南三陸町の志津川地区、入谷簡易局付近にある宿に泊まっていました。静かな山里で過ごす夏の夜というのは、やはり気分がよいです。
迎えた朝も、少し小雨が降ったのか、しっとりとした景色です。少し肌寒く、車内に常備しているパーカーを羽織りました。
スタートは昨日の続き、登米市の横山郵便局とします。山越えをして、9時を少し過ぎたタイミングで到着することができました。
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1 |
09:03 |
横山郵便局 |
よこやま |
宮城県登米市 |
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横山の集落は山あいにある静かな集落です。
JR気仙沼線の陸前横山駅があります。
現在では気仙沼線BRTのバス停になっています。
鉄道事業は廃止になっているので、もう駅ではないのか。
そんな山あいの集落、国道45号に沿って局はありました。
国道45号というと、幹線国道なのですが、車は少ないです。
並行するE45号三陸自動車道が無料なので、そちらに流れたのでしょう。
貯金と風景印押印を済ませ、局を後にします。
次の局までは局間距離が開くので、しばらく運転に専念します。
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2 |
09:25 |
入谷簡易郵便局 |
いりや |
宮城県本吉郡南三陸町 |
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JR陸前戸倉駅のあったあたりは、集落が消滅しています。
津波による被害が特にあった地域なのでしょう。
このあたりには戸倉郵便局がありました。
跡形もなくなっており、BRTのバス停だけが目立ちます。
そのまま進むと、震災を乗り越えたホテル観洋があります。
BRTの専用道と合流し、志津川の中心地に入りました。
海沿いは建物はほとんどなく、高台に移転しています。
三陸道の志津川インターを過ぎたあたりの集落に局。
古めかしい木造の局舎にも歴史を感じます。
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3 |
09:42 |
志津川郵便局 |
しづがわ |
宮城県本吉郡南三陸町 |
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沿岸部からの集団移転先である志津川中央団地を過ぎます。
山を切り開き、高台に新しい街が生まれています。
さらに進んで、南三陸町役場付近に出ます。
役場や病院に近い場所に局はありました。
こちらも震災後の移転局ですが、集配局なので大きめ局舎。
意外にもお客さんが多く、待ち時間がありました。
被災地に人が戻り、こうして復興が進むことはうれしいですね。
元通りにはならなくとも、地域のよさが生きる土地に。
今後の発展に期待し、志津川市街地を後にします。
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4 |
09:56 |
歌津郵便局 |
うたつ |
宮城県本吉郡南三陸町 |
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国道45号に入り、さらに三陸道に入りました。
たった1区間なので、国道を走っても大差ありません。
なんとなく三陸道を走ってみたくなり、三陸道に入りました。
トンネルを抜けるとすぐに歌津インター。
国道に戻って海が近付くと局はありました。
JRのBRT歌津駅も近くにある、歌津地区の中心地です。
国道沿いにある商業施設の駐車場の一角に局はありました。
時間帯的なものか、お客さんもおらず、静かな立地です。
貯金と押印を済ませて、次の局へと向かいます。
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5 |
10:05 |
名足簡易郵便局 |
なたり |
宮城県本吉郡南三陸町 |
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国道を北上してくと、役場の支所がありました。
平成の森、という公園の一角にあります。
仮設住宅などがあった場所も、随分景色が変わりました。
名足小入口交差点を右折し、海へと進みます。
海沿いの集落に出ると、局はありました。
こちらは仮設の局舎のような雰囲気です。
静かな集落は雨で余計に静かに感じます。
夏草と、色の褪せ具合がさらに寂しく感じさせますね。
局を後にして次の局へと向かっていきます。
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国道45号に抜けて、さらに北に進んでいきます。
このまま海沿いをずっと北上したい。
思わずそんな気分にさせられます。
陸前港駅付近の集落には、歌津港簡易局があります。
ただし、津波被害のために現在は閉鎖中です。
さらに進んで旧本吉町の市街地に入りました。
JRの線路、もとい道路をくぐった先に局。
集配局で大きめの局舎ですが、坂道にあるので高低差がります。
駐車場は国道からわき道を入ったところから入れます。
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7 |
10:34 |
馬籠郵便局 |
まごめ |
宮城県気仙沼市 |
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国道346号に入って西に進んでいきます。
登米市方面に抜ける国道で、マイナーな印象。
しっかりと整備された道で、走りやすい国道です。
トラックも軽トラもぼちぼち見かけるくらい。
交通量は少なめで走りやすい道でした。
そんな国道をしばらく走っていくと、左手に局はありました。
馬籠、と聞くと岐阜県の局を思い浮かべてしまいます。
いや、岐阜というより、やっぱり長野県の感じがしてしまう。
旧山口村の岐阜県への編入は、2005年のことです。
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8 |
10:43 |
大籠簡易郵便局 |
おおかご |
岩手県一関市 |
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国道をしばらく西に進んでいきます。
えらい交通量が少ないな、と思っていたら県境。
予想外に岩手県に入ってしまいました。
そんな岩手県内を走っていくと、大籠簡易局を発見。
馬籠と局名が似ているので、てっきり宮城県かと思っていました。
この集落には、キリシタン殉教公園、なる公園があります。
なるほど、歴史の深い集落というわけですね。
小さな簡易局は、そんな歴史を語らず、静かな雰囲気。
北に向かうと、2017年に訪問した旧藤沢町方面です。
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9 |
11:01 |
米川郵便局 |
よねかわ |
宮城県登米市 |
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国道をそのまま南西に向かっていきます。
山あいながら、わりと開けた車窓です。
走りやすい区間で、抜け道になりそうですね。
藤沢方面への国道456号が分かれる米川の集落に出ます。
こちらは宮城県登米市で、宮城県復帰です。
カトリック教会もある山間の集落の国道沿いに局。
大きな局舎は珍しく集配局です。
こういう立地だと、集配廃止局が多くありますからね。
さて、この先は登米市。米の付く局名が多くあります。
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10 |
11:09 |
鱒渕簡易郵便局 |
ますぶち |
宮城県登米市 |
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国道から県道233号に入って東に進みます。
ずーっと行けば、地図上は馬籠局に続いています。
山あいに続きますが、整備された県道。
走りやすくて快適…な区間の終端部に局。
小さな簡易局ですが、局に入ると何やら作業中。
先日の愛媛でもありましたが、なんだか研修なのかが行われています。
ただ、入金をするには影響がなく、すぐに貯金をしてもらえました。
この区間は来た道を戻るしかありません。
ゲンジボタルの生息地でもあるようで、長閑な場所です。
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11 |
11:20 |
錦織郵便局 |
にしきおり |
宮城県登米市 |
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このあたりは、旧東和町というところなんですね。
登米市の構成町村は本当に知りませんでした。
けっこうな数の自治体が合併しているんですね。
国道346号に戻ると、東和総合支所がありました。
てっきり市街地は米谷だと思っていたので、旧役場の立地は意外です。
しばらく走って錦織の集落を進んでいくと局。
機織沼公園なる公園もあり、何か歴史がありそうです。
こうした地名に隠された歴史を紐解くのは楽しいですね。
貯金を済ませ、さらに次の局へと向かっていきます。
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12 |
11:27 |
上沼郵便局 |
うわぬま |
宮城県登米市 |
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国道で北上川を渡ります。
やはり大きな川を渡る地点は車が多いですね。
川を渡ってすぐに右折します。
堤防から集落に下りて進むこの道は国道342号です。
ポスト、と書かれた車についていくと郵便局に着きました。
このあたりの集配者はおもしろいな、と思いました。
貯金を済ませて局を出ると、驚愕の事実が。
さっきの「ポスト」の車は、局舎の向かいに止まっています。
「お食事処ポスト」。これにはやられました。
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13 |
11:33 |
浅水郵便局 |
あさみず |
宮城県登米市 |
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こうなると、お食事処ポストは猛烈に気になります。
調べてみると、定食屋で仕出しもやっているんだとか。
その配達カーが、さっきの、ポストカーですね。
思わず笑っちゃいますが、国道をしばらく南下します。
北上川の堤防を進み、国道398号を右折。
わき道に入ると局はありました。
古めかしい局舎がまた味があって素敵だと思います。
ただ、この立地はどれくらいのお客さんが来るのでしょうか。
県道交差点くらいに移転してもよさそうな気がします。
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14 |
11:42 |
米谷郵便局 |
まいや |
宮城県登米市 |
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国道342号はそのまま、北上川沿いを進みます。
このあたりで北上川は大きく北に蛇行します。
国道398号で北上川を渡りますが、なんだか不思議な区間。
なんとも国道らしからぬ線形で米谷の集落に入ります。
そのまま集落を進んでいくと局はありました。
ちなみにこの国道を東に進めば、朝に訪問した入谷地区に出ます。
こちらの局は2016年に移転したばかりです。
したばかりって言っても、もう5年も経ってるのか。
四角い局舎は駐車場も機能的で使い勝手は抜群です。
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15 |
11:55 |
登米郵便局 |
とよま |
宮城県登米市 |
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北上川沿いを一気に南下して、旧登米町のエリアに。
旧登米(とめ)郡登米(とよま)町から、登米(とめ)市登米(とよま)町に。
合併によってもなお、その呪縛から解けぬ登米の読み問題。
しかし「とよま」っておもしろい響きだと思います。
そんな登米地区の中心部に局はありました。
なかなか立派な局舎は集配局ですが、駐車場の配置が変則的。
用意の問題化とは思いますが、局舎わきの路地を進むと駐車場です。
こうした配置の局も珍しいな、と思います。
貯金と押印を済ませて局を後にしました。
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16 |
12:05 |
善王寺簡易郵便局 |
ぜんのうじ |
宮城県登米市 |
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昔ながらの街並みが続く登米の市街地です。
道にもカギが多く、右に左にと進みます。
この町、宮城の明治村、なんていうふうに呼ばれているらしいですよ。
犬山の明治村なら行ったことがあるけれど…。
県道15号で西に進んでいきます。
善王寺と書いて「ぜんのうじ」は、連声の効果ですね。
善王子の集落に局はありました。
小さな簡易局とはいえ、わりと立派な局舎でした。
局前の道は、主要地方道ながら交通量の少ない道でした。
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17 |
12:17 |
米山郵便局 |
よねやま |
宮城県登米市 |
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県道15号をそのまま西に進んでいきました。
線形がよいとは言えませんが、走りやすい道です。
のんびりドライブにはちょうどよい道ですね。
米山の市街地は、古くからの宿場町のような雰囲気。
国道346号が中心地を複雑に走り抜けています。
そんな国道沿いに局はありました。
こちらも集配局で、白い大きな局舎です。
気付けば、米川、米谷、登米、米山と米ばかりが目に留まります。
さすがは米どころ。米米CLUBですね(?)。
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18 |
12:27 |
登米吉田郵便局 |
とめよしだ |
宮城県登米市 |
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米シリーズを後に、県道21号を南下していきます。
途中で集落に入る道にそれて進んでいくと局。
こちらは小さな集落の昔ながらの局といった風情。
こういう小ぢんまりとした局舎も減りましたね。
幹線道路沿いに移転するか、局自体が廃止になるか。
そんなことも現実的な選択肢として突き付けられます。
登米吉田と名乗っていますが、こちらは旧米山町域。
ここでいう登米は、登米郡の登米ということでしょう。
そっか、この局にもちゃっかりと「米」が隠れています。
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19 |
12:38 |
中津山郵便局 |
なかつやま |
宮城県登米市 |
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しばらく西に進む道に入りました。
水田ばかりが目に付くのも、登米だし吉田だし。
地名がそういう場所だっていうことを説明してくれています。
だから昔からの地名って大切なんですよね。
飛鳥未来きずな高等学校登米本校がありました。
全国に通信制高校を経営している学校法人ですね。
その先、中津山の集落に入ると局はありました。
中津川みたいで聞き馴染みがあるような地名です。
一旦、登米市を離れて大崎市へと向かいます。
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20 |
12:48 |
陸前大貫郵便局 |
りくぜんおおぬき |
宮城県大崎市 |
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中津山局から南に行くと小里局に出ます。
小里局は昨日訪問しているので、ここでつながりました。
県道15号に出ると、ほどほどに交通量があります。
ただ、相変わらず田んぼばかりの道です。
コンビニなどが目に入らないのは東北ならでは。
いや、東北というか、けっこうな田舎あるあるです。
そんな県道沿いに局はありました。
大貫集落ではあるのですが、陸前、が冠せられているのが素敵です。
大貫、と付く郵便局は全国にいくつかあるんですね。
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21 |
12:54 |
蕪栗簡易郵便局 |
かぶくり |
宮城県大崎市 |
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大貫局の横の道を北上していきます。
小学校などを過ぎて、集落の中を進みます。
広い道に出て安心してはいいけません。
さらに北へ細い道に入っていくと局はありました。
商店に併設されているような局です。
小さな局ですが、ゆうぱっくの幟があって目立っていました。
こういう局ではそうしたアイテムが目印になりますね。
気付かぬまま通り過ぎてしまうこともしばしばなので。
蕪栗、とはなんだか堅苦しい地名ですが、歴史がありそうです。
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22 |
13:06 |
西郷簡易郵便局 |
にしごう |
宮城県登米市 |
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蕪栗沼付近に出て、北に進みます。
この蕪栗沼、調べてみるとすごい場所です。
蕪栗沼・周辺水田、としてラムサール条約に登録されているんですね。
ってことは、いま走っているこの道沿いの田んぼも登録地か。
そう考えると、自然とゆっくり走りたくなりますよね。
県道237号に出て北に進み、県道1号を越えた先で左折。
民家のような雰囲気の局舎がありました。
こちらの局、昨日8月16日は休業日です。
そんな理由で今日のコースに組み込んでいました。
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23 |
13:16 |
南方郵便局 |
みなみかた |
宮城県登米市 |
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西に向かうと栗原市の瀬峰郵便局方面です。
瀬峰に行ったのっていつだっけ。
調べてみると、2017年の8月のことなんですね。
もう4年も前なのか、と思うと感慨深いものがあります。
さて、県道1号に入って東に進んでいきます。
並行する県道198号で集落の中に入ると局。
こちらは旧南方町の中心局で、集配局でもあります。
地図で見た感じだと、県道1号が旧仙北鉄道登米線の廃線跡でしょうか。
交通量も多く、賑やかな県道沿いとなっています。
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24 |
13:26 |
北方郵便局 |
きたかた |
宮城県登米市 |
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もっこりの里(本当にそういう名前です)まで出ます。
近くには登米市南方庁舎がありました。
田んぼの中を進む道を走り、しばらく北に進むと北方集落。
南方町域にあるかと思いきや、こちらは旧迫町のエリア。
ズコ、となりながらも局を訪問します。
近くには長沼という宮城県最大の湖沼があります。
この長沼、おもしろい歴史があり、自然湖沼からダム化しています。
2014年竣工とわりと新しいダムでもあります。
次回訪れるときは、ダムも見てみたいものです。
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25 |
13:37 |
佐沼郵便局 |
さぬま |
宮城県登米市 |
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県道1号古川佐沼線に出ます。
この古川佐沼線、2ルートあります。
1つがこちら、北方を通るルート。
もう1つが、さっきの南方を通る、いわゆる廃軌道のルート。
それぞれに東西を無s部役割があります。
この北側ルートは比較的地味な現道ルート。
佐沼市街地でバイパスと合流し、中心部を進むと局。
こちらの局はゆうゆう窓口もある大きな集配局です。
付近だと築館、古川、石巻とゆうゆう窓口があります。
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26 |
13:52 |
東佐沼郵便局 |
ひがしさぬま |
宮城県登米市 |
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迫川を渡って市街地の東側に出ます。
川を挟んでも市街地が広がっています。
佐沼小学校のあたりでわき道に入ると局。
近くには佐沼高校もあるので、市街地は東西でひとつなんですね。
川で市街地が途切れないのは強いです。
佐沼、といっても、このあたりは旧迫町エリア。
合併前は22,000人余りが住んでいました。
そんな登米市でも中心的な旧迫町です。
市役所は先ほどの佐沼郵便局より西に位置しています。
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27 |
14:02 |
宝江郵便局 |
たからえ |
宮城県登米市 |
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佐沼の市街地を抜け、東に進んでいきます。
国道346号から県道36号みやぎ県北高速幹線道路に入ります。
県道ではありますが、高規格道路でほぼ自動車専用道路です。
佐沼ICから中田ICまで走り、すぐに出ました。
まあ、現道を経由しても大して変わらないだろうけれど…。
のんびりと走って県道201号沿いに局はありました。
なかなかおもしろい形状をした局舎です。
こちらは旧中田町エリアに位置しています。
登米市を構成する旧町は、郡の垣根を越えて9町にも及びます。
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28 |
14:08 |
黒沼簡易郵便局 |
くろぬま |
宮城県登米市 |
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北に向かう道に入りました。
地図上では頼りない白線ですが、実際は2車線の道。
東北地方では、田んぼの中の道もわりときちんとしています。
夏に訪問した四国の道が、やはり細く感じます。
国道346号に出ると、交通量が一気に多くなります。
北東に走っていくと局はありました。
国道沿いの簡易局ですが、きちんと駐車スペースもあって安心です。
古めかしい建物で、以前はお店だったのでしょうか。
さて、登米市の局も残すところあと1局となりました。
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29 |
14:17 |
石森郵便局 |
いしのもり |
宮城県登米市 |
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県道4号に入り、北西に走っていきます。
長閑な道ですが、もう岩手県が目前、という場所です。
いや、思いのほか北まで来てしまいました。
とはいえ、岩手県は広いので、南北で大きな違いがあります。
石森の集落に入り、道なりにカギを進んでいくと局。
そう、地名の通り、石ノ森章太郎氏の故郷でもあります。
「石ノ森章太郎ふるさと記念館」なる施設も局の近くにありました。
郵便局の前のポストには、石ノ森章太郎のキャラクターが鎮座。
しかし、全く詳しくなく、名前がわからずごめんなさい。
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石森郵便局前のポスト。
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30 |
14:35 |
畑岡郵便局 |
はたおか |
宮城県栗原市 |
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さて、しばらく局間距離が開きます。
西に進んでいくと、やがて栗原市に入りました。
付近の訪問は2017年8月なので、やはり4年ぶり。
栗原市にもまだ未訪問局があったのか、という印象。
みやぎ県北高速幹線道路の若柳南IC付近に出ました。
農村の景色の中に高規格道路。
複雑な道路を進んでいくと、県道176号沿いに局はありました。
古めかしい局舎が田んぼを背景にポツン。
公式にも駐車場がないですが、車を置くのには困りません。
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31 |
14:50 |
志波姫郵便局 |
しわひめ |
宮城県栗原市 |
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ナビに頼って適当に進んでいきます。
このあたりは田園風景が続いています。
迷子になるような場所もなく、安心ですね。
さて、遠くにJR東北新幹線の線路が見えてきました。
無料駐車場も完備されたくりこま高原駅が近くにあります。
そんな不思議な新幹線駅を横目に、国道398号に出ると局。
旧志波姫町に位置する局で、集配局でもあります。
市役所の支所も近いですが、国道沿いは閑散とした雰囲気です。
志波姫の中心地はもう少し西にあるようですね。
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32 |
14:55 |
十文字簡易郵便局 |
じゅうもんじ |
宮城県栗原市 |
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国道398号を北東に進んでいきます。
東北新幹線の高架に沿っている区間です。
くりこま高原駅に停車する新幹線は、ゆっくり加速する区間でしょう。
通過する便は、時速320キロで走り抜けていくのでしょうね。
東北新幹線も仙台以北は乗ったことがありません。
いつも車で来てしまうので、いつかは新幹線で…。
そんな新幹線をくぐり、しばらく進むと局はありました。
いかにも簡易局といった小さな局舎が印象的です。
さらにここから若柳の市街地に向かって進んでいきます。
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33 |
15:08 |
若柳郵便局 |
わかやなぎ |
宮城県栗原市 |
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国道398号を東に進んでいきます。
やがて旧若柳町の中心地に入りました。
わりとまとまった市街地で、駅にかけて商店街もあります。
ん?若柳駅?
そう、2007年に廃止になったくりはら田園鉄道の旧若柳駅です。
いまでも公園やミュージアムとして保存されています。
そんな若柳の町の中心地に局はありました。
集配局らしい建物で、小都市の中心局のおような雰囲気です。
若柳町もいまは栗原市。小都市ではあるんですが。
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34 |
15:17 |
石越郵便局 |
いしこし |
宮城県登米市 |
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県道4号に入って、東に進んでいきます。
基本的に田んぼの中を進む道で、田園風景。
くりはら田園鉄道も、きっとこんな車窓が眺められたのでしょう。
しばらく走ってJR東北本線のオーバーパスに差し掛かります。
そこからわき道に入ると、JR石越駅前に出ました。
おもしろいことに、郵便局の検索画面では廃線跡も描かれています。
このくりでん廃線跡は、先ほどの若柳へと続いています。
石越駅前のささやかな集落の中に局はありました。
この立地にして集配局であり、なんだか少し不思議な感じです。
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35 |
15:26 |
長根郵便局 |
ながね |
宮城県登米市 |
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県道4号をそのまま進んでいきます。
石越駅は旧石越町の西端にありました。
そんなわけで、東に進むと登米市役所石越総合支所。
よく考えると、栗原への玄関口の石越は、登米郡だったんですね。
なんだかそれは不思議な感じがします。
支所付近には石越小、石越中があります。
進んでいくと、局は県道沿いにありました。
町の中心はここなので、ここに石越郵便局があってもよさそうです。
ただし、やはり駅と郵便の繋がりは深い、ということでしょう。
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36 |
15:36 |
永井郵便局 |
ながい |
岩手県一関市 |
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付近の未訪問局はあと1局となりました。
石越の中心部からは県道184号で北へ。
しばらく走ると、遂に岩手県に再突入です。
国道342号をオーバーパスすると局はありました。
小さな集落ですが、国道がバイパス化されて独特の景色です。
局の前の道は国道の現道という位置付けのようです。
さて、貯金を済ませて局を出ると、16時までまだあります。
このタイミングならあと2局ほどは行けそうです。
ただ付近に未訪問局がないので、ここで終了です。
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多賀城のたんや善治郎で腹ごしらえをしてから東京に帰りました。
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仙台港北IC~加平出入口 332.7キロ・普通車8,240円
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震災後の被災地をこうした形でしっかりと訪問したのは初めてのことでした。復興の中で再開した郵便局も多数。閉鎖局は減りました。
一方で、まだ住民の戻らない地区、戻れない地区もあるのが現状。これは、この先も変わらないのかもしれないです。
震災から10年以上が経ちました。震災を忘れず、東北を応援する気持ちで、これからも郵便局と併せて訪問していきたいものです。
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