夏休み企画東北の旅もいよいよ最終日の金曜日を迎えました。いつもこの最終日が切ない感じ、でも早く東京に帰りたい感じの難しい感情。
4日目に思いのほか北上できたことから、昨晩はゼロベースから計画し、北は盛岡まで北上して折り返し、南下しながら訪問することに。
昨日までの訪問局と今後いつかの訪問を見越してのコース作りはかなり難航しましたが、こんな感じかな、というルートにまとまりました。
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1 |
09:04 |
紫波郵便局 |
しわ |
岩手県紫波郡紫波町 |
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台温泉で迎える朝。しっとり涼しい朝。
朝風呂。鳥の声。雨の音。
どれをとっても、これ以上ないほど最高の朝です。
朝ごはんをのんびりと食べてから、宿を出発します。
雨は市街地に進むにつれて弱くなっていきました。
国道4号に出てしばらく北上すると局はありました。
こんな幹線国道沿いに大きな局があるというのも珍しい気がします。
9時まで5分ほどあるので中に入ると、ゆうゆう窓口がありました。
お願いしてみると、風景印も押してもらうことができました。
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2 |
09:13 |
上平沢郵便局 |
かみひらさわ |
岩手県紫波郡紫波町 |
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郡部にあるゆうゆう窓口、珍しいですね。
平成の大合併を経て、もうその数も減らしているはずです。
そもそもゆうゆう窓口自体が減っている気もします。
紫波の市街地から西に向かっていきます。
東北新幹線と東北本線をくぐり、さらに西へ。
県道46号に出て北西に進むと東北自動車道の紫波インターがあります。
その先、局は左手にありました。
田畑が目立つ集落ですが、インターがあるせいか寂しさは感じません。
大型車も走っていて、抜け道にもなっているんでしょうね。
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3 |
09:23 |
不動郵便局 |
ふどう |
岩手県紫波郡矢巾町 |
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県道13号などを経由して北上していきます。
東北自動車道が右手に迫り、高速道路沿いの道に。
県道120号にぶつかったら東北道をくぐり、北へ。
不動小学校あたりで右折すると局。
田畑の多い集落の局ですが、局前のポストが気になります。
音符が乗っかっていて、なんとも怪しい。
「田園ホールのマークなんですよ」と教えてくれたのは局長さん。
なるほど、矢巾町にある音楽ホールのマークなんですね。
矢巾町との境にあるカントリーサインも同じ意匠です。
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矢巾町は「音楽のまち」宣言をしているほどの楽都。
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4 |
09:33 |
古館郵便局 |
ふるだて |
岩手県紫波郡紫波町 |
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地図では広域農道と書かれた道に出ます。
実際に走ってみると県道285号が付番されています。
県道なのに広域農道って、不思議な気がします。
気付いていないだけで、実際にはけっこうあるんでしょうか。
どちらにしても、両者の良いとこどりで、走りやすい道です。
途中で左折してJR東北本線を渡ります。
JR古館駅付近に出て、気付けば住宅街の中に入っていました。
適当な道を進むと局に出ました。
言い方が悪いですが、なんとも地味な場所にある局です。
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5 |
09:42 |
徳田郵便局 |
とくだ |
岩手県紫波郡矢巾町 |
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国道4号に入ってしばらく北上していきます。
古館の局で「徳田は反対車線だからUターンが必要かも」とのこと。
たしかに、片側2車線の国道には、分離帯があります。
うまく進んでいかないと局には永久に到達できません。
しかし現地まで来てみると、分離帯の切れ目、右折ができます。
分離帯の切れ目を使ってUターンし、局に到着しました。
交通量が少なくない道でないと、こうはいきませんね。
局前のポストには例の音符マーク。
ここが矢巾町の局であることがわかります。
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6 |
09:55 |
矢幅郵便局 |
やはば |
岩手県紫波郡矢巾町 |
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徳田から少し南下したのち、右折します。
国道4号を離れると長閑な田園風景の中を進む道。
そりゃ田園ホールって名前も付けたくなるよね。
岩手医科大、不来方高校と大きな学校が続きます。
このいかにも目にとまる不来方高校は、全日本合唱コンクールの常連校。
そして最高賞を何度も受賞しているんだとか。
音楽のまちを宣言したくもなるわけですよね。
市街地にある局は大きいですが、局名は矢幅。
JRの駅名とは一致していますが、町名とは不一致です。
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7 |
10:02 |
上矢次簡易郵便局 |
かみやつぎ |
岩手県紫波郡矢巾町 |
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JR矢幅駅前にぶつかりました。
駅舎はまだ新しいようで、近代的な印象です。
矢巾町の人口も矢幅駅の利用者数も増加傾向。
そうなれば駅への投資も、決して悪くないわけですよね。
地方の郡部で鉄道が利用を伸ばしているのはすごいことだと思います。
盛岡市からも近く、ベッドタウン的な役割なんでしょうね。
盛岡市内に住んだってそんなに高そうじゃないですが。
志和街道沿い、煙山小学校近くに局はありました。
小学校の体育館のドアが開いていました。ということは…。
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8 |
10:11 |
岩手流通センター内郵便局 |
いわてりゅうつうせんたーない |
岩手県紫波郡矢巾町 |
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ニュースでも言っていましたが、今日は始業式らしいです。
岩手県ではこんなに始業式が早いのか…。
雪の多い地域では冬休みが長いから夏休みが短い。
まあ、そう考えると仕方のないことなんでしょうけど。
同じ仕事をしていながらこうして旅しているのは不思議な感じがします。
さて、西に向かって東北道をくぐります。
県道13号を北上していくと流通センターに出ました。
そのセンターに、銀行などと一緒に入っている郵便局です。
手洗いがあるのもこういう局の良いところですね。
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9 |
10:25 |
盛岡飯岡郵便局 |
もりおかいいおか |
岩手県盛岡市 |
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流通センターの売店にいろいろなお土産がありました。
ちょっと心惹かれましたが、とりあえず先へ。
流通センターは盛岡市ではなくて矢巾町なんですね。
もうこのあたりは盛岡市との境も近いですが。
県道は片側3車線の区間が続き、かなり広いです。
盛岡南インターのところで2車線になり、そのまま北上。
右折して東北道をくぐり、少しずつ市街地になってきました。
広い道ではないですが交通量も多く、道沿いに局。
盛岡から南進する車の抜け道になっているんでしょうね。
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10 |
10:36 |
盛岡向中野郵便局 |
もりおかむかいなかの |
岩手県盛岡市 |
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国道46号盛岡西バイパスを横断して東へ。
このあたりは道路も街並みもこれから開発されていく場所。
国道バイパスもまだ全線は繋がっていません。
ロードサイドのお店も新しく、若いエネルギーを感じます。
良く言えばそうですが、悪く言えばどこかで見た街並み。
盛岡向中野局はそんな街並み、コンビニの並びにあるコンビニ型局。
2016年1月開局ですが、盛岡本宮局の移転改称局です。
盛岡本宮局は2014年8月に訪問しています。
さんさを見に行って、飲みすぎてスタート局を急遽変更したっけ。
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11 |
10:47 |
盛岡永井郵便局 |
もりおかながい |
岩手県盛岡市 |
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そういう意味では偶然訪問できていたんですね。
改めて本宮局を見てみると、それほど古くはないだろうに。
移転改称しなきゃならない局にも見えません。
向中野局を開局するための生贄局だったってわけですね。
本宮局のあったあたりは局の空白地帯になっていますから。
南下して東に進んで、さらに南下してと進みます。
県道36号をアンダーパスした先に局はありました。
このあたりも盛岡市の郊外の十分に市街地といえる場所。
さすがは県庁所在地盛岡市、と思いますね。
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12 |
10:55 |
盛岡見前郵便局 |
もりおかみるまえ |
岩手県盛岡市 |
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岩手飯岡駅付近から東に進んでいきます。
国道4号に出る手前、右手にホーマックがあります。
ホーマックは東北より北ではよく見かけるホームセンターです。
DCMホールディングスだとは驚きましたね。
地元でもカーマがいつの間にかDCMカーマになってました。
DCMってなんやねん!状態でいましたが、意外と手広いやん。
そのホーマックの第2駐車場に車を置いて訪問するのが一番安全。
国道4号沿いの局ですが、ホーマック駐車場からも行き来できます。
お客さんが多く、待ち時間もちょっとありました。
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13 |
11:09 |
盛岡津志田郵便局 |
もりおかつしだ |
岩手県盛岡市 |
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交通量が多く流れの悪い国道4号です。
目指す津志田局は反対車線にあるらしい。
これはかなりイライラさせられますね。
わき道から迂回しようとするも、国道に復帰できなくなりました。
タイムロスしながらやっとのことで津志田局に到着しました。
北上するなら腹を決めて直接アプローチすべきでした。
小心者の八王子ナンバーにはそうする勇気がありませんでした。
窓が少なく貼紙が多いせいか、局内は少し暗めに感じました。
今日のような天気だとなおさらそう感じるのかもしれません。
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14 |
11:20 |
盛岡東安庭郵便局 |
もりおかひがしあにわ |
岩手県盛岡市 |
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北に進んでいくと盛岡の市街地に突入します。
盛岡市街地は2012年秋にレンタサイクルで訪問…してない!
「急がないので徒歩で訪問」とか書いてあるけど馬鹿なの?
5年前の自分。決して高くない局密度の盛岡を徒歩で17局。
いや、このころの自分は元気だったんだな、と改めて思います。
そう、盛岡へは今の仕事の試験で向かったんでしたね。
北上川を渡って国道396号を南下していくとわき道に局。
読めなくはないけれど、読みにくい局名の局です。
これについては津志田局で読み方をうかがっていました。
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15 |
11:35 |
手代森簡易郵便局 |
てしろもり |
岩手県盛岡市 |
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国道396号を遠野方面へと進んでいきます。
遠野市の局はまったく行ったことがありません。
今日も訪問予定はありませんね。
岩手県の沿岸は、今後折を見て訪問していきましょう。
震災後の海沿い訪問は全然果たせないでいますからね。
ナビ通りに進むと、ん?となん支援学校。
そして県立療育センター。そういう仕事してますが、今日はプライベート。
療育センターで聞いてみると、親切に場所を教えてくださいました。
局では「移転から2年以上経つんですけどね…」とのこと。
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16 |
11:46 |
乙部郵便局 |
おとべ |
岩手県盛岡市 |
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ときどきそういうことがあります。
Googlemapsを信じてはいけません。
とはいえ、どんな山道もこのナビを信じて走っています。
最新情報に更新されますように…(祈り)。
国道を南下していきます。
この道は旧釜石街道の名が付けられています。
乙部の集落で、その街道に入るとすぐに局はありました。
盛岡市の外れ。ここは集配局です。
国道では盛岡駅方面へのバスとすれ違っています。
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17 |
11:57 |
東長岡簡易郵便局 |
ひがしながおか |
岩手県紫波郡紫波町 |
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盛岡市街地までバスなら30分くらいでしょうか。
そういえば滝沢村(当時)の友人もバスで帰っていたっけ。
盛岡都市圏では比較的ロングランのバスが便利なんですね。
乗り換えなしで行き来できれば確かに便利だわな。
さて、紫波町に入ると間もなく国道に復帰します。
途中で国道456号に入ると局はありました。
左折するとすぐに局がありましたが、なかなか賑わっていました。
入れ代わり立ち代わりお客さんが来るのだから。
この時期は特に需要が高まるのかもしれませんね。
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18 |
12:08 |
赤沢郵便局 |
あかざわ |
岩手県紫波郡紫波町 |
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国道396号と交差して、そのまま東へ。
山に突っ込んでいく道。大丈夫かな。
道なりとはいえ、山越えの道。
地図で見るほど狭い道ではなく、走りやすい道でしたね。
県道25号にぶつかり左折すると局はありました。
貯金をするとゴム印はブドウとリンゴのイラスト入り。
このあたりは果物の産地なんですね。
風景印をお願いすると、あり得ない失敗でしたが仕方ない。
こういうことも旅の途中ではあることでしょう。
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19 |
12:19 |
佐比内簡易郵便局 |
さひない |
岩手県紫波郡紫波町 |
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待って、彦部簡易郵便局ってなに。これ知らんよ。
いま地図を見て愕然としています。
さすがに!泣きます!
地図検索に引っかかってこなかった彦部簡易局。
…そんなことも知らず、当時は国道を意気揚々と南下しています。
国道を離れて集落に入ると局はありました。
元々特定局だったであろう局舎は植物が生い茂ります。
しかし彦部簡易局。どうしてそんなところに君は…。
君のおかげで今後の訪問計画が崩れたじゃないか!!!!!
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特定局時代の名残を発見。
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20 |
12:27 |
亀ケ森郵便局 |
かめがもり |
岩手県花巻市 |
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大迫に向かわなかったのには理由があるんです。
いつか内川目スタートで遠野を攻めよう。
そんなことを目論んでいたのですよ。
もう彦部彦部彦部彦部彦部彦部彦部彦部彦部…。
県道102号に入って西に進んでいきます。
その県道沿いに局はありました。
局員さんにはワインの話なんかを聞いて、ちょっと気になりました。
でも今日は生憎大迫には向かわないんです。
今後大迫を訪れる日がいつかやって来るでしょう。
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21 |
12:40 |
八重畑郵便局 |
やえはた |
岩手県花巻市 |
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彦部のことは忘れましょう。
西の方に簡易局がさらにできて、彦部が中継地点になるかも。
前向きな気持ちになりながらこの記事を書いています。
県道214号を南下していき、東北新幹線をくぐります。
国道456号に並行する集落の道を進むと局に出ました。
先客がいたのですが、譲ってくださいました。
貯金も風景印押印も待ってくださって、本当に親切な方でした。
いろいろと局員さんを交えて話が弾み…。
「財布忘れてるよ!」。いや、この旅、ほんとに不調。
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22 |
12:49 |
胡四王簡易郵便局 |
こしおう |
岩手県花巻市 |
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これだけ失敗が続きそうな旅もあるもんですかね。
振り返ってみるとああしていれば、こうしていればって。
そんなこと言い出したら人生全体が否定されるか。
きっとあれのせいだ…。西新井大師で引いたおみくじ。
人生初の凶。不幸の手紙のような内容に慄いたのでした。
帰ったら絶対におみくじ引き直そう。うん、どこかの神社ででも。
そう思っているうちに新花巻駅前に出ました。
新幹線の駅なのに!なにもない!
局は物産館のような建物の中に併設されていました。
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停車する新幹線は1時間に1本程度。寂しいよ!
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23 |
13:04 |
矢沢郵便局 |
やざわ |
岩手県花巻市 |
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国道456号でJR釜石線を渡ります。
釜石線はまったく乗ったことがないですね。
のんびり列車に揺られる旅、また出られるんでしょうか。
マイカーで行ける範囲は全部カバーしてるからな。
北海道、九州くらいしか公共交通機関で行かない気がする。
宮沢賢治童話村やイーハトーブ館を過ぎました。
釜石街道に出て、銀河モール花巻の交差点を右折しました。
北上川の橋の手前に局はありました。
市街地の入口に位置することもあってお客さんも多めでした。
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24 |
13:09 |
島簡易郵便局 |
しま |
岩手県花巻市 |
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矢沢局からは適当な道で南下していきます。
県道や国道とはアンダーパスで交差するので走りやすいです。
そのまま進んでいくと局の前に出るという奇跡。
道を選ばなくていいのは助かりますね。
簡易局らしい小さな建物がなんだかいい雰囲気です。
商店のようなものに併設されているような感じでした。
ところで「簡易局」って打とうとして、可児局になることありませんか?
私はしょっちゅう可児局に誤変換されてしまいます。
「n」がひとつ足りてないんですね…。
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25 |
13:22 |
二子郵便局 |
ふたご |
岩手県北上市 |
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しばらく南に進んでいき、広い道へ。
さらに県道39号を南下していきます。
道はまっすぐですが、北上川が蛇行しています。
そんなこともあって、北上川を渡ることになりました。
北上川の西側は昨日までに一気に訪問しています。
ただ、村崎野から大きくルートの外れる二子局は寄らずにいました。
県道沿いに局はあり、静かな田んぼに囲まれた局でした。
北上川沿いの局は落とさず訪問していきたいですからね。
ひ こ べ を の ぞ い て は …。
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26 |
13:34 |
黒岩郵便局 |
くろいわ |
岩手県北上市 |
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東に進んで北上川を渡ります。
この橋はあまり広くなく、地味な橋ですね。
それでもこの大河川、北上川を渡る貴重な橋。
橋のない区間は全然橋がなくて困りますからね。
県道28号に出て右折、南下していきます。
北上川からは少し上った高台になっています。
川沿いの道に集落が広がり、左手に局はありました。
涼しいので局はエアコンをつけずに窓を開けています。
窓を開けられる構造の局はどこもそんな感じでしたね。
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27 |
13:41 |
立花簡易郵便局 |
たちばな |
岩手県北上市 |
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本当にこの数日間、エアコンがいらない涼しさです。
車の中はどうしてもエアコンをつけないと曇るのでつけますが。
窓を開けても涼しいので、快適といえば快適です。
それでもやはり、夏の青い空、白い雲が懐かしい。
東京はもう18日間連続の雨だというし。
県道28号を南下していき、途中で14号に合流しつつ右折。
北上川を渡る橋の手前の交差点近くに局はありました。
北上駅とは川を挟んだ対岸で市街地にも近く、集落も民家が多い印象。
お客さんも多いこの局の窓口スペースは広かったです。
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28 |
13:53 |
照岡簡易郵便局 |
てるおか |
岩手県奥州市 |
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県道14号に抜けたので、さらに南下します。
1日に何本もないであろうバスが前を走ります。
途中でバスは集落の中に入っていきます。
県道はバイパス区間になるので、バスを途中で追い抜く形に。
さらに進んでいくと局は県道沿いにありました。
気付けばここはもう奥州市なんですね。
すぐ北にある照岡小学校は北上市立になっています。
ということは、ここは奥州市の児童も受け入れているのかもしれません。
奥州市をかじりつつ、途中からまた北上します。
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29 |
14:06 |
稲瀬郵便局 |
いなせ |
岩手県奥州市 |
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このまま南下し続けると江刺市街地に出ます。
ただ、今後の訪問を考えたときにどうだろう。
そう考えながら昨晩ルートを練りました。
また山間部に戻り、ちょっと北に向かいましょう。
県道14号を離れ、しばらく東に進んでいくと局はありました。
局の前には用水路のようなものが流れています。
蓋で塞がれていますが、不自然な段差がありました。
スイフトのような車だとちょっと擦りそうな段差です。
贅沢をいえば、解消してほしい段差ですね。
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30 |
14:17 |
陸中広瀬郵便局 |
りくちゅうひろせ |
岩手県奥州市 |
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愛車スイフト、よく擦るんですよ。
前バンパーは特にがりがりやってます。
まあバンパーはそのためにあるようなものだから。
擦ったって裏側なんて気にならないし。
そう考えながら国道456号に入って北上していきます。
大きなバスが前を走っていた気がするけれどそんな路線は見当たらず。
幻を見ていたんだろうなー。
局は小学校などもある集落の国道沿いにありました。
いちいち付いてる旧国名が冠されているのも好印象です。
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31 |
14:28 |
口内郵便局 |
くちない |
岩手県北上市 |
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国道456号とは長い付き合いになりそうです。
しばらく国道を北上していきます。
交通量が少ないので、スイスイと進むのもうれしいですね。
集落に入り、ここが口内の街並みのようです。
山の中にどういう経緯でこの集落はできたんでしょうか。
国道がクロスするあたり、交通の要衝だったんでしょうね。
それに、北上市で唯一、東側山間部の局です。
とはいえ、少なくとも今は集配局ではありません。
静かな山あいの局内では、癌特集の映像を放映中でした。
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32 |
14:35 |
浮田簡易郵便局 |
うきた |
岩手県花巻市 |
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アフラックのがん保険の宣伝でしょうか。
そういえば、学研の「がんのひみつ」もよく見かけます。
わかりやすいけれど、学研の子供向け漫画らしからぬテーマ。
「郵便局のひみつ」は置いていないのに「がんのひみつ」とは!
学研も「やけに『がんのひみつ』売れるねー」ってなってるのかな。
さらに国道を北上していくと花巻市に入ります。
2005年まで東和町だったエリアで、静かな山あいは相変わらず。
国道が右に折れる丁字路で左折すると局。
地方私鉄の駅みたいな外観ですが、中は商店そのものです。
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33 |
14:40 |
中内簡易郵便局 |
なかない |
岩手県花巻市 |
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少し西に進んで標識に従い右折。
「中内」って書いてあるんだから間違いないでしょう。
想像よりも広い道で北上していくとすぐに局。
浮田からは距離もほとんどなく、3分くらいで到着できました。
元特定局だろうな、という局舎は最近改装されたのか。
外観も入口もきれいになっていました。
調べてみると、1984年まで特定局だったことがわかります。
ということは、自分が生まれるよりも前には簡易局になっているわけで。
そのわりに局舎はまだ新しく、廃止時は新品だったんじゃないかな。
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34 |
14:53 |
東和郵便局 |
とうわ |
岩手県花巻市 |
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適当な道を経由して土沢の集落へ向かいます。
旧東和町の中心地で、まとまった市街地に入ります。
2005年まで存在し、2006年元日からは花巻市になっています。
同じく宮城県と福島県にも東和町があったんですね。
しかも同じ2005年にそれぞれ登米市、二本松市になっています。
同じ運命をたどった3つの東和町。
そのうち最も北にある東和町の中心地がここです。
郵便局も大きくて、町の中心という感じがしますね。
JR土沢駅とは少し離れていますが、徒歩圏内です。
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35 |
15:02 |
小山田郵便局 |
おやまだ |
岩手県花巻市 |
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そういえば土沢は、銀河鉄道の夜ゆかりの地ですね。
土沢駅もモデルのひとつなんて言われています。
さて、適当な道を進んだら本当に適当になってしまいました。
県道43号に出損ね、西側を回り込んで局に到着。
特に何の変哲もない局です。
とかいうひどい扱いをしてしまうのは申し訳ない。
余談ですが、小山田といえば「小山田記念温泉病院」を思い出します。
「♪おやまだきねん おんせんびょーーーーーーいん」。
このCM、まだ東海地方では流れているんでしょうか。
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36 |
15:14 |
谷内郵便局 |
たにない |
岩手県花巻市 |
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土沢の市街地まで戻って、東に進んでいきます。
まとまった市街地で、昔ながらの商店街といった雰囲気。
土沢駅を過ぎて、しばらく行くとJR釜石線をくぐります。
国道283号に出て、川沿いを晴山駅まで進みます。
晴山ってなんだか素敵な地名ですね。
川を渡って右折するとすぐに局はありました。
周囲には民家も少ないですが、お客さんは何人か入れ替わりで来ました。
車で来ること前提なので、車を置ける場所に局があれば十分でしょうね。
歩いてアプローチできる人なんてごくわずかなわけですからね。
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37 |
15:21 |
倉沢簡易郵便局 |
くらさわ |
岩手県花巻市 |
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しばらくは南に向かって進んでいきます。
それほど交通量のない道で、県道でもありません。
それでも走りにくい道ではないので安心でした。
県道284号と交差し、そのまま南へ。
公式HPでは釜石自動車道の高架下に局があることになっています。
そんなところに局はありません!
もう少し南側にあって、かわいらしく目立つ局舎です。
よくよく調べると、釜石道工事に伴って移転しているんですね。
そしてその移転前の局が、地図の場所にはあったようです。
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38 |
15:32 |
野手崎郵便局 |
のてさき |
岩手県奥州市 |
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いやいや、移転から10年以上経っているみたいです。
そろそろ位置も更新してあげて!
そんなことを考えながら南下していくと、釜石道は離れていきます。
遠野方面へと東に針路を変えるわけですね。
国道107号を渡ってさらに南下すると局。
ここは奥州市江刺区に位置しているわけですね。
ぐるっと回って江刺まで戻ってきたわけです。
用件を済ませて局を後にします。
さて、旅の残りはあと30分。ラストスパートです。
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39 |
15:40 |
菅生簡易郵便局 |
すごう |
岩手県奥州市 |
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ラストスパートと言えど、倍の速度で走るわけにもいかず。
法律的にOKでも、倍の速度で走る勇気はありません。
県道179号は小高い山あいの里を進んでいきます。
ドライブしているなーって気分になる道です。
田畑の目立つ車窓にときどき民家があるくらい。
大きな集落もないまま進むと局は右手に出てきました。
左手には農業倉庫みたいなのがあって、そこに車を置きます。
写真で見るとなんとも寂しい場所に見えます。
局のスペースは狭くて不思議な空間だと思いました。
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40 |
15:47 |
玉里郵便局 |
たまさと |
岩手県奥州市 |
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さらに県道を進んでいきます。
少しずつ高度が下がっているのがわかりますね。
北上川に向かって里に下りていく感覚があります。
途中で左折、江刺東中学校を横目に南下していきました。
県道8号にぶつかって右折すると局はありました。
なかなか古めかしい局舎ですね。
近くには小学校もあって、ある程度そろった集落です。
このまま西に進むと江刺市街地です。
帰路にもあたるのでとりあえずは市街地に向かいましょう。
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41 |
15:58 |
江刺郵便局 |
えさし |
岩手県奥州市 |
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県道8号を西に一気に進んでいきます。
この道には盛街道なんて名前が付いています。
大船渡方面へと続いているんでしょうね。
人首川なんていうなんとも物騒な名前の川沿いの道です。
これは藤原氏の歴史なんかとも関わっているんでしょうか。
えさし藤原の郷を過ぎ、江刺市街地に入りました。
国道456号沿いに局はありました。
貯金と風景印押印をしてもらっている間に16時に。
これでやっと解放された気分です。長い旅の終わりです。
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腹が減っては帰京できぬ。ええい、仙台で牛タンを食べてやる。
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山元IC→加平出入口 296.4キロ・普通車5,020円
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江刺で16時を迎え、東京にまっすぐ帰れば日付が変わる前には着いてしまうでしょう。それだと高速道路の深夜割引にならないので困ります。
お腹が空いたので何か…あ、牛タン食べよう、ってなって、たんや善治郎の郊外店舗を探すと、仙台の泉にあることが判明。
2時間かけて国道を泉に向け走り、牛タンを食べると外は濃い霧に包まれています。そこから山元まで行き、常磐道で東京に帰りました。
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