朝目覚めてみると、今日はどうやら曇りの空模様。
赤福の営業再開のニュースを見て、そろそろ食べたいなぁ、なんて思いながらひと時を過ごします。
今日は宿のレンタサイクルを借りて、萩市内の観光をしながら郵便局をめぐっていきます。
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1 |
09:05 |
萩新川郵便局 |
はぎしんかわ |
山口県萩市 |
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東萩駅から北上していくと市道を走ります。
つきあたって右折すると局は左手に現れました。
倉庫などの施設が建ち並んで、ところどころ海の匂いもしています。
なるほど、海が近い街なんだな、ここは。
昨晩抱いた漠然とした寂しさは、たしかに街の雰囲気から来ているようでした。
ところで、局には9時ちょうどに到着しました。
看板は、景観条例の制定されている都市で見かける白地のものでした。
なるほど、萩市もきっとそういった条例が制定されているに違いありません。
ここから、松陰神社の方へと向かって進んでいきます。
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2 |
09:32 |
萩松陰神社前郵便局 |
はぎしょういんじんじゃまえ |
山口県萩市 |
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国道191号を益田方面へと少し進みます。
頭上を県道の橋が架かっているところで、信号で道路を渡ります。
山陰線の線路を渡って、そのまま道なりに南下していきます。
しばらく進んでいくと、松陰神社のところでつきあたります。
局も近くにあるはずなんですが、まずは神社を見学しておきます。
ここには吉田松陰の幽閉されていた居宅が保存されています。
神社といっても、参拝以外に見学すべきところがたくさんありました。
そんな神社の東に局はあり、ここには風景印とイラスト入りゴム印がありました。
このゴム印のイラストは、松陰神社に関連しているものでしょうか。
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松陰神社内の松陰幽閉の旧宅と、市街地でよく見かけた水路。
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3 |
09:47 |
萩橋本郵便局 |
はぎはしもと |
山口県萩市 |
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松陰神社から東へと向かって進んでいきます。
阿武川を渡って、萩市街地の島みたいになっている地区へ。
島っていう表現が正しいのか、三角州というべきなのかどうか…。
萩東中学校の交差点で左折して国道191号を進みます。
そのまま直進して、国道262号を南下していきます。
何本目か適当に右折すると、写真のような水路がきれいな小路へ。
鯉が泳ぐ水路を眺めながら進むと、県道64号に出ます。
その県道沿いに局はありました。
付近は昔ながらの街並みが残っていて、自転車で走っていても気持ちが良いです。
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県道64号を北上していき、国道191号に出ます。
国道を左折すると、すぐに局は左手にありました。
付近は近年整備されたばかりのようで、局舎もかなり近代的です。
萩市の中心局がこんなに近代的で立派な局だとは思ってもいなかったのでびっくり。
そして、どうやって使うのかわからないですが、ドライブスルーポストなるものも。
きっと、横付けして、車の窓から郵便物を投函するんだろうな。
風景印は夏みかんの形の変形印でした。
ゴム印にもイラストが入っていて、オレンジ色のインクもかわいいです。
局の隣には消防署があり、目印となっています。
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5 |
10:11 |
萩平安古郵便局 |
はぎひやこ |
山口県萩市 |
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国道191号を西へと向かっていきます。
美術館で少しカーブして、その先、商工高校の近くに局。
この局も、街並みにマッチするような局舎となっていました。
そして、局の入口の夏みかんの木がなんともいえずいい雰囲気ですね。
これで天気が良かったらきっと、もっと気分がいいんだろうけどなぁ。
局名は「平安古」と書いて「ひやこ」と読ませるもの。
難読ですが、読み方を説明されれば、なんとなく理解できます。
なんだか豆腐を食べたくなるような局名だな、と思ってしまいましたが…。
余談ですが、実家の近くには大きな豆腐工場があります。
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明倫小学校は現役の校舎なんだそうだ。
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6 |
10:23 |
萩たまち郵便局 |
はぎたまち |
山口県萩市 |
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国道沿いに、あまりに存在感のある木造校舎を見かけました。
どうにかすれば見学もできるようでしたが、現役の小学校舎です。
その明倫小学校の交差点を左折して北上していきます。
アーケードに出たら右折して、アーケードを東に進みます。
アーケードといっても、もうなんだか寂れてしまった商店街のような感じです。
その中に、ひときわレトロな局舎と丸型ポストが目に留まります。
局のロビーには金魚を飼う甕があって、趣がありました。
熱帯魚の水槽じゃなくて甕が置いてあるところがいいな、と思いました。
天井が高く、歴史の古い局なのかな、と思いました。
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7 |
10:34 |
萩浜崎郵便局 |
はぎはまさき |
山口県萩市 |
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道なりに北上していき、スナック街のようなところを抜けます。
ほんとに地方都市の昭和の匂いが残っている気がしましたね。
病院でつきあたって左折し、また北上していきます。
しばらく進むと、信用金庫があって、その先に局。
小さな局だったんですが、意外にも風景印が設置されていました。
観光客はもとより、あまり人影を見かけない街並みです。
それでもこの局は萩港にいちばん近い局になります。
風景印にも帆船が描かれていて、それといった雰囲気を醸し出しています。
ときおり日がのぞく空を見上げつつ、港へと向かいます。
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萩港→(定期船)→大島港
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8 |
11:40 |
萩大島郵便局 |
はぎおおしま |
山口県萩市 |
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萩港に自転車を置いて、ここから船に乗ります。
市街地に局はもうないので、ちょっと島に足を伸ばそうと思ったからです。
11時の便に間にあったので、390円で切符を買って船に乗り込みます。
たちばな2という船で、なかなかに揺れる船でした。
大島までは30分ほどで、小ぢんまりした港から歩いて坂を上ります。
局は坂の途中にありました。
帰りの船まで時間があるので、島を歩くことにします。
局の方に名所などを尋ねると「ブロッコリーと葉タバコの畑が…」。
とりあえず、坂を上ってのどかで平らな土地をひたすら歩きました。
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「たちばな2」は僕と同じ生まれ年。そして列車に揺られて西へ。
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大島港→(定期船)→萩港…東萩駅→(山陰線)→長門市駅
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9 |
15:20 |
長門深川郵便局 |
ながとふかわ |
山口県長門市 |
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東萩駅から列車に乗りまして、山陰線を西に向かいます。
予定していた列車よりも1本早いものに乗れました。
そこで、途中駅で下車して局を訪問することに。
ただ、列車はかなり少ないので、降りられるのは1駅のみになりそう。
東萩駅では高校生が卒業後の進路について話していました。
男の子の口から出てきた「名古屋」の言葉には思わず反応してしまいましたが。
長門市駅に到着し、携帯電話で局検索をしながら歩きます。
長門局より先にこちらへ、駅から西へ向かい、また南へ。
山陰線と美祢線の線路を渡ってすぐに右手に局はありました。
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10 |
15:44 |
長門郵便局 |
ながと |
山口県長門市 |
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長門市駅付近まで戻ってきました。
県道56号は駅前だけ歩道などが整備されているようでした。
県道沿い、ほっかほっか亭の隣に局はあり、ここが市の中心。
局には日本郵便の長門支店も入居しています。
ドアを入って右にゆうゆう窓口、左にATMコーナーがありました。
さらにドアを入ると、右手に郵便窓口、左手に貯金窓口が。
貯金窓口にはお客さんがいなかったので、すぐに受け付けてもらうことができました。
風景印の押印をお願いして、押してもらいました。
時間があれば、金子みすゞの足跡をたどってみたいと思うんですが。
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長門市駅→(山陰線)→下関駅→(鹿児島線)→小倉駅…小倉港→(フェリー)→…船中泊
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このあと、ほっかほっか亭で弁当を買って、駅で食べました。
山陰線に乗り込み、やっと雲からのぞいた夕日を眺めながら、小串駅まで下っていきます。小串駅に到着し、乗り換えの列車は下関行きでホームは1番線。
時刻表を見ると、長門市行きと下関行きの両方の列車が同じホームから出発するということでした。
この駅で切り離して、一方は下関に戻り、一方は長門市へ向かうという列車だったようです。
列車内では成人式の話題をしている若者のグループなど、やっと現実的な、普遍的な日本の光景が見えてきました。
下関で本を買って小倉へ行き、小倉港へフェリーに乗るために長い「動く歩道」を進んでいきました。
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