前日の夜は、出雲市渡橋中央交差点近くのネットカフェで夜を明かしました。意外に寝れたしよかったです。 それと、出雲駅前温泉なる温泉にも入りました。らんぷの湯という温泉で、ほんとに駅のアナウンスとか聞こえる場所。 でも、照明が暗めで、孟宗竹と露天がたまらなく良くって、湯の色も茶色というかなり癒される温泉でした。 マクドナルドで朝マックして、出雲大社の横を通って、日御碕までやって来ました。 9時まで少しあるので、東洋一と称される灯台を見学しておくことにしました。見上げるとなかなか圧巻です。
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東洋一の灯台と称され、高さも日本一という日御碕灯台。
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1 |
09:29 |
日御碕郵便局 |
ひのみさき |
島根県出雲市 |
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出雲市街地から日御碕の集落までは、それほど遠くなくていい感じです。
朝のドライブにはうってつけの晴天で、海にさす太陽がまぶしく輝いています。
県道29号は、左手に海を望んで走る快適な県道でした。
日御碕、なんていうと、一発変換されるくらい知名度が高い場所のよう。
この局で、さっそく通帳の更新からスタートします。
いろいろ不具合が連続し、通帳の名前が手書きになりました(笑)。
30分くらい滞在しましたが、その間にも局長さんなどなどから何度も頭を下げられました。
いえいえ、急いでいないので、まったく問題ないですよ。
真っ向サービスのかんぽのクリアファイルやら、飴玉やらをいただきました。
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県道29号を大社方面へ少し戻り、県道23号に。
「夢の森うさぎ」という看板にしたがって進んで行きます。
県道はループ橋になっていて面白い道です。
鷺浦の集落に入り、道が細くなりました。
局は見つけましたが、車で進むのは危険と判断し、バス停に。
バスが来ない時間であることを確認して、バス転回場の隅に駐車。
橋を渡って局。ゴム印はウサギの絵入りで風景印もウサギの変形印。
あたたかくもてなされ、地元のおばあちゃんとも話が弾みます。
鵜峠という集落と、鷺浦という集落の頭文字を合わせた局名のよう。
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鵜鷺郵便局の旧局舎と、郵便局開局などの歴史貼り紙(貼り紙なのがこれまたイイ!)。
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3 |
10:26 |
河下郵便局 |
かわしも |
島根県出雲市 |
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鵜鷺の先、県道23号は工事で通行止めとのこと。 日御碕と鵜鷺の局で怪しげながら迂回ルートを伺いました。
猪目峠なるところまで上り、また下り…。 河下の集落に入ります。 県道250号に沿っている局。 鰐淵寺なる寺が近いようです。 ゴム印にも「お寺と紅葉と海の町」とあります。 寺も紅葉も海もある…なんとぜいたくな土地なんだ! 風光明媚な海を眺めながら進みます。
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4 |
10:40 |
平田北浜郵便局 |
ひらたきたはま |
島根県出雲市 |
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河下から県道23号を走り、湾を回り込みます。
つきあたりを左折し、県道275号に。
局は右手にあり、県道には背を向けるかっこうでした。 貯金をすると、ゴム印は宝。 「海の幸と人情の町」。 うは、そりゃすごいキャッチフレーズです。 風景印もありました。 このあたりは十六島と呼ばれ、「うっぷるい」と読みます。 風力発電計画が進んでいるようです。
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5 |
10:51 |
西田簡易郵便局 |
にしだ |
島根県出雲市 |
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県道275号を平田市街地方面に。
島根半島は日本海に面している側と、宍道湖に面する側に分かれます。 いまいるのが日本海側。 県道275号を途中から並走する250号に抜けます。 県道沿いに局はありました。 駐車スペースも確保されていたので安心です。 もと特定局を思わせる外観です。 ちょうど老人ホームの方がいらしていたようで、音楽会の案内を貼っていました。 これだけ自然豊かな場所だと、気分がいいですね。
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6 |
11:08 |
塩津簡易郵便局 |
しおつ |
島根県出雲市 |
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いまさらながらですが、レンタカーのナンバーがバードキャッチングでした(笑)。 北浜から市道を抜け塩津に向かうコースを考えましたが、途中の局で「やめたほうがいいな」と。
かわりのコースをご提案頂き、それに従いました。
走りやすかったので、助かりました。 宍道湖北部広域農道なる道から県道23号に抜けます。 県道左手に局。 県道がこの先で切れているため、交通量はほとんどありません。 このあたりは映画の撮影地にもなった場所だそう。 見下ろす冬の日本海にも、春の匂いがしています。
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7 |
11:24 |
平田佐香郵便局 |
ひらたさか |
島根県出雲市 |
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県道23号を東に向かって走って行きます。
海からは少しはなれ、山がちになりました。
ただ、トンネルなどが整備され、かなり走りやすい道です。
小伊津トンネルというトンネルをくぐってから誤通過判明。
戻ってみると、川の対岸に局はありました。
平田市街地からはけっこう離れている気がしますが、局名に平田が冠せられます。
向かいにはなんだかのアパートらしきもの。
こんなところに建ててどうするんだろう?僕は住まない。
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8 |
11:34 |
平田坂浦郵便局 |
ひらたさかうら |
島根県出雲市 |
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県道23号をなおも東へと進みます。
アップダウンも激しく、それでも2車線の道が続きます。
風力発電の工事のためなのかな。
途中、坂浦の集落に下る道を左折、すぐに局は姿を現しました。
ここでも局名に平田が冠せられています。
よく地図を見ると、市街地からはそれほど遠くないんですね。
このあと、中国自然歩道と書かれた「車道」に入ります。
一畑薬師にも立ち寄りました。
宗教施設のわりには、俗っぽくなく、人もおらずいいところでした。
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一畑薬師はひっそりとしていました。
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9 |
12:18 |
平田野郷簡易郵便局 |
ひらたのざと |
島根県出雲市 |
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一畑薬師の直結道路のような道を下って行きます。
遠くに宍道湖を俯瞰できるんですが、陽光がさし込んで神秘的。
またまた県道23号に合流し、信号を左折して宍道湖北部広域農道に。
小高い山を越えて、交差点を左折します。
のどか、以外に言葉のないようなカントリーロードを走ります。
欄干のない橋を渡ると右手に局はありました。
「わざわざお越しいただいて」と、タオルをいただきました。
周囲はほんとうに静かな山里です。
ただ信州とは違って山が小高いので、これもまた清清しいです。
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10 |
12:29 |
松江大野郵便局 |
まつえおおの |
島根県松江市 |
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農道まで戻って東進します。
県道266号との信号を左折し、県道に入ります。
すぐに左手に集落への道があるので進みます。
道なりに局はありました。
こちらは松江市で、だいぶん戻ってきたなぁ、との印象を受けます。
風景印などもない局でしたが、田園の中の局でした。
このまま局の前の道を北上します。
県道266号に合流し、小学校の前、という立地です。
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11 |
12:41 |
魚瀬簡易郵便局 |
おのぜ |
島根県松江市 |
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県道266号を北上していきます。
だんだん道幅も不安定になってきましたが、問題ナシです。
普通車でもじゅうぶんですが、ワゴンRなら快適に走れます。
途中峠を越えますが、その上を幣?のついた縄が跨ぎます。
やっぱり神の国なのか、出雲は…。
魚瀬の集落に入り、途中広い道を左折、漁港に抜ける道のようです。
進んでいくと、目立たないですが局はありました。
「昨日なんかは雨はないけど風が酷くて」とのこと。
いい日に来たということでしょう!!
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12 |
13:08 |
松江比津が丘簡易郵便局 |
まつえひつがおか |
島根県松江市 |
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魚瀬から、これでもかというくらい細い道を走りました。 急傾斜もいいところの道を上ると突然規格の高いトンネルに出たり。
ともあれ、宍道湖北部広域農道に出て、松江市街地方面へ走ります。
距離的にはかなりの移動で、比津トンネルの次の信号を左折します。 そのまままっすぐ団地に進入します。 メーン道路に沿って走り、マーケットの横に局。 買い物客も路肩駐車しているので、合わせて駐車。 松江市街地に近いということで、都会的になってきました。 島根大学の方からだと、かなり近い場所になります。
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13 |
13:14 |
松江生馬簡易郵便局 |
まつえいくま |
島根県松江市 |
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団地を下り、県道37号に沿って走ります。
途中松江高専への道へと入り、右手に局はありました。
高専が近いからか、自転車の高校生くらいの子がたくさんいました。
5年制なんだっけか、高専って…?
ゴム印はなぜだかハートマークの付いた宝(笑)。
なんでなのかを考えに考えたんですが、答えは出ず。
あったかい対応でしたので、ハートは間違っていません。
鼻をくすぐる香りの正体は、活けられた水仙の花でした。
懐かしくもいい匂いの花で、大好きな花の一つです。
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14 |
13:31 |
恵曇郵便局 |
えとも |
島根県松江市 |
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県道37号を鹿島町の集落に向かって走ります。 途中で川と並走しますが、船も停泊していて、ほぼ河口と呼べる状態です。
一段高い場所に県道をつくっていました。 たしかに船に行くのに歩道もないし、川と道路が同じ高さでは水害に弱いのかな。 局は左手に。恵曇と書いて「えとも」。 「ゴム印が2段になってしまいますが」と言われました。 あれ?通達は来ていないのかな? もめる原因になるといけないので、「通達はいいんですか?」と質問。 行き届いていないようでしたが、文字だけのものを押してもらいました。
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15 |
13:43 |
講武郵便局 |
こうぶ |
島根県松江市 |
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県道37号を戻ります。
鹿島中学校の手前を左斜め前に進んで行きます。
うっとうしいくらいに工事が行なわれています。
県道264号に合流します。
ひとつめの信号を左折すると、すぐ左手に局がありました。
こちらのゴム印は宝で、一行になんとかおさまるもの。
この先のすべての局について宝があるようです。
一行におさまる、あるいは少しはみだすが了承する場合、宝を押すようです。
ほとんどの局で質問、あるいは「一行にはおさまらないので」と言われました。
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旧島根町の集落に入りました。 左手がずっと日本海で、気持ちのいい海岸線沿いの県道37号です。
局は地図でも怪しい場所にマークがあります。
山でも登らせる気なのかな? ゴミ集積場のスペースに駐車させていただき、歩きます。 細い道を歩いていくと、民家を縫って山手に局。 たしかに、地図に載せられない立地ではあります。 車でも行ける場所ですが、道のつきあたりに局があります。 局名の読みは「かか」と濁らないのが決め手です!
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17 |
14:17 |
野波郵便局 |
のなみ |
島根県松江市 |
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ラジオからは名古屋の地下鉄談合のニュース。 局に着いて桜通線ととっさに結びついた名前。
「のなみ」とは、南区生まれの自分には懐かしい響きです。 野波海水浴場前の市道に局。 ゴム印は宝ですが、衣装がわからないです(笑)。 局舎はまだ新しいものでした。 次の局をナビに入れてみました。 と、県道37号経由よりショートカットになる道を発見しました。 市道ですが、広そうなのでその道を進んでみることにします。
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18 |
14:35 |
千酌郵便局 |
ちくみ |
島根県松江市 |
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市道は正解、県道よりおそらく快適な道でした。 県道37号に合流します。
観音崎トンネルをくぐると集落に出ます。 局は県道沿いで、左手にあってわかりやすい立地でした。 集配局で、駐車スペースが微妙だったので歩道に。 ゴム印は「2段になっちゃうから申し訳ないけど局名のみで」。 風景印はありました。 局長さんが地元の方に、無集配化に伴うレタックスの扱いについて詫びていました。 受け持ち局が松江中央局というのも驚きなんですけど。
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19 |
14:57 |
七類郵便局 |
しちるい |
島根県松江市 |
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県道37号をゴールまで進んでいきます。
基本的に快適な道で、時折怪しくなるのもご愛嬌。
海を眺める県道は気持ちの良いものでした。
さて、七類の局がこれまた地図でも変なところに記号。
港に沿った市道に「七類郵便局」なんて看板があるにはあるんですが。
どう考えても猫の道しかないので、ゲートボール場前に車をとめて歩きます。
これは自分を信じて歩いたもののみ到達できる局です(笑)。
ゴム印は通達後におそらく一行で作り直した宝です。
でもなー、集配車も入れないような道だぜ?
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20 |
15:11 |
美保関福浦簡易郵便局 |
みほせきふくうら |
島根県松江市 |
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国道485号に入り、ひさしぶりに国道という道を走りますなぁ。
七類トンネルという長い、ちょっと暗いトンネルをくぐります。
抜けるとすぐ、あっけなく境水道に。
向かいに見える集落は、鳥取県境港市。
行きたい気持ちを抑えて今日は島根半島に専念します。
局は福浦橋の横で湾を回る道沿い。
簡易局で、局名が長いだけに、ゴム印も長めでした。
「この先は美保関で終点。あとちょっと、行ってらっしゃい」と。
うれしい一言をいただいて進んで行きます。
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21 |
15:24 |
美保関郵便局 |
みほのせき |
島根県松江市 |
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県道2号は美保関灯台に向けて続きます。
途中右手の県道沿いに局はありました。
風景印をお願いすると、他の局と見比べながら気合入れて押してくれました。
ゴム印も赤いインクで、これまた通達後に作ったという一行もの。
魚(なんだかは忘れてしまった)と、稲穂のイラスト。
赤いインクがとってもアクセントになりました。
局の写真は向かいの山に登る階段から。
見下ろすような構図になって面白く撮れました。
さて、15時半、松江市街地方面に戻ることにします。
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22 |
15:43 |
森山郵便局 |
もりやま |
島根県松江市 |
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時間との戦いが始まるこの時間帯が一番目が冴えます。
県道2号を松江に向け走り、境水道大橋をくぐると国道431号に。
国道を進んで行くと、左手に局はありました。
ゴム印は「美保関に少しかかっちゃうかもしれませんがよろしければ」と。
実際押されたゴム印は境水道大橋のダイナミックなイラスト。
それほどかからず、きれいな出来になって満足です。
かなり細部までこだわってあるゴム印で感動しました。
15時40分過ぎ。
「まだ次行かれるでしょ?」との声に見送られ走り出します。
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23 |
15:52 |
万原郵便局 |
まんばら |
島根県松江市 |
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そのまま国道を西へと進みます。
途中、こんなところに?というところに旧町役場。
てっきり美保関局の近くにあるものだと…。
その先、総合運動公園に近くに局。
どことなくペンションのような外観でした。
ゴム印はラケットを持った父子。
かわいらしい運動公園に似合ったゴム印でした。
「次は本庄ですか?」。
「え?行けますか?」なんて、言われたら行くしかない!
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24 |
16:01 |
本庄郵便局 |
ほんじょう |
島根県松江市 |
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この局に行けば、その次は川津で訪問済み。
よって島根半島はほぼ制覇ということになります。
道の駅を過ぎて、左手に国道の旧道で集落への道。
実は本庄の集落の真ん中で時報を聞いていました。
でも、局には2分遅れくらいで到着したのでダメもとで。
「札立てようと取ったところだけど」と言いながら、通帳を受けてもらえました!!
ほんとうにほんとうにありがとうございます。
「ハゼと西条柿のイラストです」。
最後の最後まで宝に恵まれ、ほんとうの意味での宝がいっぱいでした。
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宍道湖の夕日は残念ながら曇り。とはいえ、旅の最後に思わずセンチメンタル。
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18日:松江駅前→(夜行バス)→…車中泊
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国道を松江市街地へ戻りました。友人を拾って宍道湖に沈む夕日を見て、松江駅にレンタカーを返却しがてら夕食をとってバスで帰りました。
なかなかにいい2日間となりました。これほどすがすがしい気分になれることもあまりありません。
島根県、またいつか来られる日を楽しみにして。一週間も居候させてくれた友人に感謝して!!本当にありがとう!!
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