No.519:高校野球と北東北めぐり・12日目
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2018.08.24(金) 42 下浜局 大沢郷局
 秋田市は朝から雨。台風が接近中ということで、今日は一日中、この雨との闘いになるんでしょうね。旅の最終日、良い日になりますように。
 残る秋田市の局は今日中に訪問できるかな、といったくらい。秋田県完訪に向けて、少しずつ東に進みながら訪問していきます。
 秋田市街地から南下する国道7号は特に混雑もなく、途中、大森山動物園の近くで時間を潰しながら、スタート局の下浜局へと向かいました。
1 09:03 下浜郵便局 しもはま 秋田県秋田市

 国道7号はバイパス区間が続きます。
 市街地へ向かう北行き車線は渋滞していました。
 通勤時間帯、かつこんな怪しい天気の日ですからね。
 普段は公共交通機関や自転車の人も、マイカーで出掛けたくなります。
 なんたって、降水確率100%という天気予報ですからね。
 対面通行の国道になってからしばらく行くと局はありました。
 9時を待って貯金と風景印押印をしてもらいます。
 今日は秋田市街地を一気に訪問していく予定です。
 敵は間違いなくこの雨。早速降って来たじゃないですか。

2 09:14 浜田簡易郵便局 はまだ 秋田県秋田市

 国道7号をのんびりと北に向かって進みます。
 バイパス区間になる桂根駅付近から、集落内の道に入ります。
 このあたりには大森山動物園なんかがあります。
 大森山はテレビ局のアンテナが建ち並ぶアンテナ山でもあります。
 地方都市のアンテナ山、見つけるとワクワクしますね。
 集落を進んでいくと公民館のようなところに局はありました。
 おじさん局員さんと天気のことなどが話題になりました。
 そして簡易局には珍しく、風景印が設置されていました。
 大森山動物園とアンテナ山が描かれている風景印でした。

3 09:24 新屋駅前郵便局 あらやえきまえ 秋田県秋田市

 浜田簡易局から北に向かって進んでいきます。
 海沿いの小さな集落ですが、県都秋田市だけのことはあります。
 ひととおりの施設が集まり、寂しい感じはないですね。
 そのまま進み、国道7号のバイパスをオーバーパスしました。
 日吉神社の交差点を過ぎると局はありました。
 あいにく駐車場がいっぱいなので、向かいのスーパーに停めました。
 なるほど駅も近いし、活気のある駅前郵便局ですね。
 ちょうど路線バスが走っていき、人の流れができていました。
 そういえば、世間はもうお盆も終わっているんですよね。

4 09:34 新屋郵便局 あらや 秋田県秋田市

 日本の経済活動の端っこを生きている自分。
 なんとか乗り遅れないように、頑張って生きています。
 稼げる仕事ではないけれど、経済を回すためにもね。
 JR新屋駅前を過ぎて、広い道、県道56号を横断します。
 このあたりはまとまった集落で、立派な市街地を形成しています。
 その街並みを進んでいくと、新屋郵便局に到着しました。
 お客さんが多く、元集配局らしい局舎には車もたくさん。
 近くには秋田酒造の酒蔵がありましたね。
 酔楽天、秋田晴だって。ああ、なんて素敵な場所なんだ。

5 09:42 秋田割山郵便局 あきたわりやま 秋田県秋田市

 日本酒をぐだぐだ飲む週末の幸せなことよ。
 ああ、ごめんなさい、秋田の酒が大好きです。
 御馳走になった新政の味なんて、一生忘れませんよ。
 ああ、東京に早く帰って、お土産の新政飲んじゃおうっと。
 雄物川を渡る橋は歴史を感じるもので、路線バスなんかと一緒に渡ります。
 割山の集落を進んでいくと局はありました。
 住宅街の中で、風景印もないささやかな局でした。
 局名に秋田が冠されてきたあたり、市街地に入ったことを実感します。
 さて、ここから一気に秋田市街地を訪問していきます。

6 09:49 大川反簡易郵便局 おおかわばた 秋田県秋田市

 そう言いたいところですが、けっこう郊外も多く。
 昨晩判明した下新城簡易局を落としていた事件。
 先週の秋田訪問時、なぜ気付かなかったのかと思います。
 急ごしらえで調べると、地図アプリからは漏れるんですね。
 秋田運河たる旧雄物川を渡り、工業団地のような場所に。
 中小の工場や倉庫が並ぶ一角に局はありました。
 どちらかというと工業団地のセンターのようになっている場所です。
 金属を加工するにおいがして、生活感を垣間見ます。
 なんだか懐かしい様な感傷に浸りながら旅は続いていきます。


秋田市立体育館の印象的な建物。
7 10:03 秋田寺内郵便局 あきたてらうち 秋田県秋田市

 国道13号経由で7号に入り、北に進みます。
 標識が示すのは能代など県北の都市です。
 臨海バイパスなる道に入り進むと、渋滞気味でした。
 港大橋の交差点には、かつて泊まったことのある青少年交流センター。
 バスに乗って竿燈を見に行ったんだっけ。
 寺内小学校付近を東に進んでいくと局に出ました。
 市街地ではありますが、静かな住宅街の細い道沿い。
 天気も手伝って、落ち着いた雰囲気の場所だと思いました。
 局舎のひび割れが気になりながら、局を後にしました。

8 10:20 下新城簡易郵便局 しもしんじょう 秋田県秋田市

 ここからは国道7号を北に向かうしかありません。
 いや、しかしなぜこの局を落としているのか。
 仕方のないことですが、タイムロスは看過できません。
 綿密な計画の大切さ、こうして再確認です。
 しばらく進み、金足片田簡易局方面に進んでいくと局はありました。
 近くにはJR追分駅があって、あの金足農業高校もあります。
 夏の甲子園で決勝まで進出した県立高校の快挙。
 そんな地域にある局は長閑で静かな小さな簡易局でした。
 周囲は一面の田んぼ。農業が盛んな場所なんですよね。

9 10:50 八橋郵便局 やばせ 秋田県秋田市

 国道7号をしばらく南下し、それから市街地に入ります。
 土崎付近では交通量がとても多かったですね。
 距離のわりに時間がかかりました。
 寺内局付近を通過し、住宅街の中に局はありました。
 このあたりはかつて歩いたことがあるんですよね。
 竿燈の帰り、バスが無くて中心地から歩いたんでした。
 雨が本格的に降ってくる中訪問した局でした。
 お客さんは多めで、駐車場も出入りが激しかったのを覚えています。
 貯金と風景印押印を済ませて足早に局を後にします。

10 11:04 秋田川尻郵便局 あきたかわじり 秋田県秋田市

 児童会館通りなる道を南下していきます。
 天気のせいもあるでしょうが、混雑していますね。
 広い山王大通りなんかとの交差点は待ち時間も長く。
 こういうところでイライラしたら負けなんですよね。
 市街地を進み、住宅街の中に局はありました。
 民家の並びなので目立たない局だと思いました。
 それでも広い駐車場が用意されているのは助かりますね。
 こちらの局には風景印の設置がありませんでした。
 短時間で貯金を済ませて局を後にしました。

11 11:15 秋田県庁構内郵便局 あきたけんちょうこうない 秋田県秋田市

 北に進んでいき、秋田県庁に出ました。
 青森県庁よりもわかりやすい配置です。
 広い平面駐車場に車を置いて庁舎に入り、局を尋ねます。
 「あっちの庁舎なんだよ」と言われて向かうと、意外と遠い。
 県庁の中ではありますが、北の道に面した場所にありました。
 しかし、県庁構内郵便局はここだけでしょうね。
 県庁内や県庁前はありますが、県庁構内って…。
 もちろん構内なので何も間違っているところはありません。
 風景印の「県庁構内」の文字もなんだか不思議な気がしました

12 11:27 秋田保戸野郵便局 あきたほどの 秋田県秋田市

 そんな秋田県庁を出発して次に向かいます。
 けっこう道路との相性が悪い都市です。
 初心者にはわかりづらい道と信号の配置。
 迷子になりながら進んでいきました。
 山王大通りから北に進んでいくと保戸野の街に出ました。
 秋田大学附属の学校群があり、道も保戸野学園通りという名前です。
 局の前に数台分の駐車場が配置されています。
 不思議な配置でしたが、機能的でもあります。
 やはり雨が強く降ってきたので、写真撮影も適当です。

13 11:35 秋田通町郵便局 あきたとおりまち 秋田県秋田市

 道なりに南下していくと中心市街地です。
 なるほどのこのあたりは、昔ながらの商店街の景色。
 しかし、近年再開発されたのか、道は広いです。
 アーケードでもないし、明るい商店街といったところでしょうか。
 秋田市民俗芸能伝承館なるものもあります。
 その隣に局は位置していました。
 このあたりは昔から秋田市の中心だった場所でしょうね。
 駐車場がなく訪問時は少し困りました。
 それでも地方都市の特権。うまく訪問しました。

14 11:42 秋田大町郵便局 あきたおおまち 秋田県秋田市

 通町からは南に進んでいきます。
 地名からして、繁華街を連想しますよね。
 通町なんてまさに市街地中心部。
 どちらかというと飲み屋街をイメージしてしまいます。
 広い道を渡ると局はありました。
 繁華街ながら駐車場はきちんとあって助かります。
 マンションと一体化していて、その点は市街地だなと思います。
 は、大町といえば、新政酒造がこの近くにあるんですよね。
 ああもう、いっそ秋田に住んでしまいたいと思う瞬間です。

15 11:52 秋田中通一郵便局 あきたなかどおりいち 秋田県秋田市

 東京で新政なんて飲んだらぼったくられます。
 そんなことを秋田の友達が話していました。
 確かに、新政って県外に意地でも卸してないですもんね。
 強気のマーケティングですが、なにせ美味しいもの。
 そんなことを考えながら東に進み、一方通行にしては広い道を進みます。
 車線数が多すぎて局に近付けず、やっとのことで到着。
 なんなんだ、秋田の道は。ぜったいに間違っている。
 地方都市なのに名古屋以上に走りづらいなんて。
 そんなことを思いながら局を訪問し、出発しました。

16 11:58 ゆうちょ銀行秋田店 あきた 秋田県秋田市

 そのまま一方通行の広い道を東に進みます。
 東西の道路軸は、秋田中央道路なる地下道です。
 東西の行き来はそちらを通るんですね。
 そう考えると、市街地の車は少なく感じます。
 市民市場の交差点を北に進むと局…いや、ゆうちょ銀行秋田店に到着。
 ゆうちょ銀行の独立店舗。日本全国でも2店舗しかありません。
 店舗に入ると、納得。ATMもあって、必要なものはそろっている感じ。
 でもやっぱり郵便窓口がないってのは弱点でしょうか。
 お客さんはまったくおらず、私ひとりの静かな空間でした。

17 12:06 秋田駅前郵便局 あきたえきまえ 秋田県秋田市

 ここから東に進むとJR秋田駅に出ます。
 秋田新幹線も来ているので、賑わいはありますよね。
 そういう意味では、ミニ新幹線はアリですよね。
 市街地の中心駅に乗り入れられる強みはあります。
 そんなことを言えば、フルで乗り入れる北陸新幹線はすごいですが。
 そんな駅前にあるのが秋田駅前局。
 駅前と言いつつも、けっこう駅から離れています。
 素敵なのはゴム印に竿燈の提灯が描かれていること。
 実は今日唯一の絵柄入りのゴム印なのでした。

18 12:12 秋田中通六郵便局 あきたなかどおりろく 秋田県秋田市

 市街地を南西に進んでいきます。
 整備された街並みもありつつ、昔ながらの細道も残っている場所。
 赤提灯めいたちょっとした飲み屋も多そうです。
 秋田の人は家で日本酒飲む方が多いでしょうか。
 南大通りなる大きな通り沿いに局はありました。
 駐車場がないことは予想できたので、左側に来るように訪問。
 市街地の局では仕方のないことでもあります。
 近くには総合病院などもあり、お客さんは多めでした。
 このあたりも古くからの市街地なんでしょうね。

19 12:18 秋田楢山郵便局 あきたならやま 秋田県秋田市

 一方通行の道を南に進んでいきます。
 市街地ならではの一方通行の道です。
 免許取りたての頃は、一方通行は恐怖でしかなかったですね。
 というか、地元には一方通行の道なんてなかったな。
 またもや交差点に面している局に到着します。
 今度は局の東隣に駐車場がきちんと設置されていました。
 このあたりから住宅地のイメージが強くなりましたね。
 名古屋で言うところの笠寺あたりでしょうか。
 そのたとえが何に生かされるのかという発言です。

20 12:26 秋田牛島郵便局 あきたうしじま 秋田県秋田市

 一方通行の道をそのまま南に進んでいきます。
 なぜこの道が一方通行なのかは不明です。
 そんなに狭い感じもしないんですけどね。
 対面通行にすると、北行きの抜け道になっちゃうんでしょうか。
 たしかに生活道路の雰囲気はありますけどね。
 牛島橋通りの交差点にぶつかったら左折します。
 すぐに局はありましたが、駐車スペースはどこなのか。
 とりあえず路肩を借りて局を訪問しました。
 完全に住宅街の局で、静かな場所だと思いました。

21 12:32 秋田旭南郵便局 あきたきょくなん 秋田県秋田市

 牛島橋通りはそのまま西行きの一方通行になります。
 このあたりは一方通行がかなり複雑です。
 抜け道対策なんでしょうね、リアルに。
 車社会だからこそ余計に対策が必要なんでしょう。
 大きな南有楽町通りを北上し、刈穂橋を渡ったところに局はありました。
 鍛治町通りに入った花屋の前が駐車スペースです。
 局内は広々としていましたが、お客さんは他にはいませんでした。
 地名から察するに、昔から下町、職人町だったのでしょう
 いまでもその雰囲気は色濃く残っていますね。

22 12:39 秋田茨島郵便局 あきたばらじま 秋田県秋田市

 その鍛治町通りは北行きの一方通行です。
 こうなると回り込んで南下するしかありません。
 とっても細い道に入ってしまい、ひやひやしました。
 旭川沿いの道に入り、県道56号にぶつかりました。
 南下すると国道13号臨海バイパス交差点に出ました。
 国道を越えた先を左折すると局に辿り着きました。
 目立たない場所ですが、一定の需要はありそうな郊外の局といった感じです。
 職安や体育館など、大きな公共施設も近くに点在しています。
 職は無くても車がないと生きていけないですね。

23 12:44 秋田卸センター簡易郵便局 あきたおろしせんたー 秋田県秋田市

 広い道に出たところで東に進んでいきます。
 特徴のある道ではないですが、のんびり走るには交通量が多い。
 それもそのはず、その先は卸町の倉庫群にぶつかります。
 卸町の中心、卸センター会館の中に局はありました。
 こちらの局にはもちろんセンターのトイレがありました。
 借りると、なんだか不思議な便器の配置でした。
 古めかしい建物ですが、駐車場はシンプルな配置。
 混んでいるわけでもなく、利用しやすい構造だったと思います。
 ほっとして貯金を済ませ、局を出発しました。

24 12:49 大住簡易郵便局 おおすみ 秋田県秋田市

 JR羽越本線を越えるために、国道13号に入ります。
 このあたりに羽後牛島駅があるんですね。
 秋田新幹線側と比べるとローカルな羽越本線ですね。
 さて、線路の東側に出て、大住入口交差点を右折します。
 集落の中を進んでいくと局はありました。
 住宅街の一角、お店なのかと思いきや、そうでもないのかな。
 広々とした局内に窓口があるといった印象でした。
 貯金をしてすぐに局を出発します。
 来た道を戻るような格好で国道へと進みます。

25 13:00 秋田牛島東郵便局 あきたうしじまひがし 秋田県秋田市

 さすがはバイパス国道で、信号待ちが長い。
 こればかりはイライラしても仕方がありません。
 ガソリンスタンドのあたりで左折して、並行する道に出ます。
 北上して信号交差点を右折すると、古めかしいスーパーマーケット。
 パチンコ屋かと思うくらいの派手な建物。
 昔ってそういえば、こういう建物のスーパーありましたね。
 そのまま東に進み、右手のわき道に入ると局はありました。
 想像とは違って近代的な建物にびっくりしてしまいました。
 久しぶりに風景印があったので押してもらいました。

26 13:15 仁井田郵便局 にいだ 秋田県秋田市

 この先は郊外の局がメインになっていきます。
 国道13号に出て、そのまま南へと進んでいきます。
 この道は大曲方面へと繋がっている国道なんですね。
 片側2車線、交通量も多い幹線国道です。
 左手にカーブした先、国道沿いに局はありました。
 反対車線なので車の切れ目のタイミングを計って到着。
 大きな局舎は集配局らしく、風景印も設置されていました。
 貯金を待つお客さんもいて、待ち時間のある局でした。
 大きな局、まして国道沿い。お客さんの集まる局なんでしょうね。

27 13:26 上北手郵便局 かみきたで 秋田県秋田市

 このまま大曲方面に向かいたいところです。
 しかし、拾わなければいけない局もいくつか。
 そんなわけで、秋田新幹線の線路を越えた先で国道を出ます。
 横山立体交差点を左折し、すぐに信号を右折。
 坂を上って集落を抜けて…としていくうちに局に出ました。
 秋田市街地からは完全に出たといった感じの小さな集落の局。
 近くにはニュータウンの造成が進んでいます。
 このあたりが市街地に飲み込まれるのも時間の問題でしょうか。
 「秋田」を冠しない局名がなんだか誇らしく感じられます。

28 13:37 秋田御所野郵便局 あきたごしょの 秋田県秋田市

 うまく走り抜けて国道13号に出ます。
 そのまま国道の南側、ニュータウンに入ります。
 御所野団地、なんて呼ばれているようです。
 かなり本格的なニュータウンで、家の数も多いですね。
 ここだけでコミュニティが形成されている感じです。
 イオンモール秋田が出てきて、その裏手に局はありました。
 このモールは昔からあるジャスコなんかの改装店舗でしょうか。
 立地からして想定の範囲内ですが、お客さんは多めでした。
 それでも駐車場に車を置けただけいいってところでしょう。

29 13:46 四ツ小屋簡易郵便局 よつごや 秋田県秋田市

 広い道はニュータウンのメーン道路の雰囲気。
 そのまま流れに乗ってスイスイ西に進んでいきます。
 坂を下ると目の前には一面の田んぼ。
 おお、さすがは秋田。こうでなくっちゃね。
 地面に下りたところの信号を左折、県道9号を南下して局へ。
 田んぼの中のささやかな集落の、そのまた端っこの局です。
 のんびりとした雰囲気は、御所野局とは対照的です。
 貯金をすぐにしてもらうことができました。
 待ち時間がないということが最大のサービスですよね。

30 13:56 豊岩郵便局 とよいわ 秋田県秋田市

 適当な道から県道に戻り、西へと進んでいきます。
 そういえば実家の近辺もこんな感じだったよね。
 長洞の交差点あたりとか、ほら、田んぼばっかだったでしょ。
 姉も、自分も落っこちた田んぼ。
 そんなことを思いながら雄物川を渡って西側の道へ
 広い県道から集落の中へと入る道を進むと局はありました。
 グリーンカーテンもなんだか寒々しく見える雨の日です。
 ここまで来ると本格的に街を出た、といった感じです。
 三田洞より田舎。厳美とかそのあたりでしょうか。

31 14:08 川添郵便局 かわぞえ 秋田県秋田市

 救急車が何台か県道を走っていきます。
 こんなところで何があったんだろうな、と思いながら進みます。
 しばらく行くと老人ホームの敷地に救急車。
 季節の変わり目。切ない季節なんですよね。
 日本海東北自動車道をくぐり、雄物川を渡って左折します。
 集落の中の道を進んでいくと局に出ました。
 一時的に雨が激しくなり、車を降りることも躊躇うほど。
 しかし躊躇っていてはいつまで経っても訪問できません。
 意を決して局に飛び込むも、よく濡れましたよ。

32 14:17 雄和郵便局 ゆうわ 秋田県秋田市

 いったん靴の中に水が入ると、もうどうでも良くなる。
 この濡れた靴で東京まで帰らなきゃいけないのか。
 あ、車にはサンダルがあるし、まあなんとでもなるかな。
 県道9号に出て、雄物川に沿って南に進んでいきました。
 長閑な街並みにいきなり市街地が現れて、その中に局。
 県道沿いにあるのでよく目立っていましたね。
 風景印には雄物川と飛行機…飛行機?!
 尋ねると「秋田空港がすぐ近くなんですよ」だそう。
 ええ、秋田空港ってこんなところにあったんですか。

33 14:26 種平簡易郵便局 たねひら 秋田県秋田市

 そういえば秋田空港には金農ナインが帰ってきたんだっけ。
 大阪からの臨時便も飛んだらしいからびっくりですよね。
 このとき、それだけ日本中から秋田は注目を浴びていたんです。
 いま思い出しても毎日ニュースに出てきた秋田の景色。
 なんだか懐かしいな、と思いながら書いていますよ。
 雄物川を2度渡って種平簡易局に到着しました。
 古めかしい局舎はかつての特定局でしょうか。
 調べてみると、1999年までは種平郵便局だったんですね。
 それから20年弱の月日。長いような短いような。

34 14:35 平尾鳥簡易郵便局 ひらおとり 秋田県秋田市

 2000年問題なんて騒いでいたこと、思い出します。
 吉田輝星くんは2000年生まれの学年。
 そして金足農業の軌跡が写真集で発売されるんだそう。
 いろいろすごいことになった今年の夏の高校野球。
 次は岐阜県代表が勝ち進むなんてことにはならないかな。
 そんなことを思いながら田んぼの中を走っていくと局に出ました。
 平尾鳥なんてなんだかおいしそうなブランド鶏みたいです。
 平尾鳥の水炊き。平尾鳥の唐揚げ。平尾鳥の厚焼き玉子。
 酒に合うメニュウばかりが頭に浮かんでしまう模様です。

35 14:48 戸島郵便局 としま 秋田県秋田市

 そして一気にホワイトアウトするほどの大雨。
 なんだこれは。もうどうしたらいいんだろう。
 しかし交差点近くではパトカーが容赦なく取り締まっていました。
 秋田空港の前に出ましたが、この天気で飛行機は飛ぶのでしょうか。
 そのまま国際教養大学のわきを抜けて、日東道の先、秋田空港インターへ。
 インターを出た後、集落の中を走っていくと局はありました。
 このあたりは2005年まで河辺郡河辺町のエリアだった場所。
 集落もまとまっていて、住宅街が続いていました。
 風景印はありそうでありませんでした。

36 14:54 和田郵便局 わだ 秋田県秋田市

 県道で雄物川を渡りました。
 あ、雄物川じゃないんですね。岩見川でした。
 JR奥羽本線の線路を渡って、すぐに右折します。
 JR和田駅前の集落に局はありました。
 旧町役場なんかもこのあたりに集まっています。
 駅があるだけで、戸島とは全然違った雰囲気の街並みになりますね。
 こちらの局は集配局で、局舎も大きめでした。
 しかしながら、こちらにも風景印はありませんでした。
 意外ですよね。無いと思っている局あることもあるのに。

 秋田南IC~協和IC 11.3キロ・普通車460円
37 15:12 中淀川簡易郵便局 なかよどかわ 秋田県大仙市

 この先は高速道路を有効活用します。
 これについては計画時からそうするつもりでいました。
 秋田自動車道の秋田南インターから大曲方面に。
 強い雨のおかげでスピードは出せませんが、安定して走れます。
 すぐ次の協和インターを下りて、国道341号を南に。
 集落の中の細い道を入っていくと局はありました。
 簡易局らしい小さな局は、局の中も古めかしい雰囲気がいっぱい。
 「淀川」と書いて、濁らずに「よどかわ」と読むんですね。
 大阪の淀川が頭に浮かんで、思わず「よどがわ」と読んでしまいます。

38 15:20 淀川郵便局 よどかわ 秋田県大仙市

 国道341号に抜けてそのまま進んでいきます。
 やたらとダンプカーが多いのはなぜでしょう。
 この先に道路工事でもしているところがあるんでしょうか。
 途中で県道と合流すると交通量が少し増えました。
 あおのあたり、集落に入っていくとすぐに局はありました。
 ちょうど集配の車も到着していましたね。
 田舎の小さな郵便局といった雰囲気のある局でした。
 三角の赤い屋根なんて見事に絵に描けそうな雰囲気ですよね。
 この時点で15時20分過ぎ。もう少し稼がせてもらいましょう。

39 15:30 大正寺郵便局 だいしょうじ 秋田県秋田市

 やたらとうねうね走る国道を進みます。
 途中からはたぶん、国道を離れたような気もします。
 いずれにしても国道にまた戻り、いつの間にか前のトラックは消えました。
 雄物川を渡った先、丁字路を左折すると局はありました。
 まだ新しい局舎は最近建て直されたものでしょうか。
 しかしあの国道341号は一体どこに向かっているんでしょう。
 地図で見ても迷走しているようにしか思えません。
 さて、大正寺局には風景印が無かったので貯金のみしました。
 貯金のみ、と打ったら「貯金飲み」と出てびっくりしました。

40 15:39 萱ケ沢簡易郵便局 かやがさわ 秋田県秋田市

 貯金飲みっていったいどんな飲み会なんだろう。
 興味はあるけれど、怖くてとても参加できません。
 県道10号をしばらく南に進みます。
 だんだんと山の中に入っていきます。
 道幅も細くなりましたが、走りやすさは変わりませんでした。
 しばらく行くと県道沿いに局はありました。
 小さな簡易局にはちょうどヤクルトレディもいました。
 雨が酷くなっていたので、この中走るのはつらいでしょうね。
 ヤクルトだって売れる物も売れなくなります。

41 15:48 小種簡易郵便局 こたね 秋田県大仙市

 刈和野街道なんて名前の道なんですね。
 なるほど街道筋ならこの先も進めそうです。
 すると大仙市に入りました。秋田市の局は完訪でしょうか。
 さっきの淀川あたりも大仙市だったんですけどね。
 広い道にぶつかり、雄物川を渡ります。
 今日だけでいったい何回雄物川を渡ったでしょうか。
 橋の先、右手のわき道に入ると局はありました。
 局のスペースはまだ新しそうな雰囲気でした。
 貯金を済ませてすぐに局を後にします。あと1局行けそうです。

42 15:57 大沢郷郵便局 おおさわごう 秋田県大仙市

 県道をそのまま東に進み、雄物川を渡ります。
 しばらく行くと右手に集落への道が分かれます。
 ここまで来ればもう大丈夫。
 落ち着いてゆっくりと走っていくと局に到着しました。
 古風な局舎は入口も狭く、局内も昔ながらのレイアウト。
 最後の局にふさわしく、風景印が設置されていました。
 ゆっくりと押してもらい、局を後にします。
 長かった旅もここでおしまい。
 記憶に残る、静かな静かな集落の郵便局でした。

 大曲IC~加平出入口 532.4キロ・普通車8,450円


秋田土産がいっぱい。
 この後は一気に東京へと帰りました。大曲から高速道路を進み、仙台までは順調に到着。睡魔に襲われた常磐道では休憩をしまくります。
 水戸を過ぎると眠気も吹き飛んで、三郷の料金所を0時過ぎに通過できるようにサービスエリアで時間調整しながら帰りました。
 2週間ぶっ続けの旅は初めてのことで、かなり疲れましたが、こんな旅ができるのもいまだけかな、と思いながら感傷に浸っていました。

 

 

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