加茂郡白川町の中心にある局。
　高山線（ＪＲという言い方はなじまないんですよ）の白川口駅からは、
　国道や飛騨川を隔てています。
　そもそも駅が川の対岸にあることで、駅前の閑散具合ときたら一級品です。
　怒られますけどね、白川町民に。「特急もとまるんだぞ」って。
　「ここ終着のもあるんだぞ」って。
　ヨンイチからはトンネルをくぐって市街地に入ります。
　本当は違った道もあるんでしょうが。
　密集地にあるため、駐車スペースは限られます。
　仕方ないので役場に停めました。
　もっとも役場にも用事があるため問題はないでしょう。
　街の真ん中にトンネルと川と、これだけ生活が隔てられた町も多くはないでしょう。

　白川局から、東白川方面へと抜ける県道62号を走ります。
　途中、左手に小学校のある集落が川を隔てて現れます。この集落の中に局はあります。
　白川小学校前の道は細くなっているので、対向車が来た場合は気をつけなければなりません。
　局舎は白川の流れを見下ろす場所にあり、駐車場もジャンプ台でした。注意です。
　局長さんひとりでしたが、今後のプランを見通され、白川完訪への早道を教えていただきました。

　町の中心地まで戻り、河岐トンネルをくぐるコースを予定していたんですが、
　和泉局の局長さんに教えていただいた道を行きます。
　県道６８号へのショートカットになりました。
　この県道は恵那、黒川方面と書かれている道です。
　三川という、コメリなどのある集落の中にあるはずで、
　集落の旧道をバスの恐怖に耐えながらも進むもありませんでした。
　実際はバイパスから久田見方面への県道の分岐点にありました。
　久田見というのは、八百津町の集落です。

　県道68号を恵那方面の看板に従って進んでいきます。
　この道は赤川という川に沿っています。
　それにしても東西に走る道はなんでこんなにきれいに整備されているんだ？
　その質問に的確な（？）答えを与えてくれたのは友人でした。
　「○井たかおの出身地だからだよ」。
　そう、小泉、亀井、高村？だっけと、
　総裁選にも出たあの元衆議院議員の出身地ですからね。
　こないだの選挙で落選しちゃいましたが。郵政を考えながらの局メグです。
　言われてみるとこんな小さな町に、郵便局がいくつあるんだ…？
　簡易局は赤河の役場支所にあります。駐車場はめちゃめちゃ広いです。
　スピンで停めても大丈夫です。そんなことしませんが。

　さらに東へ行きます。
　昭和シェルの手前で集落に下りる道があるので、そこを進みます。
　小さな集落ですが、黒川、と書かれた標識に従っていくと局はあります。
　こんな場所にあるとは思いませんね、知らなければ。
　さて、山越えです。ほんとうの、山越えです。
　あらかじめ切井の局員さんに、「普通車でも越えられますか？」と質問。
　「大丈夫、３月だし」−違うんだ、そういうことじゃないんだけどね。
　運転の度胸試しじゃ！

　山、越えました。意外に、あっけなく。ほんとは、ひやひや。
　でも車いなかったです。
　胡摩草峠とかいう峠。地図でいうなら「白い」道。九十九折り、かな。
　走れない道じゃないし、対向車の恐怖もそれほど感じなかったです。
　もっとも、側溝にふたをつけてほしいくらいです。
　さて、黒川局は集配局。
　小学校などがコンパクトに集まる集落ですが、東西の道はやはりきれいすぎる。
　でもね、歩道がどんなに広くても、人間がいないんだよ。その代わり…
　たぬきさんが亡くなられておりました。
　初め犬かと思ったんですが、ついつい近づいてしまいました。
　鼻が長くて…アライグマかもしれないです。
　見分けがつかないです。
　実家付近ではアライグマが生息してますからね、どっちかはわからないです。サルやイノシシではなかったです。

　さて、またも山越えです。南北は山越え、という鉄則です。白川の。
　県道７２号という道を走り、大多尾峠（おおおおとうげ？）を越えます。
　道狭しですから。
　慣れてきた頃に東白川村に入ります。そして、国道256号との交点に出ます。
　道路改良工事が完了すれば、
　かなり快適なドライブウェイになることは間違いないです。
　道の駅を右手に見ながら、立派な橋の手前で旧道に入ります。
　すると、小さな橋を渡ったところで局がありました。
　駐車は困難ですが、いろいろ技を使えば問題なしです。
　もっとも、初心者の持つ「技」で解決できるほどの困難ですがね。
　おっぱら、と読むあたり、なにかをくすぐりますね。

　国道を戻り、道の駅にも立ち寄ります。
　「じゃがいもドーナツ」なかなかうまいですよ。
　「じゃがいもコロッケ」…あとでよくよく考えたら普通でした。
　あ、地場産品コーナーを見ていると、お茶を湯飲みで持ってきてくれます。
　おいしかったですよ〜。
　いろいろ買って出発。
　東白川局は国道から延びる県道６２号沿いにあります。
　駐車スペースは道路沿いにやけにたくさんあります。局のものかは不明ですが。
　つちのこの村で、ま、実際いるのかどうかの生物ですが、
　いろいろ賞金も出るみたいで…。
　いや、本当のことを申しますと、この村に来た最大の理由は、役場の訪問です。
　なんとまぁ、編入合併でもないのに、広報が消滅するんですよね。もらいました。