No.689:関西私鉄乗り継ぎ散歩・3~4日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2025.03.17(月) 曇り時々雨 21 京都山科御陵局 小倉局
 休暇後半は京都に移動し、のんびりと過ごします。とはいえ雨なので、京都らしい観光は予定せず、思い付きで京都鉄道博物館へ向かいます。
 大宮、金城ふ頭と鉄道博物館は訪問しましたが、ここ梅小路もおもしろい展示の数々でした。歴史に触れ、学びが多く、満足でした。
 宿泊するホテル客室に電子レンジがあるのを思い出し、髙島屋の551蓬莱で豚まんと肉団子、ちまきを買いチェックイン。最高の夜食でした。
  ★ 3月16日(日)天気:曇り時々雨 京都鉄道博物館をじっくりと見学し、京都市内を歩きました。
 堺駅→(南海本線)→難波駅→(大阪メトロ御堂筋線)→梅田駅…大阪梅田駅→(阪急京都本線)→西院駅

   
   
京都への移動は阪急の有料座席で快適に。雨の京都を全く無理せずのんびり過ごすのも、悪くないでしょう。
 西大路四条→(京都市バス)→梅小路公園…西院駅→(阪急京都本線)→京都河原町駅…四条河原町→(京都市バス)→千本旧二条
  ★ 3月17日(月)天気:曇り 未訪問局の多い山科区を一気に訪問しました。
 二条駅→(京都市営地下鉄東西線)→御陵駅
1 09:01 京都山科御陵郵便局 きょうとやましなみささぎ 京都府京都市山科区

 京都市内でも未訪問局が多い山科区を訪問します。
 12局中、訪問局は2004年1月訪問の京都山科竹鼻局のみ。
 残りの11局を一挙訪問すべく、21年ぶりの山科区へ。
 二条から地下鉄で御陵駅に向かい、ここから歩いて訪問します。
 御陵駅に到着し、改札を出て地上に出ると局はありました。
 駅からも近い立地で、訪問しやすいスタートです。
 このあたりは、地下鉄東西線開業前に地上の電車に乗っています。
 そのころの記録はなく、記憶も薄れかけています。
 それでも、そんな旅が好きだった父を思い出します。

2 09:17 京都北花山郵便局 きょうときたかざん 京都府京都市山科区

 御陵駅からは南に進んでいきます。
 三条通を離れると一気に静かになり、旧東海道を通過。
 JRの線路のアンダーパスは、歴史を感じました。
 花山中学校付近に局はありました。
 住宅街の局舎は、古めかしい感じのものでした。
 それでも、モノクロ調のちょっと素敵な感じに塗られています。
 このあたりからは駅から離れた地域の訪問。
 それでも、京都市内は駐車場のない局がほとんどです。
 仕方がないので、京都市内訪問は大半が徒歩か自転車です。

3 09:32 京都山科川田郵便局 きょうとやましなかわた 京都府京都市山科区

 京都のレンタサイクル事情も大きく変化しました。
 この10年でレンタサイクル自体が減り、残ったものも高額化。
 環境に優しいが売りだった自転車は、いまや使いにくいものに。
 日本が本気で進めたいことって、いったいなんなんだろう。
 川田道から大石道という、京都らしい名前の道へ出ます。
 国道1号五条バイパスと東海道新幹線の南側に出ます。
 そのまま進むと、やはり静かな住宅街に局はありました。
 これまた懐かしい感じの局舎がちょっとリメイクされています。
 それでも古さを隠せない局舎が、なんだか京都は多い気がします。

4 09:55 京都東野郵便局 きょうとひがしの 京都府京都市山科区

 ここからも山科の住宅街を歩いていきます。
 少し雨も降りだして、静かさが沁みます。
 年季の入った民家が建ち並ぶ住宅街を抜け、山階南小学校の前に。
 郵便局は、その小学校の向かいに位置していました。
 こちらの局には1台分の駐車場があるようでした。
 局舎の隣に車を置けそうな場所がありますね。
 郊外の局らしく、お客さんがそこそこいました。
 貯金だけなのでそれほど時間はかからずに局を後にします。
 折り畳み傘を持っているので、傘をさして歩きます。

5 10:10 京都勧修寺郵便局 きょうとかんしゅうじ 京都府京都市山科区

 西野道、なる道を南下していきます。
 この道は南北軸としては広い道のようです。
 交通量が多く、歩道をしばらく歩きました。
 新十条通を西に、西松屋を南下して川田道に出ます。
 そのまま進むと局はありました。
 こちらの局には風景印の設置がありました。
 山科区内の局には設置局が少ないので、貴重な設置局です。
 寺院としての勧修寺はもっと南に位置します。
 局名は、地名の勧修寺西栗栖野町に由来しているのでしょう。

6 10:32 京都山科大宅郵便局 きょうとやましなおおやけ 京都府京都市山科区

 西松屋のある新十条通まで戻ります。
 地下鉄東西線の椥辻駅あたりは、人も歩いていました。
 山科区役所もここ椥辻に置かれていました。
 飲食店などもある中、さらに東に進むと住宅街に入ります。
 適当に歩いて椥辻通に出ると局はありました。
 こちらの局には駐車場が3台分あるようです。
 局横の駐車スペースは、3台は厳しそうで、別にあるのでしょう。
 京都らしいといえば京都らしい、静かな場所です。
 ここからは少し、市街地の訪問をしていきます。

7 10:48 京都山科椥辻郵便局 きょうとやましななぎつじ 京都府京都市山科区

 椥辻通を進むと、右手に大きな団地のような施設。
 ただ、高い壁で向こうの様子は見えません。
 なるほど、ここは京都刑務所なんですね。
 けっこう都市部にある刑務所で、アクセスもよさそうです。
 イオンタウンのところから地下鉄の上を北に歩きます。
 一本西の道に入ると局はありました。
 こちらの道が京都府道に指定されているみたいですね。
 狭い道ながら街道筋。郵便局が置かれそうな場所です。
 椥辻、という地名も、駅名でもありますが読めませんね。

8 11:07 京都山科西野郵便局 きょうとやましなにしの 京都府京都市山科区

 椥辻局前の道をそのまま北に歩いていきます。
 雨が少し強くなってきたので、傘をさします。
 京都らしく歩道のない道なので、気を付けて歩きます。
 東海道新幹線をくぐるあたりが東野駅の付近。
 そのまま国道1号を横断して、しばらく行くと局。
 さすがに静かな住宅街で、雨に濡れてより静かで寒く感じます。
 最寄り駅は東野駅なんでしょうが、局は西野。
 まあ、所在地は西野今屋敷町というので、当然なんですが。
 古めかしくて小ぢんまりとしたいい感じの局舎です。

9 11:19 山科郵便局 やましな 京都府京都市山科区

 そこから西にすぐに山科郵便局があるようです。
 しかし道がないので、少し南下して歩道に入ります。
 山階小学校を過ぎ、山科中央公園の先に局。
 山科郵便局は山科区の中心で、ゆうゆう窓口もある大きな局。
 ただ、立地的に駅からも遠く、そこまでお客さんはいない様子。
 勧修寺に続き、風景印が設置されているので押してもらいます。
 そう考えると、先ほどの西野局の今後が心配です。
 歩いても数分なので、両立できるか。
 西野局がもう少し東の地下鉄沿いにあればいいのかな。

10 11:40 京都山科音羽郵便局 きょうとやましなおとわ 京都府京都市山科区

 ここで西野局の写真撮影を忘れたことに気付きます。
 ちょうど東に向かうので、西野局を通るルートで。
 雨も上がり傘がいらなくなっているので歩きやすいです。
 東野駅付近に出て、広い道を渡ってさらに東へ。
 山科川沿いを歩いて、音羽川小学校を通過。
 なんだか複雑に入り組んだ道を行くと局はありました。
 住宅街の中にあって、ここもまた古めかしい局です。
 山科局から歩くとけっこう長く歩いた気がします。
 ここまで来ると、山科区の局の完訪も、見えてきますね。

11 11:58 山科四宮郵便局 やましなしのみや 京都府京都市山科区

 ここからは北に向きを変えて進んでいきます。
 途中には小さな神社もあって、集落の雰囲気。
 歩いている人も見かけるようになりました。
 名神高速道路の京都東インター付近で広い道を渡ります。
 この道がかつての国道1号でしょうか。
 さらに行くと旧東海道の文字のある道沿いに局。
 昔の街道の雰囲気を感じられる道です。
 京阪京津線四宮駅が近くにありました。
 局名に京都が冠せられていないのも歴史を感じますね。

   
JR東海道本線と湖西線を越えます。高いところまで上らせる跨線橋です。
12 12:19 大津小金塚簡易郵便局 おおつこがねづか 滋賀県大津市

 JRの線路を越えると、静かな山里の景色。
 民家はいったん途切れ、地図上では滋賀県に入ります。
 このあたりは府県境が入り組んでいます。
 そしてここに来て、目の前には超急坂。
 ひええ、と言いながら坂道を上ってきました。
 道の向かいには坂道に水平に建つ「京都市掲示板」。
 そう、道を挟んで西が滋賀県、東が京都府なんですね。
 なので、到着した局も大津市ということです。
 小金塚の住宅地は大半が京都市に所属しているようです。

13 12:32 大津藤尾簡易郵便局 おおつふじお 滋賀県大津市

 小金塚からは南に向かっていきました。
 アップダウンがある、平野部の末端です。
 国道161号は湖西道路と呼ばれる高規格な道路。
 その道路の側道を抜け、また一気に坂道を下ります。
 すると追分町の集落に入ることができます。
 入り組んだ道を進んでいくと局はすぐに見つかりました。
 貯金を済ませても、まだ半日残っています。
 ここからはどこに行こうかと考えて、宇治に向かいます。
 その場の思い付きで行き先を決めるのも、いいですね。

   
京阪京津線と地下鉄東西線を乗り継いで、六地蔵駅に向かいました。
 追分駅→(京阪京津線)→御陵駅→(京都市営地下鉄東西線)→六地蔵駅
14 13:31 宇治御蔵山郵便局 うじおぐらやま 京都府宇治市

 六地蔵駅で降りるのは、たぶん初めてのことです。
 乗ったことはあるような気がしますが…。
 ここは京都市との境に近く、ぎりぎり宇治市に所在。
 そんなわけで、六地蔵駅からは東に進んでいきます。
 ちょっと坂道を上ると茶畑が広がる長閑な感じ。
 なるほど、宇治といえばお茶の産地ですもんね。
 宇治抹茶はよく聞きますが、実際に飲んだことはあるのだろうか…。
 そんな茶畑の向かいに局はありました。
 宇治市内の直営局には全て、風景印が設置されています。

15 13:53 宇治木幡郵便局 うじこわた 京都府宇治市

 六地蔵駅付近には、伏見桃山西尾局などもあります。
 そのあたり、伏見区方面は2011年4月に訪問しています。
 今日はここから宇治市街地へと向かい、南下します。
 六地蔵駅へ戻るよりも、1駅なら歩けそうなので南へ。
 府道7号に合流し、木幡の市街地に入ります。
 マクドナルドの先を右折するとJR木幡(こはた)駅。
 踏切を渡って左折すると、木幡(こわた)郵便局。
 貯金と押印を済ませ、次の局へは京阪に乗って向かうことにします。
 局から西へ向かうと、京阪宇治線の木幡(こわた)駅があります。

 木幡駅→(京阪宇治線)→黄檗駅

   
この10年ほどで、京阪の電車は新しくなり、JRも世代交代が進みます。
16 14:08 宇治五ヶ庄郵便局 うじごかしょう 京都府宇治市

 京阪宇治線の電車に揺られて1駅進みます。
 電車はそんなに混んでおらず、ちょうどよいぐらい。
 黄檗駅に到着、改札を出るとすぐに局はありました。
 JRと京阪の踏切に挟まれた狭い場所にあります。
 JRの駅からだとちょっと歩きますが、遠くはないですね。
 黄檗という駅名が珍しいので、局名も黄檗ならよかったのですが。
 このあたりの地名が五ケ庄というので、仕方ないですね。
 ところで駅の西側は陸上自衛隊宇治駐屯地が広がります。
 その南にはこれまた京都大学宇治キャンパスが広がっています。

 黄檗駅→(京阪宇治線)→三室戸駅
17 14:32 宇治菟道郵便局 うじとどう 京都府宇治市

 黄檗駅から次の三室戸駅までも、京阪で移動します。
 黄檗駅のデータイムの運転間隔は15分。
 数日後の22日からは、12分間隔に増発されます。
 今日はダイヤ改正前なので電車をしばらく待ちました。
 コロナ禍前の減便前は10分間隔だったはずです。
 そう考えると、コロナ禍前には戻らないんですね。
 三室戸駅には外国人観光客がいっぱいいました。
 少し黄檗方面に線路沿いを歩くと局はありました。
 菟道というのも、なかなかおもしろい地名です。

18 14:48 宇治橋郵便局 うじばし 京都府宇治市

 三室戸駅から京阪宇治駅まではすぐなので歩きます。
 独特な駅舎の京阪宇治駅を横目に、JRの線路をくぐります。
 観光客が多い宇治橋を渡って、平等院方面に進むと局。
 いやしかし、インバウンドはものすごいことになっているんですね。
 観光公害という言葉を初めて実感した気がします。
 それに対して郵便局は混雑しているわけでもなく静か。
 局舎自体は最近建て替えられているのできれいです。
 地元の利用を考えているなら、この場所じゃなくてもよさそう。
 人の多さで、歩きや自転車でも近寄りがたい場所です。

19 15:02 宇治壱番郵便局 うじいちばん 京都府宇治市

 人の多さに圧倒されながらも、宇治橋を脱出。
 その先の商店街は、自動車は一方通行です。
 ただ、観光客が縦横無尽に歩くので、わき道へ離脱。
 この本町通りは、西行きの一方通行。
 ダンプカーが多く、こちらはこちらで歩きにくいです。
 結論から言えば、宇治市街地は歩くのには向いていない…。
 JR宇治駅からも微妙に離れた住宅街に局。
 壱番というのはこのあたりの地名のようです。
 カレー屋さんを思い出すのは、名古屋人の悪い癖です。

20 15:21 宇治郵便局 うじ 京都府宇治市

 さて、16時までのリミットも近付きます。
 そんなわけで、無理せず近辺の局を訪問します。
 歩きっぱなしでさすがに疲れてきました。
 とはいえ、足腰が強くなったのか、歩けないほどでもないです。
 疲れにくい靴下なるものも履いてますからね。
 JR奈良線の西側に出て、ユニチカの工場を横目に西へ。
 コーナンや平和堂のあるあたりに局はありました。
 ここが宇治市の中心局になるわけですね。
 場所的には地味ですが、車では利用しやすいのでしょう。

21 15:43 小倉郵便局 おぐら 京都府宇治市

 宇治郵便局からさらに西に歩いていきます。
 ここまで来ると、歩いている人もぐっと減りますね。
 車で行き来する人が多いようです。
 歩道もないようなところがあって、気を付けて歩きます。
 小倉の街に入り、地図に従って北上すると局はありました。
 局に入ってから、外国人の集団が局に来ました。
 このあたりは外国人観光客や労働者が多いようですね。
 貯金と風景印押印を済ませ、今日はここで終了にします。
 小倉駅付近にはニンテンドーミュージアムもあります。

 小倉駅→(近鉄京都線)→京都駅→(JR東海道新幹線)→新横浜駅→(東急バス)→溝の口駅

   
京都駅からは予定より早い新幹線に変更して帰宅しました。
 小倉駅付近に着くと、お腹がものすごく空いていることに気付きます。そこで、近くにあった回転寿司屋でお腹いっぱい食べることに。
 平日夕方の回転寿司屋はさすがにガラガラですね。近鉄電車に揺られて京都駅に向かい、そこから新幹線で一気に新横浜へ。
 関西方面はすっかり手薄になっていましたが、こんなに簡単に訪問できるのなら、今後は少しずつ訪問機会を増やしていきたいところです。

 

 

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