No.184:開国物語
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2008.08.25(月) 曇り 18 下田白浜局 八木沢局
 なんだかんだでまたひとつ歳を取る、これを年を重ね、と言えるのかわからないまま、処暑の日を迎えました。
 友人からのお祝いメールにニヤニヤしながら、なぜかそのノリのまま、太平洋でも見に行こうということになり大学の友人の車で。
 土曜の深夜出発、日曜は箱根を散策し、温泉を満喫、大雨の中、御殿場のアウトレットでいろいろ買ってしまいました。
 そして、日曜の夜は伊豆の国市の道の駅で明かし、そのまま伊豆半島を南下することをその朝決定しました。
 相変わらずの雨が続いていますが、それはそうと、涼しい秋の空のもとを南に向かって、エンジンをうならせて進んでいきます。
  

   
芦ノ湖、浄蓮の滝、そして天城隧道と、有名観光地を次々に。「♪天城越え」を熱唱しながら、ループ橋を進みました。   
1 09:03 下田白浜郵便局 しもだしらはま 静岡県下田市

 しっかりとした地図を持たず、なんとも適当な道のり。
 当日の朝、起きて道の駅のポスターで下田行きを決定。
 こんな旅もいいではないですか。
 そして、よりたいところは全てに立ち寄る、という旅のスタンス。
 郵便局をちゃっかり携帯で調べてみました。
 国道414号から国道135号に抜け、河津から南下します。
 ちょうど9時に、海水浴客のいない海沿いの白浜集落に。
 これで天気が良かったら、きっと混雑も激しいんだろうな。
 幸先の良いスタートを切ることができました。

2 09:16< 下田柿崎郵便局 しもだかきさき 静岡県下田市

 国道135号を進んでいき、下田市街地に。
 道の駅に立ち寄る手前に局はあり、県道116号に。
 国道から外れて少しの所に局はありました。
 付近には民宿などもあって、やはり観光地の一端です。
 局訪問後に朝食と給油場所を探しながら下田市内へ。
 道の駅でハンバーガーを食べ、そして下田市内へ向かいました。
 伊豆半島の南の先ということで、名前はよく聞く街です。
 伊豆急下田駅にいたっては、中学時代に修学旅行で降り立ちました。
 そういえば、修学旅行で来たんだっけな…。

3 10:21 下田郵便局 しもだ 静岡県下田市

 下田市が位置に局はあるはずなんですが、場所がはっきりせず。
 細い商店街のような道が続きいらいらします。
 行ったり来たりしているうちに局を発見。
 局の裏と表に駐車場が数台分ずつありました。
 やはり市の中心局で、混雑していました。
 窓口はそれほど人はおらず、すぐに処理してもらえました。
 市街地の中心地には局はこの局しかありません。
 それほど人口規模の大きな街ではないんですね。
 とはいえ、歴史上、また今でも観光地として、その名を耳にします。

4 10:35 下田朝日郵便局 しもだあさひ 静岡県下田市

 国道136号を南伊豆に進んでいきます。
 だんだん山が迫ってきて、半島の地形も複雑です。
 朝日小学校を過ぎて、左側にエネオスがありました。
 局はその向かいに位置している格好です。
 ということで、エネオスにインして、友人に任せます。
 友人が給油している間に局に行って貯金をしました。
 この局のゴム印は、局名の通り、朝日のイラストが入っていました。
 なるほど、そういうゴム印も面白いですね。
 車に戻ると、ちょうど給油完了といったところでした。

5 10:52 下賀茂郵便局 しもかも 静岡県賀茂郡南伊豆町

 国道136号を西に進んでいきます。
 しばらく走って、石廊崎の方面と分岐しますが国道へ。
 右手に温泉噴出地があり、その先で市街地に入ります。
 局は県道119号に面していました。
 市街地で、南伊豆町役場も付近にあったようです。
 温泉街を形成しているようで、いたるところで湯けむりが上がります。
 なんともぜいたくな光景だな、と思いました。
 そこで、温泉に入りたくなり、この先で温泉に立ち寄ることに決定しました。
 石廊崎方面へと少し国道を戻って進みます。

6 12:00 竹麻郵便局 ちくま 静岡県賀茂郡南伊豆町

 県道16号から120号に入ります。
 青野川の向かいに局は見えますが、下加茂温泉に。
 みなと湯という、300円の公衆浴場ですが、いい風呂です。
 しょっぱいお湯は、海に近い温泉の特徴ですね。
 気持ち良くなったところで、県道16号に入り、局を目指します。
 駐車スペースは微妙で、駐車方法によっては出られなくなります。
 ゴム印は3種類もあって、これまたうれしかったです。
 局名は「ちくま」と、長野県内の局のような名前でした
 この局には集配センターも設けられているようでした。

7 12:47 子浦郵便局 こうら 静岡県賀茂郡南伊豆町

 県道16号を石廊崎方面に向かい、半島を回り込みます。
 ずっと海を見ながら進み、あいにくの天気ながら気持ちいいです。
 県道から国道136号に合流し、北上します。
 妻良の集落に入ったとき、激しいデジャヴに襲われました。
 いや、それは…記憶の底を激しく揺さぶるもので…。
 「あー、ここだ、ここに修学旅行で7年前に来たんだ!」。
 妻良の局はお昼休み中で、子浦に先に向かいました。
 集落内は狭い路地が続きますが、局には駐車スペースもありました。
 ここにも3種類のゴム印が設置されていました。

8 13:17 妻良簡易郵便局 めら 静岡県賀茂郡南伊豆町

 そして妻良に戻り、13時を待ちながら散策します。
 そう、この海、この建物、ここで合唱をしたんだっけ。
 商店の2階が民宿で、アイスクリームをもらったんだっけ。
 何もかもが懐かしい妻良にある簡易局の建物の横に、決定的な看板を発見。
 「漁村体験旅行生入村のため…」これだ!今でも続いているんだ!
 局の受託者の方に話を伺うと、いまでも修学旅行生が来ているんだそう。
 折しも、妻良局が簡易局になったのは、修学旅行で訪れた7日後でした。
 そんな運命的な局には、今も特定局時代からの風景印が設置されています。
 ゴム印も宝のもので、なんともいえない充足感に満たされました。

   
ああ、これだ!そしてこの海の眺めは…。卒業アルバムと見比べて、感動の再会。(3枚目は卒業アルバムより)   
9 13:43 三浦簡易郵便局 さんぽ 静岡県賀茂郡松崎町

 国道136号を松崎方面に向かっていきます。
 自然と「♪愛のメモリー」を歌いだすあたりは心得ています。
 ヘアピンカーブを過ぎ、石部温泉の集落に入ります。
 細い道を不安になりながら小学校方面に進んでいくと局はありました。
 読み方ですが「さんぽ」となっています。
 局の外壁にある表記は「参浦」となっていて、局名と厳密には食い違います。
 ゴム印は普通のものでしたが、以前使っていたものとして、2行のものを見せてくれました。
 通帳には押印できないので、風景印用の画用紙に押してもらいます。
 なので、準宝のゴム印ということで心に刻んでおきたいです。

10 13:59 岩科郵便局 いわしな 静岡県賀茂郡松崎町

 国道136号は海岸線沿いをくねくね進みます。
 松崎の市街地手前で、県道121号へ。
 しばらくはのどかな景色の中を進んでいくと、左手に局。
 この局には風景印と宝のゴム印がありました。
 友人は岩科学校まで行って引き返してきたそうです。
 その重要文化財岩科学校がどちらにも描かれます。
 学校建築はなかなか面白い建物が多く、見学することもあります。
 長野県内でも、開智学校や中込学校、山梨県は津金学校など有名です。
 向かいの川のコンクリの上に立って写真撮影をしました。

11 14:11 中川郵便局 なかがわ 静岡県賀茂郡松崎町

 松崎の市街地に向けて進んでいきます。
 市街地の直前、というところで、下田方面へ右折します。
 県道15号を東に進む道は、なかなかの交通量でした。
 しばらく進んでいくと、道の駅の手前に局はありました。
 局は大きめのものでしたが、風景印は設置されていませんでした。
 この後に道の駅まで行ったんですが、友人期待の切符はありませんでした。
 道の駅の記念切符ですが、あるところとないところがまちまちです。
 ここから、また西伊豆の海沿いの国道まで戻っていきます。
 旅路は適当なルーティングで、この先どうなることやら…。

12 14:31 松崎郵便局 まつざき 静岡県賀茂郡松崎町

 国道136号に戻り、北上します。
 松崎の市街地に突入し、意外と多くの建物が建ち並んでいます。
 生活に必要なものはひととおりあるといったところです。
 局は右手にあり、集配センターのある大きめの局です。
 この局は松崎町の中心局で、かつ西伊豆町との境にも近いです。
 ゴム印にはみかんが描かれ、暖かな土地柄を連想させます。
 書体もかわいらしいもので、こうしたゴム印もいいですね。
 この局で松崎町内の4つの局を完訪できました。
 ここからは、できるだけ北上し、局を拾っていきます。

13 14:42 仁科郵便局 にしな 静岡県賀茂郡西伊豆町

 国道136号を北上すると、すぐに西伊豆町に。
 西伊豆町に入って、局は国道のわき道にあります。
 とはいえ、西伊豆町役場などのある付近でわかりやすいです。
 国道からも、前方に見えているので迷子にはならなさそう。
 この局で通帳がいっぱいになりました。
 ほかにお客さんがいなかったので、すぐに切り替えをお願いします。
 通帳の切り替えもすぐにしていただけ、局を後にできました。
 局を出る頃には一気に混雑して、かなり賑わっていました。
 この状態だと、通帳の切り替えもお願いしづらいんですがね。。。

14 15:00 やまびこ簡易郵便局 やまびこ 静岡県賀茂郡西伊豆町

 順序からいえば、国道136号から分岐してこちらが仁科より先のはずです。
 ただ、簡易局ということで、通帳更新できない可能性があります。
 そこで、仁科を先に訪問してから県道59号に入りました。
 しばらくは山道を進んでいき、清流に沿って進みます。
 局なんですが、局名に惹かれて行ってみたかったんです。
 県道を走らせると、局名と同じ町営施設があります。
 これはそこに局がある可能性があると踏んで、やまびこ荘に。
 そしてなんと、学校の校舎を利用した宿泊施設に局はありました。
 マップルの地図を見ると、怪しい場所に局マークがあります。

15 15:28 安良里郵便局 あらり 静岡県賀茂郡西伊豆町

 県道59号をしばらく戻っていきます。
 国道136号に出て、土肥方面へ向かいます。
 相変わらず西伊豆町ですが、近年まで賀茂村だったところです。
 …と、勘のいい方はお気づきかと思いますが、田子局、はい、通過です。
 携帯電話くんでは地図表示に限りがあり、ここは田子は表示されず。
 国道にそって地図をスクロールさせていたせいですね。
 ということで、西伊豆町に局を1局残してしまいました。
 安良里の集落に入り、しばらく進むと、局はありました。
 風景印こそありませんが、旧賀茂村の2局のうち1局を訪問です。

16 15:38 宇久須郵便局 うぐす 静岡県賀茂郡西伊豆町

 国道136号を北上していきます。
 黄金崎トンネルをくぐって、信号を左折します。
 このときは知りませんでしたが、旧賀茂村の中心地だったんですね。
 旧賀茂村役場の近く、集落内に局はありました。
 前のお客さんの処理に時間がかかりそうでしたが、局員さんが機転を利かせてくれました。
 そのため、局を15時40分には去ることができました。
 付近は民宿などが建ち並び、海沿いの集落特有の景色です。
 干物などが売られている店もあり、海の匂いがします。
 友人は焼き魚が食べられず、こういう土地ではきっと損をするタイプです。

17 15:47 土肥恋人岬簡易郵便局 といこいびとみさき 静岡県伊豆市

 国道136号を北上し、伊豆市に突入します。
 朝の修善寺が伊豆市だと考えると、市域は広いです。
 恋人岬が左手にあり、車で賑わっていました。
 …もちろん無視して進み、局は国道沿いにありました。
 局舎の外壁には「I love you」の看板までかかっています。
 局内には集配のお兄さんがいて、3人でいらっしゃいませと言われました。
 ゴム印はハートマーク付きの「土肥恋人岬局」のものです。
 そして、局を後にしようとすると、友人が「風景印は?」と尋ねます。
 ポストの案内を見ていた友人の一言に救われ、押印してもらいます。

18 15:58 八木沢郵便局 やぎざわ 静岡県伊豆市

 国道136号を土肥方面へ進んでいきます。
 しばらく走っていくと、八木沢の集落に入り、局はその旧道沿いにあります。
 旧道とはいえ、カーブ緩和のための付け替えみたいなものです。
 国道からも十分に見える場所なので、注意していれば気がつきます。
 この局到着時点で15時55分ということで、最終局です。
 なんの変哲もない局ですが、風景印もありました。
 風景印には富士山も描かれますが、さすがにこの天気では見えません。
 そしてタイムアップ。
 伊豆半島での気の向くままの旅は、大成功になりました。

 
戸田の街並みを過ぎ、海沿いの県道から。また、沼津では、やっと夕焼けを見ることに成功。   
 なんだかんだで長かった旅ですが、いろいろな景色に出会い、温泉、海、そして最後には沼津で少しだけ夕焼けも見ることができました。
 その後は富士宮、朝霧高原、本栖湖、身延、南アルプス、韮崎、野辺山、佐久…と長野まで下道を走って帰りました。
 午前2時の長野も意外と車が走っていてびっくりでした。
 もう、秋はすぐそこまでやって来ている、そんな涼しい信州に、帰ってきたんだと実感しました。
  

 

 

戻る