千曲市の中心、屋代。屋代駅近くには駅前局、千曲局があります。
　さて、この屋代簡易局というものは…東屋代駅近くにあります。
　18号を屋代宿に入り、交差点を松代方面へ伸びる国道へ。
　信越線…ではなくしなの鉄道の線路を渡り、屋中の交差点を過ぎた右側。
　駐車スペースもある簡易局です。
　駐車できなかったので向かいの歩道に。
　なかなか広めに造られた局。市の中心地名を名乗る簡易局です。
　ちなみにしなの鉄道なら屋代高校前駅が最寄りでしょう。駅から近い、というものではありませんが。

　雨宮、とはまたいい名前の局ですね。
　千曲川の渡し舟が出ていたところです。
　現在は、国道に篠ノ井橋が架かり、重要な交通です。
　長電雨宮駅からも近いところにあります。
　地図上では近いのですが、東屋代も雨宮も駅の姿は見えず。
　梅雨空の下、この局名には惹かれてしまいました。
　隣の鳥居と合わせて、風情のある局でした。

　雨宮から南下、県道335号に沿ってあります。
　局横のスペースで工事が行なわれ、駐車場が微妙でした。
　このあたりは、あんずの里と呼ばれ、春には花が咲き乱れます。
　ちょうど開花直前にも来ています。
　メジャーになっているようで、混雑していた覚えがあります。
　そういえば、周辺にはあんずの黄色い実が目立ちます。
　こういう風景が、信州なんだな。
　で、この周辺の地名は、人名に由来するようです。
　森一族が住んでいたとかなんとか。

　途中松代などの局により、辿り着きました。
　同行したD氏のため、既訪の松代、寺尾局に寄ります。
　国道403号から右折した、信濃川田駅付近にあります。
　な〜んか懐かしい感じの局舎。
　ゴム印にもありますが、このあたりは北国脇往還という街道筋に面しているようです。
　川田宿という宿場で、松代に通じていた街道筋。
　六文銭で真田氏の松代藩です。
　局前の駅前通がなんとも寂しさというか郷愁を漂わせています。
　広い道なんですがね、なんせ店とか人がない。ジオラマのようだ。

　若穂団地という団地の中にやってきました。
　内部は右が農協、左が郵便局ときちんと分かれているので安心。
　団地の中にきちんと局があるのが長野流。
　長野市は簡易局がやけに多く、こうした小規模な団地の中にも局が設置されています。
　先週訪問したのは「若槻団地簡易郵便局」。
　一文字違いなので紛らわしいですが、前者は「若団」と略して呼びます。
　この局の中にはそろばんが展示され目を楽しませます。
　それよりも目を楽しませたのが…ゴム印です。
　超巨大、2段使用の文字印。ある意味宝のゴム印だぁ…。