレンタサイクルを借りて移動します。
　駅から西に向かった静かな住宅街に局。
　東北旅行のようにはいかず、なかなか混雑していました。
　ここは東京だから、お客さんが多いのも仕方ないか。

　自転車に跨って東に進みます。
　久しぶりのサイクリングです。
　今日は曇り空で涼しい日。自転車でも快適です。
　京葉道路の南に出て、23区とは思えないほど静かに。
　住宅は相変わらず密集していますが、人が少ない。
　杉並区民としては、なんとも穏やかな景色に映ります。
　江戸川の堤防にも近い場所に局はありました。
　もうこの川の向こうは千葉県です。
　東京といえども、知らない場所はまだまだ多いです。

　篠崎街道を南に進んでいきます。
　バスの行き先も東部の地名。当然だけど。
　中学校のところで左折して東に進みます。
　そのまま進むと、都営住宅群に入りました。
　この集合住宅も時代の波か、波塀に囲まれて工事中のよう。
　そんな団地の中に局はありました。
　局舎はマンションに見下ろされて独立局舎でした。
　周辺のマンションの中には人気のなさそうなのもありました。
　今後、このあたりも様変わりするのでしょうか。

　江戸川沿いを少し北に戻ります。
　そこからは、自動車は渡れない水門を渡ります。
　こういうところが自転車訪問の強みですよね。
　江戸川水閘門、というのが正式な名前みたいです。
　これを渡るとそこは千葉県市川市。
　そして行徳橋から続く県道を南西に向かっていくと局はあります。
　今日のメイン訪問局です。
　近々妙典駅近くに移転して改称するということで訪問しました。
　局には移転を知らせるチラシなどがありました。

　本行徳局からは一方通行を逆走していきます。
　そんなことができるのも、自転車の良さです。
　広い県道6号に出て、南西に進みます。
　移転後の富浜局があったようですが、気付かず裏道へ。
　地下鉄東西線の線路をくぐって妙典駅の南方に局。
　なんだかこの駅名を聞くのも懐かしいです。
　出勤時に荻窪駅でよく妙典行きの電車を見たなーと。
　このあたりも近年一気に開発されているようですね。
　もっとも、妙典駅ができたのも2000年のことです。

　局名から勝手に焼き魚を連想していた自分。
　しかも川魚のイメージだなーとか。
　イワナの塩焼きとかおいしいよなー。
　日本酒片手に…もうこれ以上はやめましょう。
　南に南にと進んでいきます。
　住宅街はどこまでも続き、変わり映えしない景色。
　マンションや戸建てが並ぶ住宅街の中に局はありました。
　行徳駅からは少し距離があって、歩く距離ではないかな。
　そう考えると、このあたりの価値っていかに。

　行徳中央病院の交差点から北上します。
　自転車道が整備されている広い道です。
　みんな大好き西友の横を通過して、しばらく進みます。
　セブンイレブンを右折すると局はありました。
　行徳駅前かというと、それほど駅近くでもない。
　それもそのはず。
　局名は所在地の地名から来ているんですね。
　行徳駅前3丁目。これが局名になっています。
　これなら、必ずしも駅が見える位置でもありませんね。

　西友のところまで戻ってきます。
　いや、西友は有難いですよ。
　今まで住んだ街には西友が必ずありましたね。
　河辺、久米川、武蔵小金井、とそれから学生時代の長野も。
　それがいま、私の最寄駅にはないんですよ。隣駅にはあるけれども。
　なんか、西友があると安心してしまうんですよね。
　それはさておき、住宅街を走っていくと局はあります。
　いや、駅から1キロくらい離れてますよ、という場所。
　これも仕方ない。地名は行徳駅前4丁目です。

　自転車で移動すると意外と速いですね。
　信号とか渋滞とか考慮しなくて良くなる場所があります。
　あ、信号無視するとかそういうことじゃなくってね。
　信号の少ない細い道も選べる、っていう意味で。
　北西に進んで地下鉄東西線の線路をくぐって県道6号に。
　少し西に向かうとすぐに大きな局が出てきました。
　どう見ても元集配普通局の大きな局舎ですが、集配局ではありません。
　2012年に集配はやらなくなっているんですね。
　それでもお客さんは多く、窓口も広く開けられています。

　15時を回ったことだし、そろそろ東京に戻ります。
　南行徳駅前局は今日はパスします。
　それから、浦安方面も近く訪問したいところ。
　中途半端に局が残ってしまいました。
　さて、旧江戸川の今井橋付近に出ました。
　昔からの街道筋のような道路を走っていくと局。
　この道にはバスも走っていて、街道の雰囲気がありますね。
　局舎の雰囲気も地方の局のような感じですよね。
　ま、千葉県も地方だわな。ここは千葉でした。

　今井橋で旧江戸川を渡ります。
　ここからは江戸川区。東京に戻ってきました。
　旧江戸川と新中川に挟まれて橋が多く架かる場所です。
　そんな今井橋と瑞江大橋の間にある局です。
　新大橋通りが高架のまま今井橋と新今井橋で繋がっています。
　その高架の下にあるのがこの局です。
　通過する車は多いですが、わりに静かな場所ですね。
　さて、ここからは今日の終点をどこにするか。
　江戸川区のレンタサイクルは返却地を選べるのが利点です。

　借りた場所で返さなくても良い。
　これがレンタサイクルの大きな利点ですよね。
　しかも江戸川区は江戸川駅以外の全駅で貸し借り可能。
　なんとも奇跡的な利便性を誇るわけです。
　というわけで、とりあえず瑞江駅方面に向かいます。
　なぜか東瑞江二局を見落として、長い距離を走ります。
　江戸川一局は旧江戸川沿いの住宅街の中にあります。
　周辺は民家が建ち並んでいて、用事がなければ来ない場所ですね。
　区名を名乗るわりには特に何もない場所でもあります。

　柴又街道に出ます。
　そういえば葛飾区も手付かずだなー。
　今後どうやって攻略すれば良いかもわかりません。
　おそらく、江戸川区のレンタサイクルにもお世話になるでしょう。
　篠崎街道との交差点を過ぎてすぐに局はありました。
　柴又街道からは少し引っ込んでいます。
　駅でいえば圧倒的に篠崎駅より瑞江駅の方が近い場所です。
　この局を出た時点で15時49分。
　ここで東瑞江二局の存在に気付いてしまいました。

　というわけで、マッハで西に向かいます。
　自転車でも走りやすい道で良かったです。
　こういうときにこそ、自転車の威力が発揮されますね。
　東部区民館を過ぎて、まだ新しそうな道が続きます。
　2軒目のセブンイレブンを過ぎたら左手に局。
　この局、なんだか年季の入った局舎が良い感じですね。
　区画整理された道の北側と比べ、局のある南側は古いままの街並み
　局名表示もなんだか厳めしいですね。
　さて、15時55分。もしかしたら間に合うかもしれない。

　瑞江駅方面に自転車を走らせます。
　間に合っても間に合わなくても帰りはここからだし。
　と思いながらだんだん瑞江駅に近づきます。
　駅近くのビルに局はありました。
　15時59分というギリギリのタイミングです。
　いやー、よく間に合った。
　今日は2時間ちょっとの間に15局を回れました。
　なんだかんだでかなりの収穫になったかと思います。
　本来の目的も達成し、満足のサイクリングでした。