No.049:木島平・りんごの花紀行
決行日 天気 訪問局店数 交通手段 スタート地 ゴール地
2006.05.09(火) 快晴 18 井上局 大鹿簡易局
 須坂市で残った2局を訪問すべく、須高方面への局メグ敢行。
 国道を地図でなぞってルートを決め、新潟県へ抜けるコースを開拓。
 長野県より新潟県の方がガソリン代が安いので、給油もしてきます。
  
1 時刻不明 井上郵便局 いのうえ 長野県須坂市

 今日のスタートはこの局。
 オリンピックの賜物、エムウェーブ横を通る県道長野須坂インター線を東に進み、
 国道18号の渋滞をよそに須坂市入り。
 須坂インターをくぐり、国道403号に合流、
 長電の線路を跨いだ一つ目の信号を右折すれば井上の集落。
 道なりに進むと、右に曲がったところに局があります。
 長電井上駅とは国道を挟んで南側。
 まだ9時台で、朝の穏やかな空気が流れている…のか暑い。
 のどかな空気を窓全開で味わうも暑くてかなわない…。

2 時刻不明 高甫簡易郵便局 たかほ 長野県須坂市

 地図どおりに高甫小学校の信号を右折し東へ進みます。
 と、右側の廃屋チックな建物脇に「高甫簡易郵便局」。
 え?
 真ん前の荒地に停めさせてもらい物色。
 看板をもう一度見るも「あと1キロ」とか「←」とか書いてない。
 ガレージを覗き込むと向こう側に〒マーク!!(下写真参照)
 迷った挙句、ガレージに進入。抜けた!
 局員さんに「ガレージ勝手に抜けてきちゃいました」と言うと、
 「構いませんよ、わかりにくかったでしょう」と。


広い方の道に面して看板あり…躊躇しますね。   
3 時刻不明 高山郵便局 たかやま 長野県上高井郡高山村

 国道406号で須坂市街地へ、また県道54号で高山村入りします。
 この局の駐車場は微妙に出入りしにくかったです。
 局名、高山。岐阜出身の自分にとって、高山は飛騨高山。
 まだ高山市の局は行っていないですが、なんだか親近感。
 局の入口脇には信州の初夏の風物、りんごの花。
 白いその花のひとつひとつが、力強く咲きます。
 花が終われば信州にも夏がやってくるわけですね。
 今日なんて夏同然です。


リンゴの花が春を感じさせます。   
4 時刻不明 高山牧簡易郵便局 たかやままき 長野県上高井郡高山村

 高山村役場に立ち寄り、広報ゲット。
 のち、役場前の道を東へ進んでいきます。
 局は県道沿いでわかりやすかったです。
 なにせ看板がでかいので、気付かないわけがないです。
 ですが駐車スペースがなく…少し戻って資料館に停めます。
 坂を上り局に。
 「豊丘は行かれた?」と局員さん。
 先週訪問したことなど話し、「この辺の簡易局のつながりでね」と。
 山田局の位置と駐車の裏技を教えていただきました。

5 時刻不明 山田郵便局 やまだ 長野県上高井郡高山村

 信州高山温泉のひとつ、山田温泉の中にあります。
 駐車場はないのですが、局前が共同浴場や足湯のスペースとなり、
 県道から引っ込んでいるため、とめたい放題になってました。
 これが休日やシーズンともなれば混むでしょうが、今日はよかったです。
 この局、下の写真にもあるように、ゴム印3種類。
 しかも最上段のものは季節ごとにかわる3段のもの。
 こうした計らいが嬉しいです。
 またこの局に来るきっかけができてしまいました。


少なくともあと3回は訪れたい。   
6 時刻不明 須賀川郵便局 すがかわ 長野県下高井郡山ノ内町

 ぱっと見は、福島県にありそうな局です。
 しかし読み方に注目です。「すかがわ」ではなく「すがかわ」です。
 先ほどの山田局からは延々走り続け、国道403号を山ノ内まで来ました。
 先日訪問済みの夜間瀬局付近を越え、
 山を上って下って、涼しい高原に局はあります。
 とにかく今日、暑いんですよ…(この日の長野の最高31℃)。
 クーラーつけるのいやさに、窓全開で空気を吸い込む幸せ。
 標高の高いところは、やはり空気が気持ちいいですね。

7 時刻不明 上木島郵便局 かみきじま 長野県下高井郡木島平村

 平成の大合併は地図上から多くの村を消し去りました。
 それでもここ信州にはたくさんの村が残っています。
 いいことです。
 木島平村に入りました。
 不思議な名前の村だなぁ、と思いながらいたんですが、初訪村です。
 上木島局は上木島の交差点にあり、駐車場もあります。
 駐車場は国道に面してはいません。
 あたりは比較的住居の多い開けた集落で、「平」という名前が似合います。
 なるほどね、盆地じゃなくて、平だもんね、信州は。

8 時刻不明 木島平郵便局 きじまだいら 長野県下高井郡木島平村

 先に役場で広報をもらいます。広報「きじま平」ときましたか。
 局は駐車場広くゆったりとした近代局舎。
 ゴム印にもあるように、「自然劇場」がキャッチフレーズの村。
 たしかに、自然いっぱいのわりに開けていて、明るい村です。
 裏手は下高井農林高校。のどかです。
 県道38号を北上します。

9 時刻不明 瑞穂郵便局 みずほ 長野県飯山市

 飯山市に入りました。
 途中なのはな祭を開催していて、駐車場混雑してたので通過。
 しかし道路沿いを彩る黄色の海には目を奪われます。
 わき見運転になりかねません。
 関沢信号を右折、集落をまわりこむ道沿いにあります。
 瑞穂郵便局といえば、名古屋にもあるなぁ、なんて思い出しました。
 高山、須賀川、瑞穂。一般的な地名なのか。
 とにかく花がきれいで、走ってて気持ちいいです。

10 時刻不明 野沢温泉郵便局 のざわおんせん 長野県下高井郡野沢温泉村

 温泉局、を名乗る局は全国に少なからずありますが、ここもそのひとつ。
 こと信州には温泉局が多い気がしますね。さすが信州です。
 ただしこの村の場合は特別ですね。村の名前に温泉が入ってますから。
 局は名実ともに温泉街の中心、細道に面し、走行は慎重に。
 駐車場も空いていたからいいものの、限られたスペースでした。
 出庫時に切り返した際、本道の車に待ってもらいました。ホント狭かったです。
 で、この温泉は湯の花が豊富な「温泉といえば」的な温泉。
 残念ながら、草津同様、肌に合わないんですね…残念です。
 役場で広報をもらいます。広報「のざわおんせん」。いいね!

11 時刻不明 常盤郵便局 ときわ 長野県飯山市

 ふたたび飯山市に入りました。
 JR飯山線戸狩野沢温泉駅近くにあります。
 県道95号沿いに看板があるので安心です。
 こちらは集配局。
 出庫時にやってしまいましたが今回は書かないことにします。気をつけます。
 駅界隈も静かで、あまり活気がない感じでしたが。。。
 次行きましょう。

12 時刻不明 富倉簡易郵便局 とみくら 長野県飯山市

 常盤局から来る途中の外様局を通過してしまい、戻る気にならず通過。
 今度いつか、十日町方面へ行く際に立ち寄ります。
 国道292号というあまりなじみのない道を走り、
 トンネルをいくつかくぐって集落へ。
 局は国道沿いにありました。
 駐車できるスペースはありました。
 犬にいっぱい吠えられました。なぜだ?
 局内にはてんとう虫が…5匹以上。なぜだ?
 にしても外観がすばらしい。日本を実感する局舎です。

13 時刻不明 平丸簡易郵便局 ひらまる 新潟県妙高市

 朱鷺の看板に向かえられ、トンネルをくぐると、そこは雪国だった。
 たしかに、道路脇にいまだ雪がある。ほとんど溶けてもまだ雪がある。
 新潟県突入&初新潟県の郵便局!!初12エリア!!
 国道が大きく左にカーブする交差点で右折。平丸方面と書かれているので安心。
 山道をどんどんと登っていきます。
 道が狭くなったりで不安ですが、それでも上っていきます。
 狭いトンネルを抜けると「ようこそ平丸へ」と手描きの看板。
 おぅ!こんな集落が山間にあるというのもなんだか不思議だな。
 平の字がいかにも匂うので調べてみると、やっぱり落人伝説の集落でした。

14 時刻不明 猿橋郵便局 さるはし 新潟県妙高市

 猿橋と聞いて思い出すのは…やはり中央線だなー。
 同名局がばんばん出てくる今日の局メグ。
 妙高市の山あいにある集配局。
 元気な局長さんに風景印をお願いし、長野から来たことに驚かれ、
 最後に切手を勧められる(笑)。
 天気がいいせいかもしれないですが、今日はどの集落も明るく見えます。
 国道沿いに旧局舎を見つけました。

15 時刻不明 泉郵便局 いずみ 新潟県妙高市

 国道を北上し、山道を上り、平丸のような道に。
 局到着。横にとめたい放題。
 懐かしい感じの局舎といろいろ話してくれる局員さん。
 奥に滝があるようで、せっかくなので行きたかったですが、遠くなりそうなこと、
 歩かなきゃいけないのに独りでは心細いこと、
 など理由で「また来るきっかけができました」と一言。
 「お待ちしております」の一言が嬉しいですね。
 付近の谷間では北陸新幹線の工事が進められているようです。景色の良さは一級品です。

 
こんな山間でトンネル工事が始まっていました。まさか現実に開業の日にちが目前に迫るとは、この時予想もしなかった(2014年加筆)。   
16 時刻不明 鳥坂郵便局 とっさか 新潟県妙高市

 しゃれた集配局でした。国道292号に面しています。
 変わった読み方をしますね。面白いです。
 集配局というだけあって立派で、天井が高いですね。
 局内は各窓口がひとつずつというコンパクトなものでした。
 窓口業務は無集配並みで足りるのでしょう。
 貯金と風景印押印を済ませ、いざ出発です。

17 時刻不明 原通郵便局 はらどおり 新潟県妙高市

 国道を少し戻り、県道97号に入ります。
 田園風景の中に怪しい集落。これは地図にも載っていません。
 洋風の建物群がとにかく怪しい。
 役場…?道の駅…?高層老人ホーム…?オリンピックの選手村…??
 実は「国際アウトドア専門学校」だそうです。
 局周辺も整備の途中といった感じで、これから発展する…かもしれないし、
 これから郵便局の客が増える…かもしれないです。
 暑いのにアウトドア(スノースポーツっぽい)格好した集団が道路を横断し、
 明らかに商売相手が決まっているYショップに吸い込まれていきました。

18 時刻不明 大鹿簡易郵便局 おおじか 新潟県妙高市

 原通局で場所を完全に聞き、迷うことなく到着しました。
 関川を渡ってすぐ左、下った切通しの途中を右。
 聞いていたとおり小島商店のなかにありました。
 局のカウンターはまだできたて。4月はら使い始めた部屋のようです。
 簡易局に関して暗い話題が多い中、嬉しいことですね。
 さて、隣の小学校は3月に廃校になったばかりだそう。
 校門の門柱は取り壊されておらず(門柱という言葉が生きていることすら不思議)、
 脇の二宮金次郎はきちんと雪囲いがなされていました。
 地域の中で、学校という存在が愛されている、胸が熱くなります。

 
廃校と二宮金次郎像。大切にされてきた地域の学校と像。   
 あとは国道18号へ出ます。関山局を16時5分通過。国道から近いので来る機会はあります。妙高の山間部をまわれたので、今日は大きな収穫です。
 それにしても新潟県まで手を広げてしまった!!先が思いやられます。

 

 

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