2021年最終営業日を迎えた長崎県波佐見町の朝。どんより曇り空ですが、雨予報はなさそうです。今年も本当に激動だったな。
そんなことを思いながら宿を後にしました。朝食会場はハウステ族が多く、なるほどひさしぶりにホリデーの郵便局営業日を実感します。
今日はここ波佐見町近辺を訪問しつつ、またまた佐賀県方面に抜けることに。佐世保市訪問は今回も見送りの予定です。
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1 |
09:03 |
音琴簡易郵便局 |
ねごと |
長崎県東彼杵郡東彼杵町 |
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今日のスタート局は、海沿いの音琴簡易局にします。
昨日訪問した小串局の続きにあたる場所です。
そんなこんなで、波佐見町からいったん、海沿いへ向かいます。
川棚町の中心部に出て、川棚郵便局を確認。
国道205号を大村方面に走っていきます。
東彼杵町に入り、大音琴郷交差点を右折すると集落に入り、海沿いに局。
ちょうど9時になり、局へと向かいました。
こちらは漁協と一緒になっていて、危険なタコの掲示なんかもありました。
漁協受託とあって、簡易保険の扱いはありません。
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2 |
09:12 |
川棚郵便局 |
かわたな |
長崎県東彼杵郡川棚町 |
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国道に復帰し、佐世保方面に向かっていきます。
相変わらず海沿いをJR大村線が走っています。
絶対車窓の景色は最高にきれいなんだろうと思います。
しかしいまはロングシート車だなんて。
勿体ないよな、と何度思ったことでしょうか。
石木ダム建設事務所があり、その先、中心部の交差点に面して局。
JR川棚駅に面する一等地で、集配局でもあります。
なかなかまとまった市街地で、向かいの駅も有人駅です。
こういう街並み、だんだんと少なくなっているんだよな。
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3 |
09:20 |
小串郵便局 |
おぐし |
長崎県東彼杵郡川棚町 |
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そのまま国道205号を西に進んでいきます。
コースアウトになるので、見送ってもよかったんですがね。
なんとなく、小串局は行っておこうと思いました。
川棚医療センターや川棚高校を過ぎます。
病院や高校がある町は、それこそ小都市のような雰囲気がありますね。
しばらく進むと「三越入口」交差点。
高崎一郎さんもびっくりですね。
JR小串郷駅も近い国道沿いに局はありました。
駐車場が国道を挟んだ側にありますが、交通量が多く苦戦。
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4 |
09:43 |
下波佐見郵便局 |
しもはさみ |
長崎県東彼杵郡波佐見町 |
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そんな経緯から、国道を戻って川棚市街地へ。
川棚川の手前で左折して市街地を迂回し、県道4号に出ました。
川棚町役場付近も住宅街が広がり、やはりまとまった市街地。
しかしすぐに田園風景になり、石木地区に。
ダム建設を巡り色々なことが報じられる地区です。
川棚川に沿って北上し、波佐見高校付近で北西に向かうと局。
波佐見町立南小学校の隣にあり、カーブの途中の局です。
このあたりは佐賀県境にも近い場所です。
そう考えると、長崎県の県土はけっこう複雑ですね。
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5 |
09:57 |
波佐見郵便局 |
はさみ |
長崎県東彼杵郡波佐見町 |
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ナビに従って北上し、県道1号に抜けました。
県道をしばらく東に進むと、波佐見町の市街地に。
波佐見町役場もある中心地に入ると局はありました。
もちろんこちらは集配局です。
いや、もちろん、ってことはないのか。
昨日もこのあたりに来ていて、ジョイフルに立ち寄っています。
小さな町ですが、ファミレスがあるというのは心強いです。
波佐見焼の産地として窯業の盛んな街。
地元と近い景色があり、ちょっとほっとしました。
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6 |
10:07 |
東波佐見郵便局 |
ひがしはさみ |
長崎県東彼杵郡波佐見町 |
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高校時代までを過ごした故郷も窯業の街でした。
隣町の方が有名だったこともあって、地味な街でしたけどね。
それでも、焼き物、土と炎、窯元、なんて文字を見ると懐かしく思います。
県道1号を進んでいくと、やきもの公園なんてところも。
さらに行くと県道沿いに局はありました。
局の向かいに駐車場があることは、昨日確認済み。
ところで、波佐見局との間に、西原簡易局が一時閉鎖中のようです。
どうやら2016年から閉鎖中で、この感じだと再開は難しいのかな。
再開された暁には、この街にもう一度来たいと思います。
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7 |
10:15 |
中尾簡易郵便局 |
なかお |
長崎県東彼杵郡波佐見町 |
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もう一度行きたいと言えば、これから向かう中尾簡易局。
東波佐見局付近から南下する道に入ります。
狭い道を山に向かって登っていくと、集落に出ます。
このあたりもいいですね、この雰囲気ですよ。
山の中に突如現れる集落は、やはり窯業で栄えた集落。
タイル張りや壺のある歩道やモニュメント。
そんな中尾山の集落に局はありました。
住宅密集地ですが、局の向かいには駐車スペースがありました。
隣には昔ながらの商店もあり、不思議と心地よい雰囲気です。
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8 |
10:30 |
西川登郵便局 |
にしかわのぼり |
佐賀県武雄市 |
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ここで、長崎県を離れることになるとは。
ああ、いい旅だったな、と素直に思える旅です。
もちろん、ここでおしまいではないのですが。
県道102号に入り、東に進んでいきます。
矢筈ダムを過ぎ、気付けば佐賀県武雄市です。
六角川沿いの集落に出ると、局はありました。
静かな場所ですが、県道の交通量はあるようでした。
長崎県境にも近く、そういった意味では落ち着いた場所。
ただ、近くに高速道路もあり、往来はあります。
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9 |
10:41 |
東川登郵便局 |
ひがしかわのぼり |
佐賀県武雄市 |
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国道34号に抜け、北上していきます。
2桁国道とはいえ、このあたりは長閑な雰囲気。
西九州自動車道武雄南インターが出てきました。
ここからは西へ、佐世保方面に向かうことができます。
佐世保や平戸、松浦方面へも旅したいですね。
しばらく国道を走ると局はありました。
広めの駐車場も確保されていて、これは助かります。
国道からの出入りはやはり慎重になりますが、この局では看板に工夫が。
少しでも国道の往来が見やすいようになっているのでしょう。
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看板の「のぞき穴」は安全面への配慮と推測。
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10 |
10:50 |
上西山簡易郵便局 |
かみにしやま |
佐賀県武雄市 |
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さて、国道を少し進んで、北上する長崎街道へ。
この道が昔からの街道筋とは不思議な感じです。
細い道でもなく、軽四で走るなら十分な道路規格です。
とはいえ、国道経由の車が多く、こちらは交通量の少ない道。
国道35号にぶつかり、しばし東進すると局はありました。
交通量の多い国道でできればやりたくない前進駐車。
バックで駐車する余裕はなかったので仕方のないことではあります。
公式には駐車場がないことになっているので、置けただけで満足。
思ったほど出庫には手間取らず、次の局へ向かいます。
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11 |
11:05 |
武内郵便局 |
たけうち |
佐賀県武雄市 |
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ここから東に向かえば、昨日の武雄郵便局です。
ここでうまくルートが嚙み合う。
ちゃんとルートを考えてよかった、と思います。
さて、国道35号は佐世保方面に。
途中、JR佐世保線をくぐるところは、文字通りボトルネック。
県道38号に入って北上し、しばらく先の集落に局。
このあたりだけでもコミュニティが形成されてる感じです。
窓口ではお年寄りと局員さんの不安な会話。
実家の母のことを思うと、ちょっと心配になってしまいます。
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12 |
11:16 |
宮野郵便局 |
みやの |
佐賀県武雄市 |
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武内からは南下して、県道257号に抜けました。
もうこのあたりは地図でも見たことのない地域です。
こんなところに道があり、どこに向かうのか。
そんなことすらわからないような地域です。
ナビ任せに県道を進んでくと、局に到着。
この集落の北は伊万里市方面です。
山を隔てて距離があるので、ここから移動するのは非合理的。
とはいえ、大川内山の町並みには行ってみたいと思っています。
焼き物の里。このあたりはじっくり休日に来たいです。
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13 |
11:26 |
三間坂郵便局 |
みまさか |
佐賀県武雄市 |
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観光地を旅するだけじゃ、その地域はわからない。
でも、郵便局を回るだけでも、その地域はわからない。
両方セットで旅できたら、本当はいいんだよね。
そんなことを考えながら、県道26号を南下します。
セバストポール通り(なんだと?)を過ぎると局はありました。
旧山内町の中心部で、JR三間坂駅のある集落です。
駅を中心に市街地がまとまっている感じです。
局は大きめの局舎ですが、集配局ではなくなっています。
人生には、3つの坂があります。上り坂、下り坂、三間坂。
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14 |
11:32 |
立野川内簡易郵便局 |
たてのかわうち |
佐賀県武雄市 |
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JR三間坂駅前に出ました。
なんだか懐かしいぞ、この駅舎。
そんな駅前から線路沿いを、え?ってほど細い道に入ります。
おいおい、本当に大丈夫なのか…。
自分を信じて進むと、広めの道に入って西に進めます。
少し線路から離れたと思ったら、小学校の向かいに局。
局舎はまだきれいで、新しいようでした。
向かいの小学校はシーンとして静かですが、分校の看板。
小学校の分校ってまだあるんだな、と思ってしまいました。
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15 |
11:40 |
有田中樽簡易郵便局 |
ありたなかだる |
佐賀県西松浦郡有田町 |
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国道35号に入り、西に進んでいきます。
少し山がちな区間となり、有田町に入りました。
この有田町の西は再び長崎県。
県境の町ということになります。
県道343号を左折すると、会社の一角に局はありました。
国道を挟んで北にはJR上有田駅が位置しています。
有田町の中心地というか、昔からの街並みに近い場所です。
陶山神社なんかもここから近い場所にあるそう。
御朱印をいただきに、そのうち行きたいと思います。
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16 |
11:50 |
有田郵便局 |
ありた |
佐賀県西松浦郡有田町 |
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中樽簡易局から有田局まではすぐのはず。
しかし、ナビ通りに進むと国道をどんどん西へ。
あれれ、この対岸に有田局はあるはずなんだけどな。
結局県道4号との交差点まで西に進むことになり、県道を戻ります。
地図を読んでいれば、JR上有田駅付近でせんろをくぐっていたはず。
ナビ任せの弱さが出てしまった形です。
焼き物の町の中心局で、所在地も「赤絵町」といいます。
有田焼を想像させる地名もまた、素敵ですね。
局舎も町の雰囲気とマッチしていて、記憶に残ります。
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17 |
11:58 |
有田本町郵便局 |
ありたほんまち |
佐賀県西松浦郡有田町 |
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県道281号を進むと、民家に交じって工房もちらほら。
ここで絵付けや焼成が行われるのか。
それにしても有田焼ってめちゃめちゃ高いですよね。
うちの地元は美濃焼なので、庶民派なんですが。
ブランドの力ってすごいな、と思います。
JR有田駅付近の細い道を入ると局。
典型的な駅前集落といった雰囲気の場所です。
先ほどの有田局付近までは少し距離もありますからね。
駅前に独自のコミュニティが形成されるパターンですね。
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18 |
12:07 |
黒牟田簡易郵便局 |
くろむた |
佐賀県西松浦郡有田町 |
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JR有田駅は特急列車も停車するターミナル。
のんびりとした駅前を通過して、線路を渡ります。
西九州新幹線開業後の佐世保線特急はどうなるのか。
このあたりも楽しみなところです。
県道281号で北上していくと、ニュータウンのような雰囲気に。
有田焼卸団地付近は、地元の景色とも重なります。
焼却センター=ごみ処理場だと思っていた子供の頃の自分。
さて、そんな街並みを走り、迷子になりつつ進むと局。
山あいでもどこか垢抜けた雰囲気の街並みが素敵です。
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19 |
12:16 |
蔵宿郵便局 |
ぞうしゅく |
佐賀県西松浦郡有田町 |
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黒牟田からはしばらく西に進んでいきます。
長閑な田園風景を抜けて有田川を渡ります。
松浦鉄道の線路があって、線路の西に出られません。
蔵宿駅を北から回り込んで国道202号を南下すると局。
掲揚ポールがあるということは、元集配局?
それほど大きな局舎とも思えないし、まだ新しそうなんだけど。
調べてみると、2015年まで集配局。
やはり局に歴史あり、ということですね。
集配局再編の波は全国で着々と進んでいるのを実感します。
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20 |
12:24 |
大山郵便局 |
おおやま |
佐賀県西松浦郡有田町 |
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国道202号を北上して伊万里方面へ向かいます。
しばらく行くと、有田町役場が出てきました。
町役場が意外な場所にあるんだな、と思いました。
上有田や有田駅付近ではないんですね。
西有田、っていうところがこれまたほへえ、と思います。
松浦鉄道大木駅付近に局はありました。
国道沿いですが、駐車場も広く使い勝手がよいですね。
局舎がこれまた近代的でおしゃれな感じで、有田らしいと思います。
町挙げてブランド力を上げているところが大事ですよね。
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21 |
12:31 |
伊万里中里郵便局 |
いまりなかざと |
佐賀県伊万里市 |
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国道をさらに北に進んでいきます。
ちょうど伊万里行きの列車が走っているのが見えました。
思っていたよりも列車本数が多いようですね。
第3セクターの優等生とも呼ばれていた松浦鉄道だけあります。
さて、しばらく行くと、局は国道沿いにありました。
国道からすぐに駐車場になっているのが難点です。
それほど交通量が多すぎるわけではないので何とかなりますが。
気付けば伊万里市に入っていました。
いきなり伊万里が冠されている局に出会いました。
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22 |
12:43 |
二里郵便局 |
にり |
佐賀県伊万里市 |
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有田川沿いの国道202号を、気持ちよく北上します。
ほどほどに走りやすい道で、急がず焦らずドライブできます。
今度はプライベートで、いや、いまもプライベートだけど。
郵便局関係なく来られる日が来るのを楽しみにしています。
国道498号との交差点は右折車が多い中、直進。
一本北にある国道204号に橋で有田川を渡ります。
すると、松浦鉄道川東駅付近に局はありました。
昔ながらの局舎が国道に面して建っていますが、離れて駐車場もあります。
こういう立地では、予め駐車場の位置を調べておかないと苦労しますね。
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23 |
12:54 |
立花簡易郵便局 |
たちばな |
佐賀県伊万里市 |
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地図から順序を考えて立花を次にしました。
しかし、ナビ通りに走っていくと、なぜか伊万里駅前に。
そうなると、伊万里局を先に訪問すればよかった。
実際、伊万里郵便局、の標識もありました。
まあ戻って来るからいいんですけど。
南下して国道202号を過ぎ、山手のニュータウンに局。
伊万里市役所も国道の南側の山手にあります。
こうした都市計画は、ときどき地方で目にしますね。
都市規模から考えると、市役所は中心地でもよさそうですが。
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24 |
13:04 |
伊万里郵便局 |
いまり |
佐賀県伊万里市 |
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また北に向かって、今度は伊万里駅をくぐります。
時刻表の地図で見ていた伊万里駅の印象と違いました。
古めかしい駅舎がどーんとあるんかと思っていました。
しかし、JRと松浦鉄道の線路はつながっていないんですね。
こう来たか!という駅の構造です。
直通運転をしないのなら、道路を南北接続するのは良策ですね。
そんな駅の近くの裏道に局はありました。
中途半端な位置、かつ道路が入り組んだ場所にある集配局です。
ゆうゆう窓口もある、大きな局でした。
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25 |
13:12 |
啓成郵便局 |
けいせい |
佐賀県伊万里市 |
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国道204号を経由して、北に進んでいきます。
伊万里川を渡るあたりも古くからの市街地といった印象。
一泊して、夜の街飲みもおもしろそうです。
海に近いこの街には、きっとおいしい酒と肴があるはずです。
広い県道321号に出たら右折します。
県道沿いに局はあり、広い駐車場が迎えてくれました。
なんとも立派で近代的な局舎が素敵です。
黒壁がお洒落でこのあたりの雰囲気にマッチしていますね。
伊万里市街地はそれほど局数は多くありません。
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26 |
13:17 |
大坪郵便局 |
おおつぼ |
佐賀県伊万里市 |
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南下して伊萬里神社付近に出ました。
御朱印をいただきに、そのうちまた来たいところです。
そんな神社と伊万里川の間の道を進みます。
とても狭い道ですが、東行きの一方通行なので安心です。
2本目の橋で左折すると、コンビニの向かいに局。
局舎の前に駐車場はありますが、ちょっと不便な構造です。
車が多いときには、向かいのコンビニを借りるというのも手かな。
実際にそうしている人も見受けられました。
コンビニを借りるときは、お茶でも買いましょう。
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27 |
13:26 |
大川内郵便局 |
おおかわち |
佐賀県伊万里市 |
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六仙寺交差点から南下する、県道26号に入ります。
主要地方道だけあって、伊万里から武雄に抜ける道です。
都市を結ぶ主要地方道は、国道よりも重宝しますよね。
走りやすくて空いている、ということもあります。
立花簡易局方面からの道が合流するあたりに大川内局。
こうして見てみると、伊万里市街地の局は伊万里を冠する局が少ないです。
というか最初の伊万里中里局だけなんですよね。
この局には風景印の設置がありました。
秘窯の里、の絵入りのゴム印も押してもらいました。
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28 |
13:39 |
伊万里松浦郵便局 |
いまりまつうら |
佐賀県伊万里市 |
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秘窯、は、ひよう、と読むんだそうです。
なんでも、ここから南下すると、大川内山の集落に出ます。
有田でも触れましたが、行ってみたいな、と思っています。
さて、国道498号に抜け、JR筑肥線沿いを進みます。
筑肥線はどうしても福岡空港アクセスのイメージがあります。
しかし西側の非電化区間はローカル線そのものです。
しばらくして国道の旧道を進み、JR桃川駅付近に局はありました。
小さな山あいの集落ですが、局名には伊万里が冠されています。
しばし訪問した伊万里市ですが、ここでお別れです。
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29 |
13:51 |
若木郵便局 |
わかき |
佐賀県武雄市 |
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国道498号のバイパス区間に出ました。
しかしすぐに県道38号に入ることになります。
このあたりはよく整備された道が続きます。
武雄から伊万里へも、十分に速く移動できるでしょう。
若木の集落に出て、中心部に局はありました。
駅があるわけでもないので、静かな集落といった印象です。
この局は武雄市の所属です。
風景印も設置されていたので押印してもらいました。
さて、この先は新規自治体、多久市に足を踏み入れます。
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30 |
14:03 |
西多久郵便局 |
にしたく |
佐賀県多久市 |
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県道25号を東に進んでいきます。
トンネルで峠を越え、いよいよ多久市に入りました。
多久市に足を踏み入れるのは人生初です。
電車旅では通り道にならないところですからね。
しばらく山あいを進み、里に下りた雰囲気のある場所に局。
多久市の西部に位置することから西多久局、といったところでしょう。
地元の西可児、東可児を思い出しますね。
ただ、多久市の局名の命名方法はなかなかクセがあります。
この先訪問しながら、局名の由来を考えます。
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31 |
14:10 |
本多久郵便局 |
ほんたく |
佐賀県多久市 |
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長崎自動車道をくぐると、県道24号と合流します。
交通量がにわかに増えて、市街地が近付いたことを実感します。
多久市立病院などのあるあたりに局はありました。
交通量多めの県道沿いですが、駐車場も広くて助かります。
さて、局名は本多久、となっています。
ということは、このあたりが多久市にとって発祥の地でしょうか。
歴史が深い場所ということになるのでしょうか。
近くには多久神社に多久聖廟などもあります。
なるほど、多久オブ多久ということにしておきましょう。
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32 |
14:20 |
北多久郵便局 |
きたたく |
佐賀県多久市 |
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県道24号に入り、北に向かいます。
牛津川を渡って、平坦な土地が続きます。
この川は下ってJR牛津駅付近を通って有明海に注ぎます。
その牛津駅は、2022年3月に無人駅になる予定です。
JR唐津線の線路を渡った先に局はありました。
まだ新しそうな局舎で、使い勝手がよいですね。
所在地が北多久町なので、局名の北多久には納得です。
ただ、すぐ近くにJR多久駅があり、付近は再開発中。
なかなか立派な駅舎ですが、無人駅だとは驚きでした。
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国道203号に抜け、東に進んでいきます。
多久の市街地はこのあたりとは思えず。
JR多久駅が、市街地の外れにあるということでしょう。
というか、多久市街地はけっこう分散しています。
それゆえ、JRの市内の駅は利用者数が分散して、全部無人駅に。
小城駅や相知駅が委託駅ということを考えると、寂しいですよね。
国道沿い、北多久局よりも北にあるのが多久局です。
こういう矛盾はおもしろい。でも所在地はこちらも北多久町。
北北多久にするか、北多久を、南北多久にすればいいのに。
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34 |
14:36 |
多久原簡易郵便局 |
たくばる |
佐賀県多久市 |
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国道203号を東に進んでいきます。
順調に交通量が増えてきましたね。
多久市役所、多久高校などが続き、多久原インターが出てきました。
このインターは厳木多久有料道路のものです。
有料道路にするほどの規模でもなさそうだけど…。
そんな道を進んでいくと、局はありました。
国道沿いの簡易局は不安だらけですが、広い駐車場に励まされます。
九州の例にもれず、原はハルと読ませます。
多久原、でひとつの地名として考えるわけですね。
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35 |
14:44 |
東多久郵便局 |
ひがしたく |
佐賀県多久市 |
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長崎自動車道多久インターチェンジをくぐります。
ここではインターに接続していません。
北を走る東多久バイパスがインター接続道路です。
そしてJR唐津線の踏切がありました。
国道に踏切か…と思いながら走り、東多久駅前交差点に。
予定していた局順と入れ替えて駅前にある東多久局に。
JR東多久駅は無人駅で、静かな駅前の景色です。
ささやかなロータリーに面している局です。
この立地ですが、だいたい車で来るでしょうね。
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36 |
14:54 |
南多久郵便局 |
みなみたく |
佐賀県多久市 |
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東多久駅からそのまま駅前通りを南下します。
国道203号を渡り、さらに南へ行くと県道332号と合流。
右折して牛津川を渡りながら県道25号へ。
この道は先ほども走った多久若木線です。
西多久、本多久と続いていた道の延長に位置していますね。
そんな県道沿いに局はありました。
隣の南多久公民館が局の駐車場も兼ねているようでした。
警邏に来た警察のバイクも、こちらに置いていました。
多久シリーズには、なんと東西南北がそろっています。
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37 |
15:04 |
多久別府郵便局 |
たくべふ |
佐賀県多久市 |
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県道を来た方向に戻ります。
しばらく牛津川沿いを走っていきます。
長閑でのんびりとした場所ですね。
途中で国道203号に抜けました。
国道沿い、多久自動車学校の手前に局はありました。
古めかしい局舎に、砂利の駐車場です。
ここに来てやっと、多久を冠する局名に出会いました。
いや、多久市の局はここで最後なんですが…。
教育行政も独自路線を行く多久市に期待です。
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そうそう、教育行政では多久市は有名です。
隣の武雄市は、その市政が有名でもあります。
なかなか濃いね、というのが佐賀県だな。
職員さんが働きやすい環境が理想で、そういう街は市民にも優しい。
国道をしばらく走ると、小城市に入りました。
小城市は牛津駅も市域なので、通過したことはあります。
そんな市街地の国道沿いに局はありました。
ゴム印には…羊羹の町?
そう、小城はようかん祭りもあるほどの羊羹の街なのです。
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39 |
15:28 |
三日月郵便局 |
みかつき |
佐賀県小城市 |
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なんてこった、羊羹好きの私としたことが。
気になって調べるうちに、小城羊羹を食べたくなってきた。
そんなわけで、近々通販で取り寄せようと思います。
国道203号を南下していくと、旧三日月町のエリアです。
小城市役所もここに置かれています。
国道沿いの家電量販店やドラッグストアの敷地に局はありました。
駐車場のことを考えると、かなり便利な立地ですよね。
最近ここに移転してきたのでしょうか。
こういう局は、味気ないですが便利ですよね。
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40 |
15:42 |
織島簡易郵便局 |
おりしま |
佐賀県小城市 |
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ドゥイング三日月付近を北上していきます。
なんなんだろう、ドゥイングって…。
ドゥ、ってどうやってローマ字入力するか迷いましたよ。
ナビに従って田んぼの中を進みます。
県道48号の旧道に入ると局はありました。
なんだか静かで優しい景色が広がっています。
なんとも古めかしい局舎が印象的です。
こんなに味のある趣深い局舎って、まだあったんですね。
収穫に喜びながら、もう少し局を訪問します。
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41 |
15:51 |
中極郵便局 |
ちゅうごく |
佐賀県佐賀市 |
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16時のリミットが刻々と迫ってきました。
ただの16時ではなく、今日は2021年最終営業日です。
これが我々にどれだけの意味を持つことか。
いや、どれだけの意味があるのかはわかんねえや。
県道48号の旧道区間を進んでいきます。
多くの車はバイパスに流れているので、前を走るのは路線バスのみ。
気付くと、ここはもう佐賀市なんですね。
街道沿いの局は小さな局で、中極、とかいて、ちゅうごく。
なかなかおもしろい、耳になじまない地名ですね。
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42 |
15:59 |
春日郵便局 |
かすが |
佐賀県佐賀市 |
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そのまま、東に進んでいきます。
県道48号佐賀外環状線に合流します。
合流には苦労しませんでしたが、交通量も多くなります。
嘉瀬川を渡り、国道263号をオーバーパス。
イオンモール佐賀大和が見え、都会の雰囲気を感じます。
軽く渋滞しつつ進むと、なんとか春日局に出ました。
15時57分頃の到着で、この局が今年の最終局です。
年賀はがきを購入し、ほっと胸をなでおろしつつ…ちょっと待て。
私は長崎旅行をしているはずなのだが…。
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佐賀大和IC~新地(ながさき出島道路) 98.6キロ・普通車2,800円
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大晦日を島原で過ごせる幸せ。JAL最終便は国際線機材。アップグレードしてビジネスクラスに。
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長崎空港→(日本航空)→羽田空港→(東京空港交通)→亀有駅→(JR常磐線)→綾瀬駅
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どうやって長崎に帰ろうかと思っていたら、春日局のすぐ北に佐賀大和インターがありました。高速で長崎まで1時間ほど。
長崎の夜を満喫し、のんびりと過ごしました。大晦日は島原鉄道を乗り鉄し、JAL最終便で東京へと帰りました。
海外年越しはしばらくお預けでしょうが、こうして国内のよさを再発見する日々も、悪くないんだな、と思っています。よいお年を!
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