今日は市谷にとある書類を提出に行かねばならないので、日帰りで上京をすることになりました。
安くあげるために、いつものようにツアーバスを利用することにして、朝一で長野駅へ。
とはいえ、スーツに身を包まなくていいので身軽で、それだけでも気持ちよく朝を迎えられました。
2月や3月のあの寒い日々を思い出せば、朝寒くないだけでも起きられますね。
定刻よりはやめに東京新宿に到着しました。
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長野駅東口→(ツアーバス)→新宿駅西口・新宿駅→(都営大江戸線)→春日駅
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1st |
新宿広小路郵便局 |
しんじゅくひろこうじ |
東京都新宿区 |
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市谷に書類を提出するだけなので、時間があります。
ということで、市谷まで新宿から歩いて行くことにします。
思いつきのルートで、まずは新宿西口駅上の大ガードへ。
そこから少し北上すると、局はすぐに見つかりました。
平日11時前の局にはそれほどお客さんはいませんでした。
すぐに貯金は受け付けてもらえ、風景印の設置はなし。
長居をせずに済みました。
局は西新宿の街中にあるので、例によって写真撮影は困難でした。
それでも、歩行者が少なめだったので助かりました。
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2nd |
西新宿七郵便局 |
にししんじゅくなな |
東京都新宿区 |
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広小路の局から500メートルほど北上します。
すぐに局は左手に見つかりました。
広小路の局とは同じ通りに面し、また同じ側にあります。
ちなみに所在地も同じ西新宿7丁目となっています。
とくれば、迷子になるほど離れていないこともよくわかりますね。
局は先ほどの広小路の局より少しお客さんが多いくらいでした。
それでも風景印の設置もなく、貯金もすぐに終わりました。
都心部の局は、待ち時間に座る場所がないのが嫌ですね。
その点、この局はソファが空いたので、座っていることができました。
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3rd |
新大久保駅前郵便局 |
しんおおくぼえきまえ |
東京都新宿区 |
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西新宿七局の北にある信号で東に向かいます。
ここからが少し複雑ですが、地図さえあれば迷いません。
中央線のガードをくぐって、すぐに小路を左折します。
一本目を右折し、99ショップのところで左折します。
新大久保駅の前に局は位置しているといった感じです。
局の前でも駅のアナウンスが聞こえるくらいの近さです。
この局にはお客さんは数人いましたが、土地柄か、日本語ではありませんでした。
こういう立地の局には、やはり対応できる局員さんが配置されているのかな。
近くの大きな局を身振り手振りで教えていらっしゃいました。
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4th |
新宿歌舞伎町郵便局 |
しんじゅくかぶきちょう |
東京都新宿区 |
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99ショップまで戻り、東へ進みます。
ハングルの看板ばかりが目につく地区です。
つきあたって公園のところで右折、そのまま大江戸線上の道へ。
通りの向こうに局はありました。
歌舞伎町なんていうと、歓楽街の印象ですが、昼間はまた別でした。
局内のソファにはハングルの女性が5名。
しかし、待ち人数は1人…おかしいな。
と思っていると、どうやら局はハングルの方々の待ち合わせ休憩場所のようでした。
郵便局がそのように利用されているのは驚きで、文化の違いを実感しました。
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5th |
新宿大久保郵便局 |
しんじゅくおおくぼ |
東京都新宿区 |
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歌舞伎町の局から東に向かいます。
2つ目の信号を渡ってから北上していきます。
住宅街の中を狭い路地が伸びています。
小型トラックが来るだけで、端によけなければいけないほどです。
局はその先の辻に面していました。
近代的な建物で、まだ新しい感じでした。
「新宿」というイメージからは少し離れていて不思議です。
この局にはお客さんが多く、待ち時間も長めでした。
局のお客さんは、付近の住民といった感じで、閑静な土地柄です。
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乗っていないけれど、ちょっと東新宿駅を通ってみた。
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6th |
新宿明治通郵便局 |
しんじゅくめいじどおり |
東京都新宿区 |
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大久保2丁目の交差点に出ます。
ここには、最近開通した副都心線の東新宿駅の入口があります。
せっかくなので、構内を通って南下してみることにしました。
…意外と起伏があって、壁面などは奇麗なものの、地上を歩いたほうが楽でした…。
新宿7丁目の交差点で地上に復帰して南下します。
この道は明治通りで、少し進むと局はガソリンスタンドの南にありました。
お客さんはそれほど多くありませんでした。
通帳返却の際に、局員さんが話しかけてくれました。
都会の局でもこうした会話が生まれることはいいことだな、と感じます。
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7th |
牛込抜弁天郵便局 |
うしごめぬけべんてん |
東京都新宿区 |
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新宿7丁目の交差点まで戻り、そこから東に向かいます。
新宿区といえども、なんとなく落ち着いた街並みになってきました。
しばらく進むと、抜弁天の交差点と弁天さんがありました。
それほどの大きな神社ではないですが、地名に息づいているんですね。
その先、ガソリンスタンドの東に局はありました。
ガソリンスタンドは「開店休業状態」で、やはり値上げは響いているようでした。
局は静かな雰囲気で、お客さんもおらず、すぐに受け付けてもらえました。
このあたり、牛込、なる地区は、やっぱり閑静な気がします。
下町のような風情が残されている、かつての宿場の名残を感じます。
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8th |
新宿戸山郵便局 |
しんじゅくとやま |
東京都新宿区 |
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抜弁天局から少し戻り、信用金庫の先で北上します。
道路工事をしていたせいで、抜けられるか心配でしたが、歩行者は大丈夫です。
そのまま北上し、総務省統計局の交差点に出ます。
信号を渡って、戸山公園に向いた集合住宅1階に局はありました。
この局は、集合住宅団地の典型的な局の印象でした。
高蔵寺などを思い出させるような感じがしました。
カード発券機でカードを引きますが、それほど待ちませんでした。
目の不自由なお客さんがいましたが、対応も適切なものだと感じました。
局員さんの対応は、局によって大きく異なっていますからね。
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9th |
牛込若松町郵便局 |
うしごめわかまつちょう |
東京都新宿区 |
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大久保通りを東へ進んでいきます。
若松河田駅の近く、夏目坂通りの交差点付近に局。
しかし、ここで異変が発生しました。
焦げた匂い、降り注ぐ灰、そしてそれに気づく歩行者…。
そして見上げれば灰色の煙…と思っているうちにサイレンが鳴り響きます。
映画の世界のようにパトカーが走り去り、消防車や救急車が何台も行きます。
局は15人待ちの大混雑でしたが、待っている間に10台以上のサイレンが通り過ぎました。
そうこうしている間に、お客さんの一人が火事の情報をメールで受け取った模様。
局から数百メートルのところで大きな火災があったようです。
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10th |
市谷柳町郵便局 |
いちがややなぎちょう |
東京都新宿区 |
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サイレンが鳴り響く中、東へ向かいます。
牛込柳町の駅付近、外苑東通りを南下します。
七夕の笹がなびく通り沿いに局はありました。
この道は渋滞が激しく、それも火災の影響があるようでした。
局内でもサイレンが聞こえ、局長さんも外に様子を見に行かれました。
貯金はそれほど時間もかからず終了し、それから局を後にします。
だんだん火元から離れ、上空のヘリコプターは一足遅れ。
大日本印刷の工場付近に来るころには、また静かになり始めていました。
火の用心。
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11th |
新宿保健会館内郵便局 |
しんじゅくほけんかいかんない |
東京都新宿区 |
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抜けられるはずの道までやってきます。
しかし、どう見ても大日本印刷の構内になっていました。
「1年くらい前から私道になったんだ」と警備員さん。
大周りをして、駐屯地から外堀通りへ。
もう少し近道があったようですが、まぁいいとしましょう。
保健会館の中に局はあり、立地はわかりやすかったです。
お客さんも多くなく、すぐに処理してもらうことができました。
この後、市谷の用事を済ませ、それから市ヶ谷駅に行きました。
思いつきで、小説の舞台を訪ねてみることにしました。
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市ヶ谷駅→(地下鉄南北線)→後楽園駅
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文京区に来るのは聖火リレーの前日、つまり2カ月以上前。
そういえばそもそも、東京を歩くこと自体その時以来です。
北海道の往復で通過したのは5月下旬以来ではありますが。
後楽園駅から丸ノ内線で茗荷谷駅まで行く予定でした。
南北線を降りて、階段を間違えて、乗り換えに失敗。
仕方なく春日通りをゆっくり歩いてみることにしました。
暑かったですが、なかなかいい場所だな、という印象を受けました。
その先、だいぶ歩いて局を見つけることができました。
大きな局で、事業会社の支店とゆうちょ銀行の直営店が設置されています。
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ゆうちょ銀行 |
ゆうちょ銀行小石川店 |
こいしかわ |
東京都文京区 |
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ゆうちょ銀行のカードを引いて、風景印を押印してもらいます。
郵便窓口は空いていたので、すぐに受け付けてもらえました。
銀行の方は少し待ち時間が長かったので、本を読んでいました。
待ち時間に伊坂幸太郎。
けっこう待たされましたが、いい加減脚が疲れていたのでいい休憩になりました。
貯金を終えて外に出ると、それでもまだ時間があります。
目指すのは拓殖大学近辺、小日向というところです。
茗荷谷駅付近にも局があることが判明したので、そこを目指すことにします。
とりあえず、文京区らしい起伏の多い道を進みます。
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13th |
小石川五郵便局 |
こいしかわご |
東京都文京区 |
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茗荷谷駅のところで北にむかいます。
緑の多い道の途中、建物の地下に局はありました。
暑い日でしたが、半地下なので少しひんやり。
女子高生も「ここ涼しいね」と話しているのが聞こえました。
決して聞き耳を立てていたわけではありません。
貯金は2人待ち程度ですぐにしていただけました。
風景印も日付を変えて、何人かがかりでやってもらえました。
なかなか稼働率が高くないような気がしますが、大丈夫でしょうか。
局を出ると、入る時にいた警備員さんがいなくなっていました。
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茗荷谷では、吉田修一の小説『ひなた』の舞台、文京区小日向を散策。
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牛込神楽坂駅→(地下鉄大江戸線)→新宿西口駅…新宿駅西口→(ツアーバス)→長野駅東口
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このあとは小日向で小説の舞台を歩きました。
6月に文庫になったばかりの吉田修一の小説『ひなた』なんですが、下町風情が描かれていて温かな話です。
そんな名前が似合うような、あったかい(というよりこの日は暑かった)街でした。
そして文京水道に下るも、道に迷い、地図がないためやみくもに歩いた末、牛込神楽坂駅に。
大江戸線でぐるりとまわって、寝過ごして光が丘に着いた末、折り返して新宿西口駅に着きました。
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