春過ぎて 夏来るらし 諏訪湖一周
決行日 訪問局店数 天気 交通手段 スタート地 ゴール地
6月30日(木) 20 晴れ ケッタ 下諏訪大門局 下諏訪局
 松本平に王手をかけ、「丸一日休み、なんて日ももうないのでは」とふと思う。
 そんな折に思いついたのが「SUWA」。
 中央線で数十分。遠くない、金かからない、行くしかない!
  
 松本駅→(篠ノ井線・中央線)→下諏訪駅   
1st 下諏訪大門 しもすわだいもん 長野県諏訪郡下諏訪町大門東

 松本駅を8時過ぎに出る快速「(先行)みすず」に乗車。
 先行みすずは上諏訪行き、続行みすずは飯田行きです。
 30分ほどで下諏訪駅到着、レンタサイクルを借ります(JRバス関東営業所で借りられます)。
 諏訪のレンタサイクル事情なんですが、実は上諏訪の有名なA社より、下諏訪のJRの方が安く借りられることが前日に判明。
 電車代も松本から下諏訪と上諏訪では約100円違うので、これは得だと下諏訪に決定したわけです。

 諏訪大社の下社を見学し、9時をまわったところで下諏訪大門局へ。
 とここで、旅行貯金史上最悪な事態が発生してしまいました。
 風景印帳(スケッチブックを利用)の下部が雨に濡れて(?)しなしなになっているっ!!!
 その後、局員さんの勧めもあり、払戻票などを挟ませていただき、あとは神に祈るばかりです。
 あぁ、諏訪の神様も私に力を貸してくれなかったのでしょうか。

2nd 社簡易郵便局 やしろ 長野県諏訪郡下諏訪町社
 写真は後日撮影

 大門局から西に進み、住宅街の中にあるのがこの局です。
 簡易郵便局の匂いが漂います。少し高台になっています。
 しかしまぁ、このどんよりとした雲。昨夜からの雨で空気はきれいなんですが…。
 降ってはいないんですがね。

3rd 長地郵便局 おさち 長野県岡谷市長地源

 国道20号に出てさらに西進。
 国道沿いにはヤマダ電機などの量販店が目立ちます。
 西に向かって国道右手にある長地局です。
 ちなみにここから岡谷市です。
 ゴム印にもあるとおり、この辺りの諏訪湖ではうなぎが捕れるのか養殖しているのか…です。

4th 岡谷小萩簡易郵便局 おかやこはぎ 長野県岡谷市長地小萩

 実にわかりづらかったのがこの局。
 地図ではこの辺、と目標を持って進んだんですが、アップルランド付近で右往左往。
 とうとうわからなくなって市民生協(?)の直売所に駆け込み道を聞きます…もわからず。
 来た道を戻ったり斜めに進んだり登ったり下ったり、で10分くらい経って「あった〜」。
 目の前に輝く「〒」マークが飛び込んできたときの感動、味わっておられる方も多いのでは?!

5th 岡谷上ノ原郵便局 おかやうえのはら 長野県岡谷市今井上ノ原
 写真は後日撮影

 立地の説明がつかない壮絶な局です。
 大社の神々が味方してくださったのか、空は一面晴れ上がり、
 山々の緑とのコントラストが美しくなりました。
 見下ろすと諏訪湖が一望できる高台。
 小萩局からはかなり登りました。
 諏訪北湖畔では大型車の都市中心地通過量と渋滞解消のため、
 山の手に新しいバイパスが次々に建設されています。
 上ノ原局付近にも最近開通したと思われる国道20号のバイパスが通っていますが、
 甲府方面への車は旧道に合流するので…。

 このバイパスはこの先で国道142号バイパスと合流し、和田峠経由で上田や佐久方面への抜け道として利用できます。
 そちらへ抜ける大型車が多い印象を受けました。
 それと…和田峠の有料はいつ無料化されるんだろう?!
 越美国境の油坂峠は05年10月に早くも無料化なんだけど…。

6th 岡谷今井郵便局 おかやいまい 長野県岡谷市神明町
 写真提供:Doctor

 国道20号今井交差点付近にありますが、国道には面していません。
 それにしても20号は通行量が多い!
 交差点の東側で南北方向への横断歩道がなく、
 歩道橋もスロープがないため、交差点の二段階渡航に時間がかかりました。
 ちなみにこの交差点から北へ向かうと上ノ原の集落に出られます。

 この局のゴム印は宝。「太鼓のまち」のフレーズがあります。

7th 岡谷郷田郵便局 おかやごうだ 長野県岡谷市郷田
 写真は後日撮影

 今井局から市街地の方角へ南下した道沿いにあります。
 付近には岡谷工業高校などがあり、だんだん本格的な市街地になってきました。
 いや、もともと岡谷はそれほど都会っぽくはないんですがね。
 とはいっても平均的な都市より、密な集落を形成していると思います。
 局舎はなんとなく昔ながらな感じ。
 最近新しい局舎に建替えられている郵便局が多いだけに、
 こういった感じの局も貴重なんじゃないかと思います。

8th 岡谷東銀座郵便局 おかやひがしぎんざ 長野県岡谷市東銀座

 この局はさきほど訪問した長地局から県道14号を南下していればすぐに到達できた局です。
 しかし、地図で山の手に妙に多く「〒」マークが描かれていたために、小萩や上ノ原を経由してきたんですがね。
 風景印がかわいらしく「太鼓」の形をしています。でも押しにくそう…。
 描かれている「イルフ童画館」というのは、岡谷市の中心地にある美術館のような施設です。

9th 岡谷若宮簡易郵便局 おかやわかみや 長野県岡谷市田中町

 山下町や中央町、銀座局はかつて訪問しているため今回はこちらへ回ります。
 若宮簡易局、こちらは中央線に揺られていると見下ろすことができます。
 局があることを知らなければ見つけられるのもんではないんですが、訪問して以来見下ろす癖が…。
 高架になっている中央線をくぐり、諏訪湖畔側にある局です。
 なんだか不思議な局だな〜、と思ってしまうのは何でだか?!
 局舎がなんとなく不安定な感じがして、でも簡易局の自分を吸い込むようなオーラ。
 とりあえず貯金。
 電車が通らない限りは静かなロケーションです。

10th 岡谷郵便局 おかや 長野県岡谷市本町
 写真提供:Doctor

 岡谷市の局密度もなかなかのものだと思います。
 人口的には適切な分布だとは思うんですが、なにせ諏訪湖畔に拓けている分、
 人口の偏りがあるんですかね。
 この現象は諏訪市でもいえます。
 岡谷は見事な「結合都市」です。
 市を見下ろすように高くを長野道と中央道が跨ぎ、中央線が塩嶺トンネルから抜ける。
 そのどちらもが岡谷でジャンクションを形成している、不思議な都市です。

11th 三沢郵便局 みさわ 長野県岡谷市川岸上
 写真提供:Doctor

 長野道をくぐり(といってもかなり高くを通るためその感覚はないが)、
 中央線塩嶺トンネル入口付近にある局です。
 そのためか、風景印に描かれているのは「あずさ」です(おそらく)。
 風景印のあずさは新型に置き換えないのかな?!
 この局では少し不安になる発言が。
 「局長、ゴム印は禁止ですよね?」
 まさか…?!。
 「いやいや、だめなのは主務者印だけ」
 となんか局員さんは不服そうな顔をしておられましたが…。
 どうかゴム印禁止にだけはするなよ…。
 そう思いつつ、いつもどの局でも元気にお礼を言うようにしています。

 ゴム印禁止になったら解約してやるもん。


写真提供:Doctor
岡谷市の象徴的光景、長野道岡谷高架橋を見上げる。
  
12th 諏訪角間郵便局 すわかくま 長野県諏訪市元町

 諏訪湖西南畔の天竜町、湊、湖南、豊田などはかつて回っているため、今回は湖をサイクリングしながら、諏訪まで一気に飛ばします。
 そして来たのがこの局。
 ゴム印には「島木赤彦生誕地」とあったのですが、誰かわからず調べてみました。
 …と、『信州出身の小学校教員で…』お、教育関係なのか!じゃぁ知らなきゃだな。
 『斉藤茂吉らとアララギ派云々』へぇ、国語関係は知ってなくちゃ!!

13th 諏訪郵便局 すわ 長野県諏訪市諏訪

 諏訪市の中心、諏訪郵便局にやってきました。
 局番11005。若い。
 国道20号からは一歩引っ込んだ感じです。
 ゴム印は「想い出を集めて」です
 道路工事をしていました。

14th 諏訪大手郵便局 すわおおて 長野県諏訪市大手

 諏訪市の中心地に近い局です。
 市役所は高島城近くの駅からは離れた場所にあります。市街地は上諏訪駅付近です。
 この局の風景印には高島場と市花のニッコウキスゲが描かれています。
 またゴム印は「信州上諏訪」の文字入りです。

15th 諏訪湖柳郵便局 すわこやなぎ 長野県諏訪市湖岸通り

 諏訪湖畔に近い局です。
 上諏訪温泉の旅館が立ち並ぶ地区にあります。
 風景印には先述のシルクエンペラーが建設した温泉保養厚生施設「片倉館」や間欠泉が描かれています。
 上諏訪温泉の間欠泉は20メートルを吹き上げ、日本一の規模だそうです。
 ゴム印の「湖の辺り」は「みずうみのほとり」と読むんだと教えていただいたんですが…ひらがなの方が雰囲気出るなぁ。

16th 諏訪湯之脇郵便局 すわゆのわき 長野県諏訪市湯の脇

 電車が来るとたちまち大混雑する上諏訪駅西の踏切を渡り、山の手を上って行きます。
 すると…細い路地のようなところに郵便局入口の看板があります。
 なかなか迷いますが、今回は曲がった角が正解でした。
 ここからは国道へ戻り、下諏訪を目指します。

17th 諏訪大和郵便局 すわおわ 長野県諏訪市湖岸通り

 なかなかイキな読み方をさせますねぇ。
 国道20号の細い歩道をトラックに巻かれそうになりながら西へ西へと進んできました。
 この局は諏訪市と下諏訪町の境に位置し、市街地からはだいぶ遠ざかった印象を受けます。
 ときどき中央線を列車が通過していきます。
 風景印がかりんの形をしている変形印ですが、江戸時代のかりん生産に由来するそうです。
 いやぁ、足がもういい加減痛くなってきたぞ…。
 でも空気はさわやか。

18th 高木簡易郵便局 たかき 長野県諏訪郡下諏訪町高木
 写真は後日撮影

 20号から山の手へ上ります。
 藤ノ木、という交差点から坂を上り、線路を渡ってどんどん…。
 なかなか郵便局らしき建物がありません。
 狭い路地を行ったり来たりしてやっとのことで見つけたのがこの局。
 貯金も大変丁寧に受け付けてくださったのですが、
 おじいちゃんがテレビをがんばって移動させています。
 おばあちゃん監修のもとで。
 ふたりがかりでも大変そうで、「手伝いましょうか」ともうちょっとで言うところでしたよ。

19th 下諏訪西浜町郵便局 しもすわにしはまちょう 長野県諏訪郡下諏訪町西浜町
 写真は後日撮影

 国道20号を西に進みます。
 途中の陸橋で歩道がなくなっていたので脇の道を進んでみたり…
 また住宅街に戻ってきました。
 急な坂を自転車を押しながら上って国道に復帰。
 郵便局は局舎が少し引っ込んでいて、
 あのでかい看板がなければ普通の民家のようないでたちです。
 ちょうど局を出たところで集金車が局の前に止まり、
 駐車の仕方では出入庫が大変そうです。
 自転車ならではのメリットが発揮されますね。
 いよいよ諏訪湖畔も残すは1局!!

20th 下諏訪郵便局 しもすわ 長野県諏訪郡下諏訪町栄町

 下諏訪駅西にあり、電車の窓からも見えます。
 休日や通過電車から見てしまうと悔しい思いをするパターンの局です。
 ゴム印が強烈!3種類+文字のみも押していただいたので25円ずつの入金。
 しかも、
 「インクは赤と黒、どちらにいたしましょうか?」
 「あ、せっかくですので(?)赤にしてくだださい」
 「かしこまりました」
 なんてはじめてのサービスじゃないですか!!
 しかも現在高にかかってしまうくらい威勢のいい横長のゴム印!
 今後の通達次第でどうなることやら…。
 思い出の局となりました。

 下諏訪駅→(中央線・篠ノ井線)→松本駅   
 その後「遊泉ハウス児湯」という温泉浴場で汗を流し、電車に乗って帰松。
 駅前から自動車学校の送迎バスに乗り込みその足で学科を受講。
 夜は飲み会をし、ハードな一日は日付が変わっても続いたのでした。
 次は何湖かな(笑)。
  

 

 

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