No.622:年の瀬熊本天草旅・7日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2022.12.30(金) 晴れ 43 湯出簡易局 砥用局
 2022年郵便局の貯金営業最終日は、水俣市から北に向かい、熊本市へと戻るルートを辿っていきます。熊本駅に18時に戻ればよいです。
 宿の最寄りの湯出簡易局は山奥に位置していることもあり、ここをスタートに選びました。ここから水俣市街地に向かい、北上する予定です。
 昨日の訪問局と八代でうまくつながるとよいのですが、どうなることやら。今年の最後を、無事に迎えることだけが、今日の目標です。

 
鶴の湯温泉の朝は静かで、嫌なこともスッキリ忘れられそうです。
1 09:02 湯出簡易郵便局 ゆで 熊本県水俣市

 湯出の集落は、県道117号水俣出水線沿いに開けます。
 ただ、この道はこの先、山越え区間が続きます。
 県境なので局間距離が開いてしまいます。
 そんなわけで、ここから水俣に向かうルートが最善でしょう。
 温泉街の北端に局は位置していました。
 駐車場は、少し南の足湯のところにありました。
 足湯用の駐車場というわけではなく、あくまで局の駐車場のようです。
 2015年9月までは湯出郵便局で、直営局でした。
 その当時の局舎なので、直営局時代のままの雰囲気です。

2 09:22 水俣郵便局 みなまた 熊本県水俣市

 県道117号を北西に進んでいきます。
 昨日、宿に向かう頃には日が暮れていたので、朝の景色は新鮮です。
 暗い中をひたすら走るのは、ちょっと心細くなりましたね。
 湯出川に沿って走り、水俣市街地に戻ってきました。
 肥薩おれんじ鉄道の踏切を渡り、国道3号を越えて局に到着。
 水俣市の中心局で、ゆうゆう窓口もある大きめの局です。
 ただ、人口は2万人ちょっとと規模は小さく、局ものんびりとした感じ。
 風景印も設置されていますが、すぐに押印してもらいました。
 この旅では風景印設置局がほとんどなかったので、貴重な押印です。

3 09:29 水俣昭和郵便局 みなまたしょうわ 熊本県水俣市

 人口2万人ちょっとと言っても、歴史的に栄えてきた街。
 中心市街地に人口が集積しており、局密度も高めです。
 簡易局が多いのも九州の特徴のひとつです。
 直営局と簡易局がギュッと市街地に集まっている感じですね。
 国道3号を鹿児島方面に走り、わき道に入ると局。
 駐車場がわからず、隣の敷地をお借りして車を置きました。
 局の専用駐車場がどこかにあるはずなんですけどね。
 水俣市の歴史は昭和の歴史。公害病との闘いだったんですね。
 学校で習っても、実際に来てみると、見えるものがありますね。

4 09:34 水俣百間簡易郵便局 みなまたひゃくけん 熊本県水俣市

 水俣駅前の交差点から国道3号を離れます。
 水俣駅を横目に、線路沿いの道を進んでいきます。
 国道に並行するこの道を進んでいくと局はありました。
 昔からありそうな民家という感じの簡易局です。
 さて、この局の北側にはエコパーク水俣という広大な公園があります。
 地図で見ればわかるのですが、ここはかつては港で、入江になっていたところ。
 水俣病の原因となった工業廃水は、ここ百間港に無処理で流されていたそう。
 その後、水銀に汚染されていたヘドロごと、水俣湾を埋め立ててできたのがこの公園。
 水俣病はこんなにも市街地で起きていたというのも驚きました。

5 09:42 水俣丸島郵便局 みなまたまるしま 熊本県水俣市

 このあたりの道を走っていると、水俣病関係の看板をよく見かけます。
 施設、福祉や福利厚生団体のもの、政治的なもの、いろいろと。
 百間から南に進んでも局はありますが、誘惑に負けずに北へ。
 JNCの大きな工場を横目に北に進む道に入ります。
 このJNCこそ、チッソの子会社で、事業譲渡を受けた会社です。
 水俣病補償の業務のみ、チッソが担っている、という現状のようです。
 県道268号を西に進んでいくと局はありました。
 郊外の局ではありますが、丸島港に面する海沿いの集落でもあります。
 長らく漁業操業ができなかった背景から、漁村らしさは感じません。

6 09:49 水俣白浜簡易郵便局 みなまたしらはま 熊本県水俣市

 県道268号を東に進んでいきます。
 市街地なので、交通量もそこそこある道です。
 周辺は、大きな工場などもあって、人の往来も多いのでしょうね。
 公害の過去があっても、この工場の立地は、水俣を支えています。
 なんだか不思議な感じもしますが、昭和は2つも前の時代、なのか。
 水俣川を水俣大橋で渡り、交差点を左折すると局。
 小さな簡易局で、駐車場はどこにるんだろうな、と思いました。
 貯金を済ませると、次のお客さんも来ました。
 市街地にあるので、こうした簡易局も需要があるのでしょうね。

7 09:55 水俣陣内郵便局 みなまたじんない 熊本県水俣市

 水俣川沿いを、県道56号で南下していきます。
 のんびりと走れる道で、交通量もそこそこ、といったところ。
 国道3号にぶつかり、そのまま進むと局。
 天下の国道3号に近いとはいえ、わき道に入っている場所です。
 局のある集落も、落ち着いた雰囲気でした。
 隣に砂利敷きの駐車場があるので、車でも安心訪問です。
 国道3号の交差点に近いので、タイミング次第で車列が伸びそうです。
 陣内というには郊外の雰囲気が色濃い場所です。
 ただ、水俣市役所がすぐ近くにあり、やはり重要な場所なのでしょう。

8 10:01 水俣古城簡易郵便局 みなまたこじょう 熊本県水俣市

 水俣市役所はまだ新しそうでした。
 地図で見ても建物が反映されていません。
 なるほど、調べてみると、2021年末に新庁舎に移転しています。
 今日現在でまだ1年ほどしか経過していないんですね。
 さて、陣内局をそのまま進んでいくと、JR…じゃなくて肥薩おれんじ鉄道の鉄橋に。
 そしてその向こうには九州新幹線の高架が並んでいます。
 その線路群の手前に局はありました。
 ここで列車が通ったらものすごく楽しいんですが、そうはいきません。
 地方の鉄道網は、東京のように列車本数は多くありません。

 
水俣市内で出会う看板。歴史を物語るたくさんのものと出会います。
9 10:18 津奈木郵便局 つなぎ 熊本県葦北郡津奈木町

 北東に進んでいくと、国道3号に合流します。
 九州新幹線の新水俣駅が右手に出てきました。
 建設途中のような独特の形状をした駅舎です。
 八代もそうですが、市街地から一駅離れた場所にある新幹線駅です。
 九州新幹線のウィークポイントはそこなのかな、と思います。
 さて、国道3号をしばらく走ると、津奈木町に入りました。
 南九州西回り自動車道をくぐると、局は右手に位置していました。
 町の中心局で大きな局舎ですが、集配は廃止されているようです。
 津奈木駅にも近いですが、中心地はもっと西に位置ています。

10 10:28 福浜簡易郵便局 ふくはま 熊本県葦北郡津奈木町

 この先は国道3号から外れて、海沿いの県道を走ります。
 というのも、国道沿いには集落があまりありません。
 海沿いに集落が続き、局もそちらに設置されています。
 県道56号で海沿いを北上していきます。
 しばらく行くと、海沿いの集落から少し入ったところに局。
 いかにも海沿いの集落の局、といった風情が感じられます。
 渋さと頑丈さを兼ね備えたような雰囲気ですよね。
 こういう局舎は、海沿い集落の簡易局でときどき見かけますね。
 津奈木町にはもう1局あるので、このまま訪問していきます。

11 10:36 平国簡易郵便局 ひらくに 熊本県葦北郡津奈木町

 福浜簡易郵便局は、1989年までは特定局だったんですね。
 なるほど、直営局があってもおかしくない感じはします。
 そして県道をそのまま北に向かっていきます。
 今度は県道から少し入り込んだ場所に局。
 集落の中で、民家が密集しているような場所です。
 こちらの局は、開設以来ずっと簡易局のようですね。
 平国を名乗りますが、集落の漁港は合串港というようです。
 そして集落の地名は、ここも津奈木町福浜なんだそうですね。
 この先は、県道通行止めで迂回路を走りました。

12 10:49 女島簡易郵便局 めしま 熊本県葦北郡芦北町

 少し内陸で山越えにかかる県道56号。
 しかしすぐに通行止めになってしまい、Uターンして海沿いの道へ。
 よかった、ちゃんと迂回路があって助かりました。
 しかし地元の人しかわからないだろう、不案内だろう、と思います。
 まあ、こんな走り方をする観光客はいないのかな。
 県道に復帰して進み、芦北町に入ります。
 オレンジロードに入り、少し進むと局はありました。
 公式にも駐車場のない局ですが、広い道の路肩に車を置けました。
 雨樋は破損していますが、味のある局舎だな、と思いました。

13 10:58 湯浦郵便局 ゆのうら 熊本県葦北郡芦北町

 県道56号から国道3号に合流します。
 このあたりは南九州西回り自動車道が並行します。
 急ぐ車はそちらを通過していくでしょう。
 とはいえ、無料の高規格道路はけっこうのろのろなんですよね。
 そんなこともあって、現道を走る大型車も多いという現状。
 高規格道路を整備する必要性って…。
 そんな国道3号の現道沿いに局はありました。
 1970年までは湯浦町という自治体だったようです。
 集配局なのも、旧町の中心局だったことの名残でしょうね。

14 11:13 芦北郵便局 あしきた 熊本県葦北郡芦北町

 国道3号をしばらく北に向かっていきます。
 概ね肥薩おれんじ鉄道沿いですが、列車は来ませんね。
 佐敷駅前に出ますが、昨日硬券入場券購入で立ち寄りました。
 この佐敷駅は、かつては停車する特急列車があったようです。
 地味な存在ですが、桃鉄でその存在を知ったような…。
 線路を跨いで佐敷の市街地に局はありました。
 景観配慮か、茶色の看板の局でした。
 集配局で、大きめの局舎は頑丈そうな感じでしたね。
 近くには南九州西回り自動車道の芦北ICがあります。

15 11:24 計石郵便局 はかりいし 熊本県葦北郡芦北町

 県道27号で線路を跨ぎ、国道3号へ。
 芦北町役場はこのあたりにあるんですね。
 おもしろいのは、葦北郡なのに芦北町という表記なところ。
 なるほど、郡名と町名で表記が違っているんですね。
 先ほどの湯浦町との合併時の1970年に葦北町から芦北町に改称されています。
 郡名が改称されなかったのは、残った田浦町や津奈木町への配慮でしょうか。
 佐敷川を渡って進んでいくと局はありました。
 大きな集落ではないですが、海に面して港もある場所です。
 この先、海沿いに局はないので国道に戻ることにします。

16 11:33 海浦簡易郵便局 うみのうら 熊本県葦北郡芦北町

 佐敷川沿いを進んで、国道3号に出ました。
 やはり幹線道路、国道3号にはかなりお世話になりますね。
 長い長いトンネルは佐敷トンネル。
 抜けてもまだ芦北町で、海浦阿蘇神社の先に局。
 国道沿いですが、反対側に局はありました。
 路肩が広かったので、車を寄せて局を訪問しました。
 いかにも簡易局といった風情で、集落の静かさに似合っています。
 近くには海浦駅もありますが、このあたりは本当に静かなところです。
 長閑でよいところだな、と思わず思ってしまうくらいの場所です。

17 11:40 小田浦簡易郵便局 こだのうら 熊本県葦北郡芦北町

 国道3号を熊本方面に走っていきます。
 トンネルを抜けて、また次の集落へ、と進みます。
 このあたりは旧田浦町のエリアです。
 2005年までは田浦町という自治体だったんですね。
 芦北町、どんどん大きくなっていく。
 そんな田浦地区の、肥後田浦駅近くに位置してます。
 ただし、局名は田浦ではなく、小田浦簡易局です。
 田浦の中心地は駅のあるこのあたりではなく、もっと北なんですね。
 肥後田浦駅は、市街地からかなり離れていたんですね。

18 11:49 田浦郵便局 たのうら 熊本県葦北郡芦北町

 肥後田浦駅は、土曜のみ駅員さんが配置されます。
 今回の旅では硬券入場券を購入できず。
 いつかはリベンジしたいな、と思います。
 北に進んで旧田浦町の中心地に局はありました。
 役場の支所や学校などもこの集落に位置しています。
 そして2005年にたのうら御立岬公園駅が開業しています。
 町の中心部に駅ができ、肥後田浦駅の利用者は減ったようですね。
 町の中心局らしく集配局の四角い局舎です。
 最近の局舎は無個性ですが、当時もこの局舎が多かったでしょう。

19 12:02 二見郵便局 ふたみ 熊本県八代市

 国道は内陸を走っていきますが、線路は海沿いに。
 道路もちゃんと整備されていない海岸線を走る列車。
 中学3年の頃に18きっぷ旅で乗ったはずですが、記憶は曖昧。
 それでも、ずっと続く鹿児島本線の旅は心に残っています。
 山あいの国道3号を進み、二見下大野町の交差点を右折。
 県道253号沿いに局は位置していました。
 気付けはもう八代市へと戻ってきていましたね。
 肥後二見駅は海に近い場所にありますが、このあたりが昔からの集落。
 鉄道の歴史とは、ちょっと切り離されているんでしょうね。

20 12:12 日奈久郵便局 ひなぐ 熊本県八代市

 国道3号を八代方面に向かっていきます。
 いや、もう八代市に入ってはいるのですが。
 南九州西回り自動車道の日奈久ICを過ぎます。
 すぐに日奈久の集落で、国道沿いに局はありました。
 独立したコミュニティのようですが、日奈久町の編入は1955年のこと。
 日奈久温泉の温泉街が続く国道沿いの局です。
 局は集配局で大きなものですが、隣のホテルの駐車場を利用できます。
 ホテルとタッグを組むというのは、なかなか素敵ですね。
 今度は泊まってみよう、という気持ちになりますからね。

 
日奈久温泉駅に立ち寄り、硬券入場券を購入。
21 12:24 敷川内簡易郵便局 しきがわち 熊本県八代市

 国道3号をさらに進んでいきます。
 九州の大動脈を走る車は北へ南へ。
 年の瀬の今日は、きっと帰省客もいるでしょう。
 もちろん、自分のような旅する人も、きっと、たくさん。
 しばらく走ると国道沿いに局はありました。
 国道沿いにあって、駐車スペースも僅かな空間。
 そんなわけで、ちょっと心配でしたが、無事訪問できました。
 このあたり、国道沿いには建物が並びますが、海側は田園地帯。
 八代市街地はまだまだ先です。

22 12:33 金剛郵便局 こんごう 熊本県八代市

 八代南インター近く、県道42号に入ります。
 海に向かう道は、眩しい日の光。
 今年の年末年始は穏やかな天気になりそうですね。
 南九州西回り自動車道をくぐり、川を渡って左折。
 田畑の中の小さな集落に局。
 農業が主体の、昔ながらの集落といった雰囲気です。
 局は車道から少し奥まったところにあり、その間が広い駐車場。
 車で訪問しても安心設計で助かりますね。
 近くには駐在所もあるので、比較的まとまった集落なのでしょう。

23 12:41 八代弥次簡易郵便局 やつしろやつぎ 熊本県八代市

 北に向かって球磨川を渡ります。
 この球磨川の豪雨災害は、2020年夏のこと。
 月日が経つのはあっという間なんだと実感します。
 あの日の水害では、河口に近いこの付近も、被害があったことでしょう。
 さて、そんな川の河口近くにある三角州に局はあります。
 このあたりは市街地の外れ、やはり集落といった雰囲気です。
 静かな場所ですが、局はなんだか賑やかな雰囲気。
 もしかしたら、帰省した家族を迎えているのかもしれません。
 年末の慌ただしい中貯金を済ませて局を後にしました。

24 12:51 八代迎町郵便局 やつしろむかえまち 熊本県八代市

 弥次から東側は、徐々に住宅街になります。
 同じ三角州でも、東の端は市街地の一端。
 八の字橋を渡って、麦島と呼ばれる地区に入ります。
 こちらも和の中州で島になっているところです。
 地名は麦島ではないものの、道路名や学校名などは麦島を名乗ります。
 そんな「麦島」の北側、前川を渡る橋の手前に局。
 局舎の手前に駐車場もありました。
 交通量の多い道沿いで、この局はわりとお客さんが多そうです。
 一気に市街地っぽくなってきたように思います。

25 12:59 八代旭中央通郵便局 やつしろあさひちゅうおうどおり 熊本県八代市

 麦島線なる道を東に一気に進みます。
 中州である麦島を東西に走る道です。
 国道3号麦島交差点にぶつかりました。
 左折して北上し、前川を渡ります。
 旭中央通り交差点で国道3号は90度折れ、東に向きが変わります。
 その旭中央通りの南側の道を進むと局はありました。
 八代グランドホテルの裏手に位置している珍しい立地です。
 国道を走っていると案内はあるのかわかりませんが、目立ちませんね。
 旭中央通りに面してはいませんが、所在地は旭中央通です。

26 13:06 八代植柳郵便局 やつしろうえやなぎ 熊本県八代市

 国道3号に戻り、今度は白鷺橋を渡って前川の南へ。
 旭中央通局よりも北は、昨日の訪問局と重なります。
 さらに南下して球磨川を渡りました。
 このあたりも昔からの住宅地の雰囲気です。
 農地から住宅地になったんだろうな、という雰囲気もあります。
 高下西町交差点を右折します。
 西に進んでいくと局は右手に出てきました。
 交通量多めの道沿いで、駐車場もそんなに広くはありませんでした。
 近い将来、広い敷地に移転や改築されるかもしれませんね。

27 13:12 高田郵便局 こうだ 熊本県八代市

 植柳局からはそのまま東に走っていきます。
 国道3号を渡り、さらに東へ走ります。
 球磨川の南側に広がった市街地が広がっています。
 かつての街道筋だったであろう道に入ります。
 すぐに局があり、局の隣の駐車場に車を置きました。 
 局名はスッキリしていますが、八代市内、かつ市街地でもあります。
 駅でいうと、肥後高田駅もありますが、ちょっと距離があります。
 なかなか近代的なというか、お洒落な局舎が建っています。
 交通量が多く、じっくりと眺める余裕はなかったですね。

28 13:25 下松求麻簡易郵便局 しもまつくま 熊本県八代市

 この先は市街地から少し外れますが、簡易局を経由。
 球磨川沿いの国道219号を南下していきます。
 この道は現在、一般車両通行止めになっています。
 ただし、西部大橋までは、沿道の店舗などを利用する人は通行できるとのこと。
 まあ、そうでなかったら、郵便局も営業できなくなってしまいます。
 西部大橋で球磨川を渡り、JR肥薩線を左に下ると局。
 廃校になった小学校の向かいにある局でした。
 集中豪雨からの災害復旧で、このあたりも今後景色が変わるでしょうか。
 JR肥薩線も、いつかまた列車が走る日が来るのでしょうか。

 
ここをまた、列車で走れる日が来ることを願って。
29 13:35 八代宮地郵便局 やつしろみやじ 熊本県八代市

 球磨川両岸道路の一般車両通行止め。
 調べてみると、事実上、沿道や人吉市は観光禁止になっています。
 いつか一般人が自由に観光できる日が戻ってきますように。
 そう願わずにはいられませんね。
 さて、九州新幹線の北側に出ました。
 宮地町の街並みを進んでいくと局はありました。
 昔ながらの街道筋なのか、建物が密集している印象です。
 道路から少し引っ込んだ場所に局舎があり、手前は広く駐車場です。
 貯金を済ませて次の局へと向かっていくことにします。

30 13:44 八代長田郵便局 やつしろながた 熊本県八代市

 八代駅の裏側にあたる地区に来ました。
 鹿児島本線時代に八代駅に降り立った時は、背後の工場が印象的でした。
 そしてその工場はいまでも健在で、日本製紙の工場があります。
 八代駅付近は線路が大きくカーブし、そのため新幹線は経由しません。
 北に抜ける新幹線の高架をくぐり、しばらく行くと局。
 郊外の住宅地といった印象の場所にありました。
 立地としては、北に行くと新八代駅がある場所です。
 全線開業前の乗換駅だった新八代駅。
 いまではすっかり、九州新幹線の途中駅になっている感じです。

31 13:55 海士江簡易郵便局 あまがえ 熊本県八代市

 JR新八代駅付近を通過し、北西に進みます。
 郊外の景色になり、ロードサイド店も多いです。
 実際に県道14号のバイパス側には、ホームセンターなども多いです。
 新幹線開業もあるでしょうが、市街地は北に広がっていったんですね。
 さて、その県道の旧道的な道沿いに局。
 局では受託者の方が、将来は郵便局を巡りたいと話していました。
 中でも「海士剥簡易郵便局にはぜひ行きたい」とのこと。
 なるほど、珍しい地名なのに1文字違いということですね。
 そちらへは2018年に訪問しています。もう4年半も前のことです。

32 14:05 千丁郵便局 せんちょう 熊本県八代市

 北に向かって県道14号に合流します。
 九州新幹線の線路をくぐり、さらに北へ。
 市街地を抜けたな、という感じが一気に出てきますね。
 このあたりは2005年まで千丁町という自治体だったエリア。
 九州新幹線の部分開業が2004年3月なので、そのころの合併ですね。
 千丁支所のところで右折して、千丁の中心地に入ります。
 いぐさの里公園というのも、なんだか八代らしいですよね。
 県道245号沿いに局はありました。
 元々は集配局だったであろう大きめの局舎でした。

 
今日も臨時休業の局に出会う。やはり地元の人と「困ったね」と話題に。
33 14:22 有佐郵便局 ありさ 熊本県八代市

 JR千丁駅を横目に鹿児島本線の線路を渡ります。
 久しぶりに国道3号に出て北に向かいました。
 すぐに右折して集落に入ると竜峰郵便局。
 いやしかし、こちらの局も臨時休業でした。
 ちょうど年末年始になるので、早めの計画休業にしたのでしょうね。
 仕方がないので、次の有佐局に向かいます。
 昨日訪問の鏡局のあたりまで北上します。
 JR有佐駅の北側にある局で、駅前局でもいいくらいの立地です。
 有佐駅は旧鏡町の玄関口で、業務委託駅だそうです。

34 14:30 宮原郵便局 みやのはら 熊本県八代郡氷川町

 先ほどの国道3号の交差点まで戻ります。
 有佐駅は八代市内でも北東に位置しています。
 そんなわけで、すぐに八代郡氷川町に入りました。
 この町は先日竜北局を訪問した際に来ていますね。
 その、旧宮原町エリアの中心地に局はありました。
 まとまった中心地になっていて、局は氷川町宮原振興局の隣にありました。
 集配局になっていて、大きめの局舎です。
 局舎の裏手に駐車場があり、これは役場と共用のようでした。
 公共施設的な位置付けにある郵便局ならではですね。

35 14:38 東陽郵便局 とうよう 熊本県八代市

 ここから北に進んば、昨日訪問の小川局に出ます。
 ということで、国道443号を東に進んでいきます。
 山あいに進む国道ですが、交通量はそこそこあるようです。
 旧東陽村のエリアに入り、旧村の中心地の手前に到着。
 その国道沿いに局はありました。
 お洒落な外観の集配局になっており、村の中心局の雰囲気。
 近くには八代市の東陽支所があります。
 村時代は人口3,000人に満たない小さな規模の村でした。
 いまでは12万人都市の一部というのも不思議な感じです。

36 14:48 河俣郵便局 かわまた 熊本県八代市

 東陽の中心地で国道を離れます。
 今度は五木村方面へ向かう県道25号に入りました。
 2車線のよく整備された県道が続きます。
 五木村というと、ものすごく山奥のイメージです。
 ただ、ダム建設工事によって道路はかなり改良されているようですね。
 人吉側からでなくてもアクセスできたとは知りませんでした。
 山あいを走っていると小さな集落の外れに局。
 河俣川沿いの小さな集落で、車を降りても本当に静かなところ。
 年の瀬の夕暮れ近くのこの時間、より一層静かに感じます。

37 15:05 下岳郵便局 しもたけ 熊本県八代市

 来た道を戻るしかないので、このまま県道をUターン。
 東陽の交差点まで戻り、道の駅を横目に国道に。
 国道443号はわりと地味な印象を受けます。
 山越えにかかりますが、道はそんなに悪くなさそうですね。
 カーブの多い山道を進んでいき、トンネル手前を左折して旧道へ。
 国道旧道区間の、さらに崖を上ったところに局。
 集落というほど民家もなく、局舎の雰囲気も寂しい印象です。
 そう考えると、この局の今後がちょっと心配になってしまいます。
 簡易局化や廃止、あるいは、氷川ダム付近への移転もあるかも。

38 15:17 いずみ 熊本県八代市

 国道を進んでいくと、氷川ダムに出ました。
 車で走っていると急に現れる感じのダムですね。
 山奥というより、山里にあるダムといった雰囲気です。
 県道52号小川泉線に入ります。
 ダム湖に沿って進み、旧泉村の中心地に入りました。
 旧役場である泉支所を横目に坂を上っていきます。
 左手に郵便局が出てきますが、ここは集配用の設備で、窓口はこの上。
 農協で折り返したところで窓口の入口はありました。
 小規模ながらも山あいの暮らしを支える集配局となっています。

39 15:29 払川簡易郵便局 はらいかわ 熊本県下益城郡美里町

 なるほど五家荘は旧泉村のエリアなんですね。
 いまでも五家荘には泉第八小学校があるんだそうです。
 村の面積が大きすぎて、第八まで小学校があったんですね。
 いまでは泉局近くの泉小中学校と五家荘の第八小学校の2校のみ。
 急速な少子高齢化に過疎化、あとは道路整備による統廃合でしょうか。
 来た道を戻って国道443号を北上します。
 すぐに下益城郡美里町に入り、局は国道沿いにありました。
 「日本一の石段がすぐ近くにあるんですよ」と教えてもらいました。
 今日は時間の都合で行けませんが、行ってみたいところです。

40 15:35 鶴場簡易郵便局 つるば 熊本県下益城郡美里町

 さらに国道を北上して5分ほど走ります。
 すぐに次の鶴場簡易局に出ました。
 このあたりは特に簡易局が多いエリアだと思います。
 九州は全域で簡易郵便局が多いんですが、このあたりは密度が高いです。
 鶴場簡易局付近からは、西に向かう道が続いています。
 海東局付近に出ることもできるようです。
 ルートを考える上では自由度があっていいですよね。
 さて、いよいよ今年の郵便局貯金窓口営業時間も残りわずか。
 周辺の局をいくつか訪問していこうと思います。

41 15:45 年祢郵便局 としね 熊本県下益城郡美里町

 釈迦院川に沿って国道をしばらく進んでいきます。
 一貫して交通量はそこそこある道ですね。
 ショートカットに使えるルートなのかもしれません。
 いよいよ国道218号にぶつかるあたりで左折。
 集落に入ると局はありました。
 佐俣阿蘇神社などもあって、国道沿いは商店も多い場所のようです。
 熊延鉄道のあった1964年までは、佐俣駅も置かれてたあたりですね。
 局を出るのが15時45分ということで、あと15分ほど。
 近くの熊延鉄道八角トンネルは気になりますが、今日はパスです。

42 15:52 目磨簡易郵便局 めとぎ 熊本県下益城郡美里町

 国道218号を進み、しばらく東へ走ります。
 美里町の中心部、砥用や、山都町へと抜ける国道です。
 交通量もそこそこあって、大型車も走っていきます。
 途中で国道を離れて右手の道へ。
 集落の中を進んでいくと局はありました。
 津留川を望む場所にありますが、川は見えませんね。
 その川の対岸には、熊延鉄道の釈迦院駅跡があります。
 駅名標がすぐ隣の民家に残されているらしいですが、今日は先を急ぎます。
 廃線跡巡りは、またの機会にゆっくりやりましょう。

43 15:59 砥用郵便局 ともち 熊本県下益城郡美里町

 国道218号に合流して、そのまま東に走っていきます。
 さらに行くと、砥用方面と書かれた看板に沿って右手へ。
 旧砥用町の中心部に入る道です。
 津留川に近い町の中心部に入ると、局はありました。
 集配局らしい大きな局舎の局でした。
 風景印が設置されているのも珍しいと思いました。
 局を出たところで15時59分。
 2022年ももう終わりなんだな、と実感する瞬間でした。
 こうして平和に1年を終えられたのも、幸せなことなんだな、と思いました。

 熊本駅前→(熊本市電)→辛島町
  ★ 12月31日(土)天気:晴れ 大晦日の阿蘇を特急列車で往復しました。
 辛島町→(熊本市電)→熊本駅前…熊本駅→(JR豊肥本線)→宮地駅→熊本駅

   
   
   
   
   
大晦日は阿蘇を特急で往復してのんびり過ごし、東京に帰りました。
 熊本駅→(産交バス)→熊本空港→(ソラシドエア)→羽田空港→(東急トランセ)→大井町駅→(東急大井町線)→溝の口駅
 特急あそに乗ってみたかったのですが、往路ではかわせみやませみ号の座席を取ることができました。宮地駅まで向かい、阿蘇神社を参拝。
 熊本駅に戻り、エキナカで最後の熊本飲み。それから産交バスで熊本空港へ。ラウンジでビールを飲んで飛行機で一路東京へ帰りました。
 家に帰り着く頃には、紅白歌合戦も終盤。そばを湯がいて夕飯にし、ゆく年くる年とさだまさしを見ながら就寝しました。

 

 

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