No.551:大井川への旅・1日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2020.03.19(木) 晴れ 14 伊久美局 井川局
 今日は朝から大井川の流域、大井川鉄道沿線の局をメインに訪問していきます。局数は多くないので、のんびり走れそうです。
 静岡市最奥地で、かつ最強といわれる井川地区にある井川郵便局をどう訪問するか、10年越しでプランを練ってきました。今日はいよいよ実行します。
 天気は快晴。午後から雨予報もありますが、早い段階で訪問を終えられるはずなので、まずは山に向けて出発です。
1 09:02 伊久美郵便局 いくみ 静岡県島田市

 島田市内を北上し、大井川の左岸を走ります。
 水量に対して川幅がかなり広く感じます。
 季節によって流量が大きく変わるのでしょうか。
 この川幅の広さが、大井川の魅力でもあるように感じます。
 さて、川口交差点から県道220号に入り、より山深くなります。
 しばらく走ると伊久美の集落に入り、局を発見。
 静かな山里の雰囲気がとても落ち着く場所です。
 開局時刻を数分待って、9時ちょうどに訪問。
 スタートダッシュは順調。今日の旅が楽しみです。

2 09:33 瀬戸谷郵便局 せとのや 静岡県藤枝市

 このルートが最適か、行けるのか、と迷いつつ西へ。
 県道215号は頼りない山道です。
 狭いながら対向車は皆無で安心して峠を上ります。
 峠の頂上は茶畑になっていて広々とした眺め。
 こういう道なら走っていても暗い気持ちにはなりません。
 県道81号と合流してしばらく行くと局はありました。
 こちらは藤枝市の立地で、大きめの局舎でした。
 お客さんのおばあちゃんと局員さんの晩白柚の会話がほほえましく。
 なんだか時間の流れがゆっくりなところだと思いました。

3 10:01 五和郵便局 ごか 静岡県島田市

 瀬戸川に沿って南下していき、新東名をくぐります。
 ここにインターがあれば時間短縮になるんだけどな。
 そんなことを考えながら国道1号の藤枝バイパスに。
 毎度のことながらこのバイパスは混雑しています。
 それから、大井川を渡って金谷の市街地に出ました。
 北に進み、島田金谷インターの手前に局はありました。
 大井川鉄道の五和駅から少し西に入ったところです。
 ちょうど下校途中の小学生が歩いていました。
 大きな荷物。今日は登校日になったのでしょうか。

4 10:10 金谷大代簡易郵便局 かなやおおじろ 静岡県島田市

 臨時休校期間中ですが、登校日設定は自治体でバラバラ。
 明日が祝日なので、今日を修了式にする学校もあるでしょうね。
 そんな小学生を横目に、県道81号を進みます。
 新東名高速をくぐり、坂道を上っていくと局。
 商店に併設された局ですが、大きめの建物で目立ちます。
 デザインも洒落ている外観の局でした。
 局ではお天気のことが話題になりました。
 どうやら最新の予報では、雨は夕方の降り出しの模様。
 井川局訪問までは良い天気が続いてくれると嬉しいです。

5 10:30 金谷福用簡易郵便局 かなやふくよう 静岡県島田市

 国道473号まで戻り、北に進んでいきます。
 島田金谷インターを過ぎると交通量は減りました。
 のんびりとした雰囲気も漂う国道になりました。
 大井川沿いの山肌をアップダウンしながら進む国道は、ところどころ狭く。
 集落に向かって下り、途中で左折すると福用駅前。
 駅の真ん前にあるのが福用簡易局でした。
 日用品が売られている商店の一角が局になっていました。
 こちらはどうやら、福用駅の簡易委託を受託しているようです。
 郵便局も生活と密着したライフラインだと実感しますね。

6 10:46 川根郵便局 かわね 静岡県島田市

 国道をさらに北に進んでいきます。
 線路は川沿いを進み、国道は少し高台を走ります。
 硬度を下ろし、家山の集落に入りました。
 駅からは離れ、西に進んだ田んぼの中に局がありました。
 なかなか立派な局舎ですが、市街地から移転してきたのでしょうか。
 局内にはお客さんがはじめおらず、がらんとしてました。
 こちらは旧川根町の中心局でもあります。
 集配局でもあるので、設備も整っています。
 もう少しすると桜が咲き、賑わう季節なんでしょうね。

7 11:09 笹間郵便局 ささま 静岡県島田市

 今年に関しては、お花見も自粛ムード。
 ムードというか、自粛要請がある中です。
 今日時点でもかなり人は少なく、静かな山あいです。
 さて、県道63号を大井川に沿って北上します。
 川根温泉笹間渡駅を過ぎ、笹間川に沿って東に。
 かなり山を分け入っていくと局はありました。
 茶畑が広がる中にささやかな集落がありました。
 こんな場所にも局があるのか、と思ってしまうほどです。
 大井川鉄道のシールをいただきました。記念になります。


一面の茶畑。このあたりは川根茶の産地。
8 11:29 地名郵便局 じな 静岡県榛原郡川根本町

 来た道をしばらく戻っていきます。
 ところどころすれ違いも困難な道幅になります。
 それほど交通量が多いわけではないですが、それでもドキドキ。
 道幅が安定し、見下ろす川はエメラルドグリーン。
 大井川の水系はとにかく水の色が美しいですね。
 県道77号に入り、トンネルを抜けると地名の集落。
 踏切を渡って進むと、局はありました。
 小さな集落ながらお洒落な局舎が印象的でした。
 こちらでも大井川鉄道のシールをいただきました。

9 11:47 中川根郵便局 なかかわね 静岡県榛原郡川根本町

 県道77号川根寸又峡線を北に進んでいきます。
 大井川鉄道の線路に沿って進み、大井川の雄大な流れを楽しみます。
 塩郷駅付近には吊り橋が架かっています。
 線路も跨いでいるので、なかなかおもしろい景色です。
 下泉駅付近で大井川を渡り、国道362号に合流します。
 旧中川根町の中心地に局はありました。
 国道沿いにある局で、交通量もあるので写真撮影はしづらく。
 中川根町は本川根町と合併し、川根本町になっています。
 役場の本庁舎は、この局からも近くにあります。

10 11:58 徳山郵便局 とくやま 静岡県榛原郡川根本町

 国道をしばらく北に進んでいきます。
 標識には千頭や寸又峡の文字が並びます。
 いよいよ大井川の奥地にやってきたという印象です。
 大井川を渡ると駿河徳山駅前。
 集落を進んでいくと高校の向かいに局はありました。
 貯金を済ませてから、駿河徳山駅に立ち寄ってみました。
 この駅は、花*花の『さよなら 大好きな人』のPVが撮影された駅。
 ホームに立って、「ああ、あの駅だ」とすぐにわかりました。
 曲がヒットしてから20年の月日。変わらぬものがあります。


ちょうど千頭行きの電車。南海電鉄から来た車両。
11 12:14 藤川簡易郵便局 ふじかわ 静岡県榛原郡川根本町

 国道に戻り、大井川を再び渡ります。
 徳山の集落の前後で大井川を2度渡っているんですね。
 そういう意味では、この集落は大井川に根差した集落。
 そんな集落から進んでくと局はありました。
 徳山局からはそれほど距離がなく、徒歩でもアプローチできそう。
 丸形のポストも似合う静かな集落の局です。
 さて、この先は旧本川根町に入ります。
 大井川を渡り、トンネルをくぐって進んでいきます。
 山あいの景色がとにかく美しい場所です。

12 12:24 千頭郵便局 せんず 静岡県榛原郡川根本町

 国道でさらに大井川を渡ると、千頭の集落です。
 川を渡って集落の中を進んでいきます。
 千頭駅を見下ろしながら進み、市街地に入ると局。
 駅からは少し離れ、高台に位置します。
 川根本町の総合支所も近くに位置しているようです。
 旧本川根町の中心局で、集配局でもあります。
 ささやかな市街地ですが、駅の付近は賑やかでした。
 この先は大井川鉄道も小さな列車が走ります。
 人口密度もぐっと下がり、山間部になります。

13 12:51 寸又峡簡易郵便局 すまたきょう 静岡県榛原郡川根本町

 県道77号を北に進んでいきます。
 おもちゃみたいな線路を見下ろしながら進み、奥泉駅付近に。
 カーブの続く山道をしばらく走り、長いトンネルを抜けると寸又峡温泉。
 温泉街を進んでいくと、公衆トイレのある休憩所のわきに局。
 小さな簡易局はかなり目立たない立地だと思います。
 貯金を済ませ、風景印を押してもらいます。
 簡易局ですが、風景印が設置されている珍しい局です。
 東海支社管内では何局か風景印設置の簡易局がありますね。
 温泉街には夕方また来るとして、いったん来た道を戻ります。


奥大井湖上駅を見下ろすと、ちょうど列車が。
14 13:45 井川郵便局 いかわ 静岡県静岡市葵区

 県道388号に入り、さらに山奥に向かいます。
 トンネルと橋の連続で、美しい川面を見下ろします。
 途中、大井川鉄道の奥大井湖上駅が見えました。
 ちょうど列車がやって来て、シャッターチャンス。
 その後もとにかく細い道が続き、やっとのことで井川の集落に。
 狭い集落内の道を進むと局はありました。
 こんな山奥まで静岡市か!と思ってしまいますが、ここも政令指定都市。
 集配局になっていて、貯金と風景印を押してもらいます。
 この局の訪問で、静岡市は完訪。今日の訪問も終了です。

   
   
   
   
閑蔵駅、SL、寸又峡温泉の宿、吊り橋、ざるそば。どれも素晴らしい静岡の旅。
 今夜は寸又峡温泉に宿をとっているのですが、夕方までは時間があります。井川から閑蔵駅を経由して千頭に戻りました。
 ちょうどSL列車があるということで、家山駅まで乗車することにしました。本来であれば賑わう車内なのでしょうが、1両に3人ほどの乗客。
 最高の旅を楽しみ、夜は寸又峡の湯と味を楽しみました。翌日は吊り橋を散策し、そばを食べながら伊豆に向かいました。良い旅でした。

 

 

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